11速 新型のFDと旧型FD チェーン落ちは問題外ゾ!
前回のチェーン落ちネタからです。
まぁ結果から言うと互換性はあります。
あるはあるのですが、、、
マジカヨッてことです。
FDは”そこら辺に転がっていればいいなぁ・・・”な~んては思っていたのですが、、、ネ。ないもんですヨ(笑
ということで冒頭からなんやら悩みすぎて少々迷走気味ではありますが、昨日の続きです。
※あくまでも今回のお話は新型のFDが悪いものということではありません。
以下文言の説明は下記の画像をご参照ください。

※左からインナーギア→アウターギアです。
▶新型FDセッティングさえ出ていれば本当にチェーン落ちはしないのか?
結論から・・・
チェーンは落ちます。落とせてしました。
悪い政治家のような文言ですが、、、(笑
全くもって個人的な見解ではございますが、そもそも論として”落とすことができる”ということ自体ちょっと問題があると考えてしまいます。
担当者の話では「きちんとしたレバー操作をしないことが間違い。」ということではありましたが、
(ウン、まぁたしかにネ、、、でもネ、でもデスヨ。。。)
・200㎞のブルベ・ロングライドの最後の方
・路面が荒れている所
・レース等の混戦状況
等など
ロードバイクってレース機材でしょ、、、
こういった状況下でも”100%人間側にミスが起きないのか?”ということです。
そしてミスが一度起きれば結構な確率でチェーンが落ちる。
これでいいのかと考えていまいます。。。
今回のチェーン落ちの状況はインナー側の調整(ロー調整ボルト)は関係ありません。
チェーンがイン側に落ちる瞬間はディレイラーがトップートリムまであがりきっていない状況でインナー側へとチェーンが落ちるからですネ。
そもそもロー側の調整はインナーローでの限界値の設定+α、今回のチェーン落ちの瞬間の位置からすると全くインナー側のボルトに触れることのない状態です。
チェーン落ちは致命的です。
フレームに傷が入ってしまったり、場合によっては落車になる時もあります。
メカニックは絶対にチェーンを落とさないためのセッティングを強いられるわけです。
それは変速操作後にクランクを逆回転にしたりとんでもないことをしてしまえばどうなるかはわかりませんが、クランク正転で正しいはずのレバー操作がものすごく少量足りなかっただけでチェーンが落ちるようではちょっとあまりにも。。。
(正しくないレバー操作もクランク逆回転も程度問題で対して変わらん、どちらもダメの動作といえばダメな動作ですが。。。まぁこの辺はここに捉え方に差はあると思いますm(_ _)m)
これがです。
例えば旧型のFDから同じような状況でチェーン落ちが発生するとすればこれは不本意ながら仕方がないと考えざるをえないのかもしれません。
しかしです。
旧型は、、、意図的にでも落とすことが難しいんです。
ってか落とそうとしてもそうそう落ちるもんではないんですヨ。
アッタマに来て先日丸裸にしたフレームに全部コンポを組んで調整したばかりではありますが、またFDを旧型に交換しましたヨ(;´∀`)
チェーンはピンがヤヴァイ事になっています(笑 ツギハギヤネン…
あまりにもピンだらけなので今回はコネクトリンクを使いました。
ダメなら再利用でもしてやろうかと、、、←モチロンダメですヨ(;・∀・)
新型であんだけ意図も簡単に落とせていたチェーンも新型DURAのフロントディレイラーから旧型の105のフロントディレイラー(5800)に交換後は落とせなくなりました。
それでもスッゲェガンバレば落とせないこともないですが、超激減です。
旧型の105ロングプルアームの5800モデルで頑張って落とそう落とそうと何度も何度もやってようやく1回、、、落とす事ができた。。。というのが実験結果です。
それだってガッチャンガッちゃん言わせながら何回もクランクを回して、、、やっとこさです。
普通に走行中であれば変速時にガチャガチャ言ってたら止めることができますよネ。。。
なんでこんな事が起きているのかというと、おそらく前回記載した推測をもう少し詳しく考えてみます。
▶新旧フロントディレイラー比較
FD-R9100と手元にあったのがFD-5800でしたのでこちらの2種の比較になります。
まずは実測値を見てみます。
※実測値は片手で撮影しながら行いましたのでずれはありますが、要は新旧では全く同じ幅、設計ではないということです。
チェーンガイドプレート内側

