シマノ電動変速 R8050 Di2導入予算+その他オプション装備
※当記事には過去記事を大幅に更新させていただいた記事となります。
ケーブル引きもいいけれど、お財布事情に余裕があればもちろん電動はぶっちぎりにおすすめです。
フロントもリアもケーブルの状態なんかも関係なく”ポチー”ですから(笑
疲れていても、、、”ポチッ”→”ウィンッ!”
君はいつも元気だね、、、”ポチッ”→”ウィンッ!” …(゚△゚;)エッ??
充電さえ無くならなければポチーだけ特にフロント変速なんかは激的に楽です。
ともあれ肝心なのはお財布事情。。
ということで今回は多くの客様にお問い合わせ頂いておりますのでざっくりとですが、実際に新型のR8050シリーズ Di2電動シフトを入れるのにどのくらいの予算がかかるのか?そんなお話です。
▶Di2とは
Di2とは:電動の変速機のことです。
簡単に行ってしまうと、
機械式:ディレイラーとコントロールレバーをつないでいるケーブルをレバー操作により引っ張ったり解除したりすることでディレイラーを動かすというものです。
では電動の変速システムとは:ケーブルで引っ張ったり解除したりして動かしていたディレイラーがモーターで動くようになります。コントロールレバーはというと、ケーブルを引く必要がありませんのでシフトに関してはスイッチになります。(”ポチッ”とな!です。)
ここで注意ですが、変速操作(クランクを回しながらスイッチオン)は自分で行わなくてはなりません。
電動というと、なんだかオートマのようなイメージが有るかとは思いますが、自動変速ではなく電動変速ということです。
しかし最新のバージョンではシンクロシフトなるものがありまして、フロント変速が苦手な方でも右手(リア変速)を行うだけで勝手にフロントも切り替えてくれるというものがあります。
また紐式でフロントを切り替えるときはリアも数段一緒に切り替えて、、、こんな心配もフロントを変速すれば自動でリアも変速してくれる便利なセミシンクロという機能もあります。
これらこそDi2の真髄のようなものだと、、、まったくもって個人的なイメージですが。。。
▶Di2に必要なもの
変速に伴うものが必要にはなってきますが、互換性さえOKであればクランクやスプロケ等は既存のものを使用できます。
実際には電動変速機が必要になりますので、
・コントロールレバー
・前後ディレイラー
これとDi2ではエレクトリックケーブル、ジャンクションなどが最低限の必要となります。
詳細は後述致します。
Di2の導入に伴い、クランクやスプロケ等変速系すべてが必要ということでは無いということです。
▶ザクっとお見積
今回の例は11速紐式から11速Di2への一番シンプルな換装の場合です。
※2019年10月21日現在
※通常のステム下のジャンクションA使用
※クランクやスプロケはDi2及び機械式は共通のため含まれません。

Di2は最近ものすごく拡張性が広く持たれていて、スプリンタースイッチやサテライトスイッチ、インフォメーションディスプレイ、ワイヤレスユニットなんかもありますが、とりあえず現行11速からR8050へ載せ替え運用での最低限の装備を上記のモデルを元に計算してみました。
上の表を見る限りR8050も旧型の6870もそこまで大きく金額に開きはないことを考えるとR8050のデリバリーが安定さえしてしまえば旧型を選ぶ理由は殆ど無くなるかもしれません。
パーツ供給等の観点より旧モデル6870は削除いたしました。
例えば現在5800とか6800とかのコンポを使用しているのであれば、クランク、ブレーキ、BB、なんかは流用できます。
チェーン、ブレーキケーブルに関しては消耗品ですので新品への交換をおすすめします。
(ケーブルはレバーに付属)
圧入式BBを使用していれば組み込みにはBBの脱着が必要になります。(物によっては両側はずす必要のないもの、片側だけでもなんとかなる場合もあります。)圧入BBは通常は再利用ができないものもございます。BBを交換をするのであればウィッシュボーンの同時組み込みを今後の整備性を考えてもお勧めいたします。
▶各所の説明
コントロールレバー、フロントディレイラー、リアディレイラー、こちらは必ず必要になりますしイメージが付きやすいかと思います。
コントロールレバーはスイッチです。
”ポチッ”ですネ。
Di2のコントロールレバーはレバー自体がシフト操作をする必要がなくなります。
そのため内部はシフトのための構造を省くことができますし、ブレーキレバーの横方向の動きはなります。その結果、ブラケットの握りはより細く、そしてブレーキのレバー剛性も向上します。
当然導入後はシフトケーブル交換等は必要がなくなります。
フロントディレイラーやリアディレイラーはケーブルで引っ張るわけではなく、モーターが内蔵されていてスイッチに連動してモーターが駆動→変速、そんなイメージです。
機械式はフロントでもリアでも小ギア→大ギアでケーブルを引っ張る、そして逆の場合はケーブルの張りの一定量の解除となります。つまり大ギア→小ギアの移動はディレイラー内臓のバネの力で動くことになります。
比べてDi2のディレイラーはアップであろうがダウンであろうが双方モーター駆動で動かすことになります。ケーブルの抵抗等の要因は一切ありませんし、モーターの力で強力に、そして正確に動かすことになります。ディレイラーの動きの正確性と速さ、これはDi2のモーター駆動ならではのものです。
①ジャンクションA


