ロードバイクと筋トレ ~基本的な筋トレのお話し~
ご要望の多かった筋トレネタ第1段です。
ボリュームがものすごくなってしまいそうなので数回に分けての記事作成の予定です。
筋肉の分野といえば現在でも解明されていないこともものすごく多い分野です。
ワタクシ自身1番筋トレに励んだのは 10年ほど前のことです。
その時は正しいと疑わなかったことに対しても、現在では各所より異論が唱えられるようになっていることも少なくはないです。
どれが”正しい”、どれが”正しくない”ということではありません。
知識として”こんなお話があるよっ”そんな基本的なことをまとめてみようと思います。
ということで今回は筋トレネタ第1段として最も基本的な筋肉のお話しです。
▶筋トレとは
筋肉トレーニング?筋力トレーニング?
どちらの意味もあるようですが、目的に合わせて筋肉を発達させることの総称としてこう呼ばれることが多いようです。
筋トレとは負荷をかけることで筋繊維に傷をつける、そしてそれを回復させることで傷つく前よりもより強靭なものになっていくというのはとても有名な話です。
しかし筋肉をただただ傷つければより強いものになるかというと一概にそうではないということです。
例えばぶつける→あざや肉離れ等これで筋肉がつくということではありません。
また一昔前に結構流行った(?)加圧トレーニングだと筋繊維を傷付けるというよりも疲労物質を早くため、結果成長ホルモンの分泌を促す、そんな効果を狙っているということです。
これでも筋肥大の狙えるということなので一概に傷をつければいいということでもなさそうです。
しかし成長ホルモンだけで筋肥大ができるかというとそうではないでしょう、成長ホルモンだけでムキムキになれたら分泌の多い子どもたちはみんなムキムキなはずです。
この辺もまだまだ解明されていないところが多いようですが、基本的に
”人間は負荷に対して必要な筋肉・筋力がついていくる”
という結果論があるということです。
筋トレの本質とは負荷がかかることでその負荷に対応するために時間をかけて体が変わっていくというものです。
ということは筋トレは個人差はありますが、一定以上の負荷をかけた運動を行うことで何かが体の中で@@@(この辺はまだまだ不明点がおおいですので今回は割愛)が起き、その結果負荷に対応できるようになるために筋肉量が増えたり、筋力が上がったりする。こう考えるのがシンプルでいいと思います。
また筋トレというとゴリゴリのマッチョメンを想像する方が多いと思いますが、筋肥大をさせることだけが筋トレではありません。
筋持久力を上げるということも立派な筋トレということです。
▶筋肉と遺伝子
有名なところで言うと速筋と遅筋の割合は遺伝的に決まっているということです。
※速筋(白筋):瞬発力に優れた筋肉
→海底でじっと獲物を待つ、瞬間的に「パクっ」と、ヒラメは白身のお魚です。
遅筋(赤筋):持久力に優れた筋肉
→泳ぎ続けなければ死んでしまうマグロは赤身のお魚です。
生まれながらにして速筋と遅筋の割合が決まっているということはある程度の脚質が決まっているということです。
(体が大きくて筋肉質なスプリンターはわかりやすいですし、軽量で細身なクライマーなど。)
これと筋繊維の本数も遺伝的に決まっていると言います。
遺伝子で決まっているものは他にも身長なんかは遺伝子レベルである程度決まってきます。
遺伝子レベルで決まっている身長160cmをトレーニングで200cmに上げることはとても現実的とはいえません。
~少々脱線~
遺伝子レベルで決まっていることとすると、個としての遺伝子レベル、種としての遺伝子レベルもあります。人間はシロナガスクジラのように数十メートルにも体長がなることはできませんし、ハツカネズミのような小さくなることはできません。これが種(人間)としての遺伝子レベルのお話しです。
個としての遺伝子レベルとすると、藤木くんとジャイアンは少し違う遺伝子を持っているということです。(この辺のお話しはとっても面白いですが、書き始めると止まらなくなりそうなのでここらへんで。。)
お話しを戻します。筋肉に関しては身長(骨格)よりも現実的です。
では筋繊維の本数は決まっている、そこで筋肉量を上げるためにはどうするかというと、筋繊維一本一本を太く強くするということです。
