ロードバイクのチューブレスタイヤ 装着方法とコツ 動画もあるヲ♪

先日の記事の続きでございます。
漆黒の回転体 BH EVO38にIRC RBCC チューブレスタイヤのセッティング!

こちらの記事でチューブレス導入に対して恐怖心を与えてしまったようで、、、皆様ごめんなさいm(_ _)m
注)チューブレスタイヤ素晴らしいもので、装着はワタクシの技術がなかっただけです。
IRCさんの名誉のためということではありませんが(笑)、対象きつくてもポイントをしっかり抑えれば多分女性でもできないことは無いぐらいの物だと思います。
何をいまさら感がありますが(笑)、それでも最後に動画を作成いたしましたのでこちらを見ていただければそこまで技術的なこと(コツとポイントを抑える)って大切なんだなとご理解いただけると思います。

ということでチューブレスタイヤ装着のコツとポイントそんなお話にしてみようと思います。



▶チューブレスの装着で何よりも大切なこと

それはフィッティングローション、もしくは石鹸水の存在と使い方です。
(おそらくなれないうちは適当な濃度の石鹸水よりも専用品を使ったほうがやりやすいのではないかと思います。)

というのも今回使用したタイヤはIRC RBCCというタイヤですが、普通のクリンチャーと決定的な違いがあります。
それはもちっとしてべたっとしているというところです。
ベタッと言うとへんなお話なんですが(笑)、少し粘着というか、、、通常のクリンチャービニールテープのようだとすると、RBCC自己癒着テープのような感じで表面の滑りが悪くもちっと感があります。

これが装着の最大の妨げになります。
ホイールとタイヤが滑らないのでうまいこと入っていかないとか、タイヤが”よって”いかないです。

でおそらくですが、、、石鹸水も濃度とか余り薄いと滑りにくいと思います。
濃すぎてもアレですが、大体3:1位がいいのではないかと思います。かなりアバウトですが。。。要は滑ればいいんですヨ(; ̄▽ ̄)ハハハ...
(おそらく慣れれば水でもいけそうですが、ただの水分は長い間とどまると臭くなります。。。臭いホイールとか(笑))

塗布はスポンジでというのはIRCの講習会の時に聞いてきたことなんですが、多分細いハケとかのほうがピンポイントできれいに濡れる気がします。動画でも確認ができるともいますが、特に暑い日、夏場なんかはちょっとやちょっとぬったってガンガン乾いていってしまいます。となると塗り足しながらの作業になるのですが、それがハケのほうがピンポイントで濡れるかと思います。

あとは気温とかでもタイヤの柔らかさが変わってきますので夏場のほうがはめやすいと思いますネ。


▶手順通りに解説

ということでメインは石鹸水の塗布ポイントと使い方についてです。
※装着時はバルブは付近は常に最後に行います。

①最初のビードを入れる
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ここで塗るのはリムの内側が濡れていないと組み付けの時にゴムが滑らないです。
すると片側のビードすらはまらないです。

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滑らないとタイヤを寄せていけません。
そのためにリムにしっかりと石鹸水をぬることでビードを寄せる方向(緑矢印)の滑りを生み出しビードをはめていきます。

もしもこれでも入らなければ赤矢印の部分のビードやリムにちょっとだけ石鹸水を塗ってあげると滑りが良くなって上がりやすくなります。

ということでまず最初のビードを上げるポイントは、、、
・リム内部の滑りでタイヤを寄せていく
・固くなったビード部をあげるための滑りの確保
この2点です。

石鹸水で潤滑をして滑りで入れていく、これが基本です。

これで普通にバコッとビードが入れれるでしょう。


②2個目のビードを入れる

ここでも1個目のビードと基本的には同じです。
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バルブの反対側からはめていきます。

一個目のビードとの大きな違いはもうすでに片側のビードがハマってしまっているため2個目のビードが自由に動くことができないということです。
これが片側がはめづらくなる大きな理由ではないかと思います。