FD-5800:8.7mm
FD-R9100:10.5mm
チェーンガイドプレート内側(スキッドプレート位置)

FD-5800:10.9mm
FD-R9100:11.5mm
おまけ~外側~

FD-5800:16.8mm
FD-R9100:18.9mm
注)105とDURAで差がある可能性もゼロではありません。
明日6800が届くので到着し次第計測、これでもし9100と同じぐらい広ければ本記事を編集させていただきますm(_ _)m
そうなんです。
見た目で広いなぁ、とは思っていたんですが、新型フロントディレイラーのほうがチェーンガイドプレートが広いってわけです。
狭ければセッティングはシビアになりますが、変速時の左右の動きは最大限に減らせるはずです。
この僅かな広さがポイントなのかはまだまだ不明です。。
▶新旧クランク考察
新型のクランクはギア歯間の距離が増えています。
インナーの歯がより内側にセットされているとのことです。
短いチェーンステーにも対応するためのシマノの策です。
シマノテクニカルセミナーの資料より。
FD側の問題としてみるとインナー側にもっと寄れないというところもあると思います。
おそらくFD-R9100のほうが旧型よりもインナー側へ寄れる設計になっている可能性(可動域の拡大)。

これとガイドプレートが広くなることで更に内側に入ったインナーの歯、インナー側への対応をしているのではないか、(チェーンガイドプレートの拡張)

ということです。
拡張は実測結果からでもわかるように確実に起きています。
可動域はよくわかりませんorz
あくまでも推測ということで。。。
インナー側への限界値が従来品を超えるためにチェーンガイドプレートを広くしているとすると左右へスペースがコンマ数mm空いてしまうことで、アウターギアに乗り切らずに引掛け歯から脱落します。そして脱落の際にチェーンが左右へ暴れながら勢い良く戻ることで、インナー側を飛び越えてしまうことが考えられます。
(通常のレバー操作では起こりえませんが、レバー操作が不十分だった場合におこるチェーン落ちの原因の一つ)
これは新型のクランクで従来品よりもインナー側がフレーム側へ歯の位置が移動しているとなると防止できる可能性はあります。