これによって筋肥大を起こすことはできるので、ある程度の筋肥大は健康な体があれば望むことはできます。
クライマー遺伝子を持つの方がスプリンターになることは並々ならぬ努力が必要になりますが、オールラウンダーを目指すことはスプリンターよりも現実的ということです。
もっというとマラソン選手からウエイトリフティングの選手になるとは少し大変そう、こんなイメージです。
こういったところはトレーニング次第ですが、何を目指してどこを伸ばしていくか、これもプロレベルのパフォーマンスを目指すと難しいとは思いますが、趣味で楽しむ程度にはある程度許容範囲があるのではないかと思います。
▶筋トレにおける大切なこと
①筋肉に十分な負荷をかけるということ
先日もチラッと3本ローラーのお話しででましたが、オールアウトを目指すということです。
上の方でも書きましたが、負荷に対応できる筋肉を作り上げる(筋量の増大や筋力の向上)ことが大切です。
十分でない負荷では対応どころではない、ということです。
オーバーロードの原則とマンネリ化の防止
※オーバーロード:過負荷の原則
負荷に対して筋肉は成長し、毎回同じ刺激では負荷が足りなくなってしまいます。
そこで負荷を徐々に上げていく必要があるということです。
(重量・回数の増加、インターバルの短縮等)
長期間に渡って同じトレーニングでは効果がだんだんと薄くなってきてしまうのは想像しやすいと思います。
種目を少し変えたり、セット数を変えたり、と言った工夫をすることで筋肉への負荷のマンネリ化を防ぐということです。
②筋肉を成長させる秘訣は栄養
人間は夢や希望だけで十分な栄養が取れているということではありません。
しっかりとバランスの取れた食生活を心がけるということです。
傷ついた体を直すためには栄養はとても大切です。
タンパク質はもちろんのこと、炭水化物やビタミン・ミネラルも体の修復には大切な要素です。
適切な栄養を摂取するということは体の修復だけではなくて、風邪を引きにくい体を作ったり、体のバランスを整えること等にも役に立ちます。
トレーニングの日に風邪を引いてトレーニングができない。これも立派なマイナス要素になります。
何をどのくらい(例えばタンパク質を1kg辺り2~3gとか1kg辺り1g~2gとか)この辺は諸説あります。
体(筋肉)を大きくしたいのであれば多少脂肪がついたとしてもがっちり食べて脂肪ごと筋肉をつける、その後脂肪を減らす、という方法を取ることも多いようです。
しかし重量分しっかりとアドバンテージとなるロードバイクでは無理に体重を増やすことを考えるよりも健康的に乗れる程度のバランスの取れた食生活をおすすめいたします。
~お腹の弱さと筋トレ~
少々脱線ですが、お腹の強さと筋肉の付き方にも大きく関係があります。
お腹の強さというか消化管の吸収能力のお話しです。
全く同じ量を食べても太る、太らないはもちろん基礎代謝・運動量等の影響ももちろんのこと消化管の吸収力でも大きく影響が出ます。
筋トレ中のワタクシの経験からすると、特にお腹の弱い方は下利をするほど食べても吸収されている気はしません。特にプロテインなんかで下利をしてしまう場合は折角高価なものを飲んでも、あまり意味がないでしょう。
それならばバランスの取れた食事と少しばかりのBCAAの方がよっぽど効果があった。と言うのはワタクシ自身の体験談であります。
ワタクシ自身限界レベルでのアスリートになりたいわけではありませんし、ロードバイクを健康的に趣味として楽しみたいというところなので無理をして一気に何かをするよりも継続的に行うことで、少しずつベースアップを狙ったり、美味しくご飯を食べれる、こんなコトを大切にしています。
ものすごい体を作り上げた方のお話で何が1番大変だったかと聞くと「食事」こう答える方が結構いました。
食事は美味しくいただくのが肉体的にも健康的にもいいと思うのですが、やはり人並みはずれた体を持っている方は人並み以上の努力をしているということなんでしょう。
③休息
”超回復”こんな言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
筋肉は十分な栄養が体の中にある状態で休息中に回復(発達)します。
