究極のチェーンオイル!? Vipro's Blue-no(ブルーノ)1000km使用インプレダッ!

先日から密かに導入していたチェーンオイルがあります。
当店でも早速入荷し販売とともにワタクシ自身も使用していたチェーンオイル Vipro's Blue-no(ヴィプロス ブルーノ)です。
かれこれ使い始めてウエット路面の状況やオフロードも走ってみてのインプレをしてみようと思います。
ちなみに比較対象は同社のムオン、ケイテン、WAKOSのチェーンルブ、このへんで行こうと思います。

▶Vipro's Blue-noとは

ブルーノといえば、、、こちらの動画です。
2017サイクルモードにてめちゃくちゃ気になる存在でありました。

なんでもサスペンドタイプと言われるヴィプロスさんの渾身のチェーンオイルです(?多分。。。)



要は”サラッとしているのにしっかりと被膜を形成してくれる”と言うものです。



▶パッケージ


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まさにブルーです(笑

振ったりしてみればすぐにわかります。
さらっさらです。

ヴィプロスさんのオイルはケイテンもムオンの点眼瓶が付いてきます。
本体からも直接塗布できるようになってはいますが、小分けの瓶のほうが小回りも効きますしやりやすいです。
なんてことの無い点眼瓶的なものですが、やはりこういったちょっとの気遣いと言うかありがたいものです。
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※点眼瓶が付属するのは初回ロットのみだそうです。。。
ご希望の方はお急ぎくださいm(_ _)m


▶使い方は?

これは公式ページにしっかりと書いてあります。

image4144

http://www.vipros.jp/shop/products/detail.php?product_id=127 より

確かにものすごく柔らかくて勢い良く下に向けるとぴちゃぴちゃ飛び出してしまいます。

そして本体の容器はかなり硬め、点眼瓶に移すときにちょっと硬すぎる感じるぐらいです。
というのもおそらくこの柔らかさのオイルで容器を柔らかくしてしまうと握ったときなどに出過ぎたりすることがあるため、また画像の左側のように容器を押す出す必要が無いため、容器を固くしているのだと思います。

使ってみればすぐにわかります、容器を握って押し出すような必要は一切ありません。
液体としては普通の水ぐらいさらっさらです。

チェーンのコマをめがけてまさに公式通り、コツコツ当ててあげればスッとリンク内に浸透して行きます。

柔らかさが決め手のケイテンよりも浸透力はイイです。まさにスッと馴染んでいきます。

ワタクシは基本的に思いっきりめんどくさがり屋さんなので(´∀`;)、普段はチェーンをガラガラ回しながらぶっかける、、、そんな荒いやり方なのですが、このブルーノはきちんと指したほうが良さそうです。。。
というのもスッとリンク内に浸透してくのが楽しくて(笑
ガラガラ回しながらぶっかけてもひとコマずつ付けても対して時間に差はありませんので2~3分ぐらいは楽しんでもいいかなぁといった感じです。。。


▶実際に使ってみて
※以下全く個人的な感想です。商品の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。

柔らかいのにしっかりと潤滑ができていますし、何よりいいのが汚れにくさです。

勝手に製品を比較してみます。
・ケイテン
・ムオン
・WAKOS チェーンルブ(以下WAKOS)
・ブルーノ

①静音性
WAKOS>ムオン>ブルーノ>ケイテン

ここはもう完全にオイルの特性の差だと思います。

WAKOSはどちらかというとかなり分厚い被膜を形成するイメージです。
塗布直後は柔らかいのですが、次第にネットリとしてきます。
このネットリ加減が静音性に役立っていると思います。
比べてヴィプロスの製品はネットリしたものではなくてあくまでも薄めの被膜といったイメージです。

ヴィプロス製品に比べてWAKOSの静音性は高めです。

②耐久性
ムオン=ブルーノ>ケイテン>WAKOS

きれいなところで使えばWAKOSは耐久性があると思います。
しかしWAKOSのルブは鬼のように汚れます。悪路なんか走ればあっという間にオイル泥団子が形成されます。
個人的にジャリジャリになったままのチェーンで次のライドに出ることなんて絶対にありえません。
ということで耐久性以前の問題の比較になってしました。

③汚れやすさ
WAKOS>>>ムオン>ケイテン>ブルーノ

WAKOSのルブは鬼のように汚れます。悪路なんか走ればあっという間にオイル泥団子が形成されます。ねっとりとした被膜が汚れに対しては仇となってチェーンの至る所、ギアの歯なんかにガッツリと汚れを付着させます。