この辺りから少々ややこしくはなってきがちです。
ジャンクションAはコックピット、最近ではバーエンドタイプもでましたが従来と同じものだとステムの下部のものが想像しやすいと思います。(上の画像)
ジャンクションAとは左右のレバー等ハンドル周りの複数の配線を一個にまとめる、また充電・各種操作等の役割があります。(物によってプラスアルファの機能のものもあります。Ex:ワイヤレスユニットやディスプレイ表示)
システムインフォメーションディスプレイタイプの代表的なものはこちらです。

変速段数、シフトモード、バッテリー残量等の表示だけではなく、ワイヤレスユニットとしての機能も兼ね備えています。
またジャンクションAは後々の拡張性を考えて、ポート数を選ぶこともできます。(ステム下部の通常タイプのジャンクションのみ)
AM-EW90は”A”と”B”があります。
A:3ポート
B:5ポート
特殊な例でもなければ3ポートでも足りそうな気はしますが、お値段の差を考えると5ポートでもいいような気も、、、この辺は要検討かと思います。
※旧型では一部シンクロシフトに対応していないこともあります。
ジャンクションAのタイプ種類
・通常ステム下部 3ポート or 5ポート
・ディプレイタイプ 3ポート
・バーエンド タイプ 2ポート(特殊ケーブルが必要となります。)
油圧ブレーキ用のコントロールレバーはレバー側のポート数が2つとなり、ハンドル周りのスイッチ増設には5ポートジャンクションAが必要な場合もあります。
この辺は少々複雑ですので将来の展望、拡張性等を考慮するためにも購入店舗での打ち合わせをおすすめ致します。
②ジャンクションB

主にBB下、やBB周辺でフレーム内を通ってきたケーブルを各所に分配します。
ハンドル周りのケーブルを1つに集約するジャンクションAに対して、ジャンクションBは1本でダウンチューブを通ってきたケーブルをBB付近にて各ディレイラー、バッテリーなどに分配するための、振り分け的な役割のものです。ジャンクションAとは反対の役割ですネ。
イメージはこんな感じかと、、、
左右レバー → ジャンクションA → ジャンクションB → FD・RD・バッテリー
※上記の図参照
③ケーブル

これの必要本数は各種装備によっても差はできてきますが、上記の表は最低限必要な本数です。
一番シンプルな構成でも前後ディレイラーを動かすためには最低6本必要になります。(と言うのは前だけDi2とかもできなくはありません。。。)
長さはフレームのサイズによっても多少なりとも差は出てまいりますので詳細はお問い合わせ下さい。
これに別売りオプションのワイヤレスユニットなんかがつくと必要本数も増えていきます。
またバーエンドタイプのジャンクションAを使用する場合は特注な3つ又ケーブルが必要となります。
④バッテリー


”電動”ですので(´∀`;)
電気がなければ動かすことができません。
左がシートポストに内装するタイプです。最大の利点は汎用性の広さです。だいたいのシートポストは中空の円形ですので取り付けが可能となっています。フレーム専用設計のエアロシートポストだろうが中が空洞であればぶち込むことが可能です。
となると万能選手のように思えますが、欠点もあります。フレームのシートチューブ~BBまでが稀に貫通していないものがあります。その場合は不可です。
フレーム内のエレクトリックケーブルの処理がどうにもなりませんので。。。(´∀`;)
※昨今の場合、”電動対応フレーム”このような記載のあるフレームは通常FD・RD配線も含めて内装に対応しているという場合が多いです。最近のミドル~ハイエンドフレームであれば電動にも対応しているものがほとんどです。
右側はフレ-ムの外側につけるタイプです。見た目はなんかではスッキリ感がいまいちということもありますが、使い勝手はこちらのほうがいい場合もあります。
この2種類は自転車や用途に合わせて選択するのがいいと思います。
また旧型モデルではシンクロシフトに対応しておりません。
バッテリーと上記ジャンクションAを新型のバッテリーに交換することで、旧型Di2でもシンクロシフトができるようになります。
※ものすごく簡単な説明ですが、もう少々複雑なこともあります。
⑤バッテリーチャージャー

