R8050 Di2 セッティング・変速調整のお話 新旧モデル調整方法の変更点等
R8050の変速調整・セッティングですが、リアディレイラーの調整のみエンドアジャストボルト(旧Bテンションボルト)の調整が今まで以上にシビアになっております。これとフロントディレイラーの調整が手順が全然変わっています。これは紐式(機械式)の新型のシャドータイプのRD何かも一緒ですネ。
初代11速のDi2と現行Di2、同じ方法で行なうと失敗する可能性もありますので、その辺の注意なんかを織り交ぜながらの調整方法です。
今回は大幅にパワーアップを致しました。
ということで早速Di2のセッティングのお話です。
▶最初に
Di2でも機械式でもどちらも変わりませんが、まずはマニュアル通りのセッティングをするということが何よりも大切です。いわゆる基礎であり土台であるということです。
そしてこの情報があふれる現在ではありますが、基本的にマニュアル通りに行っていれば不具合は出にくいです。大体具合が悪くなるのは、、、”なにかやっちまった時”です(笑)
調整方法にしかり、互換性外のことをやってみたり。ちょっとぐらいだから行けそうな気もしなくはないのですが、ダメなときって結構あります(; ̄▽ ̄)ハハハ...
妥協せずに心あたりがある場合は改善、そしてマニュアルを確認するということです。
そういうワタクシも、未だに新型と旧型が混在する今、フロントディレイラーの調整方法がごっちゃになってしまいます(笑)ですので確実な作業のためにはすぐに確認、これは大切にしております。
ということでまずはマニュアルは手元において作業です。
▶組付けのイメージ

詳細はこちらにて↓↓↓
ULTEGRA(アルテグラ) R8050 Di2組むの巻
でまずは組み付けた後に動作をさせてセッティングをする必要があります。
今回は組み方がメインではないのでこの辺はサラッとです。
Di2を組み付ける時は基本内装式であればBBが付いていない状態での組み上げを想定されているとおもいます。
BBさえなければエレクトリックケーブルの配線もBBが外れていればそこまで大変ではありません。
圧入式のBBの場合は何度も付け外しはしたくないので、もしも外す機会があればウィッシュボーンのような左右結合式のBBに変えてしまうほうが得策かと思います。
上の図のような組み方であればシートポスト内にバッテリーを入れますが、長すぎるシートポストの場合は場合によってはカットする必要がでてきます。
そんなことも考えてバッテリーはとりあえずトップチューブかなんかに固定しておいて変速調整を先にしてしまうのがいいと思います。ケーブルさえ繋がっていれば完全な状態ではなくとも調整はできます。ということでシートポストは後回しにしておきます。(お店側のお話でしたm(_ _)m)
一度入れてしまうとシートポストからバッテリーを取り出すのって当然固定具にもよるとは思うのですが、かなり大変です(´∀`;)
▶各所組み付け時の注意点
フロントディレイラーについては基本的に紐式となんらかわりはありません。
直付であればサポートボルトとバックアッププレート or FD台座の存在を忘れないように組むということです。直付FD本体取り付けは紐式もDi2も一緒で、”FDはちょっと曲げて取り付け、サポートボルトの調整でまっすぐに(チェーンリングと平行に)”ということです。
特にDi2ではFDの動く力がものすごく強いですので、サポートボルトをしっかりと設置というか調整をしてあげることで”FDの性能を最大限に発揮させることができる”、というのはマニュアルにものっている重要なことです。(ただしサポートボルトを効かせられないフレームもあるということです。)
特にサポートボルトは位置が少々わかりにくいので間違えてトップ側調整ボルトを回さないように注意です(笑)
リアディレイラーはボルトを締めるだけなので、、、省略いたします。
ジャンクションBは内装式であればBBを圧入後はもうしばらくお目にかかることはありませんのでBBを付ける前にはしっかりと確認しておいたほうがいいですネ。
各所をつなぐ際はしっかりと専用工具を用いて行います。

