侮るなかれ!ステム剛性は進むバイクを生み出せるのか?

※本記事最下部に今週末の走行会情報がございますm(_ _)m


先日変えたものはこちら、
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ZIPP Service Course SLステムです。
まじで、まじで、超絶かっこいいです(人´∀`).☆.。.:*・゚

詳細はこちら↓↓↓
ZIPP 17°ステムは超絶カッコイイぜ!Service Course SL ステムとコラムカットの真相とは?

交換後乗ったらすぐにわかります。
前回ステムのお話でも少々書きましたが、まさにオリハルコンステムです(笑

ワタクシが乗った感じでは”剛性がものすごく高い”これが思いっきり感じることができました。
ということでグレード別にいろいろなステムを使ってみたワタクシが例のごとくまったくもって個人的な主観ではありますが、ステムで進むバイクは作れるのか?そんなお話です。


▶そもそもステムってなんぞや?

ステムは直接触ることもありませんし、増しては踏みつける部分でもありません。
しかし”ハンドルとフレームを繋ぐ唯一の機関”です。

上半身のポジション調節をするためにはとても大切なパーツです。
角度、長さなんかはとても豊富にあります、自分のポジション、乗り方に合わせてにピッタリと合うものを選択することができます。

ステムは”ポジションを出すための重要なパーツであり、更にはハンドルとフレームをつなぐ唯一の機関”であるということです。

ということはペダリング主にダンシングでパワーを強くかける際に上半身の力を思いっきりに受け止める部分であるとも考えられます。





▶高剛性ステムってどうなの?


高剛性とか硬いとか言ってもそれはカタログだけみたってわかりませんヨ。。。
アルミステムは通常AL2014とかAL7075とかって記載もあります。
アルミにはいろいろな種類があるということです。
7000番代は最強強度とかなんとか、、、
単純に材質だけではありません。鍛造・製法や設計等で剛性なんかが決まってくるということです。
あんなたかが15cmぐらいのパイプ状のものでも下手したらママチャリ何台買えんだよってものまで、、、(笑


ステムの変更に伴いなにが違うかっていうと、、、
シッティングでスルスル進んでいる時はあまり違いはわかりません。
というかほぼわかりません。。。

しかしダンシング、スプリントであったりヒルクライムのアタックであったり、
ガンガンハンドルを引いたり押したりするときにしっかりと差を感じることができます。

思いっきりハンドルを引っ張って踏んだ力、
もちろんフレームの”しなり”であったりホイールの歪であったりも当然起こります。

瞬間的に60㎞/h以上まで持って行こうとする様なスプリント時にハンドルを力いっぱい引いた瞬間のパワーの伝達が抜群にイイです。

もうね、、、全然違いますヨ。

上半身の力(ワタクシの場合は背中の力デス)が推進力にダイレクトに伝わっていく感じ、と言いますか、

踏んだら踏んだだけ進む、この辺はフレームであったりホイールの剛性のお話でもあるわけですが、
剛性の低いステムは頭打ちが早いという感じです。
瞬発力もおそらくハンドルを引いた時のステムであったりハンドルであったり、瞬間的にこの辺に吸収されてしまう分があるのだともいます。

ロードバイクでスピードを出すためには速度に応じてそれなりの力が必要になります。
下半身の力だけで足りない時は上半身の力も使います。
また体重を超えるようなパワーを掛けるときには体が浮き上がってしまうのを抑えるために車体を振ったり、ハンドルを引っ張ったりするわけです。

踏み込む力(下方向への力)に負けないように、持ち上げる力(上方向への力)をかけるわけですネ。

ちなみに背筋力は30歳平均で140kgだそうで、、、
ただただ単純に計算すると片手で70kgです。

更にはパイプ(ステム)を直接握るわけではありません。
ステムに対して垂直にセットされたハンドル引くということはステムに対してねじれる方向での力伝わることになります。
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これは感覚的におわかりかと思いますが、回転する力を上げたいとき(ペダルや硬いネジが緩まない時など)に取っ手の部分を延長すると回しやすい、これと同じことです。
上の例えですが、70kgの力でセンターから20cmちょっと離れた部分を思いっきりひっぱることでステムに掛かるひねり方向の力は・・・ものすごい力がかかりますネ。

ハンドルを引くことでひねりの力が強烈に加わった際に”ステムがたわむ(ねじれる)”ことでパワーが伝わりにくくなるということが考えられます。”ヨレる”ということです。