しかしギア歯間が狭い旧型のクランクで、新型のクランクを想定して作られているものを使うとすると、、、
新型クランクよりも旧型のほうがインナーがアウター側によっていたとしたら、
引掛け歯から落ちる際に”(新型FCでは)あるべき位置”よりも(旧型FCは)歯がアウター側にくるわけですので、想定を超えてしまいチェーン落ちが発生するのでは?ということです。
▶本当の互換性とは?
ワタクシ自身もいちユーザーであります。
実際に取り付けて、自分で乗って、走って、楽しんで(笑、いろいろ行なっていますヨ。
自転車に乗ることは楽しいですからネ(・∀・)b!!!
実際に自転車に乗る側の人間からすると、
・引きは若干軽く、アジャスターは不要だがチェーンを容易に落とすことができる新型FD
・引きはわずかに重いし、アジャスターを噛ませないと調整もできない。
しかしチェーンを落とすことが意識的にやっても難しい旧型FD
どっちがいいかってことです。
引きの違いは微々たるものです。
軽いことは確実に軽いですが、105とDURAだってそこまで大きな違いはありません。
それだけ5800、6800、9000この時代のコンポーネントはものすごい完成度だったと今になって再度痛感しております。
メチャクチャ良かったんですヨ。
シマノが満を持して発売したフロントディレイラー、
アルテはR8000が出ましたが、105グレードでFDだけ先行ですヨ。。。
それだけの自信作が、これかと少々不満気味であります。。
105グレードに至っては他のコンポーネントはまだ発売されていませんので、旧型に組み付けての使用を前提ということでしょう。
それとも5801だけは落ちにくいということは考えづらいです。。。
おそらくR9100と同じ設計であれば同様のチェーン落ちが起こり得るはずです。
全くもって個人的な意見ではありますが、”互換性あり”とするには、
セッティングも完璧、操作も完璧なときだけにOKとなるとちょっとむずかしい場面もあるのでは?と考えてしまいます。
互換性ありと表示をするからには従来品よりも高性能であること、これが大切なことだと思います。
(なにを持って高性能ということはモチロン個人差があるとは思います。)
引きがチョット軽い、調整が楽、ということだけではなく、確実にチェーンを落とさないための策、ワタクシはこれが何よりも大切なことだと思います。そもそも旧11速では落ちることはなかったわけです。
ましてやフロントディレイラーを新型DURAに変えたらチェーン落ちをするようになったではお話になりません。
なにが原因なのかはまだわかりません。
おそらく原因は一つではないかもしれません。
ということは結果論にはなってしまいますが
旧型11Sコンポ+新型11S用FD
この組み合わせはチェーン落ちを意図的に起こすことができる。
→チェーンが落ちる可能性が高い。
旧型11Sコンポ+旧型11S用FD
この組み合わせはチェーンを落とすことが難しい
→チェーンが至極落ちにくい
こうなってしまいます。
ロングプルアームのFD、完売御礼する前に何個か入れとこうかと思う始末ですヨ(;´д`)トホホ…
9000直付はもう終了だそうで、6800で在庫確保せねば、、、
ヤッパ”新型なんて手を出すもんじゃぁねぇなぁ・・・”な~んて考えておりますが、、、
コンポってフレームとの相性ももちろんあります。シマノを始めとするコンポメーカーはそこはものすごく大変だと思いますヨ。。。
フレームは生き物のようなものです。
ゼリウスと合わなかっただけなのかもしませんし、他のフレームではどう出るかは不明です。
まだまだ絶対数が少ないので(;・∀・)
ともあれゼリウスとの相性はあまりいい状態とはいえません。。。
それでもワタクシ自信レースを控えていますし、普通のサイクリングだってチェーンが落ちると走行はできなくなってしまいます。最悪機材を壊してしまうこともあります。
少しの引きの軽さやレスポンスの違いであれば安全性の高い方を使いたいと言うのが希望です。。。