▶調整の前に
基本的にDi2の調整も紐式の調整も基本的な考え方としては同じです。
バネの力とケーブルの引き・解除を利用して変速するのが機械式、バネの力とモーターの力で変速するのがDi2ということです。
紐式でしっかりと構造を理解してからDi2の調整へと入るとより理解が深まるかと思います。
またDi2は強力なモーターで駆動しますので機械式よりも変速調整不良の影響を受けやすいということもあります。不安があれば基本的にプロへお任せするという選択肢をきちんともっておくことは大切なことだと思います。
Di2の変速調整は主に2つの種類があります。
①各種ボルトの調整
②Di2アジャスト
このDi2アジャストというものがいわゆる機械式のアジャスターを使って行なう調整と同じ仕組みです。しかし調整方法は機械式とは違いますので注意が必要です。
Di2アジャストはジャンクションAのボタンを長押しでアジャストモードに切り替えます。

アジャストが終わったら確実にアジャストモードを解除するということも大切なことです。
アジャストモードに入ったままだと、変速が行われないどころがどんどん変速調整がおかしいことになってきます。
またDi2のアジャストモード中は変速は行われませんので、調整するためのギア位置に変速した後にアジャストモードに入れることが必要です。
▶リアディレイラーの調整
基本的なことですが、マニュアル通りに行います。
新型のシングルテンション、シャドータイプのリアディレイラーはまず何はともあれエンドアジャストボルトの調整が必須です。(旧Bテンションですが、シングルテンションはB軸にテンションがありませんのでエンドアジャストということでhしょう。。。)
このリアディレイラーはやはり大きく旧型と構造が変わっていますので紐式であろうがDi2だろうが少々注意が必要なところだと思います。
①エンドアジャストボルトの調整

Di2のリアディレイラーは初期状態はエンドアジャストボルトを含めてすべてのボルトが緩みきっております。おそらく出荷状態のままだとガイドプーリーとスプロケがゴリゴリ言います。。。(笑
場合によっては変速できないぐらいひどい場合もあるかもしれません。
シャドータイプ・シングルテンションの宿命というかここの調整がマストです。
ここをチェーンがつまらない・ゴリゴリしないギリギリにもっていきます。
と言うのは紐式もDi2も全く一緒ですネ。

変速しながら最大スプロケット、最小スプロケットどちらでも問題がないように確認をしながら調整します。・・・とは言ってもそこまで複雑なことはありません。最初はガイドプーリーとスプロケがくっついてゴリゴリ、場合によっては変速できないような状態になっていますが、ココをスムーズに変速ができて、かつゴリゴリしないようポイントまで離してあげます。
クランクを回しながらリアの最大ギア付近の変速を行いながらおもにシフトダウンでゴリッとならないところまで離して(ボイルとを締め込んで)いきます。。この調整後は逆に最小ギアでも同様のことを行います。
ただし離しすぎても変速自体はできますが、レスポンスが落ちる可能性はありますのでココはビシッと調整するのがいいと思います。
ちなみにエンドアジャストボルトの調整前は、、、

チェーンがテロンテロンですが、しっかりと調整後は張られます。
(あまりにもテロンテロンなので養生して調整致しました。。。)
これ新型のエンドアジャストボルトだけではなく、旧型のBテンション調整ボルトも同じような現象が起きます。
つまりエンドアジャストボルトはガイドプーリーとスプロケの歯間距離の調整を行なうものですが、その調整をすることでチェーンテンションにも影響を与える仕組みとなっているということです。
これをうまく利用するとチェーンが多少長めの場合、張り具合を調整することにも使うことができます。しかし完全に長過ぎるものを無理やりエンドアジャストボルトで調整することは、おすすめいたしません。まずはきちんとしたチェーンの長さを設定するということはディレイラーの変速調整以前の問題です。
②変速調整

内側から5枚目のギアへ入れます。
上で書いた様に変速してギアの位置を5枚目に合わせてから、ジャンクションAのボタンを長押、赤点灯させDi2をアジャストモードにします。

アジャストモードにした状態ではレバーの変速スイッチ(X & Y)を押すことで1段の変速ではなくてプルッ、プルッ、とちょっとずつ微妙に位置が動いていきます。
※レバーについての詳細は下記画像参照