寸法さえ間違っていなければどちら側も原理的には同じ硬さで入る、はずですネ。

なのに2個めのほうが硬いと、、、不思議です(笑)
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大体このぐらいでカッチカチ[┐`益´┌] になります(笑)

ここから3つのステップでビードをはめていきます。

✔最後にはめる部分のビードに石鹸水塗布

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まずはこれです。
反対側同様にここが滑らないと入りづらいです。

✔ビードをリムセンターに落とし込む
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はめたいビードをセンターのくぼみにまんべんなく落としていきます。

ここでポイントですが、落としながら寄せていってしまうといいと思います。
落とすのは滑りは対していりませんが、寄せていくのにやはりリム内部の潤滑がないとうまく滑らずによっていきません。
ここでも時間がかかって乾いてしまうようであれば塗り足しをしながら行うのがいいと思います。

✔親指よりも握ってひねる


力が入りやすいやり方で最後をはめます。
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個人的には親指一本で上げるよりも握ってひねってしまった方が力が入りやすいのでこの方法で最後を飛び越えます。

注意としては
・十分な潤滑がないとタイヤ内部エアシール層を傷つけてしまうかもしれません。
・また変な方向に力を入れてやはりタイヤ内部を傷つけないようにご注意下さい。

これでバゴッとハマるはずです。

これでもビードがキッツキツの場合はおそらくリム内部とタイヤがどこかで引っかかってうまくよっていっていないためだと考えられますので、再度石鹸水をしっかり塗ってチャレンジしてみてください。


③ビードを上げる際も潤滑を
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ビードを上げる前もしっかりと石鹸水を塗布しました。

というのも、、、
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これです。
滑りが悪くて一部でもビードがしっかりとハマっていないとスローパンクのような状態になります。
こうならないためにはやはりきちんと潤滑をしてビードがリムにピタリと密着するようにビードを上げてあげるのがいいと思います。

全周に渡ってしっかりと石鹸水を塗布してあげるということです。

石鹸水は気候によりますが、意外と乾くのが早いんですヨ。。。(; ̄▽ ̄)ハハハ...



④パパンとビードを上げる。

当店ではコンプレッサーでパパンと上げてしまいますが、RBCC新品の状態であればフロアポンプでも十分に簡単に上げることができました。

これはもちろんホイールやタイヤの種類によっても差が出るところだとは思いますが、どうしても上がりづらい場合は、”リムテープを厚くする”という裏技があるようです。
巻き数を増やしたり、厚手のものを使うとかでビードとリムの隙間を減らして気密性を上げてビードが上がりやすくするということです。

IRCのチューブレスに関しては2回目以降の組付けではビードが上がりにくいということがあるようですが、その際は新品タイヤのように折りたたんで、しばらく置いてから組付けをするとビードが上がりやすくなるということです。

詳細はこちらに↓↓↓
IRC公式ページ ロードTLタイヤ、再装着の際に-

個人的な感想とすると、確かに2回目以降とかでビードが上がりづらくなります。コンプレッサーを使っても上がりませんが、この畳んで再チャレンジをすると簡単に上がりました。

⑤最後の確認
リムラインを確認して下さい、、、的なことが書いてあるのですが、リムラインを見ても明らかにわかるぐらいの異常があることってあったことがありません。

外から見ても異常はまったくないけど一晩でぺったんことかはありますのでサイドだけ見て安心ということでは少し事足りないかと思います。

一晩たってぺったんこでなければOKですネ(≧∇≦)b



ということで一連の流れを動画にしてみました。

こちらは間違いなく新品のタイヤです。
これを見ていただければおわかりかと思いますが、そこまで大変な作業では無いと思います。

ワタクシが2時間も格闘していたのも技術不足というところです。
ごめんなさいm(_ _;)m

大切なのは少しのコツとポイントをしっかりと抑えるということですネ。
それはしっかりとした潤滑、コレがあればタイヤは素直に入っていってくれるはずです(`・ω・´)ゞ

ということで今回はロードバイクのチューブレスタイヤ 装着方法とコツとポイント 動画もあるヲ♪そんなお話でした。



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