充電+PC有線接続で使用します。
電動ですので電気を使います。
充電ができなければ、変速もできませんので必須です。
PCが近くにない場合は、モバイルバッテリーなんかがあると便利です。
充電が切れてしまうとDi2は沈静化をしてしまいます(; ̄▽ ̄)ハハハ...
まずフロントが動かなくなります。そしてすぐにリアも動かなくなります。
悲しい結末を迎えないためにもしっかりとバッテリー残量を気にしたほうがいいと思います。
ちなみにワタクシの場合だと、かなり乗っても1ヶ月以上は充電無しでいけます。相当な長持ちバッテリーです。
▶その他の導入に伴う注意点
①フレームの対応
まずはDi2の内装に対応しているかというところです。
Di2に対応していないフレームの場合は、(さらっと)前述したようにBB付近と各種パイプが貫通していない場合なんかは内装ができませんし、フロントディレイラー、リアディレイラー部も内部を通せない場合はケーブルをフレームに這わせる外装仕様で、バッテリーも外付けになります。これが外装仕様となります。。。要は配線がフレームの内部を通るか外部を通るかです。。
外装であれば基本的Di2内装非対応のフレームでも小物類を駆使して取り付けることができます。
まずはフレームがどうなっているかを確認が必要です。
(最近のミドル~ハイエンドフレームは内装対応しているものが多いです。)
Di2内装対応のフレームでも小物類の付属がない場合もあります。
フレームセットで購入した場合は付属に機械式・Di2パーツ双方がついてくる場合が多いです。
完成車で購入した場合は機械式なら機械式、Di2ならDi2用の小物パーツしか通常ついてきません。
ケーブルがフレームの中に入る部分のグロメットや、BB下のパーツです。
グロメットはシマノから汎用品はでておりますがそれが使えるか否かはフレーム次第です。
またケーブル引き用のケーブルガイドは基本的に不要になりますので専用の物があれば交換してしまうとよりスッキリとシャープになります。
機械式と違ってDi2の場合は小物パーツがなくても組めないことはほぼありません。しかし機械式はフレーム専用小物がないと組めない場合が多いです。
Di2に載せ替え時に専用小物がなくて、機械式用の小物に穴を開けて使ってしまうと、、、機械式に戻せなくなります。ということやはりDi2を組みこむ際はDi2用の小物パーツの取り寄せをしておくといいと思います。通常フレーム購入店舗でお願いすれば断られることはないはずです。
ワタクシのゼリウスもDi2対応フレームでBB下の専用パーツが存在しますが購入時付属はありませんでした。(紐式の完成車のため)付属がない場合は別売りの専用パーツを別途用意する必要がある場合があるということです。
しかしこれらのものは無くても組めないことはありません。あったほうがきれいに仕上がる、そのぐらいのイメージでいいと思います。また後から取り付けることも可能の場合が多いです。
この辺も少々難しいところなので実際に組み付けをするお店に相談してみるといいと思います。
②Di2も万能選手では無い
Di2だったらなんでもできる!ということもありません(´∀`;)
またDi2だから絶対にチェーンが落ちない、ということもありません。
基本的な変速仕組みはケーブル引きと同じ仕組みです。ケーブルが行う動作をモーターが行うということです。
各種調整もギア間ピッチを変更したりということはできないということです。
それでもセッテイングは説明書通りに行うことで手技による完成度の差はケーブルとは比べ物にならないほど少ないです。
③フレームやオプション品等で組み上げにかかる価格が若干変わる
おおよその金額は出すことはできますが、フレームに合わせて多少の差は出てきます。
外装、内装、エレクトリックケーブルの長さは?オプションは?
正式にはお店に実際に持っていてお見積り、これがいいかと思います。
2019年10月20日現在でおおよそ最低でもパーツ代で15万ぐらい+工賃等ということです。
④EMP攻撃が故障する
電気で動いていますから。。。
▶通販で購入時の注意点
安さが売りの通信販売ですが、注意が必要な場合もあります。
①余計のものがついている
例えばBBやクランク、ブレーキなんかもまるっとセットになっている場合もあります。
それで運が良ければお買い得な場合もありますが、基本的に不要なものは不要ですのでセット品の中身は注意が必要です。
②必要なものがついていない
全く逆のパターンですが、例えばエレクトリックケーブルやその他の運用には必ず必要なものもついてない、こんなこともあります。
前述のようにエレクトリックケーブルは最低6本必要ですので以外と別で買うとお値段がかかってきます。
③旧型モデル
こちらも前述いたしましたが、ディレイラーやレバーが新しい型でもバッテリーやジャンクションAが古い型の場合があります。
これが古いと、一番大きな差としてはシンクロシフトに対応していなかったりします。
