太めの23c、細めの25c、タイヤ周長の設定はどうするべきか??

本題の前に。。。

▶人気のタイヤは?
ワタクシの印象ではありますが、もうほぼ2強といってもいいほどほとんどがどちらかです。

・Continental GP4000SⅡ
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・Vittoria Corsa 
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もう圧倒的です。

しかしこちらのFacebook Vittoria Japanの投稿です。


プロだってトレーニングは耐摩耗性を考慮してルビノを使用しているチームあるとのことです。
ワタクシも、コスト的な問題で減りの速いリアのみルビノを使用中です。ローラー台もガンガン乗りますし、未舗装路でもノートラブル記録更新中です!
ルビノもいいタイヤですヨ(≧∇≦)b
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というお話ではなくて、、、
なんだか太い25cのGP4000SⅡ、よく見かけることがあります。
15cリムに組み付けても、、、やっぱり太い。。。
ワタクシが実測した中で一番太かったものは28mm!Σ(゚Д゚)!!
もう25cではないような気が、(;´∀`)

またCorsaも少々太めのサイズです。
image4176

細かいといえば細かいわけですが、、、太さとタイヤ周長ってどうなんだ?
というところが、少々気になったので今回のお話です。

ワタクシは自分で使用するタイヤはもうVittoriaオンリーです。
ですので今回はVittoriaのロード用タイヤ(Corsa・Rubino)でのお話とさせていだこうと思います。


▶本題の前に 速度や距離の計算方法は?

タイヤ周長といえば主にサイクルコンピューターを購入した際なんかに設定をする必要があります。
※GPSで速度を計測するものは必要がありません。

というのもサイクルコンピューターで速度や距離を算出するときには、
スピードセンサーを元に”タイヤが一回転でどれだけ進んだか”、こういったことを目安に計算をしているということです。

日本の代表的なキャットアイ社のホームページにはタイヤ周長の目安が掲載されています。

image7577
キャットアイ タイヤ周長ガイドより
http://www.cateye.com/jp/tire_guide/

しかしキャットアイの説明書にもキチンと書いてあります。

”下記の表はあくまでも目安としての数値です。空気圧等でも周長は変わります。”
”タイヤ周長は、タイヤ周長ガイドまたは自転車のタイヤを実測して求めて下さい”


ということです。

これでサイコンに入れておくのがいいとは思うのですが、現在のタイヤだと、、、
image4880

※双方23c・7.5BAR運用 ラテックスチューブ使用

こんだけ差があるわけです。

コレの差があるのに全く同じでいいのか?ということです。



▶実際に23cと25cのサイコン上の差は?

これはまたギア比・速度計算ツールさんに活躍していただきましょう!
http://twelve.rgr.jp/tama/tool/roadbike-gear.html

image7609

速度に関してはおおよそ30㎞/hぐらいで0.1㎞/hちょっとぐらいのズレが出ます。
そこまでめちゃくちゃ大きな差ではありませんネ。

では次は距離です。
距離の計算は
・タイヤ1周で2096mm進む
・タイヤが何回転した
・何分継続した
こんな感じで算出していることが予想できます。

大体で計算してみます。
23c:2096mm =2.096m タイヤ一周で進む
タイヤが100回転すると、209.6m進むことになります。
タイヤが1000回転で2.096km進みます。
では100km位走ったとします。×50してみます。
104.8km走行したことになります。

25c:2105mm
105.25km、100km以上走ってその差”450m”です。

まぁ大した差ではありません(笑

周長にしてその差は9mmです。
まぁどちらもそこまで大きな差ではありませんが、できるだけ正確な数値をはかりたいのであれば正確な数値を入れるしかありません。

比で計算したほうが早かったかもです。

2096:2105 = 100km :100.4km
2096:2105 = 30㎞/h : 30.12㎞/h
ってことですネ。。。
(計算が間違っていたらゴメンナサイm(_ _)m)


▶実測の前に


まぁなんでこんなコトをしようと考えたかというと、、、
なんとなく太いほうが外径が大きいようにみえるんですヨ(;´∀`)