クランクを回しながら
「4枚目のスプロケットと接触してかすかに音が出る位置までガイドプーリーを内側に移動させます。」これがマニュアル通りです。
クランクを回していプルッ、プルッ、と内側にずらしていくとある時から変な擦れているような「チキッ、チキッ」とか「チャラッ、チャラっ」と異音が鳴り初めます。
この微妙な異音が鳴り始めた位置から4回分(Y操作)外側へ移動させます。
(微妙な異音はマニュアルでは”かすかに音”が、とあります。このかすかな音をしっかりと聞けるかどうかがこの変速調整の肝です。)
これでジャンクションAのボタンを再び押してアジャストモードを終わらせれば調整終了です。
感の言い方はもうお気づきかと思いますが、簡単に言ってしまうとやり方は少々違えどもこの作業は、紐式のケーブルの張り調整、これですネ。
このアジャストモードの調整時にちょっとずつ動く動きは行き過ぎてから少し戻るといった動きにプラスアルファが加えられています(いわゆるオーバーシフトのようなもの)。というのも動く幅はものすごく少ないので”派手に動いて戻る”この動きがないとどっちに動いているのかわかりにくくなってしまうため、シマノさんの親切心(?)ということでしょう。
イメージ的には「プ」で派手に動いて「ルッ」で所定の位置まで戻る感じです。
で最後が大切です。
③ストッパーボルトの調整
調整と言うか、、、最大スプロケ、最小スプロケで限界以上に動かないように、いわゆる旧紐式のLHボルトのようなものです。
裏側から見るとこんな感じです。

※ひっくり返して行なうと見やすいです。
ギアを最大スプロケット(ロー側)にした状態で、締め込んでいきピッタリと左リンクに触れる位置まで締め込んでいきます。

逆の調整、最小スプロケット(トップ側)は少々勝手が違って、締め込んでいきピタリと当たったところからオーバーストローク分の確保で1回転戻します。(紐式でもこんなことをする場合もあります。)
ここの調整を失敗し続けていると、マニュアルにもありますが下手したらリアディレイラーが壊れることもありますのでご注意ください。(ちなみに修理は不可能だそうです。)
これでリアの調整は終わりです。
RDの新旧Di2調整方法の差
・エンドアジャストボルトの調整
ここは要注意です。
▶フロント変速

①トップ側の調整(リミット・ボルト)
ギア位置はアウター&トップに持ってきます。
トップ側の調整ボルトでチェーンガイドの外プレートとチェーンの隙間を0.5~1mmにします。

トップ側(アウターの外側)は調整ボルトで調整します。
②ロー側の調整(Di2アジャスト)
ロー側の調整はインナー&ローの状態で行います。
ロー側の調整は電気アジャストで行います。
ジャンクションAのボタンを長押で赤点灯アジャストモードにします。
この状態で左レバーのX・Yのボタンで内プレートとチェーンの隙間を0~0.5mmに調整します。
調整後にジャンクションAを長押し、アジャストモード解除で終了となります。
0~0.5mmというのかなり微妙な調整になりますのでここはクランクを優しく軽く回しながら音を頼りに行ったり、コピー用紙を挟んでみたり、自分なりにギリギリに調整できる方法を模索してみるといいと思います。
③ロー側の調整2(Di2アジャスト)
アウター&ロー状態に変速した後に、ジャンクションAのボタンを長押で赤点灯させます。
この状態で左レバーのX・Yのボタンで内プレートとチェーンの隙間を0~0.5mmに調整します。

