2018シマノテクニカルセミナー+シマノプロ展示会と雑記

先日は丸一日をかけてシマノプロのテクニカルセミナーとシマノプロの展示会に行ってまいりました。
本当は車で行ってしまったほうがフットワークもいいですし、時間の節約にもなるのですが、あいにくにくの積雪の影響で首都高はまだ全線開通と入っていなかったようで、、、(´∀`;)
まぁ自然が相手なので仕方がないですネ。。。

ということで朝もはよから電車を乗り継いで行ってまいりました!

※尚内容は”公開禁止”と言うものが複数ございますのでこんな内容でしたというところとほぼほぼワタクシの雑記でご想像いただければと思いますm(_ _)m



▶テクニカルセミナー

①STEP(E-Bike)E8080ドライブユニット
今回のメインはこちらでした。

シマノがE-Bike用のドライブユニットを作りました。
そして各コンポーネントとの兼ね合いもGOODです。
そんな説明から始まり、、、
メインは日本向けの電動アシスト、E-BikeのドライブユニットE8080シリーズの整備の方法なんかの説明がありました。

E8080は”Qファクター:177mm、重量2.8kg”このへんが特徴ということです。
肝心のバッテリーのもちはノーマルモードで大体100㎞ぐらいってことなんですが、これが十分と取るか足りない通るか、、、このへんも難しい所です。

そんなお話なんですが、セミナーで聞くかぎり自由度があまりないです。
というのも、、、

image4446

https://www.jbpi.or.jp/report_pdf/2015_08.pdf より抜粋

走行速度にたいしてのアシスト性能の縛りがあるからです。
規制によってアシスト幅が決められています。

24㎞/hを境にアシストがなくなります。。。

電動アシストに関しては国ごとに様々な規制の有無があります。
過激な電動アシスト自転車はもうそれこそペダルを踏まなくても進むような、、、ある意味原動機付き自転車のようなものまでありますが、そういったものは現在の日本では電動アシスト自転車としては駄目です、というものです。あくまでも”アシスト”自転車という位置づけということでしょう。

また簡単に改造できてしまうようにしたらまさにとんでもないスピードが出たり、とても危険なものになってしまうのでシマノ側もそういったことをきちんと考えて改造をしにくい、改造ができないような構造にしているということです。

しかしロードバイクなんかでは想定速度域は平地では24㎞/hを大きく上回ってくるので少々実用性に疑問が残る所です。シマノもそういったところを想定してシティライド~トレッキングぐらいの幅にターゲットを絞っているのではないかと思います。

確かに電動アシストでとんでもないスピードが出てしまえば危険極まりない乗り物になってしまうことも考えれらますし、仮に法規制を無視して違法なものに乗るような人がいたとして、交通ルールだけはしっかりと守るということも考えづらいものです。メーカーとしても自分のところの製品が違法行為に加担する、という自体は避けたいというところがあるのだと思います。
最近は自転車の事故なんかも多く取り上げられておりますし。やはりこの辺のルールを守るということをしっかりと重視することが大切だということだと思います。

電動ということでアップデートや設定なんかはDi2で同じものE-TubePCでつかって行うのですが,もう自転車屋さんも整備のためにPCが必要な時代になっているということなのかもしれません。
PCで整備、エラーチェックや不具合確認、、、時代の流れを感じます。。。


②新型の油圧システム

よくよくわかりましたヨ。。。
どうしてもかさばってしまうリザーバータンクの取扱い、格納技術なんか流石シマノデス。Σ(゚Д゚)

油圧のSTIの小型化はまさにシマノの技術の結晶だと思います。
・・・整備性に関しては、、、(´ε`;)ウーン…

③FC-R9100-P パワーメーター内蔵クランク

この辺はサラッと以前やった内容のおさらいと注意点の確認ぐらいにおさまっていたような印象でした。
いやぁお金がたらふくあればぜひとも導入したい機材です。

あとはシマノもP社の様に純正でコンピューターまで作ってくれれば言うことはないんですが。。。
ぜひぜひ今後に期待しましょう!