バッテリーにしてもエレクトリックケーブルにしても後から買い直すと結構高く付く場合もありますのでよく情報を精査してからのご購入をおすすめ致します。
また意外と海外通販は安いイメージがありますが、Di2のセットはお値段が結構しますので輸入に伴う消費税なんかのからみで国内のほうが安く手に入ることもありますのでセット内容とお値段でここも要注意かと思います。
ともあれ定価で15万ちょっと~+工賃であのあこがれの電動シフトです。
Di2はいいですネ。フロントシフトも”ポチッ”ですから。。。
ということで今回はシマノ電動変速 R8050 Di2導入予算+その他オプション装備についてのお話でした。
当店でもお見積、ご注文、作業等承らせていただきます。
お気軽にお問い合わせ下さい。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
※当記事には過去記事を大幅に更新させていただいた記事となります。
ケーブル引きもいいけれど、お財布事情に余裕があればもちろん電動はぶっちぎりにおすすめです。
フロントもリアもケーブルの状態なんかも関係なく”ポチー”ですから(笑
疲れていても、、、”ポチッ”→”ウィンッ!”
君はいつも元気だね、、、”ポチッ”→”ウィンッ!” …(゚△゚;)エッ??
充電さえ無くならなければポチーだけ特にフロント変速なんかは激的に楽です。
ともあれ肝心なのはお財布事情。。
ということで今回は多くの客様にお問い合わせ頂いておりますのでざっくりとですが、実際に新型のR8050シリーズ Di2電動シフトを入れるのにどのくらいの予算がかかるのか?そんなお話です。
▶Di2とは
Di2とは:電動の変速機のことです。
簡単に行ってしまうと、
機械式:ディレイラーとコントロールレバーをつないでいるケーブルをレバー操作により引っ張ったり解除したりすることでディレイラーを動かすというものです。
では電動の変速システムとは:ケーブルで引っ張ったり解除したりして動かしていたディレイラーがモーターで動くようになります。コントロールレバーはというと、ケーブルを引く必要がありませんのでシフトに関してはスイッチになります。(”ポチッ”とな!です。)
ここで注意ですが、変速操作(クランクを回しながらスイッチオン)は自分で行わなくてはなりません。
電動というと、なんだかオートマのようなイメージが有るかとは思いますが、自動変速ではなく電動変速ということです。
しかし最新のバージョンではシンクロシフトなるものがありまして、フロント変速が苦手な方でも右手(リア変速)を行うだけで勝手にフロントも切り替えてくれるというものがあります。
また紐式でフロントを切り替えるときはリアも数段一緒に切り替えて、、、こんな心配もフロントを変速すれば自動でリアも変速してくれる便利なセミシンクロという機能もあります。
これらこそDi2の真髄のようなものだと、、、まったくもって個人的なイメージですが。。。
▶Di2に必要なもの
変速に伴うものが必要にはなってきますが、互換性さえOKであればクランクやスプロケ等は既存のものを使用できます。
実際には電動変速機が必要になりますので、
・コントロールレバー
・前後ディレイラー
これとDi2ではエレクトリックケーブル、ジャンクションなどが最低限の必要となります。
詳細は後述致します。
Di2の導入に伴い、クランクやスプロケ等変速系すべてが必要ということでは無いということです。
▶ザクっとお見積
今回の例は11速紐式から11速Di2への一番シンプルな換装の場合です。
希望小売価格 | |||
■リアディレイラー(SS) | RD-R8050 | SS | ¥26,854 |
■フロントディレイラー(直付) | FD-R8050 | ¥22,394 | |
■デュアルコントロールレバー | ST-R8050 | ¥33,387 | |
■コックピット用ジャンクションA | SM-EW90-B | 5ポート | ¥11,967 |
■ジャンクションB | SM-JC41 | 内装用 | ¥2,958 |
■バッテリー | BT-DN110 | 内装タイプ | ¥15,172 |
■バッテリーチャージャー | SM-BCR2 | SUB付属 | ¥10,378 |
■エレクトリックケーブル | 300mm | ¥2,314 | |
350mm | ¥2,314 | ||
350mm | ¥2,314 | ||
650mm | ¥2,389 | ||
750mm | ¥2,415 | ||
1200mm | ¥2,588 | ||
■ケーブルタイ(20本) | |||
■グロメット | SM-GM01 | ¥467 | |
合計 | ¥137,911 | ||
税込み | ¥151,702 |
※通常のステム下のジャンクションA使用
※クランクやスプロケはDi2及び機械式は共通のため含まれません。

