ミノウラの新振れ取り台 FT-50を試してみたゾ!

最近ミノウラばかりな気が、、、(笑

注)ホイールの振れ取りの作業は技術や経験が必要となります。
 失敗すると悲しい結末になるだけでなく、安全性にも関わります。 
 自身がなければプロにおまかせするという選択肢が得策です。
 あくまでも自己責任の範疇でお願い致します。

ホイールの振れ取りは技術、手技による仕上がりに差が結構出る所です。
その上で振れ取り台はとても大切な道具です。
車体にホイールを取り付けたままの作業は簡易的にはできるものかもしれませんが、正確な作業はできません。
また振れ取り台に求めるところとすると、
・強度・剛性:ホイールをセットした状態でしっかりと回せること
・汎用性:多種多様化するホイールの種類に合わせてスルーでもクイックでも使用できることこれは大切なことです。
後は技術ですネ。

ということで早速ミノウラさんから発売されたFT-50 振れ取り台です。
コレのいいところは汎用性が広く持たれていてスルーもOKですし、最大ハブ幅148mmまで対応しているということです。

更には将来の発展性として、
振れ取りゲージのマイクロメーターの発売もあるかもしれないとのことでこちらの商品を購入してみました。
(マイクロメーターをつけることを視野に入れている、つけれるぐらいであればそんなに精度が悪かったり、剛性が低いものは無いだろうというという期待を込めてです。。。と思ってしまうのはワタクシだけ??


▶商品到着~開封

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であけてみると、、、

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うんうん、やっぱり安定のミノウラさんです(笑

ハイブリッドローラーはダンボールでしっかりと枠を作りきれいに入っておりましたが、こちらは、、、(・∀・;)クオリティガ,,,

内容品はこんな感じです。
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・本体
・カップリング付き軸受けシャフト
・説明書

必要最小限のものです。。。(´∀`;)

本体の下カバーを外すとゲージ部分が収納されています。

IMAG0181
完全に下カバーが外れるのは軸受シャフトを取り付けるまでです。
軸受シャフトを取り付けると下カバーは外れなくなります。(下カバー内の小物の出し入れ等ずらすことはできます。)

使用までに少々組み立てがあります。



▶組み立て

こちらに関しては説明書通りに行うのがいいです。というか説明書通りに行うしか無いです(笑

きちんと説明書を見てやらないとこんな余計なところまでバラすことになりますヨ(´∀`;)
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※ここはバラす必要はありません(;´∀`)

ここは普通にシャフトをさせばいいだけなんですが、、、

きちんと説明書通りに組み付ければこの通り!
IMAG0187

特に難しいことなく完成です。

組立時の注意点とすると、、、説明書に記載のあるとおりなのですが、各所締め過ぎには要注意です。(特にゲージベースのボルト)
あとは可動部にグリスを入れてあげたほうが、特に振れ測定ゲージなんかのねじ切りの動きが良くなるかと思います。

この組立からは左右が説明書とは反対に組んであります。
左右はどちらでも組めるようになっているところはとても便利な所です。
というのもワタクシはクセで振れ測定ゲージ(ミノウラさんはこう読んでいるようです。)は右側を中心に見る癖がありますので説明書とは反対に組みました。
振れ測定ゲージを右側につける場合は上部の軸受シャフトのバネも反対側(左側)につけたほうがやりやすいですのでそこも入れ替えてあります。(バネは逆のほうがいいかもです)
この辺も使いやすいように自由に入れ替えれますのでGOODですネ(≧∇≦)b



▶使用方法等


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軸受のカップリングにホイールをクイックを外した状態ではめます。

特に難しいことはありません。

バネが入っている軸受シャフトはホイール軸を挟む方向に力が加わっています。

上部のつまみボルトを緩めておけば上記画像のように左側にバネが入っていれば右側にホイールがよっていきます。
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※バネの力で右側によった状態です。この状態でカップリングにしっかりと奥まで入れ込むことが大切とのことです。

この状態からつまみボルトを両側緩めたままにして右側から適量押し込んで大体センターに来るぐらいまで押してつまみボルトで右側(半バネ側)を固定してあげます。

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これでだいたいセンターに来るぐらいに右側から押しこんであげて、、、