フロント変速はレバー操作での移動方法が変わってからチェーン落ちはほぼ起こりません。
アウター→インナーの変速時のチェーン落ちはロー側の調整ボルトで調整、またチェーンキャッチャーも有効かと思います。以前はこの変速時にチェーン落ちが発生することがあったようです。まさに勢い余って、、、アーレーー!デス。
こういったチェーン落ちの海外のサイトなんかでも動画は見つけることができます。
しかし最近のコンポではほとんど見ることはありません。
逆にアウター→インナーでクランクの外側に落っこちる場合、これはアウター側の調整ボルトであったり、FD本体の取り付け不備である可能性があります。
旧型のFDはアウター側の制御ができますし、しっかり調整してあげれば先ず大丈夫でしょう。。
新型は、、、アウター側の調整はありません。結構外寄りになります。
本体設計の時点で限界値が決められていますので、不要になったということでしょう、、、
しかし今回の様なアウターの引掛け歯から一気にイン側に落っこちる場合は、調整をどんなにしたところでどうしようもありません。
となると回避する方法は確実な操作だけ、、、デスヨネ( ´Д`;)=3
今回はすべて想像・推測ばかりで申し訳ありませんm(_ _)m
しかし末端の人間は想像を働かせること・手を体を実際に動かすことでリスクを最大限に減らすための知恵を振り絞るしかないわけです。。。(;´д`)トホホ…
最後にチェーンが落ちる瞬間の動画デス。
旧型コンポ+新型FDは確実な変速操作を行うことでリスクを減らすことができます。
確実な変速操作を心がけましょう。。。
5800に変えてどうだったかっていうと、、、
先日のビビリがどうしても抜けずに、養生テープなるものを貼り付けて(ミットモネェナァ…)のライドでガンガンフロント変速使ってみて、変な変速なんかも試してみて、落ちろ落ちろと色々やってみましたが、まぁ落ちることなんてありませんヨ。。。
う~ん、なんか新型FD+旧型コンポで同じような不具合出ている方いらっしゃらないでしょうか。
それともワタクシだけorz…
こればかりは症例数が増えてこないことにはなんともいい難いですネ。
まだまだこの問題は終わりが見えなそうです。。。
何か分かり次第また更新予定です
ということでまたまたFDを付け替えたり外したり、いろいろなセッティングを試してみたり、、、
まだまだできることは山ほどあります。
これだから楽しい!これだから燃えるわけです。
いじって、いじって、いじり倒して、、、楽しませていただきますm(_ _)m
Amazon爆安です。。。(笑
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容(希望時間)
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから
★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★
2017モデル入荷致しました。
★レディースウェアも新作入荷です。
★イチオシアイテム★
★レディースウェアも充実のラインナップ★
★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります
在庫になくともシマノカタログ掲載商品全品お取り寄せいたします。
詳細はメールにてご連絡下さい。
★その他あったら便利なパーツも取り揃えております★
前回のチェーン落ちネタからです。
まぁ結果から言うと互換性はあります。
あるはあるのですが、、、
マジカヨッてことです。
FDは”そこら辺に転がっていればいいなぁ・・・”な~んては思っていたのですが、、、ネ。ないもんですヨ(笑
ということで冒頭からなんやら悩みすぎて少々迷走気味ではありますが、昨日の続きです。
※あくまでも今回のお話は新型のFDが悪いものということではありません。
以下文言の説明は下記の画像をご参照ください。

