RS81のスポーク交換 ブレードスポークねじれ編

RS81は某所から中古で入手したもので、”お店でメンテナンスをしていました~。”
という謳い文句がありましたが、、、購入当初から少々やばいところが。。。
まぁそんなことは至って想定内ですが(笑

とはいってもなあなあにしてしまっていたものをついに手を加えることに。

まずはこちらの画像を御覧ください。

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(;・`д・́)...ゴクリ ,,,よじれてやがるゼ。。。

十分にヤブァイ雰囲気が流れていますネ。。。

購入当初からこうなっていたのはおそらくニップルとスポークが固着気味のをぶん回したことによるスポークのよじれです。

スポークが固着気味であればニップルレンチはリム側から突っ込んでできるだけブレードホルダーで根本を抑えるようにしてやってあげれば回避できます。
しかし一度癖がついてしまえばご臨終かと。。。

IMAG1042
これはだめな例です。
こんな感じで無理やり回そうとするもんだからよじれていくもんです。
シマノのスポークがこういったねじれる癖があると考えると通常であれば問題がありませんが、固着気味のスポークにしたしてこのやり方はよくありません。

IMAG1043

できるだけ下部でブレードホルダーで保持してあげることでネジレに対して保持力を上げてあげます。

ということなんですが、これをやるにはニップル回しも特殊なものと、リムテを引剥さないとダメなので少々手間といえば手間なんですが、経年劣化+固着の場合はスポークがよじれるというなんともダッサイ状況になりますのでくれぐれもご注意を。。。

そして画像のように
IMAG0944
こんなんねじれグセがついてしまうともうダメです。。。
このスポークは死亡宣告です。

せっかくなのでこのまま回すとどうなるのか、、、ある程度のところまではねじれ続けます。
グニュッとなるのがものすごく気持ちが悪いです(´Д`)…ナンジャコリヤ
それ以上は危ないのでやってないです。
スポークの張力を侮ってはいけませんネ。。。

パンパンに張ったスポークを切るのはものすごく怖いですヨ。
下手したら切れたスポークが壁に刺さるぐらいの勢いで飛んで行くことも(笑

ともあれすぐに破断するかというと、このままでもある程度使用していたので一概にすぐにぶっ壊れるというものではなかったです。
しかしこんなねじれぐせが付けば精密な振れ取りはできませんし、高荷重がかかったときなど恐ろしや、、、デス。



ということで対して高いものでもないのでサクサク交換です。
スポーク&ニップルセットで700円ぐらいだったような、、、

こんな”ねじれスポーク”は主にスポークテンションの高いドライブ側で起こるってものです。
動きの悪いスポークを探して、、、
ヾ(- -;)オイオイ、結構あるぞこれ。。。

ということでニップルなんかは互換性が結構あるので多めに、もうドライブ側は総とっかえぐらいの勢いで注文です。

IMAG0953

ニップルは互換性もあり在庫もあるので少なめに。。。

スポークは、、、

IMAG0951

メーカー欠品デスタ、、、(´;ω;`)

残りはしばらくこないみたいなので特にヤバそうなスポークを狙ってやってみます。

今回は一本ずつ行いました。

最初にスポークテンションをテンションメーターではかっておきます。
換算して~~kgfでとかメンドクサイので(笑
テンションメーターでの数値をしっかりとメモしておきます。
交換後もおなじだけ張ってあげればほぼ同じ!と言うことです。

※本当はきちんと換算表を使って計算しましょう。

まずは該当スポークに目印を付けます。

IMAG0948

今回は3本ということヤブァイ奴らをマーキングです。

該当のスポークのニップルを緩めていきます。

で、、、

IMAG0950
※めちゃくちゃ汚いっす。。。

該当のスポークだけ緩めても頭が引っかかって抜けないんですネ。。。(´∀`;)

こればかりはどうしようもないのでもう一本緩めます。

C24とかで一本のテンションがなくなるぐらい緩めると結構な勢いで振れたりするものですが、同じ状態でもC35のリムの方が振れがでないです。
1本ぐらいならとんでも意外となんとかなりそうです。

IMAG0952
※画像下部、センターの一番きれいなスポークが交換後のスポークです。

リアは半ドライブ側がラジアル、ドライブ側がタンジェントで組まれています。
お隣のスポークとの関係性を考えて変な風にならないように、元あったように戻していきます。

このあと緩めたスポークともどもスポークテンションを上げてあげれば1本目終了です。

そんなこんなで残りの2本も交換です。

IMAG0958

明らかにスポーク、、、輝きが違いすぎます。
目立っちゃいますネ(; ̄▽ ̄)ハハハ...




IMAG0960

交換後は鬼にように汚かったハブ周りもきれいにしましょう。。。
というか普通は交換前にきれいにしてくといいと思います。
順番が逆ですネ。

IMAG0962

この後、スポークテンションももうバラバラですし折角なので徹底的にきれいにしましょう。
・スポークテンション
・センター
・縦振り
・横振れ
ホイールお整備はバランスですネ。

そして振れ取りでもなんでもそうですが、目標は高く行うことが何よりも仕上がりを良くする方法だと思いますヨ(≧∇≦)b

ということで今回はしばらく放置気味がだったRS81のスポーク交換のお話でした。
本当はもっとババっと入荷すればもう徹底的に変えてしまいたいところではありますが、とりあえず今回はあまりにもひどかったところの交換ということでした。

FT50、、、まぁ今後には期待しているところはあるのですが 、何故か使い始めて早2ヶ月ぐらい、完全に慣れてきてしまった自分が…(´∀`;)
ハブ軸を固定するタイプになれていると、「コレクソだなっ」と思う”かも”しれませんが、なれですネ。。。

意外とかなり細かいところまでいけるんですよネ。。。


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