電動シフト”Di2”と機械式(紐式シフト)とは? ~序章~  

よく聞く中でもなんとなくは想像ができるけれども実際のところは想像しにくいところがあると思います。ということで今回からDi2を何編かに分けてとことんDi2のお話を作成してみようと思います。

※Di2はどんどん進化しており、ワタクシ自身まだまだついていけていないところも多々あります。というか追いつけ逃げられ的な(笑 一分情報が違っているや、古い!ということがあればご指摘いただければ幸いですm(_ _)m




▶Di2とは?
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Di2(Digital Integrated Intelligence)

Di2:電動シフト、電動、でんズラ(DURAのみ)等など
機械式:ケーブル、紐式、メカニカル式等など

自転車のいわゆる外装変速機はディレイラーを動かしてチェーンをギアから外す・動かすということでギアチェンジということを起こすことができます。
何も電動と言っても電気の力でブレーキが超効くようになったり、クランクがめちゃくちゃ軽く回るって言うことではありません(笑
「十万以上も出して自転車を弄るならEバイクのように動力を付けたほうが楽だし、速いじゃん!それにかごもつけて~~~」、というのはスポーツとして自転車を楽しまない人の素直な意見なようです(笑
15万ぐらいといえばR8050のDi2キットですが、原付きも新車で同じぐらいの値段です。。。
変速機だけで(何も変速機だけではありませんが、)、、、バブリーな業界です(´∀`;)

(将来的にはこのバッテリー(電力)を使ってABSとかつくようになると安全性は向上すると思いますし、サイコン、ライト、各種の電力に使用できるようにして、電力は充電ではなくてハブダイナモかなんかで自動的に充電、、、まさに未来の乗り物!!)

簡単に言ってしまえばDi2とは電動シフトのことで、ギアチェンジを今までケーブルで引っ張っていたものをモーターの力で行なってくれるというものがDi2の電動シフトです。


▶もっと詳しくDi2と機械式の比較

言葉で書くのは簡単ですが、もう少し詳細のお話です。
機械式 Di2
コントロールレバー コントロールレバー
フロントディレイラー フロントディレイラー
リアディレイラー リアディレイラー
シフトケーブル エレクトリックワイヤー
ケーブルアジャスター ジャンクションA,B
  バッテリー
  充電器

コントロールレバー、前後ディレイラーは似たような形をしていますが、実は全然違います。
Di2のコントロールレバーは主にスイッチです。(ブレーキもあります)
前後ディレイラーにはモーターが入っています。

そして決定的な違いはケーブル引きは実際にインナーケーブルで引っ張ったり、緩めたりしてディレイラーを動かしますので”シフトケーブル”と言うものが絶対に必要になります。
(レバーでケーブルを使って、ディレイラーの動きを制御)

それと違ってDi2は電気の力でモーターを動かしますので電力を伝えるための配線が必要となります。
(ディレイラー内のモーターでディレイラーを動かす)

簡単に言ってしまうと、ケーブル式のシフトは
レバー+ケーブル+ディレイラー
この3点があれば動かすことはできますが、Di2はというと動力の都合上、
レバー+エレクトリックケーブル+ディレイラー、コレだだけでは動かすことはできないということになります。大切なのは電源(バッテリー)でこれなしでは動かすことはできません。


▶Di2のイメージ
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これは一番シンプルで最低限の構成です。
(とは言っても実はFDのみDi2化とかもできないことではないのでもっと単純にはできますが、シフトをDi2化というと通常この組み合わせがシンプルです。)
バッテリーのシートポスト内蔵は最近はDi2バッテリー対応とカタログにあるものもありますが、エアロ形状のものでなければ汎用のダンダラダンになっているゴム製のシムのようなものを使用することで内装できる場合もあります。(海外通販とかでフレームや完成車を購入した際に付属でついてくることが多いダンダラダンのゴム製のアレです。。。)
またフレームによってはDi2の内装に対応するための設計であったり、外装のための専用設計であったり、、、こういった技術が組み込まれているものもあります。
例えばゼリウスならトラップドアテクノロジーというBB下の紐式であればケーブル受けのパーツを変えることで、バッテリーを低い位置に配置できるようになるというものです。こう言った技術はメーカーによって色々あります。
Di2を組む際にフレームに対してバッテリーは?配線は?こんな風にどのように組み込んで行くかもショップの味が出るところかと思います。

