漆黒の回転体 BH EVO38 カーボン 300㎞乗り倒しインプレ!

まだまだ漆黒の回転体シリーズは続きます。
というのも、、、(ΦωΦ)フフフ…
近日中にさらに重ねて楽しいネタが。。。

ということでEVO38ですが、ちょこちょこ乗ること300㎞位は乗ってきたと思いますのでEVO38ホイールのインプレをしてみようと思います。


▶比較対象

交換前
・F:WH-R9100-C24+コルサ23c+ラテックスチューブ
・R:WH-R9100-C24+ルビノG25c+ラテックスチューブ
IMAG2077

これ以外にもRS81-35こちらも同タイヤにて使用。 

交換後
F・R:EVO38+IRC RBCC(シーラントなし運用)
IMAG2075

※前回のタイヤのインプレでもあるようにタイヤが変わっている影響も考えらなくはありませんが、極力ホイールとしてに傾くように書かせていただければと思います。

ライダースペック

身長:176.5cm
体重:63.1kg(まだまだ増量中)



▶リムハイトと横風

WH-R9100-C24は
フロント:21mm
リア:24mm
といういわゆるローリムハイトのホイールです。
前後共に24mmではないんですネ。

そしてRS81-C35は
盛り上がっている一番高いところで35mmというリムハイトです。
PB083896

低いところは32mmぐらいでしょうか。。。

EVO38は全周に渡って38mmリムハイト、いわゆるセミディープリムです。
IMAG2008

ではこの中で一番横風の影響が多いいホイールということなんですが、、、

結果、、、

どれも同じ(笑)\(^o^)/


厳密に言えば多少の差はもちろんあるとは思いますが、それがリム高が上がれば影響が爆発的に大きくなるとか、リム高が下がれば楽になるとかという明らかな差は感じられなかったというところです。

リムハイトが低ければ横風の影響を受けにくいのかと言われれば一概にそうであるとも言えないということが今回の比較で実感しました。

C24なんてフロントに至っては21mm、多分もっとも低い分類のリムですが、意外と横風の影響を受けます。というのものリムの重量の軽さで横風の影響をうけやすいのかと思います。

リムハイトだけで横風を考えては駄目ということでしょう。。。



▶セミディープでも平地巡航に影響はあるのか?

横風以外の風向きについて感じたところです。
これは、少なからずリム高は平地巡航に影響があるという結論になるかと思います。

最近はあまり無風の日というのものがなく基本的にいつも風がかなり強めに吹いているのですが、各風ごとに感じたところのお話です。

①向かい風

rect4166
結構楽です。
”ディープリムは40㎞/h以上から。”なんて言いますが向かい風の時は強ければ強いほど影響が大きいように感じました。
爆風の日は25㎞/hでも幾分楽さを感じられるぐらいです。

風はものすごく強いのですが、スピードが出ている感じがなくいつの間にかスピードが出ているようなイメージです。
これはタイヤの乗り心地等の影響も考えられますのでサラッとだけ。


②追い風
rect4166-2
これはですネ、、、全然わからないです。
びっくりするぐらいのわからないです(笑)
どんなホイールを使っても楽ッス!!(; ̄▽ ̄)ハハハ...


③斜め向かい風

rect41466-2
難しく言うと”ヨー角”なんかって言ったりするわけですが、難しいお話は専門家に任せましょうm(_ _)m(いつもながら他力本願です(笑))

で肝心な話ですが、自転車に乗って走っているときはこの斜めの風というものがかなり多いということです。完全室内のトラックなんかでは無風ですが、外を走れば無風の日なんてほとんどありませんネ(千葉だけか??(笑))

でこの斜めの前からの向かい風、これにEVO38のはめちゃくちゃ強いです。

低速域ではそこまではっきりとしない差も、35㎞/h位を境に押されているはずなのに不思議と引っ張られれているような感覚があります。
(頭の中にある経験上の固定概念(抵抗)よりも遥かに軽いためこう感じるのでは無いかと思います。)
40㎞/hを超える頃にはマリオのスター状態に(笑)



▶リムハイトが高いことによる空気抵抗以外の影響

これはもう剛性という面に影響が出てくると思います。

単純に考えても太い筒のほうが剛性が高くできます。
昨今のフレームもBB回りはごんぶと使用で、剛性を上げているものが多くあります。

ホイールの剛性ってワタクシが感じるところとすると高速域での自転車の動きに影響が出ていると感じます。

40㎞/hぐらいまではそこまで感じませんが、50㎞/hを超えてくるぐらいのスピードになるとかなりのパワーをかけているような状況だと思います。
これが55㎞/h、60㎞/hとなってくると違いが見えやすくなってきます。