で比べてみます。。。

IMAG0210

遠近法を考慮したとしてもなんだか手前(コルサ)のほうがタイヤ高が高いような気がします。

ということで大体ではありますが、地面に対して水平な(はずの(笑)柱にタイヤが水平になるように並べて見るには、、、

IMAG0218

クイック用の穴にパイプを突っ込んで貫通させ中心を揃えます。

それでも、、、
IMAG0217
※左:ルビノ23c 右:コルサ23c

こんな感じになります。
明らかにタイヤ幅の狭いルビノのほうが外径が小さいです。

当然摩耗具合なんかでも変わってくるところだとは思いますが、今回は殆ど摩耗指定ない状態のタイヤでの計測です。



▶実測

では実際に外径を2つの方法で計測してみます。

※今回はどちらも荷重がかかっていないものとして計測となります。

①タイヤ直径から求める方法

タイヤ直径の正確なはかり方としては、、、
IMAG0212
センターゲージを使って計測致しました。

IMAG0211

撮影用に少々曲がっておりますが、こんな感じでゲージで幅を計測、その後メジャーでタイヤゲージを図るという寸法です。

この方法での測定値は以下の通りでした。
23c(ルビノ):実測横幅23.1mm 671mm
23c(コルサ):実測横幅25.0mm 676mm

その差は直径にして5mmです。

直径がわかれば円周(周長がわかります。):直径×3.14

23c(ルビノ):タイヤ周長:2106mm
23c(コルサ):タイヤ周長:2122mm



②糸張り作戦
IMAG0221

タイヤの中心に糸を沿わせて実測しました。

計測後は糸をピンと張って長さの計測です。
IMAG0222
IMAG0224
※画像では少しだけずれて見えますが、正確な実測値は下のとおりです。

23c:2096mm
25c:2108mm

(´ε`;)ウーン…

やはり計算を挟むよりも実測値の方がキャットアイさんの数値に近くなります。

ただしです。。。
これらの実測はあくまでも荷重がかかって無いものですので荷重がかかってタイヤが潰れれば今回の実測値よりも短くなることも考えられます。
となると直径からみちびきが出した数値が近くなるかもしれません。。。



▶結論

※もちろん今回の計算、測定の精度は完璧と言うには少々疑問が残る所ではあります。
あくまでも参考値程度というぐらいかと思います。

ともあれ今回の計測からの結論です。

結論:ビットリアのタイヤ(コルサ+ルビノ)23cはタイヤ周長の設定を実測値の横幅でタイヤ周長を登録したほうが正確に見れた。

・・・けれども数値に大した差はない!(笑  ( ̄‥ ̄)=3フンッ

ということでした。
Corsa23cで大体25mmぐらいの太さがあるものの実測値はタイヤ周長ガイドの25cの値のほうが近い数値となりました。片や23mm幅のルビノはやはり23cのタイヤ周長に極めて近かったです。

そこまで大きな差ではありませんが、細かく見たいのであれば設定を見直してみてもいいかもしれません。本当に正確にはかりたいのであればということで、ほんの数社にきいてみたところ、やはり”バルブを下にして荷重をかけてそこから一周、その距離を測る”というのがやはりいちばん正確に図れるのではという回答でした。

たとえタイヤ周長をめちゃくちゃ正確に測れたとしても30㎞/hで2~3㎞/hも変わるのであれば正確な数値が必要ですが、そこまで大きな差ではない(30㎞/h時0.1㎞/h程度)のでまぁ誤差の範囲といえば誤差の範囲かもしれません。
それでもGPSとかで計測するよりも誤差は少ないと思います。GPSの速度計測は位置精度と最低速度の問題で誤差がかなりでることもあります。バラツキはどうしてもでてしまうようです。
(特に愛宕山頂付近は怪しいかもです(笑)

ということで今回は太めの23c?細めの23c?サイコンのタイヤ周長の設定はどうするべきか??そんなお話でした。


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