ウィッシュボーンのベアリング打ち替えダッ!
圧入式ボトムブラケットの救世主とも言えるウィッシュボーンです。
ワタクシ自身も使用しておりますが基本的にノートラブル、かなり軽い回転になりますし、当店でご購入していただいたユーザー様にもとても好評です。
ノートラブルなんですが、、、
今後のことを考えてメンテナンスの勉強がてら打ち替え作業をやってみようかという所です。
ちなみにこのウィッシュボーンBBですが、ワタクシおそらく日本一、、、千葉県一触りまくっていじくり回している人だとと自負しております(笑)
ここ数週間ほとんど夜な夜な毎日と言ってもいいほどいじくり回して壊して(高いのに(´;ω;`)ブワッ)おります。
ここまでいじくり倒しているからわかってくることももちろんあります。
ということで本題に。
▶ウィッシュボーンの構造
ウィッシュボーンのボトムブラケットは金属製のカップにセラミックベアリングが圧入されています。
構造的にはこんな感じです。

※ダストカバー=ベアリングキャップ
多少なりともボトムブラケットの規格によって形の違いはありますが、概ねこんな感じです。
▶ベアリングの取り外し
BBにベアリングが圧入されている形になりますのでこれを叩き出すなり、専用工具で外してあげます。
この作業はBBカップ(圧入される方)は再利用を前提としていますのでできるだけきれい・スマートに抜きたいというところから、ParktoolのBBT-90.3のような工具は適していないです。

こんな圧入BBの専用ツールがあればこれでベアリングの取り外しも行うことができます。
ほとんどBB以外には使いみちがないですが、圧入BBにはもうこれは必須と言ってもいいほどの超絶便利工具です。
規格によって多少やり方は変わりますがこれで外れます。

※左側PF30規格、右側BB86規格(かなり色々と実験に使っておりますのでもうそろそろ限界かもです??)
せっかくなのでベアリングも開けて洗浄、とは言ってもそこまで汚れているものではありません。まぁただ実験用に開けただけなのでそんなに数ヶ月で中までよごれるということはありませんネ。。。
▶圧入作業
交換用のベアリングです。

※24mm規格(シマノホローテックⅡ)のベアリングです。
ウィッシュボーンは耐久性が高いとも言われておりますが交換用のベアリングも仕入れてみました。
セラミック球のベアリングです。
ベアリングの交換を推奨されていないメーカーのものもシマノクランク用であれば同形状のものが使われている場合が多いです。(シマノの圧入BBは形状が違います。)
スギノなんかは同形状ですのでスギノBBにも使用できました。
逆にスギノのベアリングもウィッシュボーンで使用できました。
※あくまでも自己責任となるかと思いますのでご注意ください。
圧入作業です。

BBツールを使用して優しくまっすぐ圧入します。

圧入完了です。
しっかりと圧入ができたら最後にベアリングキャップもまっすぐに入れて終了です。
ベアリングキャップもバラで注文することができます。
こういったところも流石ウィッシュボーンです!
ベアリングから専用工具無しで外すと思いの外、傷が付きやすいパーツでこちらもおそらくアルミ製。傷が付いてバリなどが出てしまうと回転に影響が出ますので、ここはきれいに外すことができなければ新品に交換してしまった方がいいと思います。
ベアリングの圧入時にカバーが歪んでしまうことがあります。(←経験者は語る(笑))
外からの異物や水分の侵入を防ぐ目的でベアリングキャップとベアリングの隙間にグリスを詰めておくのもいいかと思います。
しかしここは硬いものを詰め過ぎれば当然回転抵抗になりますのでその辺はいい塩梅で調整する、グリスをしっかりと選ぶということも大切だと思います。
ということで今回はウィッシュボーンの分解、ベアリング交換のお話でしたが、実際に新品のベアリングを開けてみたり、使用済みのものを開けてみたり色々としてみましたが、やはり代理店のお話の通りグリスはもりもりに入っています。
グリスの抵抗で回転が多少重たくなったとしてもしっかりと高寿命というお話も開けてみると改めて納得です。
それでも回転はクルックル周りますヨ。
※上記画像にてウィッシュボーンの色がアレッ(・・?、気がついた方は結構マニアックです(笑)
加工済みの”ウィッシュボーンBB86改”です(≧∇≦)b
組付け自体は難しいことはありませんが、現在圧入されているBBを抜くのが少々厄介かもしれません。圧入BBの組付、取り外し等お気軽にお問い合わせ下さい。
楽天で”ウィッシュボーン”を探す
Amazonで”ウィッシュボーン”を探す
+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから
★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★
2017モデル入荷致しました。
★レディースウェアも新作入荷です。
★イチオシアイテム★
★レディースウェアも充実のラインナップ★
★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります
在庫になくともシマノカタログ掲載商品全品お取り寄せいたします。
詳細はメールにてご連絡下さい。
★その他あったら便利なパーツも取り揃えております★
圧入式ボトムブラケットの救世主とも言えるウィッシュボーンです。
ワタクシ自身も使用しておりますが基本的にノートラブル、かなり軽い回転になりますし、当店でご購入していただいたユーザー様にもとても好評です。
ノートラブルなんですが、、、
今後のことを考えてメンテナンスの勉強がてら打ち替え作業をやってみようかという所です。
ちなみにこのウィッシュボーンBBですが、ワタクシおそらく
ここ数週間ほとんど夜な夜な毎日と言ってもいいほどいじくり回して
ここまでいじくり倒しているからわかってくることももちろんあります。
ということで本題に。
▶ウィッシュボーンの構造
ウィッシュボーンのボトムブラケットは金属製のカップにセラミックベアリングが圧入されています。
構造的にはこんな感じです。