Di2は最近ものすごく拡張性が広く持たれていて、スプリンタースイッチやサテライトスイッチ、インフォメーションディスプレイ、ワイヤレスユニットなんかもありますが、とりあえず現行11速からR8050へ載せ替え運用での最低限の装備を上記のモデルを元に計算してみました。
パーツ供給等の観点より旧モデル6870は削除いたしました。
例えば現在5800とか6800とかのコンポを使用しているのであれば、クランク、ブレーキ、BB、なんかは流用できます。
チェーン、ブレーキケーブルに関しては消耗品ですので新品への交換をおすすめします。
(ケーブルはレバーに付属)
圧入式BBを使用していれば組み込みにはBBの脱着が必要になります。(物によっては両側はずす必要のないもの、片側だけでもなんとかなる場合もあります。)圧入BBは通常は再利用ができないものもございます。BBを交換をするのであればウィッシュボーンの同時組み込みを今後の整備性を考えてもお勧めいたします。
▶各所の説明
コントロールレバー、フロントディレイラー、リアディレイラー、こちらは必ず必要になりますしイメージが付きやすいかと思います。
コントロールレバーはスイッチです。
”ポチッ”ですネ。
Di2のコントロールレバーはレバー自体がシフト操作をする必要がなくなります。
そのため内部はシフトのための構造を省くことができますし、ブレーキレバーの横方向の動きはなります。その結果、ブラケットの握りはより細く、そしてブレーキのレバー剛性も向上します。
当然導入後はシフトケーブル交換等は必要がなくなります。
フロントディレイラーやリアディレイラーはケーブルで引っ張るわけではなく、モーターが内蔵されていてスイッチに連動してモーターが駆動→変速、そんなイメージです。
機械式はフロントでもリアでも小ギア→大ギアでケーブルを引っ張る、そして逆の場合はケーブルの張りの一定量の解除となります。つまり大ギア→小ギアの移動はディレイラー内臓のバネの力で動くことになります。
比べてDi2のディレイラーはアップであろうがダウンであろうが双方モーター駆動で動かすことになります。ケーブルの抵抗等の要因は一切ありませんし、モーターの力で強力に、そして正確に動かすことになります。ディレイラーの動きの正確性と速さ、これはDi2のモーター駆動ならではのものです。
①ジャンクションA