ハンドル幅が広ければ広いほどステムの剛性は必要になってくると机の上では考えることができます。
また長さも関係してきます。短いパイプの方が剛性が確保しやすいです。

こんな事を考え出すと
ステムの剛性と一概に言っても”アルミの材質”(まぁカーボンもありますが、)だけではなく
・ステムの構造(太さ、厚みや長さによる設計違い)
・コラムクランプ部のスタックハイト(クランプ部の高さ)
・ハンドルクランプ部の構造
・クランプボルトの材質
こんなところも厳密に言えば剛性に関係してくるでしょう。

もちろんこういった動き・力のかかり方はハンドルの剛性も深く影響してくることではありますが、構造上ステムの方が強く捻る力がかかるために、ハンドル径よりも太く、強靭な作りになっていることが考えれらます。(まったく力のかかり方が違いますからネ。)

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※横方向から迫力満点の全くくびれのないストレート構造のZIPP17°ステムです。
某社のモデルは角度によっても剛性が違うとかなんとか、、、ゴイスーですネ。

いやぁ侮るなかれステム様様ですヨ。

プロなんかでもスプリント系の選手が高剛性ステム+高剛性ハンドルにこだわる理由がよくわかります。

ワタクシごときの貧脚だってドッカン、ギュンギュン踏めば硬いか柔らかいか、差がわかるぐらいです。
今で試した中では現在使用中のZIPPステムが1番反応がいいです。

もう少し細かく書くと、
”踏んだ時の瞬発力が向上”します。
これとともにぐんぐん加速して往く際にもハンドルをギュンギュン引っ張るわけですが、なんというか硬いと感じるわけではありません。
ゴリゴリハンドルを引く力に対して”バイクの反応が素直になる。”こんなイメージです。

振っても、引いても、ガンガン進んでいきます。
剛性の低いステムは腰砕け感があるわけではないのですが、一定のパワー以上は極端にパワーの伝達が悪くなる(反応が鈍くなる)ように感じます。引いた力に対してパワーが伝わらないというか、スピードの伸びが悪いというか、不思議な感覚です。


あっ、、、これはダンシングのときだけですヨ(;・∀・)
シッティングでスルスル乗っている時はぜ~んぜんわかりません(笑

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※スカイアングルΣ(゚Д゚)???デス(笑



ということで今回は”侮るなかれ!ステム剛性は進むバイクを生み出せるのか?”そんなお話でした。

結論:高剛性ステムは高出力ダンシングが最高に気持ちいいゾ!

ということです。

ってことなんですが、効果がわかりやすいのは筋骨隆々のパワー系のスプリンターさんだけではありません。
ワタクシは体系的に細身でありパワーがそこまであるわけではありませんので、脚力だけでは追いつきません。スプリントをかける時は何より上半身からの力、全身の筋肉(主に背中の筋肉)を総動員(連動して)してスピードを伸ばすわけです。
こういった乗り方の使う際にはやはり効果がわかりやすいと思います。




とはいえ常々書いてはおりますがいきなり高いものを購入するのはおすすめしていません。
高いものを購入してしまったことで、ポジションを変えたいと思ったときに変えることをためらってしまうのは非常に勿体無いです。
ポジション出しのためのステムは安物のほうがいいと思います。すぐに変えても惜しくないぐらいの、できればレンタル品とかあれば尚いいですネ!
もちろんお財布事情に余裕があればZIPPでズラッと、、、羨ましい限りです(;´∀`)
圧倒的にお勧めなのはシマノプロのLTステム、1本3000~4000円ぐらいです。
更には角度、サイズも豊富にラインナップです。
まさにポジション出しにもってこいです。
あまり精度の悪いものや不安満載な怪しげなバッタもんとかはやめたほうがいいです。
滅茶苦茶に力がかかりますし、高出力時にベキッと言ったらそれこそ一大事です。
ある程度ポジションが決まってきた時点でいいものをドカンと買うとものすごく効果がわかりやすいと思います。


ポジション調整にもってこいのコスパ抜群のLTステムです。
まずはこちらでしっかりとポジション出しをお勧め致します。

その後はZIPPセンペーです。

最初にLTをしっかりと使っていること、これはとても大切です。
と言うのもの体にLTの感覚、剛性が染み込んだ状態でZIPPセンペーに変えるとものすごくステムの剛性のありがたさを感じられると思いますヨ。(※もちろん個人差はございます。)

当店にもステムは何本か常に転がっています。
ポジション出しの際のレンタル品です。

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走行会情報 
ついに梅雨明けです!
7月23日(日)
真夏の100㎞ライドを開催予定です。

スタートは稲毛海浜公園(前回の印旛沼ライドと同じ場所)をスタートして
花見川、新川、印旛沼を通過して利根川まで行く予定です。

詳細は明日アップをさせていただきます。
消して爽やかではないかもしれませんが、真夏の100㎞ライドを走り抜きましょう!

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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容(希望時間)
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。

ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから



★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★

2017モデル入荷致しました。


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