調整後にジャンクションAを長押し、アジャストモード解除で終了となります。
FDの新旧Di2調整方法の差
・電気アジャストの調整方法の変更
旧型:アウターローで調整
新型:インナーロー+アウターローで調整
ロー側のボルト調整なし
▶まとめ
Di2といえども基本的な調整方法は紐式を理解していることはとても大切なことです。
両者とも多少の違いはあれども、変速の原理が全く違うものではありません。
ここまで紐式派の方も読んでみると意外な発見があると思います。
各モデルの特徴として、
旧型(第1世代11速まで)の紐式:
・LHボルトの調整で限界幅の調整
・ケーブルの張り調整でインデックス調整
新型(第2世代移行)の紐式:
・LHボルトの調整で限界幅の調整(リアのみ)
→フロントはアウター側のリミット調整はなし
・ケーブルの張りでインデックス調整
→+フロントはHボルトで移動量の調整
新型Di2:
・LHボルトの調整で限界幅の調整(リア)、トップ側のみオーバーストロークを確保(新旧)
→フロントはアウター側のみ、インナー側は電気アジャスト
・電気アジャストでインデックス調整(新旧)
ということになっています。
Di2の変速調整の注意点として、
①調整の順番
②調整方法
この2点はしっかりとマニュアル取りに行わないといつまでたっても具合が悪いままということにもなりえます。
基本的に一度設定してしまえばケーブルのように伸びたりすることはありませんので、構造的に調整は半永久的に不要ということでもなくはありますが、実は乗っていると具合が悪くなることがあります。多くはありませんが、実際にはあります。そんな時は各所のチェックが必要になります。
Di2側の問題は、、、フレーム側の問題は、、、
様々な観点から原因を特定しないといけないので少々大変です。。。
ともあれ変速不良の原因は基本的に機械式と考え方は変わらない事が多いです。逆にDi2のほうがディレイラーを基本的にはモーターで強力に動かしますので、多少の不具合はごまかされがちです。それは整備的な面でも、乗り手側のテクニックもしかりです。
Di2でも紐式でもきちんと整備をすることはとても大切なことですネ。(๑•̀ㅂ•́)و✧
ということで今回はDi2変速調整のお話でした。
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サイクリングエクスプレスをご利用の際はこちらからポチッといただけると幸いでございます。

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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから
★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★
2017モデル入荷致しました。
★レディースウェアも新作入荷です。
★イチオシアイテム★
★レディースウェアも充実のラインナップ★
★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります
在庫になくともシマノカタログ掲載商品全品お取り寄せいたします。
詳細はメールにてご連絡下さい。
★その他あったら便利なパーツも取り揃えております★
R8050の変速調整・セッティングですが、リアディレイラーの調整のみエンドアジャストボルト(旧Bテンションボルト)の調整が今まで以上にシビアになっております。これとフロントディレイラーの調整が手順が全然変わっています。これは紐式(機械式)の新型のシャドータイプのRD何かも一緒ですネ。
初代11速のDi2と現行Di2、同じ方法で行なうと失敗する可能性もありますので、その辺の注意なんかを織り交ぜながらの調整方法です。
今回は大幅にパワーアップを致しました。
ということで早速Di2のセッティングのお話です。
▶最初に
Di2でも機械式でもどちらも変わりませんが、まずはマニュアル通りのセッティングをするということが何よりも大切です。いわゆる基礎であり土台であるということです。
そしてこの情報があふれる現在ではありますが、基本的にマニュアル通りに行っていれば不具合は出にくいです。大体具合が悪くなるのは、、、”なにかやっちまった時”です(笑)
調整方法にしかり、互換性外のことをやってみたり。ちょっとぐらいだから行けそうな気もしなくはないのですが、ダメなときって結構あります(; ̄▽ ̄)ハハハ...
妥協せずに心あたりがある場合は改善、そしてマニュアルを確認するということです。
そういうワタクシも、未だに新型と旧型が混在する今、フロントディレイラーの調整方法がごっちゃになってしまいます(笑)ですので確実な作業のためにはすぐに確認、これは大切にしております。
ということでまずはマニュアルは手元において作業です。
▶組付けのイメージ