この辺りから少々ややこしくはなってきがちです。
ジャンクションAはコックピット、最近ではバーエンドタイプもでましたが従来と同じものだとステムの下部のものが想像しやすいと思います。(上の画像)
ジャンクションAとは左右のレバー等ハンドル周りの複数の配線を一個にまとめる、また充電・各種操作等の役割があります。(物によってプラスアルファの機能のものもあります。Ex:ワイヤレスユニットやディスプレイ表示)
システムインフォメーションディスプレイタイプの代表的なものはこちらです。

変速段数、シフトモード、バッテリー残量等の表示だけではなく、ワイヤレスユニットとしての機能も兼ね備えています。
またジャンクションAは後々の拡張性を考えて、ポート数を選ぶこともできます。(ステム下部の通常タイプのジャンクションのみ)
AM-EW90は”A”と”B”があります。
A:3ポート
B:5ポート
※旧型では一部シンクロシフトに対応していないこともあります。
ジャンクションAのタイプ種類
・通常ステム下部 3ポート or 5ポート
・ディプレイタイプ 3ポート
・バーエンド タイプ 2ポート(特殊ケーブルが必要となります。)
油圧ブレーキ用のコントロールレバーはレバー側のポート数が2つとなり、ハンドル周りのスイッチ増設には5ポートジャンクションAが必要な場合もあります。
この辺は少々複雑ですので将来の展望、拡張性等を考慮するためにも購入店舗での打ち合わせをおすすめ致します。
②ジャンクションB

主にBB下、やBB周辺でフレーム内を通ってきたケーブルを各所に分配します。
ハンドル周りのケーブルを1つに集約するジャンクションAに対して、ジャンクションBは1本でダウンチューブを通ってきたケーブルをBB付近にて各ディレイラー、バッテリーなどに分配するための、振り分け的な役割のものです。ジャンクションAとは反対の役割ですネ。
イメージはこんな感じかと、、、
左右レバー → ジャンクションA → ジャンクションB → FD・RD・バッテリー
※上記の図参照
③ケーブル

これの必要本数は各種装備によっても差はできてきますが、上記の表は最低限必要な本数です。
一番シンプルな構成でも前後ディレイラーを動かすためには最低6本必要になります。(と言うのは前だけDi2とかもできなくはありません。。。)
長さはフレームのサイズによっても多少なりとも差は出てまいりますので詳細はお問い合わせ下さい。
これに別売りオプションのワイヤレスユニットなんかがつくと必要本数も増えていきます。
またバーエンドタイプのジャンクションAを使用する場合は特注な3つ又ケーブルが必要となります。
④バッテリー


”電動”ですので(´∀`;)
電気がなければ動かすことができません。
左がシートポストに内装するタイプです。最大の利点は汎用性の広さです。だいたいのシートポストは中空の円形ですので取り付けが可能となっています。フレーム専用設計のエアロシートポストだろうが中が空洞であればぶち込むことが可能です。
となると万能選手のように思えますが、欠点もあります。フレームのシートチューブ~BBまでが稀に貫通していないものがあります。その場合は不可です。
フレーム内のエレクトリックケーブルの処理がどうにもなりませんので。。。(´∀`;)
※昨今の場合、”電動対応フレーム”このような記載のあるフレームは通常FD・RD配線も含めて内装に対応しているという場合が多いです。最近のミドル~ハイエンドフレームであれば電動にも対応しているものがほとんどです。
右側はフレ-ムの外側につけるタイプです。見た目はなんかではスッキリ感がいまいちということもありますが、使い勝手はこちらのほうがいい場合もあります。
この2種類は自転車や用途に合わせて選択するのがいいと思います。
また旧型モデルではシンクロシフトに対応しておりません。
バッテリーと上記ジャンクションAを新型のバッテリーに交換することで、旧型Di2でもシンクロシフトができるようになります。
※ものすごく簡単な説明ですが、もう少々複雑なこともあります。
⑤バッテリーチャージャー