またジャンクションBも外装or内装、ジャンクションAは通常タイプorバーエンドタイプとか色々とありますが、ものすごく複雑です、、、(´∀`;)

またエレクトリックケーブルもフレームサイズに合わせて長さを決めたり、今後の拡張性を考えてジャンクションAを選んだり、楽しみは無限大です(≧∇≦)b


▶Di2の拡張性

この配線図というか設計を覚えておいた上でのお話で、幅広い拡張性を持っているのがDi2の素晴らしい所です。

R9150世代~ロード用Di2にもシンクロシフト+セミシンクロシフト=シンクロナイズドシフトというものが加わりました。(もちろん旧型モデルもバッテリーを交換したり、、、少々手を加えてあげることでシンクロシフトに対応できます。)
ジャンクションAのモード切替(ダブルクリック)で切り替えができます。

①セミシンクロシフト

FDの動きに対してRDを自動で変速します。

たとえばFDをアウター→インナーに落とした際に勝手にRDを2段(任意設定可)トップ側にずらしてギア比の急激な変化を抑えてくれるというものです。

②シンクロモードシフト
RDの動きに連動してFDも勝手に動かしてくれるというものです。
アウタートップからギアを落としていけば一定のところでフロントもリアの操作だけで切り替えてくれると言うもので、逆にインナーローから上げていけば一定のところでリアの操作だけでもフロントを切り替えてくれるというものです。
簡単に言うとフロント変速の操作が必要なくなるというものです。

もちろんこれらの設定もカスタマイズが可能です。


もちろん便利な使い方はシンクロシフトだけではありません。

①スイッチの拡張
有名所で言うとスプリントスイッチやサテライトスイッチなんかの拡張もできます。
こちらも簡単に言うと”ポチッとな”できるスイッチを任意の位置に別途くっつけることができるというものです。

②Bluetooth接続
Di2は通常のシフト調整等はE-Tubeに接続しなくとも可能ですが、最近の少々複雑な機能達、電子制御のシフティングの詳細設定・セッティングにはPCに繋いだりする必要があるものもあります。
※E-Tube(Youのほうではありません(笑):Di2のバージョンアップや、カスタマイズに必要になるシマノの公式アプリ。詳細は後述

ワイヤレスチップ内蔵のユニットを組みこむことでPCがなくとも、Bluetooth接続でスマホ・タブレットと接続、カスタマイズができるようになるというものです。
個人的には従来通りPCと有線接続でカスタマイズを行うのがいいとは思うのですが、この辺は時代の流れですネ。。。


▶E-Tubeについて
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PCとDi2を接続することで
・各パーツのバージョンアップ
・カスタマイズ
等ができます。

①バージョンアップ
各パーツにはバージョンがありシマノ側がバージョンアップをすることで新たの機能が増えてきたりもします。シンクロシフトなんかはまさに大幅バージョンアップの恩恵というところでしょう。
これ以外ではちょこちょことライトのオンオフや大小様々な機能、不具合の改善等のバージョンアップもありますが、これらはすべてE-Tubeで行うことになります。

②ギア位置の制御
アウタートップ・アウタートップから2枚目の位置でのフロント変速はできないことになっています。
この際はフロントをいじるとフロントの変速は起こらずに、リアが2枚ロー側へ移動するという事が起きます。
チェーンテンションが低くなることを嫌ったシマノ側の制御動作だということです。

これはE-Tubeで解除できるということです。

③セミシンクロ・シンクロシフトのカスタマイズ

前述のようにセミシンクロはFDの動きに合わせてリアが自動で変速するというものです。
これも初期設定は2段ですが、1~4段まで変更可能ということです。

またシンクロシフトも同様にシンクロするギア比を選べるということです。

④各所スイッチの設定

実は新型のDi2のレバーには”天井”にもスイッチが内蔵されています。
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ここのスイッチにどんな機能を割り当てるか、そんなことも決められたりもします。
これ以外ではサテライトスイッチなんかを追加した場合はそういったものの設定もE-Tube上で行うことになります。



▶Di2のメリット・デメリット

何と言っても圧倒的に楽なシフト操作です。
今までケーブル引きでシャキッと引っ張っていた操作がボタンポチーなります。

①圧倒的に楽なフロントシフト

シフトダウンもアップも、リアもフロントも”コキッ”とボタン操作でモーターが勝手に行なってくれます。「コキッ、ウィーン」ですネ(笑
極端な話、リアはそこまで感動することはありませんが、何と言ってもフロント変速なんかは超絶楽ちんです。