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ULTEGRA(アルテグラ) R8050 Di2組むの巻
でまずは組み付けた後に動作をさせてセッティングをする必要があります。
今回は組み方がメインではないのでこの辺はサラッとです。
Di2を組み付ける時は基本内装式であればBBが付いていない状態での組み上げを想定されているとおもいます。
BBさえなければエレクトリックケーブルの配線もBBが外れていればそこまで大変ではありません。
圧入式のBBの場合は何度も付け外しはしたくないので、もしも外す機会があればウィッシュボーンのような左右結合式のBBに変えてしまうほうが得策かと思います。
上の図のような組み方であればシートポスト内にバッテリーを入れますが、長すぎるシートポストの場合は場合によってはカットする必要がでてきます。
そんなことも考えてバッテリーはとりあえずトップチューブかなんかに固定しておいて変速調整を先にしてしまうのがいいと思います。ケーブルさえ繋がっていれば完全な状態ではなくとも調整はできます。ということでシートポストは後回しにしておきます。(お店側のお話でしたm(_ _)m)
一度入れてしまうとシートポストからバッテリーを取り出すのって当然固定具にもよるとは思うのですが、かなり大変です(´∀`;)
▶各所組み付け時の注意点
フロントディレイラーについては基本的に紐式となんらかわりはありません。
直付であればサポートボルトとバックアッププレート or FD台座の存在を忘れないように組むということです。直付FD本体取り付けは紐式もDi2も一緒で、”FDはちょっと曲げて取り付け、サポートボルトの調整でまっすぐに(チェーンリングと平行に)”ということです。
特にDi2ではFDの動く力がものすごく強いですので、サポートボルトをしっかりと設置というか調整をしてあげることで”FDの性能を最大限に発揮させることができる”、というのはマニュアルにものっている重要なことです。(ただしサポートボルトを効かせられないフレームもあるということです。)
特にサポートボルトは位置が少々わかりにくいので間違えてトップ側調整ボルトを回さないように注意です(笑)
リアディレイラーはボルトを締めるだけなので、、、省略いたします。
ジャンクションBは内装式であればBBを圧入後はもうしばらくお目にかかることはありませんのでBBを付ける前にはしっかりと確認しておいたほうがいいですネ。
各所をつなぐ際はしっかりと専用工具を用いて行います。

▶調整の前に
基本的にDi2の調整も紐式の調整も基本的な考え方としては同じです。
バネの力とケーブルの引き・解除を利用して変速するのが機械式、バネの力とモーターの力で変速するのがDi2ということです。
紐式でしっかりと構造を理解してからDi2の調整へと入るとより理解が深まるかと思います。
またDi2は強力なモーターで駆動しますので機械式よりも変速調整不良の影響を受けやすいということもあります。不安があれば基本的にプロへお任せするという選択肢をきちんともっておくことは大切なことだと思います。
Di2の変速調整は主に2つの種類があります。
①各種ボルトの調整
②Di2アジャスト
このDi2アジャストというものがいわゆる機械式のアジャスターを使って行なう調整と同じ仕組みです。しかし調整方法は機械式とは違いますので注意が必要です。
Di2アジャストはジャンクションAのボタンを長押しでアジャストモードに切り替えます。

アジャストが終わったら確実にアジャストモードを解除するということも大切なことです。
アジャストモードに入ったままだと、変速が行われないどころがどんどん変速調整がおかしいことになってきます。
またDi2のアジャストモード中は変速は行われませんので、調整するためのギア位置に変速した後にアジャストモードに入れることが必要です。
▶リアディレイラーの調整
基本的なことですが、マニュアル通りに行います。
新型のシングルテンション、シャドータイプのリアディレイラーはまず何はともあれエンドアジャストボルトの調整が必須です。(旧Bテンションですが、シングルテンションはB軸にテンションがありませんのでエンドアジャストということでhしょう。。。)
このリアディレイラーはやはり大きく旧型と構造が変わっていますので紐式であろうがDi2だろうが少々注意が必要なところだと思います。
①エンドアジャストボルトの調整

Di2のリアディレイラーは初期状態はエンドアジャストボルトを含めてすべてのボルトが緩みきっております。おそらく出荷状態のままだとガイドプーリーとスプロケがゴリゴリ言います。。。(笑
場合によっては変速できないぐらいひどい場合もあるかもしれません。
シャドータイプ・シングルテンションの宿命というかここの調整がマストです。
ここをチェーンがつまらない・ゴリゴリしないギリギリにもっていきます。
と言うのは紐式もDi2も全く一緒ですネ。

変速しながら最大スプロケット、最小スプロケットどちらでも問題がないように確認をしながら調整します。・・・とは言ってもそこまで複雑なことはありません。最初はガイドプーリーとスプロケがくっついてゴリゴリ、場合によっては変速できないような状態になっていますが、ココをスムーズに変速ができて、かつゴリゴリしないようポイントまで離してあげます。
クランクを回しながらリアの最大ギア付近の変速を行いながらおもにシフトダウンでゴリッとならないところまで離して(ボイルとを締め込んで)いきます。。この調整後は逆に最小ギアでも同様のことを行います。
ただし離しすぎても変速自体はできますが、レスポンスが落ちる可能性はありますのでココはビシッと調整するのがいいと思います。
ちなみにエンドアジャストボルトの調整前は、、、