”超回復は時代遅れ”とか”48時間~72時間”とかいろいろな諸説ありますが、個人的には考え方としては間違ってはいないと思います。
筋肉痛=筋肉のダメージこれを受けているときに無理をすることは危険だということは有名なお話ですネ。
回復力にもやはり個人差がありますので自分の体調をよく理解した上でトレーニング→休息このメニューを作り上げていくのがいいと思います。
充実した睡眠も回復にはとても大切なことです。
▶筋トレとゴール
筋トレは各競技のパフォーマンス向上の筋肉を育てる(肥大・増強)のための手段として筋トレを使うということです。
例えばウエイトリフティングのような競技でもそれだけを行うわけではなくて、ダンベルやバーベルを使ったトレーニングを取り入れたり、マシンを使ったトレーニングを用いたりして、いろいろな刺激を筋肉に与えて成長させてあげるということです。
しかし大切なことは50kgのバーベルを持ち上がられるようになることではありません。
ベンチで100kgを超えることでもありません。
競技に合わせたゴール(パフォーマンスの向上等)があるはずです。

軍鶏 8巻より
ウエイトでトレーニングで付けた筋肉を競技で使えるようにするためにはとても大切なことがあるということです。(おそらくここも賛否がありそうです。)
筋力トレーニングで付けた筋肉を実際の競技で使えるようにするためには実際の競技における運動を繰り返すこと、これが大切だと言うことです。
筋トレにおける競技のパフォーマンス向上は、特にスプリンターなんかは筋トレによって筋肉量を増やしたり瞬発的な踏む力を上げることで効果が安いというお話しもあるようです。
▶筋トレの種類
今回はかるくですが、最後は筋トレの種類のお話しです。
目的は競技のパフォーマンスの向上と入っても各競技ごとにどういった目的をもってパフォーマンス向上を目指すかというお話しです。
①持久力アップのための筋トレ
②瞬発力アップのための筋トレ
③筋肉量増加のための筋トレ(この目的が一番多いような気がします。)
④筋力向上のための筋トレ
この4つに別れると思います。どれも立派な筋トレです。
フリーウエイトであったりマシンを使ったり自重を利用したりいろいろな方法があります。
似たり寄ったりの部分もありますし、結果でこうなるというところもあります。
Ex,筋肉量が増加したため、筋力が向上した。
個人的な筋トレに対する考えでは、”筋肉を付けるということはものすごく大変なこと”です。
重量増加を考える方もいたり、それを言い訳にしたりとかもありますが、基本的に筋肉はそう簡単には付きませんし、増してはボディビルダーのような鍛え抜かれた体を作り上げるということは、個人差こそありますが、とんでもない努力の証ということです。
ではロードバイクの世界ではムキムキのマッチョメンは速いかと言われると、、、おそらく瞬間的な力は強いのでスプリンターとしてはとても速いと思います。
しかし120km~200km走るとどうだかはわかりません。
競輪選手の肉体とロードレーサーの肉体には違いが出るということです。
重いほうがパワーウエイトレシオ(機材の重さの影響を受けにくい)的に有利というのを何処かで読みましたが、それでも持久力をものすごく要求するロードバイクのお話しでは主に遅筋を鍛えることで巡航速度を上げたり、ベースアップを計れるということです。
いわゆる筋トレというと筋肉量を上げるバルクアップのイメージが強いです。
主に速筋を鍛えることで筋繊維を太くしてバルクをつけていくということです。
(低回数トレーニング等)
それに比べて持久力を要するロードバイクでは遅筋を上手く鍛えたいわけですが、遅筋のトレーニングは速筋のトレーニングより難しい傾向にあります。
持続的にパワーを出し続けるという運動です。
これは有酸素運動がメインになっていますのでロードバイクにおけるトレーニングでは実際に負荷をかけて自転車に乗るということが何より遅筋トレーニングになるということです。
プロの選手はおそらく一般の人よりも多くの時間を自転車の上で過ごしますし、トレーニング時間も長く取っているということは有名なお話です。
まとめると目的に合わせた筋トレが大切ということですネ。
~少し余談~
筋肉をつけて基礎代謝アップ!