充電+PC有線接続で使用します。
電動ですので電気を使います。
充電ができなければ、変速もできませんので必須です。
PCが近くにない場合は、モバイルバッテリーなんかがあると便利です。
充電が切れてしまうとDi2は沈静化をしてしまいます(; ̄▽ ̄)ハハハ...
まずフロントが動かなくなります。そしてすぐにリアも動かなくなります。
悲しい結末を迎えないためにもしっかりとバッテリー残量を気にしたほうがいいと思います。
ちなみにワタクシの場合だと、かなり乗っても1ヶ月以上は充電無しでいけます。相当な長持ちバッテリーです。
▶その他の導入に伴う注意点
①フレームの対応
まずはDi2の内装に対応しているかというところです。
Di2に対応していないフレームの場合は、(さらっと)前述したようにBB付近と各種パイプが貫通していない場合なんかは内装ができませんし、フロントディレイラー、リアディレイラー部も内部を通せない場合はケーブルをフレームに這わせる外装仕様で、バッテリーも外付けになります。これが外装仕様となります。。。要は配線がフレームの内部を通るか外部を通るかです。。
外装であれば基本的Di2内装非対応のフレームでも小物類を駆使して取り付けることができます。
まずはフレームがどうなっているかを確認が必要です。
(最近のミドル~ハイエンドフレームは内装対応しているものが多いです。)
Di2内装対応のフレームでも小物類の付属がない場合もあります。
フレームセットで購入した場合は付属に機械式・Di2パーツ双方がついてくる場合が多いです。
完成車で購入した場合は機械式なら機械式、Di2ならDi2用の小物パーツしか通常ついてきません。
ケーブルがフレームの中に入る部分のグロメットや、BB下のパーツです。
グロメットはシマノから汎用品はでておりますがそれが使えるか否かはフレーム次第です。
またケーブル引き用のケーブルガイドは基本的に不要になりますので専用の物があれば交換してしまうとよりスッキリとシャープになります。
機械式と違ってDi2の場合は小物パーツがなくても組めないことはほぼありません。しかし機械式はフレーム専用小物がないと組めない場合が多いです。
Di2に載せ替え時に専用小物がなくて、機械式用の小物に穴を開けて使ってしまうと、、、機械式に戻せなくなります。ということやはりDi2を組みこむ際はDi2用の小物パーツの取り寄せをしておくといいと思います。通常フレーム購入店舗でお願いすれば断られることはないはずです。
ワタクシのゼリウスもDi2対応フレームでBB下の専用パーツが存在しますが購入時付属はありませんでした。(紐式の完成車のため)付属がない場合は別売りの専用パーツを別途用意する必要がある場合があるということです。
しかしこれらのものは無くても組めないことはありません。あったほうがきれいに仕上がる、そのぐらいのイメージでいいと思います。また後から取り付けることも可能の場合が多いです。
この辺も少々難しいところなので実際に組み付けをするお店に相談してみるといいと思います。
②Di2も万能選手では無い
Di2だったらなんでもできる!ということもありません(´∀`;)
またDi2だから絶対にチェーンが落ちない、ということもありません。
基本的な変速仕組みはケーブル引きと同じ仕組みです。ケーブルが行う動作をモーターが行うということです。
各種調整もギア間ピッチを変更したりということはできないということです。
それでもセッテイングは説明書通りに行うことで手技による完成度の差はケーブルとは比べ物にならないほど少ないです。
③フレームやオプション品等で組み上げにかかる価格が若干変わる
おおよその金額は出すことはできますが、フレームに合わせて多少の差は出てきます。
外装、内装、エレクトリックケーブルの長さは?オプションは?
正式にはお店に実際に持っていてお見積り、これがいいかと思います。
2019年10月20日現在でおおよそ最低でもパーツ代で15万ぐらい+工賃等ということです。
電気で動いていますから。。。
▶通販で購入時の注意点
安さが売りの通信販売ですが、注意が必要な場合もあります。
①余計のものがついている
例えばBBやクランク、ブレーキなんかもまるっとセットになっている場合もあります。
それで運が良ければお買い得な場合もありますが、基本的に不要なものは不要ですのでセット品の中身は注意が必要です。
②必要なものがついていない
全く逆のパターンですが、例えばエレクトリックケーブルやその他の運用には必ず必要なものもついてない、こんなこともあります。
前述のようにエレクトリックケーブルは最低6本必要ですので以外と別で買うとお値段がかかってきます。
③旧型モデル
こちらも前述いたしましたが、ディレイラーやレバーが新しい型でもバッテリーやジャンクションAが古い型の場合があります。
これが古いと、一番大きな差としてはシンクロシフトに対応していなかったりします。
バッテリーにしてもエレクトリックケーブルにしても後から買い直すと結構高く付く場合もありますのでよく情報を精査してからのご購入をおすすめ致します。
また意外と海外通販は安いイメージがありますが、Di2のセットはお値段が結構しますので輸入に伴う消費税なんかのからみで国内のほうが安く手に入ることもありますのでセット内容とお値段でここも要注意かと思います。
ともあれ定価で15万ちょっと~+工賃であのあこがれの電動シフトです。
Di2はいいですネ。フロントシフトも”ポチッ”ですから。。。
ということで今回はシマノ電動変速 R8050 Di2導入予算+その他オプション装備についてのお話でした。
当店でもお見積、ご注文、作業等承らせていただきます。
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また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合katわせてご連絡をお願い致します。
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コメント
コメント一覧 (2)
ちなみにジャンクションAはEW-RS910がおススメです。
おはようございます!(`・ω・´)ゞ
いえいえワタクシはもうしばし紐式で頑張ろうかと思います(´∀`;)
バーエンドタイプのジャンクションも今までなかったのが不思議なぐらいです。。。