チェーンがテロンテロンですが、しっかりと調整後は張られます。
(あまりにもテロンテロンなので養生して調整致しました。。。)
これ新型のエンドアジャストボルトだけではなく、旧型のBテンション調整ボルトも同じような現象が起きます。
つまりエンドアジャストボルトはガイドプーリーとスプロケの歯間距離の調整を行なうものですが、その調整をすることでチェーンテンションにも影響を与える仕組みとなっているということです。
これをうまく利用するとチェーンが多少長めの場合、張り具合を調整することにも使うことができます。しかし完全に長過ぎるものを無理やりエンドアジャストボルトで調整することは、おすすめいたしません。まずはきちんとしたチェーンの長さを設定するということはディレイラーの変速調整以前の問題です。
②変速調整

内側から5枚目のギアへ入れます。
上で書いた様に変速してギアの位置を5枚目に合わせてから、ジャンクションAのボタンを長押、赤点灯させDi2をアジャストモードにします。

アジャストモードにした状態ではレバーの変速スイッチ(X & Y)を押すことで1段の変速ではなくてプルッ、プルッ、とちょっとずつ微妙に位置が動いていきます。
※レバーについての詳細は下記画像参照

クランクを回しながら
「4枚目のスプロケットと接触してかすかに音が出る位置までガイドプーリーを内側に移動させます。」これがマニュアル通りです。
クランクを回していプルッ、プルッ、と内側にずらしていくとある時から変な擦れているような「チキッ、チキッ」とか「チャラッ、チャラっ」と異音が鳴り初めます。
この微妙な異音が鳴り始めた位置から4回分(Y操作)外側へ移動させます。
(微妙な異音はマニュアルでは”かすかに音”が、とあります。このかすかな音をしっかりと聞けるかどうかがこの変速調整の肝です。)
これでジャンクションAのボタンを再び押してアジャストモードを終わらせれば調整終了です。
感の言い方はもうお気づきかと思いますが、簡単に言ってしまうとやり方は少々違えどもこの作業は、紐式のケーブルの張り調整、これですネ。
このアジャストモードの調整時にちょっとずつ動く動きは行き過ぎてから少し戻るといった動きにプラスアルファが加えられています(いわゆるオーバーシフトのようなもの)。というのも動く幅はものすごく少ないので”派手に動いて戻る”この動きがないとどっちに動いているのかわかりにくくなってしまうため、シマノさんの親切心(?)ということでしょう。
イメージ的には「プ」で派手に動いて「ルッ」で所定の位置まで戻る感じです。
で最後が大切です。
③ストッパーボルトの調整
調整と言うか、、、最大スプロケ、最小スプロケで限界以上に動かないように、いわゆる旧紐式のLHボルトのようなものです。
裏側から見るとこんな感じです。

※ひっくり返して行なうと見やすいです。
ギアを最大スプロケット(ロー側)にした状態で、締め込んでいきピッタリと左リンクに触れる位置まで締め込んでいきます。

逆の調整、最小スプロケット(トップ側)は少々勝手が違って、締め込んでいきピタリと当たったところからオーバーストローク分の確保で1回転戻します。(紐式でもこんなことをする場合もあります。)
ここの調整を失敗し続けていると、マニュアルにもありますが下手したらリアディレイラーが壊れることもありますのでご注意ください。(ちなみに修理は不可能だそうです。)
これでリアの調整は終わりです。
RDの新旧Di2調整方法の差
・エンドアジャストボルトの調整
ここは要注意です。
▶フロント変速

①トップ側の調整(リミット・ボルト)
ギア位置はアウター&トップに持ってきます。
トップ側の調整ボルトでチェーンガイドの外プレートとチェーンの隙間を0.5~1mmにします。

トップ側(アウターの外側)は調整ボルトで調整します。
②ロー側の調整(Di2アジャスト)
ロー側の調整はインナー&ローの状態で行います。
ロー側の調整は電気アジャストで行います。
ジャンクションAのボタンを長押で赤点灯アジャストモードにします。
この状態で左レバーのX・Yのボタンで内プレートとチェーンの隙間を0~0.5mmに調整します。
調整後にジャンクションAを長押し、アジャストモード解除で終了となります。
0~0.5mmというのかなり微妙な調整になりますのでここはクランクを優しく軽く回しながら音を頼りに行ったり、コピー用紙を挟んでみたり、自分なりにギリギリに調整できる方法を模索してみるといいと思います。
③ロー側の調整2(Di2アジャスト)
アウター&ロー状態に変速した後に、ジャンクションAのボタンを長押で赤点灯させます。
この状態で左レバーのX・Yのボタンで内プレートとチェーンの隙間を0~0.5mmに調整します。