④テクニカルサポート事例


シマノもテクニカルサポートを色々な大会なんかで行っているということなんですが、サポート内容の件数ごとの報告・説明等がありました。
突発的なトラブルの対応のためにシマノさんもテクニカルサポートをしているとは思うのですが、一覧を眺める限り突発的なトラブル、、、そんな事例はものすごく少ないように思いましたし、シマノ側も事前に点検整備をしていれば解決できる内容がほとんどです。とありました。

その中でも圧倒的に多かったのが”変速不良”ということです。

ワタクシ自信も昨年参加した筑波のエンデューロでも見かけました。

集団の中で走っているときのなんですが、前のバイクのガッチャガッチャ、ガッチャガッチャ、、、血行いい車体ですし、ホイールなんかもいわゆる決勝用のものを使っていても明らかに変速不良のまま参加しているバイクを数台見かけました。周りを走っているバイクのそんなところがものすごく気になってしまうのは職業病かもしれません(´∀`;)

公道を使用するライドイベントなんかだと整備証明書が必要になってくるイベントなんかもあるようですが、必要のないレース・イベントもあります。
整備証明書が必要ないからといって整備不良のままイベントやレースにでてもいいということはありませんネ。主催者は「あくまでも各々に任せますが、当然点検・整備はして来ているはず。」こう考えているはずです。もちろん主催者だけではなく同じ参加者もそう思っているはずです。

各ショップさんもレース・イベント前の点検の実施、啓蒙をお願い致します。ということでしたのでここでお知らせさせていただきます。

”レース・イベントの前はしっかりと点検・整備をしましょう!”ということです。
整備不良で自分だけ不具合があるだけならまだしも、他人に迷惑をかけてしまうこともあります。

レースやイベントでは基本的に集団落車でも自己責任というところがあります。(もちろん保険の加入はありますが、原則物損に対してはなしです。)
通常”参加者は整備をバッチリにしてレースやイベントには望んでいる、”という大前提で皆がライドに集中できるようにするものですが、整備不良のまま出場するということの意味をしっかりと考える必要があると思いますし、これはとても大切なことです。

機材には高いお金をかけているのに、肝心要の点検・整備はケチった。こんなことではお話にならないということです。
少ないお小遣いの中でうまいことやりくりをしてイベントに参加されている方も少なくないと思いますが、節約とケチるとは意味合いが少し違います。

普段の整備は自分でやりたいけど、レース・イベント前だけはプロにしっかりとみてもらう。こんなことも自分の、また周りの方の安全のためには全然ありだと思います。

シマノさんがテクニカルサポートを出してくれているから安心だ!点検はしない。ということではなくて、しっかりと事前に点検整備を行い、それでも突発的に起きてしまったトラブルに対応してもらう。こんな利用の仕方が正しいと思います。

ニュートラルがホイール持って走ってくれるからって、整備不良のぶっ壊れそうなホイールで走る選手っていないですよネ。
もちろんすべての方ではないとは思いますし、シマノのサポートを利用することがいけないことではありません。しかしもしもテクニカルサポートのお世話になってしまった場合は、本当にこのトラブルは事前に回避ができなかったことなのか?そんなことをもう一度考え直して見る必要があると思います。




▶シマノプロ展示会

プロ製品というよりかどちらかというとウェア類小物系の新製品なんかが多かったような印象でした。

プロの製品はワタクシもかなりサドル・シートポスト等愛用中です。

お値段お安くものもいいのでかなり注目しております。

プロ製品は大幅なモデルチェンジはなかったように思えます。


で肝心のサドルです。

ロード用の”ステルス”
TT用の”エアロフューエル”

予想以上の売れ行きで、こちらに関してはまた入荷が3月後半となってしまっているようですが、今春ぐらいには供給が安定してくるとのことでした。
当店でもご注文頂いてはおりますが、もう少々入荷が先になりそうで申し訳ございません。


ということで今回2018シマノテクニカルセミナーに行ってきたそんなお話でした。

しかし今回のセミナーで感じたところとすると全くもって個人的な感想ですが、ディスクブレーキにしかり、E-Bikeもそうですが市場のニーズとは少々方向性のズレを感じました。

シマノとしては「油圧イイです!E-Bikeもどうぞ!」
ということなんですが、実際に導入するにはまだまだ課題が山積みなような気がします。
そして日本市場のニーズとしてはまだまだ油圧導入には足踏みをしてしまっているようなお話をよく耳にします。

シマノとして推し進めたい傾向とニーズのズレ、これをどう解消していくか、今後の課題だと思います。

新しい技術を否定してしまうのは簡単ですが、それをすると技術の進歩が停滞してしまいます。
いや、わかってはいるんですヨ。。。それでもフレームとか、ホイールとかいかんせんお金がかかりすぎてしまうということが何より足踏みに拍車をかけてしまっているような。。。(´∀`;)

そんなこんなで色々と考えさせられること、実りの多かったテクニカルセミナーのお話でした。



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