※左からインナーギア→アウターギアです。
▶新型FDセッティングさえ出ていれば本当にチェーン落ちはしないのか?
結論から・・・
チェーンは落ちます。落とせてしました。
全くもって個人的な見解ではございますが、そもそも論として”落とすことができる”ということ自体ちょっと問題があると考えてしまいます。
担当者の話では「きちんとしたレバー操作をしないことが間違い。」ということではありましたが、
(ウン、まぁたしかにネ、、、でもネ、でもデスヨ。。。)
・200㎞のブルベ・ロングライドの最後の方
・路面が荒れている所
・レース等の混戦状況
等など
ロードバイクってレース機材でしょ、、、
こういった状況下でも”100%人間側にミスが起きないのか?”ということです。
そしてミスが一度起きれば結構な確率でチェーンが落ちる。
これでいいのかと考えていまいます。。。
今回のチェーン落ちの状況はインナー側の調整(ロー調整ボルト)は関係ありません。
チェーンがイン側に落ちる瞬間はディレイラーがトップートリムまであがりきっていない状況でインナー側へとチェーンが落ちるからですネ。
そもそもロー側の調整はインナーローでの限界値の設定+α、今回のチェーン落ちの瞬間の位置からすると全くインナー側のボルトに触れることのない状態です。
チェーン落ちは致命的です。
フレームに傷が入ってしまったり、場合によっては落車になる時もあります。
メカニックは絶対にチェーンを落とさないためのセッティングを強いられるわけです。
それは変速操作後にクランクを逆回転にしたりとんでもないことをしてしまえばどうなるかはわかりませんが、クランク正転で正しいはずのレバー操作がものすごく少量足りなかっただけでチェーンが落ちるようではちょっとあまりにも。。。
(正しくないレバー操作もクランク逆回転も程度問題で対して変わらん、どちらもダメの動作といえばダメな動作ですが。。。まぁこの辺はここに捉え方に差はあると思いますm(_ _)m)
これがです。
例えば旧型のFDから同じような状況でチェーン落ちが発生するとすればこれは不本意ながら仕方がないと考えざるをえないのかもしれません。
しかしです。
旧型は、、、意図的にでも落とすことが難しいんです。
ってか落とそうとしてもそうそう落ちるもんではないんですヨ。
アッタマに来て先日丸裸にしたフレームに全部コンポを組んで調整したばかりではありますが、またFDを旧型に交換しましたヨ(;´∀`)
チェーンはピンがヤヴァイ事になっています(笑 ツギハギヤネン…
あまりにもピンだらけなので今回はコネクトリンクを使いました。
新型であんだけ意図も簡単に落とせていたチェーンも新型DURAのフロントディレイラーから旧型の105のフロントディレイラー(5800)に交換後は落とせなくなりました。
それでもスッゲェガンバレば落とせないこともないですが、超激減です。
旧型の105ロングプルアームの5800モデルで頑張って落とそう落とそうと何度も何度もやってようやく1回、、、落とす事ができた。。。というのが実験結果です。
それだってガッチャンガッちゃん言わせながら何回もクランクを回して、、、やっとこさです。
普通に走行中であれば変速時にガチャガチャ言ってたら止めることができますよネ。。。
なんでこんな事が起きているのかというと、おそらく前回記載した推測をもう少し詳しく考えてみます。
▶新旧フロントディレイラー比較
FD-R9100と手元にあったのがFD-5800でしたのでこちらの2種の比較になります。
まずは実測値を見てみます。
※実測値は片手で撮影しながら行いましたのでずれはありますが、要は新旧では全く同じ幅、設計ではないということです。
チェーンガイドプレート内側