そんなことをよく目にしますがこれはちょっと不思議に思います。
摂取カロリー ー 消費カロリー = 体に貯蓄(脂肪)
というのことですが、筋肉が付くことで本当に基礎代謝(消費カロリー)が上がるのかということです。
全体の消費エネルギーの中で基礎代謝は約70%、さらに基礎代謝中の筋肉が担っている割合は全体の20%しかなく、体重にもよりますが、筋肉が1kg増えたとしても基礎代謝アップ量は10~15kcal、、、
筋肉を純粋に1kg増やすのってものすごく大変です。
参考サイト
筋肉が1kg増した時、基礎代謝量は何kcal増すのか?
運動してダイエットになるのって筋肉がついて基礎代謝が上がったからということではなくて、運動により消費カロリーが増える(活動代謝の増加)ということが主だった原因のような気がしてなりませんネ。と、今回は余談ばかりでした(;´∀`)
ということでロードバイクと筋トレ、基本的な筋トレのお話しでした。
ワタクシ自身はガシガシ筋トレはしておりませんが、もちろんガシガシ筋トレをして速くなる方もいるでしょうし、”やっぱり走らないと速くならないやっ!”こんな方もいると思います。
これも合う合わないでしょう。
目標をもってロードバイクに乗ることも、趣味として楽しむために乗る、健康のために乗る、いろいろな目的があっていいと思います。
ロードバイクって素敵な趣味だと思いますヨ。
お金はかかりますが、、、(笑
次回は体幹の方のトレの記事を作成してみようかなぁと考えています。
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ご要望の多かった筋トレネタ第1段です。
ボリュームがものすごくなってしまいそうなので数回に分けての記事作成の予定です。
筋肉の分野といえば現在でも解明されていないこともものすごく多い分野です。
ワタクシ自身1番筋トレに励んだのは 10年ほど前のことです。
その時は正しいと疑わなかったことに対しても、現在では各所より異論が唱えられるようになっていることも少なくはないです。
どれが”正しい”、どれが”正しくない”ということではありません。
知識として”こんなお話があるよっ”そんな基本的なことをまとめてみようと思います。
ということで今回は筋トレネタ第1段として最も基本的な筋肉のお話しです。
▶筋トレとは
筋肉トレーニング?筋力トレーニング?