IMAG0346
その状態で半ねじ側のツマミボルトで固定です。

次に振れ測定ゲージをあわせます。
IMAG0347
※縦振り用ゲージは本当は奥側のリムに合わせるようです。(画像の状態であればリムの左側)

センターのでているホイールを用意して、この状態でホイールをひっくり返して逆さま向きにつければ振れ取り台のセンターが出ているかどうかがわかります。
振れ取り台のセンターとは、、、

image5502

A=A’となればおおよそのセンターが出るはずです。
ホイールをひっくり返すことで、おおよそのセンターがわかるというものです。
しかしこれはあくまでも”おおよその”といったところです。

センター出しはやはりある程度強度のあるしっかりとしたセンター出し専用の器具センターゲージを用いて行なうことをお勧めいたします。

センターが出たらバネ側(左側)の軸受シャフトのつまみボルトも固定してしまえばホイールは簡単に付け外しができます。

一度センターの位置がどんなもんなんだか確認ができれば印をつけてしまうといいと思います。
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フロントのおおよそのセンターとしてタイラップを巻いておきました

これでフロントをいじる際は右側はこの位置まで狭めていけばおおよそのセンターがわかるということになります。(あくまでもおおよそ、です。)

▶使用してみて

振れ測定ゲージ、ノブは大きく操作・微調整がしやすいです。

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縦振り、横振り共にかなりの精度で取ることが可能でした。

IMAG0347

ホイールの付け外しも軸受シャフトのツマミボルトを固定してしまえば簡単に行なえます。

image5502
この状態で固定してあれば上に持ち上げるだけで抜くことができます。

しかし欠点もありますネ。

この付け外しが簡単ということもあり、カップリングに少々遊びがあります。

IMAG0338

特に硬いニップルなんかをスポークホルダーで支持しながら回すときなんかは、上部方向へはガタついてしまうので「フンッ!」と力を入れて回すと実際にホイールがガタついてしまいます。

またこのホイールのガタツキをなくそうと思って軸受けシャフトを強くホイールに押し付けて固定しようとすると左右のアームが多少しなります。

それと全体的な重量ですが、少々軽いです。
もっと重くてもいいような気がします。

ミノウラの公式マニュアルには
”ゆっくり回して計測して下さい。早く回す必要はありません”
とあります。まぁ確かにブンブン回すことはありませんが、、、(笑

※固定しなくてもガタつく、ふらつくということがあるわけではありませんが、効率アップのためにはもう少し重さがあってもいいかなぁと言ったとところです。

という場合は下の作業台に固定してしまうといい感じになります。
IMAG0340

作業台に固定するための孔があいています。
ワタクシの場合は後方の一つだけの固定ですが、これができればかなり作業性がアップします。

孔が空いているということは、
・不満があれば固定してネ。
・重すぎたら持ち運びに不自由でしょ。。。
そんな商品のイメージということも考えられますネ。。。

そんなこんなでセンターをずらしたホイールをビシっと揃えたり、テンションをバラバラにして均一化してみたり、色々とやってみたところ、、、

-結論-
普通につかえたゾ!\(^o^)/
※その代わりセンターゲージは必須

こんな印象でした。
大型の振れ測定ゲージのノブは回しやすいですし、ブンブ回すのはちょっとアレですが、それでも普通に回して行う分には全く問題ありません。かなり細かく見れますし、見やすいです。
1mm以下、また0.5mm以下とか全然OKですし、特に完組の微調整とかであれば十分すぎるぐらいかと思います。

弱点といえば少々軸受の部分のガタ付き、固着気味のニップル、メーカーに寄ってはネジロックで固定したあるものもあります、、、こんな硬いニップルに力をかけて回す時はやはり少々気になります。
あくまでも固着気味のニップルにアプローチする時は動かないように固定して上げる必要がある、ということです。

これともう一つ大切なことはと言うと、、、振れ取りは手技的な問題が一番デス。
FT-50でも振れ取りの練習なんかもOKだと思います。

今後のダイヤルゲージにも期待をして楽しみにしていましょう。。。
むしろダイヤルゲージありきの購入だったので出ないとなったら、、、相当(´・ω・`)ショボーンデスヨ。。。

ということで今回は新型のミノウラの振れ取り台 FT50 を試してみたというお話でした。
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