また”そんなにパワー無いよ~、”という方でも下りなんかの際はかなりのスピードが出ることも考えられます。
そんな時には自転車には平地では考えられないぐらいの負荷がかかってきます。その状態でちょっと足を回してあげれば、、、車体がどんな動きをしているのかわかりやすいと思います。

こういった高トルクがかかるような状況ではやはりリムハイトの高い(剛性が高い)ほうが素直に進んでいく感じがあります。

各ホイールごとのお話ですと、50~60㎞/hぐらいの状態でのお話で
(下りとか追い風とかを利用しないと出せないような高速域巡航時)

C24:しなる感じで進んでいく。
→剛性不足を感じると言うよりもよく動いている感じがある。この速度域でも脚に優しそう。
ウィップと言うかしなりがあるので悪く言えば一定の速度域を超えると鈍さを感じるかも知れない。

EVO38:この速度域でも踏めばスッと加速する
→C24のように動いている感じは無い。フレームが固くなった様に感じるぐらい剛性の高さを感じる。
良く言えば素直だけれども、脚を使ってしまいそうな感じは否めない

RS81-C35:少々重さを感じてしまう
→もともとパワータイプではないワタクシにとっては少々重さを感じてしまいます。
しかし重さを考慮しなければ硬さのバランスはかなりいい。
よく行く山が少なめコースではC24よりも速かった。。。


厳密に言うと0スタートのダンシングなんかでも感じられないことは無いかとは思いますが、これはかなり微妙な違いですので人によっては全く感じられない場合もあると思います。



▶リム幅の影響


こちらはRS81-C35との比較となります。

RS-81-C35は20.8mmのリム幅です。
EVO38は26.3mmでその差は5.5mm。(゚д゚)!
結構な差です。

リム幅が広くタイヤとの差が狭いほうが空力的にいいというお話も。

RS81-C35は25mm幅のタイヤを付けると、
(あえて25mm幅というのも25cというタイヤも種類によっては差がありすぎるため。)
リムのほうがタイヤ幅よりも明らかに狭くなる。

比べてEVO38のワイドリムは25mm幅のタイヤをはめると微妙にリムの方が広くなる。

こんなところですが、乗った感じは、、、

ゼンゼンワカラン\(^o^)/

デス。
とは言っても斜め向かい風のとき、また向かい風の時に感じる軽さはこういったことも起因しているということは考えられなくはありませんが、どの程度のものなのかは全くもって不明です。
ホイールの重量やその他もろもろがありすぎてしまって平等な比較とはならないため、詳細不明とさせていただこうと思います。


▶ブレーキ

これが一番おどろいたところですが、めちゃくちゃ効きます。
BH純正の付属のシュー(ホイール付属)をトーインもほぼ無いぐらいでアルミリムと同じぐらいにセットして使用しています。
あくまでもドライ条件のみですが、DURAよりもRS81よりもアルミリムよりも全然効きます。
ヌッと止まります。

高速域から0までスピードを落とす際、また下りでの強烈なブレーキはやはり鳴きます。
高速域からの停止間際で鳴き出すようですが、すぐに落ち着きますのでそこまで気にならない範囲です。

年がら年中、街中でもキーキーいって、歩行者とかから注目を集めるようなことはありませんので(笑)



▶まとめ

つらつらとワタクシ自身で実際に感じたところを綴らせていただきましたが、これだけはしっかりと頭に入れておく必要があると思います。

”ホイールを変えたとしても30㎞/hが40㎞/hになることはない”
ということです。

これはホイールだけではなくて下手したらフレームだって同じことです。

それはフレームを500g軽いものに変えたり、ホイールを(タイヤと合わせて)下手したら200g近く軽くしてたら当然軽さを感じることはできます。
びっくりするぐらい進む感覚があったり、軽さを感じられたり、下手したらもう羽が生えたように感じることもできる場合も、まさにいい事づくしです!

ダガシカシです。

体が感じる、体感できる差ほどのタイムに差は出ないというのが定説です。(´・ω・`)ショボーン

それでもちょっとでも楽になれば、そのちょっとを求めてしまうのがロードバイクの恐ろしい魔力です((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル(笑)
またレースでは確実に数%でも早く走れる方を使うでしょう。

ちょっとお話はそれましたがまとめです。

38mmハイトのセミディープは、、、( ・∀・)イイッ!!デス。

40㎞/h以上ではホイールがヒュンヒュン言います。ディープならではのいい音してます。
横風もそこまで変わらないですし、剛性もOK、特に欠点と言った欠点が今のところ見つからないです。そして何よりやっぱり見た目がかっこいいんですヨ。(笑)

あとはカーボンがどうかとかシューの耐久性とか、、、このへんは時間をかけて検証していく必要がありそうです。

ということで、漆黒の回転体 BH EVO38 カーボン 300㎞乗り倒しインプレ! いわゆる初期的なインプレのお話でした。

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