※ダストカバー=ベアリングキャップ
多少なりともボトムブラケットの規格によって形の違いはありますが、概ねこんな感じです。
▶ベアリングの取り外し
BBにベアリングが圧入されている形になりますのでこれを叩き出すなり、専用工具で外してあげます。
この作業はBBカップ(圧入される方)は再利用を前提としていますのでできるだけきれい・スマートに抜きたいというところから、ParktoolのBBT-90.3のような工具は適していないです。

こんな圧入BBの専用ツールがあればこれでベアリングの取り外しも行うことができます。
ほとんどBB以外には使いみちがないですが、圧入BBにはもうこれは必須と言ってもいいほどの超絶便利工具です。
規格によって多少やり方は変わりますがこれで外れます。

※左側PF30規格、右側BB86規格(かなり色々と実験に使っておりますのでもうそろそろ限界かもです??)
せっかくなのでベアリングも開けて洗浄、とは言ってもそこまで汚れているものではありません。まぁただ実験用に開けただけなのでそんなに数ヶ月で中までよごれるということはありませんネ。。。
▶圧入作業
交換用のベアリングです。

※24mm規格(シマノホローテックⅡ)のベアリングです。
ウィッシュボーンは耐久性が高いとも言われておりますが交換用のベアリングも仕入れてみました。
セラミック球のベアリングです。
ベアリングの交換を推奨されていないメーカーのものもシマノクランク用であれば同形状のものが使われている場合が多いです。(シマノの圧入BBは形状が違います。)
スギノなんかは同形状ですのでスギノBBにも使用できました。
逆にスギノのベアリングもウィッシュボーンで使用できました。
※あくまでも自己責任となるかと思いますのでご注意ください。
圧入作業です。

BBツールを使用して優しくまっすぐ圧入します。

圧入完了です。
しっかりと圧入ができたら最後にベアリングキャップもまっすぐに入れて終了です。
ベアリングキャップもバラで注文することができます。
こういったところも流石ウィッシュボーンです!
ベアリングから専用工具無しで外すと思いの外、傷が付きやすいパーツでこちらもおそらくアルミ製。傷が付いてバリなどが出てしまうと回転に影響が出ますので、ここはきれいに外すことができなければ新品に交換してしまった方がいいと思います。
ベアリングの圧入時にカバーが歪んでしまうことがあります。(←経験者は語る(笑))
外からの異物や水分の侵入を防ぐ目的でベアリングキャップとベアリングの隙間にグリスを詰めておくのもいいかと思います。
しかしここは硬いものを詰め過ぎれば当然回転抵抗になりますのでその辺はいい塩梅で調整する、グリスをしっかりと選ぶということも大切だと思います。
ということで今回はウィッシュボーンの分解、ベアリング交換のお話でしたが、実際に新品のベアリングを開けてみたり、使用済みのものを開けてみたり色々としてみましたが、やはり代理店のお話の通りグリスはもりもりに入っています。
グリスの抵抗で回転が多少重たくなったとしてもしっかりと高寿命というお話も開けてみると改めて納得です。
それでも回転はクルックル周りますヨ。
※上記画像にてウィッシュボーンの色がアレッ(・・?、気がついた方は結構マニアックです(笑)
加工済みの”ウィッシュボーンBB86改”です(≧∇≦)b
組付け自体は難しいことはありませんが、現在圧入されているBBを抜くのが少々厄介かもしれません。圧入BBの組付、取り外し等お気軽にお問い合わせ下さい。
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千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
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・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから

★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★
2017モデル入荷致しました。
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コメント
コメント一覧 (13)
はじめまして。お店の方では一度お世話になっています。
trekのBB90規格ですと、べあ
コメントありがとうございます。
続きを頂けたらと、、、(笑
失礼しました。
trekのBB90規格ですと、ベアリングのみの交換で剛性を上げる筒のような部品は、対応が無いであってますでしょうか?
筒のような部品が無いとなるとウィッシュボーンの魅力が半減かなと思いまして。
クランク回転がびっくりするほど良く回りまする)^o^(
メンテナンスもほぼフリーみたいだし、私のように年間1万km以上乗るヘビーにはコスパは良いかと思います)^o^(
続きありがとうございます。
BB90について調べさせていただきました。
小型シェル内径とシェル幅をギリギリまで持たせる設計ですネ。
これはBB30のアクスル系24mm限定の幅広バージョンのようなイメージです。
BBを直接圧入する形になりますので当然筒を入れれませんので左右結合ができません。
ウィッシュボーンもラインナップはありますが、そこまでの利点は見いだせない可能が考えられます。
なおきさん
コメントありがとうございます!
2台分ありがとうございました。
メンテはというと、しばらく乗って具合が悪くなったら打ち替えか、もしくは具合が悪くなるまでにグリスを入れ替えて上げるかです。
どちらを選ぶかは状態を見ながらと言った所です。
ウィッシュボーンの交換用カートリッジベアリングはそこまで高くない(3000円以下)のもいい所です。
ありがとございます。
やっぱりそうなんですね。ベアリングを交換した方がいいときには、ウィッシュボーンにしたいかと思います。
また、近々お世話になりに行こうと思ってますので、その時はよろしくお願いします。
ご返信ありがとうございます。承知致しました。
お気軽にご来店お待ちしております。よろしくお願い致します。
質問なのですが、ベアリングキャップは専用工具無いと取れませんでしょうか。また、ベアリングキャップ取り外し後、ベアリングのシールドをとり、注油して戻すという作業は可能でしょうか。よろしくお願いします。
結論から申しますと、、、全て可能でございます。
ベアリングキャップは専用工具がなくても外せますが、キャップ自体がものすごく薄いのでよほど気をつけないと変形をしてしまうと思います。
グリスアップの際はベアリングの打ち出しから初めます。その後キャップを外す、シールドを外す、ベアリングをバラす、こんな流れかと思いますが、専用工具がないと少々難しいです。
(何個もぶっ壊しているのでよくわかります(笑)
あとご注意点ですが、カートリッジベアリングのグリスアップは実は下手に手を出して逆効果になっていることもかなり多いです。
ウィッシュボーン自体ものすごく耐久性も高いので下手に開けてグリスアップを試みるよりもベアリングが本当にダメになるまで使って、ダメになったらベアリングを交換する。こういった使い方が手間やリスクを考慮してもいいと思います。
ウィッシュボーンは交換用のベアリングもありますヨ(≧∇≦)b
下手にいじるよりは、ベアリング自体の交換が良いかもしれませんね!
ご教示ありがとうございました。
WISHBONEがゴリゴリしているので検索していたら、またもや本ブログに行きあたり興味深く拝読させていただきました。
AliExpressであやしい圧入工具を購入してベアリング自体を打ち出す準備はできたんですが、ベアリングキャップの外し方が??となっております。ベアリングのシールドのようにカッターの刃のようなものを隙間に入れてこじればよいのでしょうか?下手にいじると壊しそうでどうしたものか。。となってるところです。
お手すきの時で構いませんのでご教示いただけるとうれしく思います。よろしくお願いします。
アレはベアリングを外してからカバーを取るのがいいと思いますが、カバー自体もアルミ薄々のアルミなので歪まないように注意が必要かと思います。
またベアリングの圧入もまっすぐ入れないと逆効果になりますのでご注意下さいm(_ _)m
ベアリングごと取ればよいんですね。ってよく見たら上で書いてくださってますね。キャップを先に取らねば..という思い込みがあったものですみません。
自分の持ってるのもてんちょーさんが写真を掲載されてたものと瓜二つのやつなのですが、この圧入工具でも結構まっすぐ入らないものなのでしょうか?
あと、もしベアリングを交換したいという場合は、取り扱いのあるサイクルショップに取り寄せてもらうような感じで入手できますでしょうか?
いろいろ質問してしまってすみません(;^ω^)