FD-5800:8.7mm
FD-R9100:10.5mm
チェーンガイドプレート内側(スキッドプレート位置)

FD-5800:10.9mm
FD-R9100:11.5mm
おまけ~外側~

FD-5800:16.8mm
FD-R9100:18.9mm
注)105とDURAで差がある可能性もゼロではありません。
明日6800が届くので到着し次第計測、これでもし9100と同じぐらい広ければ本記事を編集させていただきますm(_ _)m
そうなんです。
見た目で広いなぁ、とは思っていたんですが、新型フロントディレイラーのほうがチェーンガイドプレートが広いってわけです。
狭ければセッティングはシビアになりますが、変速時の左右の動きは最大限に減らせるはずです。
この僅かな広さがポイントなのかはまだまだ不明です。。
▶新旧クランク考察
新型のクランクはギア歯間の距離が増えています。
インナーの歯がより内側にセットされているとのことです。
短いチェーンステーにも対応するためのシマノの策です。
シマノテクニカルセミナーの資料より。
→FD-R9100のストローク量は増えているこれはワタクシは設計者ではないのであくまでも推測の域でしかありませんが、
→FD-9000はストローク量が足りないので互換性なし
FD側の問題としてみるとインナー側にもっと寄れないというところもあると思います。
おそらくFD-R9100のほうが旧型よりもインナー側へ寄れる設計になっている可能性(可動域の拡大)。

これとガイドプレートが広くなることで更に内側に入ったインナーの歯、インナー側への対応をしているのではないか、(チェーンガイドプレートの拡張)

ということです。
拡張は実測結果からでもわかるように確実に起きています。
可動域はよくわかりませんorz
あくまでも推測ということで。。。
インナー側への限界値が従来品を超えるためにチェーンガイドプレートを広くしているとすると左右へスペースがコンマ数mm空いてしまうことで、アウターギアに乗り切らずに引掛け歯から脱落します。そして脱落の際にチェーンが左右へ暴れながら勢い良く戻ることで、インナー側を飛び越えてしまうことが考えられます。
(通常のレバー操作では起こりえませんが、レバー操作が不十分だった場合におこるチェーン落ちの原因の一つ)
これは新型のクランクで従来品よりもインナー側がフレーム側へ歯の位置が移動しているとなると防止できる可能性はあります。