どちらの意味もあるようですが、目的に合わせて筋肉を発達させることの総称としてこう呼ばれることが多いようです。
筋トレとは負荷をかけることで筋繊維に傷をつける、そしてそれを回復させることで傷つく前よりもより強靭なものになっていくというのはとても有名な話です。
しかし筋肉をただただ傷つければより強いものになるかというと一概にそうではないということです。
例えばぶつける→あざや肉離れ等これで筋肉がつくということではありません。
また一昔前に結構流行った(?)加圧トレーニングだと筋繊維を傷付けるというよりも疲労物質を早くため、結果成長ホルモンの分泌を促す、そんな効果を狙っているということです。
これでも筋肥大の狙えるということなので一概に傷をつければいいということでもなさそうです。
しかし成長ホルモンだけで筋肥大ができるかというとそうではないでしょう、成長ホルモンだけでムキムキになれたら分泌の多い子どもたちはみんなムキムキなはずです。
この辺もまだまだ解明されていないところが多いようですが、基本的に
”人間は負荷に対して必要な筋肉・筋力がついていくる”
という結果論があるということです。
筋トレの本質とは負荷がかかることでその負荷に対応するために時間をかけて体が変わっていくというものです。
ということは筋トレは個人差はありますが、一定以上の負荷をかけた運動を行うことで何かが体の中で@@@(この辺はまだまだ不明点がおおいですので今回は割愛)が起き、その結果負荷に対応できるようになるために筋肉量が増えたり、筋力が上がったりする。こう考えるのがシンプルでいいと思います。
また筋トレというとゴリゴリのマッチョメンを想像する方が多いと思いますが、筋肥大をさせることだけが筋トレではありません。
筋持久力を上げるということも立派な筋トレということです。
▶筋肉と遺伝子
有名なところで言うと速筋と遅筋の割合は遺伝的に決まっているということです。
※速筋(白筋):瞬発力に優れた筋肉
→海底でじっと獲物を待つ、瞬間的に「パクっ」と、ヒラメは白身のお魚です。
遅筋(赤筋):持久力に優れた筋肉
→泳ぎ続けなければ死んでしまうマグロは赤身のお魚です。
生まれながらにして速筋と遅筋の割合が決まっているということはある程度の脚質が決まっているということです。
(体が大きくて筋肉質なスプリンターはわかりやすいですし、軽量で細身なクライマーなど。)
これと筋繊維の本数も遺伝的に決まっていると言います。
遺伝子で決まっているものは他にも身長なんかは遺伝子レベルである程度決まってきます。
遺伝子レベルで決まっている身長160cmをトレーニングで200cmに上げることはとても現実的とはいえません。
~少々脱線~
遺伝子レベルで決まっていることとすると、個としての遺伝子レベル、種としての遺伝子レベルもあります。人間はシロナガスクジラのように数十メートルにも体長がなることはできませんし、ハツカネズミのような小さくなることはできません。これが種(人間)としての遺伝子レベルのお話しです。
個としての遺伝子レベルとすると、藤木くんとジャイアンは少し違う遺伝子を持っているということです。(この辺のお話しはとっても面白いですが、書き始めると止まらなくなりそうなのでここらへんで。。)
お話しを戻します。筋肉に関しては身長(骨格)よりも現実的です。
では筋繊維の本数は決まっている、そこで筋肉量を上げるためにはどうするかというと、筋繊維一本一本を太く強くするということです。
これによって筋肥大を起こすことはできるので、ある程度の筋肥大は健康な体があれば望むことはできます。
クライマー遺伝子を持つの方がスプリンターになることは並々ならぬ努力が必要になりますが、オールラウンダーを目指すことはスプリンターよりも現実的ということです。
もっというとマラソン選手からウエイトリフティングの選手になるとは少し大変そう、こんなイメージです。
こういったところはトレーニング次第ですが、何を目指してどこを伸ばしていくか、これもプロレベルのパフォーマンスを目指すと難しいとは思いますが、趣味で楽しむ程度にはある程度許容範囲があるのではないかと思います。
▶筋トレにおける大切なこと
①筋肉に十分な負荷をかけるということ
先日もチラッと3本ローラーのお話しででましたが、オールアウトを目指すということです。
上の方でも書きましたが、負荷に対応できる筋肉を作り上げる(筋量の増大や筋力の向上)ことが大切です。
十分でない負荷では対応どころではない、ということです。