ケイテンやムオンで汚れがひどいと感じる場合はオイルの量によるところが大きいような気がします。基本的に汚れやすいということはあまりありません。


④汚れの落としやすさ
ケイテン>ブルーノ>ムオン>>>ワコーズ

ケイテンはぶっちぎりに汚れを落としやすいです。
ブルーノは柔らかいのですが、ケイテン程楽には落ちません。
ブルーノの特性として浸透して止まる、これが落ちにくさを産んでいるのだと思います。
しかしこれだからこそオイルを多めに塗った時でもピカイチの飛び散りにくさがあります。
本当に大量につけてもびっくりするぐらい飛び散らないです。

⑤滑らかさ
もうこれは比較の使用が難しいですが、、、
よく皆様がイメージのしやすく、言われがちなことですが少々違いがあることがあります。

「静かになるチェーンオイルは滑らか(抵抗が少ない)だ。」ということです。

静かになるオイルほど滑らかで”抵抗が少ない”イメージがあると思いますが、これは一概にはそうとはいえないという研究結果を何処かでみました。。。
ソースは、、、海外の文献だった気がするのですが、ど忘れです。。。ゴメンナサイm(_ _;)m

どうしても聴覚的に音が静かだとなめらかな気がしてしますのですが、実際に試してると頭の中の思い込みが邪魔をしてしまうのでこういった結果を頭においておくと先入観が幾分ましになると思います。

その中での印象としては、、、
どれも滑らか!\(^o^)/(笑

ということでした。。。


▶チェーンの状態は?


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走行後に拭き上げた状態です。

先日のライドでも少々コースミスがありオフロードの道が、、、ご参加の皆様ゴメンナサイでしたm(_ _)m

そんなところを走っても、富山のウエット+超絶悪路ヒルクライムをしてもひどい泥団子、ジャリジャリ状態にはならなかったです。

チェーンオイルの耐久性って汚れにくさをものすごく密接な関係があると思います。
軽く前述しましたが、
”いくら高耐久性を謳っても汚れやすければすぐに掃除が必要になってしまうので意味がない”
(一回で600kmとか走る方はそう多くはないと思いますので(´∀`;))
本当の耐久性とは、汚れにくさと耐久性のバランス、これが何よりも大切だと思います。


▶ブルーノの欠点とは?

それはメンテナンス性です。

ケイテンなんかはサラサラ系ですので拭き取るだけでもかなり綺麗にできます。
通常のミシンオイルのようにジャバジャバ付けて拭き上げるだけで簡単クリーニングですが、ブルーノは定着性の高さが仇となって拭き上げだけのクリーニングでは少々汚れが落ちにくいです。
ムオンと似たような感じです。

クリーニングはやはりしっかりグゥーキンアルファやチェーンクリーナーなどでリムーブしてあげる必要がありました、
とは言ってもこの定着性の良さ、被膜形成とどまる力はピカイチです。
このぐらい強く薄い被膜を形成でくるということは、雨天の使用なんかにもかなり強みになると思います。

後はちょっとコストがかかります。
それでも使い方を正しく使った個人ユースであればかなりもつかと思います。



▶総評

まったくもっても個人的な感想ですが、

汚れにくさ、耐久性、滑らかさ、全てにおいて高性能、というのがまったくもって素直な感想です。
オイル泥団子の出来にくさ、悪路走行後のジャリジャリ感のすくなさ、それでいての潤滑性能、抵抗の少なさ、全てにおいて究極だと思う、、、そんなイメージです。
ケイテンよりも雨にも強いイメージでした。

その代わりにクリーニングの際はしっかりと腰を上げて行わなければなりませんが、それに引き換えとしてもワタクシは使用したい、使用を続けているわけです。
※消して汚れやすいということではありません。

チェーンをザバザバ洗うのが面倒くさい、そんな方はケイテンとかをケチらずにドバドバ使うのはクリーニングは簡単でいいと思います。

ブルーノ以前はムオンをベースにしてケイテンを混ぜて浸透しやすくして使っていたのですが、ブルーノを使用してしまうともう元には戻れません。いやぁいいんですヨ。

またお金のかかるものを知ってしまった,,,(;´∀`)マイッタネ,,,

ということで今回はヴィプロス ブルーノを1000kmぐらい使ってみてのインプレ、そんなお話でした。

ブル-ノは現在、店頭でも販売中です。
試したい方はお店にてチェーンオイルの入れ替えも承っております。


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