しかしギア歯間が狭い旧型のクランクで、新型のクランクを想定して作られているものを使うとすると、、、
新型クランクよりも旧型のほうがインナーがアウター側によっていたとしたら、
引掛け歯から落ちる際に”(新型FCでは)あるべき位置”よりも(旧型FCは)歯がアウター側にくるわけですので、想定を超えてしまいチェーン落ちが発生するのでは?ということです。
▶本当の互換性とは?
ワタクシ自身もいちユーザーであります。
実際に取り付けて、自分で乗って、走って、楽しんで(笑、いろいろ行なっていますヨ。
自転車に乗ることは楽しいですからネ(・∀・)b!!!
実際に自転車に乗る側の人間からすると、
・引きは若干軽く、アジャスターは不要だがチェーンを容易に落とすことができる新型FD
・引きはわずかに重いし、アジャスターを噛ませないと調整もできない。
しかしチェーンを落とすことが意識的にやっても難しい旧型FD
どっちがいいかってことです。
引きの違いは微々たるものです。
軽いことは確実に軽いですが、105とDURAだってそこまで大きな違いはありません。
それだけ5800、6800、9000この時代のコンポーネントはものすごい完成度だったと今になって再度痛感しております。
メチャクチャ良かったんですヨ。
シマノが満を持して発売したフロントディレイラー、
アルテはR8000が出ましたが、105グレードでFDだけ先行ですヨ。。。
それだけの自信作が、これかと少々不満気味であります。。
105グレードに至っては他のコンポーネントはまだ発売されていませんので、旧型に組み付けての使用を前提ということでしょう。
それとも5801だけは落ちにくいということは考えづらいです。。。
おそらくR9100と同じ設計であれば同様のチェーン落ちが起こり得るはずです。
全くもって個人的な意見ではありますが、”互換性あり”とするには、
セッティングも完璧、操作も完璧なときだけにOKとなるとちょっとむずかしい場面もあるのでは?と考えてしまいます。
互換性ありと表示をするからには従来品よりも高性能であること、これが大切なことだと思います。
(なにを持って高性能ということはモチロン個人差があるとは思います。)
引きがチョット軽い、調整が楽、ということだけではなく、確実にチェーンを落とさないための策、ワタクシはこれが何よりも大切なことだと思います。そもそも旧11速では落ちることはなかったわけです。
ましてやフロントディレイラーを新型DURAに変えたらチェーン落ちをするようになったではお話になりません。
なにが原因なのかはまだわかりません。
おそらく原因は一つではないかもしれません。
ということは結果論にはなってしまいますが
旧型11Sコンポ+新型11S用FD
この組み合わせはチェーン落ちを意図的に起こすことができる。
→チェーンが落ちる可能性が高い。
旧型11Sコンポ+旧型11S用FD
この組み合わせはチェーンを落とすことが難しい
→チェーンが至極落ちにくい
こうなってしまいます。
ロングプルアームのFD、完売御礼する前に何個か入れとこうかと思う始末ですヨ(;´д`)トホホ…
9000直付はもう終了だそうで、6800で在庫確保せねば、、、
ヤッパ”新型なんて手を出すもんじゃぁねぇなぁ・・・”な~んて考えておりますが、、、
コンポってフレームとの相性ももちろんあります。シマノを始めとするコンポメーカーはそこはものすごく大変だと思いますヨ。。。
フレームは生き物のようなものです。
ゼリウスと合わなかっただけなのかもしませんし、他のフレームではどう出るかは不明です。
まだまだ絶対数が少ないので(;・∀・)
ともあれゼリウスとの相性はあまりいい状態とはいえません。。。
それでもワタクシ自信レースを控えていますし、普通のサイクリングだってチェーンが落ちると走行はできなくなってしまいます。最悪機材を壊してしまうこともあります。
少しの引きの軽さやレスポンスの違いであれば安全性の高い方を使いたいと言うのが希望です。。。
フロント変速はレバー操作での移動方法が変わってからチェーン落ちはほぼ起こりません。
アウター→インナーの変速時のチェーン落ちはロー側の調整ボルトで調整、またチェーンキャッチャーも有効かと思います。以前はこの変速時にチェーン落ちが発生することがあったようです。まさに勢い余って、、、アーレーー!デス。
こういったチェーン落ちの海外のサイトなんかでも動画は見つけることができます。
しかし最近のコンポではほとんど見ることはありません。
逆にアウター→インナーでクランクの外側に落っこちる場合、これはアウター側の調整ボルトであったり、FD本体の取り付け不備である可能性があります。
旧型のFDはアウター側の制御ができますし、しっかり調整してあげれば先ず大丈夫でしょう。。
新型は、、、アウター側の調整はありません。結構外寄りになります。
本体設計の時点で限界値が決められていますので、不要になったということでしょう、、、
しかし今回の様なアウターの引掛け歯から一気にイン側に落っこちる場合は、調整をどんなにしたところでどうしようもありません。
となると回避する方法は確実な操作だけ、、、
今回はすべて想像・推測ばかりで申し訳ありませんm(_ _)m
しかし末端の人間は想像を働かせること・手を体を実際に動かすことでリスクを最大限に減らすための知恵を振り絞るしかないわけです。。。(;´д`)トホホ…
最後にチェーンが落ちる瞬間の動画デス。
旧型コンポ+新型FDは確実な変速操作を行うことでリスクを減らすことができます。
確実な変速操作を心がけましょう。。。
5800に変えてどうだったかっていうと、、、
先日のビビリがどうしても抜けずに、養生テープなるものを貼り付けて(ミットモネェナァ…)のライドでガンガンフロント変速使ってみて、変な変速なんかも試してみて、落ちろ落ちろと色々やってみましたが、まぁ落ちることなんてありませんヨ。。。
う~ん、なんか新型FD+旧型コンポで同じような不具合出ている方いらっしゃらないでしょうか。
それともワタクシだけorz…
こればかりは症例数が増えてこないことにはなんともいい難いですネ。
まだまだこの問題は終わりが見えなそうです。。。
何か分かり次第また更新予定です
ということでまたまたFDを付け替えたり外したり、いろいろなセッティングを試してみたり、、、
まだまだできることは山ほどあります。
これだから楽しい!これだから燃えるわけです。
いじって、いじって、いじり倒して、、、楽しませていただきますm(_ _)m
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容(希望時間)
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから

