意外とキツイ!? 11速のリアホイール脱着方法 逆Ver


最近よく質問を受けることがあります。
「11速ホイールの脱着ってなんか硬くないですか?」
「あんまりうまくいかないんだけど・・・。」
リアエンド幅は変わらないのにフリーボディーは広がる一方です。
確かに9速や10速と比べて多少キツイところはあると思います。
11速しか脱着したことがない方が9速の脱着をするとびっくりすると思います。

上下が逆にならなければ意外と動画なんかもよくみかけますが、逆さまの脱着方法って意外とみかけません。しかし外出先でのパンク、輪行、車載等、結構逆さまでの脱着する機会ってあります。

ということで今回は逆さまでもキレイに入れる、11速ホイールの脱着方法のご紹介です。


▶下準備

ロードバイクの車体をひっくり返せるようにします。
車体をひっくり返したときに設置するポイントはポジション等にも撚って多少の差はありますが、大体ブラケット頂点+サドルの3点支持になります。

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ハンドル周りのサイコン、ライト、ベル等ハンドル周りにくっついているものたちを取り外します。
コントロールレバー×2+サドルだと3点指示で安定しますが、ハンドルバーにくっついているものがあると不安定になります。また不安定になるだけではなく、場合によってはステーが折れたり、精密機器の破損にもつながりますのでできるだけフラット部についているものは外してしまった方が良いでしょう。
これは自分の自転車の装備がなにを外せば問題なくひっくり返せるのか、これをしっかりと確認しておくのがいいと思います。

ちなみにワタクシのハンドル周りはサイコンステーが前にせり出していてサイコンを付けたままだと完全に鑑賞してしまいます。ですのでひっくり返す際は必ずサイコンを外します。
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▶いよいよ後輪を外す前に・・・

後輪を実際に外す前の段階のお約束です。
これは上下が逆さまではなくても同様ですが、
①インナー&トップ(前後最小ギア)にする
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※ディレイラーのテンションを落としておくということです。

②ブレーキのリリースレバーを開けておく
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これは逆さまではなくても同じですが、お忘れなく。

ブレーキはセッティングにもよりますが、ビットリア23cはリリースしなくても外せます。
25cはちょっときつかったです。

実際の所、逆さまではめるのであればアウターだろうがインナーだろうが、あまりにもリアディレイラーが張りすぎていなければはめることは可能ですが、教科書的にはインナー&トップということです。

逆さまにしてしまうと右と左がいつもわけわからなくなってしまうのはワタクシだけでしょうか(笑
逆さまの状態でどっちのレバーを操作すればいいか悩んだ時は、”リアはドライブ側(ギアの付いている方)、フロントはなんにも付いていない方”とおぼえておくといいと思いますよ。


▶ホイールを外す。


リアはフロントと違ってエンド部に爪がありません。
クイックを緩めるだけでOKなフレームが多いと思います。
(というかリアの爪付きは見たことがありません。。。)

ですのでまずは通常通りクイックの開放です。
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パカっと開けたらリアホイールを持ち上げるのですが、ココで大切なのはディレイラーを少し動かしてあげるということです。

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こう持って、、、

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親指でディレイラーの下部(上画像の親指の部分)を後ろ方向に倒してあげます。

後ろに倒してあげるだけでホイールが一段回浮かび上がる、エンド部からちょっとだけ外れます。

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※クイックがあると見にくいのでクイックなしの状態です。

ディレイラーを離さないまま後輪を引き上げてチェーンをずらしてあげればリアホイールは外れます。

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▶リアホイールの取り付け

基本的に逆の手順で行います。

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チェーンをかけて、トップ位置に合わせます。

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こうですね。

この状態からディレイラーを少し動かしてあげます。

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※画像はインナートップではありませんが、本当はインナートップで行なったほうがいいです。

取り外しと同じように親指で後方にスライドさせるのと一緒に、残りの指でプーリー部を押しあげます。

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チェーンを直接触るのではなくて、プーリーケージを押し上げれば手は汚れません。
これはやってもやらなくてもどちらでもいいいのですが、チェーンとギアが上手く噛み合わないときなかにやってみると意外と噛み合いがよくなるかもです。

するとカタンと第一段階入ります。
(ガイドプーリー部を超えます。)

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まだ完全にはいったわけではありません。

この状態まで入ったところで、リアタイヤを押し下げながら後ろにひいてあげます。

クイックなしの画像です。

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この途中まではまった状態から、、、

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最後までハマるまで下げながら後方に引っ張るます。


▶11速リアホイールのハマりにくさの原因は?


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まさにこの瞬間です。
これは一番付け外しで抵抗の出る瞬間です。

タイヤはシートチューブギリギリ、ハブ軸、テンションプーリー、ガイドプーリーが一直線に並びます。

ガイドプーリーとリアカセットの歯が横並びになるときがポイントです。
ココをディレイラーを動かしてあげることでスムーズに超えることができれば付け外しはすんなり行きます。

最近のはやりとして、25cや28c太めのタイヤを使用することでタイヤ外周は大きくなり、シートチューブとのクリアランスが減る。こんなこともホイールの付け外しのしにくさの原因ということも考えられます。

ともあれディレイラーの構造、動きを理解するということでリアホイールの付け外しがスムーズに行くようになると思います。

ということで今回は11速リアホイールの脱着方法 逆Verのご紹介でした。
・・・慣れの問題もあるかもしれないのですが、個人的には逆さまのほうがやりやすいと思ってしまいます。
エンドがきちんとハマっていないということは非常に危ないのですので、自分のやりやすい方法で確実にはめる、そんなことが大切だと思いますヨ。

最後はクイックを締める前にタイヤをコンコン叩いてしっかりとエンド部にハマっているかを確認してからクイックを締めます。



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