オーバーロードの原則とマンネリ化の防止
※オーバーロード:過負荷の原則
負荷に対して筋肉は成長し、毎回同じ刺激では負荷が足りなくなってしまいます。
そこで負荷を徐々に上げていく必要があるということです。
(重量・回数の増加、インターバルの短縮等)
長期間に渡って同じトレーニングでは効果がだんだんと薄くなってきてしまうのは想像しやすいと思います。
種目を少し変えたり、セット数を変えたり、と言った工夫をすることで筋肉への負荷のマンネリ化を防ぐということです。
②筋肉を成長させる秘訣は栄養
人間は夢や希望だけで十分な栄養が取れているということではありません。
しっかりとバランスの取れた食生活を心がけるということです。
傷ついた体を直すためには栄養はとても大切です。
タンパク質はもちろんのこと、炭水化物やビタミン・ミネラルも体の修復には大切な要素です。
適切な栄養を摂取するということは体の修復だけではなくて、風邪を引きにくい体を作ったり、体のバランスを整えること等にも役に立ちます。
トレーニングの日に風邪を引いてトレーニングができない。これも立派なマイナス要素になります。
何をどのくらい(例えばタンパク質を1kg辺り2~3gとか1kg辺り1g~2gとか)この辺は諸説あります。
体(筋肉)を大きくしたいのであれば多少脂肪がついたとしてもがっちり食べて脂肪ごと筋肉をつける、その後脂肪を減らす、という方法を取ることも多いようです。
しかし重量分しっかりとアドバンテージとなるロードバイクでは無理に体重を増やすことを考えるよりも健康的に乗れる程度のバランスの取れた食生活をおすすめいたします。
~お腹の弱さと筋トレ~
少々脱線ですが、お腹の強さと筋肉の付き方にも大きく関係があります。
お腹の強さというか消化管の吸収能力のお話しです。
全く同じ量を食べても太る、太らないはもちろん基礎代謝・運動量等の影響ももちろんのこと消化管の吸収力でも大きく影響が出ます。
筋トレ中のワタクシの経験からすると、特にお腹の弱い方は下利をするほど食べても吸収されている気はしません。特にプロテインなんかで下利をしてしまう場合は折角高価なものを飲んでも、あまり意味がないでしょう。
それならばバランスの取れた食事と少しばかりのBCAAの方がよっぽど効果があった。と言うのはワタクシ自身の体験談であります。
ワタクシ自身限界レベルでのアスリートになりたいわけではありませんし、ロードバイクを健康的に趣味として楽しみたいというところなので無理をして一気に何かをするよりも継続的に行うことで、少しずつベースアップを狙ったり、美味しくご飯を食べれる、こんなコトを大切にしています。
ものすごい体を作り上げた方のお話で何が1番大変だったかと聞くと「食事」こう答える方が結構いました。
食事は美味しくいただくのが肉体的にも健康的にもいいと思うのですが、やはり人並みはずれた体を持っている方は人並み以上の努力をしているということなんでしょう。
③休息
”超回復”こんな言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
筋肉は十分な栄養が体の中にある状態で休息中に回復(発達)します。
”超回復は時代遅れ”とか”48時間~72時間”とかいろいろな諸説ありますが、個人的には考え方としては間違ってはいないと思います。
筋肉痛=筋肉のダメージこれを受けているときに無理をすることは危険だということは有名なお話ですネ。
回復力にもやはり個人差がありますので自分の体調をよく理解した上でトレーニング→休息このメニューを作り上げていくのがいいと思います。
充実した睡眠も回復にはとても大切なことです。
▶筋トレとゴール
筋トレは各競技のパフォーマンス向上の筋肉を育てる(肥大・増強)のための手段として筋トレを使うということです。
例えばウエイトリフティングのような競技でもそれだけを行うわけではなくて、ダンベルやバーベルを使ったトレーニングを取り入れたり、マシンを使ったトレーニングを用いたりして、いろいろな刺激を筋肉に与えて成長させてあげるということです。
しかし大切なことは50kgのバーベルを持ち上がられるようになることではありません。
ベンチで100kgを超えることでもありません。
競技に合わせたゴール(パフォーマンスの向上等)があるはずです。

軍鶏 8巻より
ウエイトでトレーニングで付けた筋肉を競技で使えるようにするためにはとても大切なことがあるということです。(おそらくここも賛否がありそうです。)