★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★
2017モデル入荷致しました。
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★レディースウェアも新作入荷です。
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★イチオシアイテム★
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在庫になくともシマノカタログ掲載商品全品お取り寄せいたします。
詳細はメールにてご連絡下さい。
★その他あったら便利なパーツも取り揃えております★
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コメント
コメント一覧 (20)
身体を呈したレポートは迫力がありますね!それにしてもゼリウスくんがお気の毒・・・。
○マノさんの意図は、「時代はもう電動でしょ?正確な操作はデジタルで管理!」なんでしょうかねぇ。6800グループセットの精度の高さにうれしくなりつつも、次はやはり電動かなぁ、などと考えさせられます・・・って策にはまってる?!w
ディスクブレーキロードなのでR8000がそろい次第、購入しようかと考えてましたが、ちょっと不安になってきました・・・。
こんなんじゃSR○Mに追いつかれるぞ!
う~ん、たしかに電動・・・
今後の展開として電動ベースでのコンポーネントの開発になってしまうと、、、
出荷数で見ればまだまだ電動よりも紐式のほうが台数は圧倒的に多いはずです。と言うかレースでは有利かとは思いますが、現状で電動の必要性をまだそこまで感じることがありません。
まだまだ紐式でがんばりましょう!
電動化が進むに連れて整備もPCと繋いでピッポッパッと、、、メカニックも時代の流れを感じます。
おはようございます。
おそらく新型のフロント変速は新旧ミックスにしなければいいと思うんです。
この不具合さえ起きなければ新型のFDは微調整ができますし引きも微妙ではありますが、フィーリングに違いがあり悪くないんです。(RD-R8000なんかは格別です。)
FDはまだまだ要検証ではありますが、これ以上ゼリウスを傷つけたくないので安全策をとってしまいます(;´д`)トホホ…
とても貴重な情報ありがとうございます。
やはりフレームとの相性、チェーンリング、その他モロモロ複雑に絡み合っての問題があるのかもしれませんネ。。。
ゼリウスも通常であればチェーンは落ちるということはありませんが、レバー操作と一定の条件が揃ったときのみでも”チェーンを落とすことができる”というのが最大の問題だと考えております。それでも結構落とすのは大変なのですが。。。
100%に限りなく近づけたい、なにがあっても絶対に落としたくない。。。こだわりというか我儘なんですヨ(;´д`)トホホ…
FD5801は触ったことがりませんのでなんと見い難いですが、もしもお近くだったら触らせてもらいたいぐらいです(笑
こればかりは絶対数を試してみないことにはなんとも言えないところですネ。。
いい情報を聞くと再度R9100で組み直してみるかなぁとか、
あそこをこうしたらどうだろうとか、、、
5800で組んでみようかなぁ、、、う~ん、、、(;´▽`A
これだから楽しくて仕方がないですし、何度でも様々なことを試して、もうとまらないわけです。またケーブルを消費しそうです。。。
これはシマノやディレイラーが悪いわけではありませんヨ(;´∀`)
当然しっかりとした調整、レバー操作をしていれば問題がないからです。
しかしレバー操作が中途半端であったり、調整がイマイチだと落ちる可能性があるというものであり、互換性的にもシマノ想定外の操作まで考慮してのものではないでしょう。
もちろんフレームとの相性等はあります。
他の方のコメントでもありますように、まったく問題のない場合もあるということですので一概に悪いということではありません。
相性の悪いフレームを引いてしまった場合は、、、整備を頑張るしかないですネ!
またそれも一つの経験です。経験しないとわからないこともたくさんありますのであくまでもプラス思考で楽しむということも大切なことだと思いますヨ!
①車種:2016 AUDACIO200 FDJCP
コンポをSORAから105にしています。今月(7月)初旬にFDは5801に交換
②状況:一旦、インナーからアウターに上り掛けた後、インナーへガチャンと落ちる中途半端なシフトレーバー操作を何度も行いました。
かなり、大きな音がして、アウターからインナーへは落ちますが、そこからBB側へチェーンが落ちる事はありませんでした。
以上です。
これからも、色々と楽しいて、勉強になるブログアップをよろしくお願い致します。
貴重な情報ありがとうございました。
となると、、、おそらくフレーム相性というところが全面的に出てきてしまっている可能性が高そうですネ。。。
情報をいただいてから更にまた9100に戻して色々とセッティングを出してみたのですが、結果は✕でした(;´∀`)
こういった情報をいただけるのはとてもありがたいことです。
ありがとうございましたm(_ _)m
アウターのチェーンリング歯が0.4mm外側にと確かにワタクシもサイスポなんかでみましたが、シマノ公式の見解としてアウターの歯の位置は変わらずインナーが内側に入っていると手元の資料にあります。
、、、どっちが本当なのか、どちらにせよチェーンリング間が広がっていることには間違はないです。。。(´ `;)ウーン…
アウターのチェーンリング歯が0.4mm外側にと確かにワタクシもサイスポなんかでみましたが、シマノ公式の見解としてアウターの歯の位置は変わらずインナーが内側に入っていると手元の資料にあります。
、、、どっちが本当なのか、どちらにせよチェーンリング間が広がっていることには間違はないです。。。(´ `;)ウーン…
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ものすごく参考になります
今更ですが、私のロードはチェーンが落ちます。でもコンポはオール5800です。FD-5800ですし、変だなぁと思います。
(どうやら、シマノ意外のFDアダプターに直付けFDのよーで)そのせいなのか...私のは超低速走行でしか起こらず、3本ローラーではどの速度も再現出来ず(汗)
再現動画→
すみません、動画URL貼り付けたら誤って送信してたぁ( TДT)
コメントありがとうございます。
まぁこの現象はあくまでもシマノの想定外の使い方をしたというかなり意地悪なことの結果ですので、仕方がないと言えば仕方がないのかもしれませんが。。。それでもやはり6800、9000番団に比べてチェーン落ちが増えたような印象がなくも無い気は。。。(´ε`;)ウーン…
新型でも同様に起こりえます。とは言っても確実な変速操作、初期伸びの調整(適切なケーブルテンション)、この2点でほぼ回避できます。