②オートトリムで音鳴り防止
勝手にやってくれるのは便利です。
これだけではなくオーバーストロークなんかも動きとしてありますネ。

③コントロールレバーの軽量化と握りの変化
軽量化は全くもってありがたい限りです。
紐式のレバーって結構おもいです。。。
これに比べてDi2はレバーの内部に紐式ほど複雑な構造を入れる必要が無いのでかなり軽量化ができます。
また構造の簡略化で、握りが細くできます。
これは全く好みの問題かとは思いますが、紐式よりも結構細くなります。

④ケーブル交換不要

シフトケーブルと言うもの自体がなくなるので交換が不要になります。
シフトは一度設定してしまえば基本的にずれることはありません。
もしもずれてくるのであれば変速機以外の他の原因も考えられます。

⑤ヘッド周りの動きがものすごくイイ

紐式と違って細く柔らかいエレクトリックケーブルはヘッド周りの動きの邪魔になりにくいです。
個人的に感じた一番大きな違いはまさにココ、ヘッド周りの動きの違いでした。

⑥楽な変速は変速回数を増やす

Di2の変速動作は楽ですし楽しいです。
知らず知らずのうちに変速が増えている、こんなお話はよく聞きます。
これが疲労をためづらかったりいい傾向に傾くことが多いようですネ。

ではデメリットはと言うと、

①コスト面
チト高いっすネ(´∀`;)
導入コストも然り、落車等で壊れたりした時のことを考えるとお財布には少々厳しいです。

②バッテリー(電源)
充電が切れれば、、、まぁ変速はできません。

③セッティング方法
紐式とは調整方法なんかがガラッと変わります。とは言っても変わることは変わりますが、最初の調整をびしっと決めてしまえば後は楽ちんです。
基本的に充電だけしっかりしておけばその後の調整はほぼほぼ不要なので圧倒的に楽です。
メリットでもありデメリットでもありますネ。

また整備を楽しみたいのであれば紐式のほうが楽しめそうです。
良くも悪くも定期的にケーブルは変えることになりますし、組み方次第では具合が悪くなったり良くなったり、そんなことも趣味として楽しむということもありだと思います。

④トラブル時の対応
紐式であればうんちゃらかんちゃ裏技的なことができたりもしますが、トラブル時の復旧等、緊急的な措置としてできることがメカニック側からすると少ないような気がしなくもありません。

⑤Di2ヘの過剰な期待は禁物

Di2だからといって絶対にチェーン落ちが起きなかったり、変速スピードが極端に速いということはありません。(R8000とR8050で比較)
変速速度ではシフトダウン(小ギア→大ギア)は紐式のほうが早いです。(変速速度を一番上げても、)シフトアップはボタンの連打能力次第です(笑(高@名人)
Di2は押しっぱなしでいいので楽ですネ。。。

▶まとめ

Di2メリットはたくさんありましたが、頑張って頑張ってデメリットを絞り出してみました(笑
で実際に新型のアルテDi2(R8050)と紐式(R8000)で比較してみた全くもって個人的な感想です。

”お金に余裕があるのであればDi2を選ばない手はない。”

おそらく電動変速はある意味終着点です。
ということです。
が、ダガシカシです。。。

現在使用中のコンポにもよりますが、現状でアルテの6800、9000とかを使用しているのであればDi2にするともちろん変速は楽にはなりますが、激的に変速性能が上がるかというと一概にそうとはいえないと思います。新型ではR8000の変速も、もちろんR9100もかなりいいです。
まぁメインはボタンポチーなので”楽”ってことかと思います。

国内のプロレースでも100%電動、、、ということではなさそうです。
http://www.cyclowired.jp/tag/term/12364
まぁプロは走る距離から何まで全然使われ方が違いますから(´∀`;)

R9100も含め色々なコンポを触ってみている個人的な感想としては、どちらを選んでも後悔することは無いと思います。どちらもすごくいいものです。
お財布事情に余裕があればDi2なりコルサなりをバンバン使うほうが幸せいっぱいになれると思いますが、その後の運用、消耗品とかが厳しくなるようであれば紐式だって悪くないと思います。
(お財布事情が少々厳しく無理して購入することでその後タイヤとかをケチってしまっては意味が無いということです。。。)

ということで今回は電動シフト”Di2”と機械式(メカニカルシフト)とは? ~序章~のお話でした。
まだまだ続くヲ、Di2ネタです。




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