調整後にジャンクションAを長押し、アジャストモード解除で終了となります。
FDの新旧Di2調整方法の差
・電気アジャストの調整方法の変更
旧型:アウターローで調整
新型:インナーロー+アウターローで調整
ロー側のボルト調整なし
▶まとめ
Di2といえども基本的な調整方法は紐式を理解していることはとても大切なことです。
両者とも多少の違いはあれども、変速の原理が全く違うものではありません。
ここまで紐式派の方も読んでみると意外な発見があると思います。
各モデルの特徴として、
旧型(第1世代11速まで)の紐式:
・LHボルトの調整で限界幅の調整
・ケーブルの張り調整でインデックス調整
新型(第2世代移行)の紐式:
・LHボルトの調整で限界幅の調整(リアのみ)
→フロントはアウター側のリミット調整はなし
・ケーブルの張りでインデックス調整
→+フロントはHボルトで移動量の調整
新型Di2:
・LHボルトの調整で限界幅の調整(リア)、トップ側のみオーバーストロークを確保(新旧)
→フロントはアウター側のみ、インナー側は電気アジャスト
・電気アジャストでインデックス調整(新旧)
ということになっています。
Di2の変速調整の注意点として、
①調整の順番
②調整方法
この2点はしっかりとマニュアル取りに行わないといつまでたっても具合が悪いままということにもなりえます。
基本的に一度設定してしまえばケーブルのように伸びたりすることはありませんので、構造的に調整は半永久的に不要ということでもなくはありますが、実は乗っていると具合が悪くなることがあります。多くはありませんが、実際にはあります。そんな時は各所のチェックが必要になります。
Di2側の問題は、、、フレーム側の問題は、、、
様々な観点から原因を特定しないといけないので少々大変です。。。
ともあれ変速不良の原因は基本的に機械式と考え方は変わらない事が多いです。逆にDi2のほうがディレイラーを基本的にはモーターで強力に動かしますので、多少の不具合はごまかされがちです。それは整備的な面でも、乗り手側のテクニックもしかりです。
Di2でも紐式でもきちんと整備をすることはとても大切なことですネ。(๑•̀ㅂ•́)و✧
ということで今回はDi2変速調整のお話でした。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
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★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★
2017モデル入荷致しました。
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★イチオシアイテム★
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コメント
コメント一覧 (4)
やはりコイツは電動で組めということでしょうか(´ ゚ω゚`)
ワタシが紐式の変速(FD、RDがR8000)で運用するなかで不具合等は全くありませんが、たまーにBB裏を開けるとちょこっと不安になります(笑)
日付は未定ですが、年明けあたりにオーバーホールをお願いすると思います。
またご連絡差し上げますので、よろしくお願い致しますm(_ _)m
調整自体はシマノのマニュアルどおりに行うのが肝要なのはご指摘のとおりです。
が、Di2の醍醐味(笑)は配線です。ワイヤレスユニットの組み込みとか内装式のハンドルだとか、外から見ていかにケーブルをなくすかを考えると面白いです。
その配線図はマニュアルには全ては書かれていないのも面白さの秘密かもしれません。ハンドル寸法から必要なケーブル長さを計算してとか、ちょっと異質な面白さです。
そういえばIDOLでしたネ(笑
BB裏、、、たしかにあそこは不安です(´∀`;)
オーバーホール承知致しました。
よろしくお願い致します。
・・・なんならDi2換装もご一緒に(笑
kzyさん
そうそうキモは配線なんですよネ。
組み付けるだけなら、、、あれですが、、、(;´∀`)
如何にきれいにまとめるか、シマノも様々な長さや種類のケーブル用意しているということは楽しめってことですヨ(笑
配線図はココロの中に(≧∇≦)b
拡張性を広く持っているのも十分に楽しめますネ!