筋力トレーニングで付けた筋肉を実際の競技で使えるようにするためには実際の競技における運動を繰り返すこと、これが大切だと言うことです。
筋トレにおける競技のパフォーマンス向上は、特にスプリンターなんかは筋トレによって筋肉量を増やしたり瞬発的な踏む力を上げることで効果が安いというお話しもあるようです。
▶筋トレの種類
今回はかるくですが、最後は筋トレの種類のお話しです。
目的は競技のパフォーマンスの向上と入っても各競技ごとにどういった目的をもってパフォーマンス向上を目指すかというお話しです。
①持久力アップのための筋トレ
②瞬発力アップのための筋トレ
③筋肉量増加のための筋トレ(この目的が一番多いような気がします。)
④筋力向上のための筋トレ
この4つに別れると思います。どれも立派な筋トレです。
フリーウエイトであったりマシンを使ったり自重を利用したりいろいろな方法があります。
似たり寄ったりの部分もありますし、結果でこうなるというところもあります。
Ex,筋肉量が増加したため、筋力が向上した。
個人的な筋トレに対する考えでは、”筋肉を付けるということはものすごく大変なこと”です。
重量増加を考える方もいたり、それを言い訳にしたりとかもありますが、基本的に筋肉はそう簡単には付きませんし、増してはボディビルダーのような鍛え抜かれた体を作り上げるということは、個人差こそありますが、とんでもない努力の証ということです。
ではロードバイクの世界ではムキムキのマッチョメンは速いかと言われると、、、おそらく瞬間的な力は強いのでスプリンターとしてはとても速いと思います。
しかし120km~200km走るとどうだかはわかりません。
競輪選手の肉体とロードレーサーの肉体には違いが出るということです。
重いほうがパワーウエイトレシオ(機材の重さの影響を受けにくい)的に有利というのを何処かで読みましたが、それでも持久力をものすごく要求するロードバイクのお話しでは主に遅筋を鍛えることで巡航速度を上げたり、ベースアップを計れるということです。
いわゆる筋トレというと筋肉量を上げるバルクアップのイメージが強いです。
主に速筋を鍛えることで筋繊維を太くしてバルクをつけていくということです。
(低回数トレーニング等)
それに比べて持久力を要するロードバイクでは遅筋を上手く鍛えたいわけですが、遅筋のトレーニングは速筋のトレーニングより難しい傾向にあります。
持続的にパワーを出し続けるという運動です。
これは有酸素運動がメインになっていますのでロードバイクにおけるトレーニングでは実際に負荷をかけて自転車に乗るということが何より遅筋トレーニングになるということです。
プロの選手はおそらく一般の人よりも多くの時間を自転車の上で過ごしますし、トレーニング時間も長く取っているということは有名なお話です。
まとめると目的に合わせた筋トレが大切ということですネ。
~少し余談~
筋肉をつけて基礎代謝アップ!
そんなことをよく目にしますがこれはちょっと不思議に思います。
摂取カロリー ー 消費カロリー = 体に貯蓄(脂肪)
というのことですが、筋肉が付くことで本当に基礎代謝(消費カロリー)が上がるのかということです。
全体の消費エネルギーの中で基礎代謝は約70%、さらに基礎代謝中の筋肉が担っている割合は全体の20%しかなく、体重にもよりますが、筋肉が1kg増えたとしても基礎代謝アップ量は10~15kcal、、、
筋肉を純粋に1kg増やすのってものすごく大変です。
参考サイト
筋肉が1kg増した時、基礎代謝量は何kcal増すのか?
運動してダイエットになるのって筋肉がついて基礎代謝が上がったからということではなくて、運動により消費カロリーが増える(活動代謝の増加)ということが主だった原因のような気がしてなりませんネ。と、今回は余談ばかりでした(;´∀`)
ということでロードバイクと筋トレ、基本的な筋トレのお話しでした。
ワタクシ自身はガシガシ筋トレはしておりませんが、もちろんガシガシ筋トレをして速くなる方もいるでしょうし、”やっぱり走らないと速くならないやっ!”こんな方もいると思います。
これも合う合わないでしょう。
目標をもってロードバイクに乗ることも、趣味として楽しむために乗る、健康のために乗る、いろいろな目的があっていいと思います。
ロードバイクって素敵な趣味だと思いますヨ。
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