シマノプロ VIBE ステムの異音を消すの巻
なんだか不穏な雰囲気です。。。
VIBEステムでこの音がでるものは確認できているだけでもワタクシのバイクとT氏のバイク2台です。
ひょっとしたらVIBEステムでこの音が出ている方が意外といるのではと今回の記事です。
少々オチまでが短いお話ですが、、、(笑)
各所の異音といえば、、、
正直なところ嫌な音と別に対して気にならない音があります。
というのも危険を伴うような異音、これと危険が伴う可能性が低い異音、これを聞き分ける。という耳です(←謎ですネ(笑))
今回の症状はと言うと、、、
ヘッドパーツに負荷がかかったときになる音です。
どんな音かと言うと、、、”チッ、、、チッ、、、”
ハンドルを引っ張るダンシングなんかでも最初の方のパワーがかかるときなんかは特に”チッ、、、チキッ、、、”
大きな音ではありませんが、確実に”チッ”気にならないといえば気にならなくはないのですが、各所締まり具合に問題のないことは確認していますがではどこが、、、そんなお話です。
▶異音に対するアプローチ
これはステムだけではなくていろいろな異音に対してですが、まずはどこから出ているのかを突き止めないとどうしようもありません。
当店でももちろん異音のご相談をいただくことがありますが、まずは”再現”です。
何をしたら音が出るのか?まずは再現ができるか否かです。
再現ができれば次は場所の特定となります。
これが解決の第一歩になるわけですが、余計なものがついていると特定がものすごくしづらくなってしまうことが多々あります。。
そんなときは多少時間はかかりますが、めんどくさいと思わずに外せるものは全て外してしまいます。
思わぬ結果になることも多々あります。
・ヘッド周りからのガシャガシャなる異音が実はボトルケージの緩みだった
・周期的になる音の正体は携帯ポンプとの干渉だった
こんなことは非常によくあることです。
自分の中で原因がこれと信じ込んでしまう。これが異音の原因・根源を見つけられない要因になっていることは少なくないということです。
まずはすべてを疑ってみる、これは大切なことだと思います。
それでもヘッド周りなんかはそれでも音を聞きやすいですし、フレーム内に反響するようなことにもなりにくいですので特定しやすいです。
特定をしやすいのですが、解決はなかなか大変なこともあります。
というのもヘッド周りは小さなパーツの集合体だからですネ。
BB周りからの異音だったら、ボトムブラケット、フレーム、、、このぐらいしかありませんが、ヘッド周りとなるとハンドル、トップキャップ、ステム、アンカーナット、スペーサー、ダストカバー、シム、ベアリング、割入りワッシャー、クラウンレース、、、その他諸々、、、色んなパーツが組み合わさっています。
そんなときは、、、こちらも外せるものは外して判断というのが基本になると思います。
▶VIBE ステムの異音の原因
今回は再現が比較的に簡単にできます。
ブラケット先端をつかんで下方向に力を掛けることで”チッ、、、チキッ、、、”と音を出すことができます。音が出せれば原因がわかりやすいです。
ヘッドパーツの構造を理解することで解決方法をいろいろ考えやすいです。
詳細はこちらで↓↓↓
ロードバイクのヘッドパーツ 構造と仕組み
トップキャップのガタ取り調整後にステムのコラムクランプを締め込めばトップキャップを外しても問題はありません。(そのまま走って安全ということではありませんが、構造的に考えてガタが出ることはないという意味です)
はずせるものは外しちゃいましょう。
※締めるのではなくて外すということです。
増し締めなんかでも場合によっては消えることもありますが、物理的になくなるというのは最強レベルの判断材料です。
一個ずつ判断していきます。
トップキャップ、、、消えた。。。いきなりの当たりだったようです。
ということではネタ的に面白くありませんので、ヘッド周りで外せるパーツのおさらいです。
①トップキャップ
②アンカーナット
③スペーサー
④ダストカバー
この4種類は少なくとも外せます。
トップキャップで解決しない場合はアンカー、スペーサーと一個ずつ試していくということです。
とはいっても今回は大体検討がついていました。。。
というのは、ZIPPステムのときと変わったものといえば、、、ステムだけです。ZIPPステムのときは無音だったものがVIBEステムにして異音発生ということは、
①取り付け手技の問題
②ステム自信の問題
9割このどちらかです。
専用のトップキャップが付いているので怪しいなぁとは思っていたのですが、、、
▶観察からみる解決策
トップキャップを外せば音が出ないのであればトップキャップが異音の発生に絡んでいることは間違いありません。
VIBEステムのトップキャップです。
へんな形してます。

こちらではわかりにくいのでステム側を見てみましょう。

怪しいです。

画像では少々見づらい(というかほぼ見えません)ですがマルの4箇所に擦り傷のような後があります。
音の質としては非常に高く金属と金属がずれる?戻る?のときに出る音のような感じでした。
おそらくこの擦り傷がつているところ当たりが原因となっていると推測できます。
ということでこの4箇所を、、、どうしましょう。
基本的には擦れたりして音が出ている可能性があるときは何かを挟んでしまうというのがセオリーですが、場所によっては少々難しいことも。。。今回は少々難しいですネ。
となると、、、高級ケミカルに頼りましょう。
上記4箇所にクッション材配合の例のカチカチグリス[┐`益´┌]を爪楊枝の先分ぐらい、極微量塗布して再度組み付けです。
”ギッシ、ギッシ、、、”
とこれで解決です!ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ
あまり盛り上がりも何もありませんが、、、(笑)
普通の真円形のトップキャップでは突起などはありませんが、ティアドロップ型の特有の形のため突起がないと回転してしまうということでのこの設計だと思いますが、多分この突起と締まり具合なんかがうまいこと重なるとこの異音につながるのでは無いかと思います。
また通常の真円形のトップキャップでは同様の症状に出くわしたことはないのでやはりこの形状の特有の異音、そんな事が考えられますネ。。。
ということで今回は”シマノプロ VIBE ステムの異音(”チッ、、、チッ、、、”)を消すの巻”そんなお話でした。
あと6日、、、
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから
★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★
2017モデル入荷致しました。
★レディースウェアも新作入荷です。
★イチオシアイテム★
★レディースウェアも充実のラインナップ★
★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります
在庫になくともシマノカタログ掲載商品全品お取り寄せいたします。
詳細はメールにてご連絡下さい。
★その他あったら便利なパーツも取り揃えております★
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というのも危険を伴うような異音、これと危険が伴う可能性が低い異音、これを聞き分ける。という耳です(←謎ですネ(笑))
今回の症状はと言うと、、、
ヘッドパーツに負荷がかかったときになる音です。
どんな音かと言うと、、、”チッ、、、チッ、、、”
ハンドルを引っ張るダンシングなんかでも最初の方のパワーがかかるときなんかは特に”チッ、、、チキッ、、、”
大きな音ではありませんが、確実に”チッ”気にならないといえば気にならなくはないのですが、各所締まり具合に問題のないことは確認していますがではどこが、、、そんなお話です。
▶異音に対するアプローチ
これはステムだけではなくていろいろな異音に対してですが、まずはどこから出ているのかを突き止めないとどうしようもありません。
当店でももちろん異音のご相談をいただくことがありますが、まずは”再現”です。
何をしたら音が出るのか?まずは再現ができるか否かです。
再現ができれば次は場所の特定となります。
これが解決の第一歩になるわけですが、余計なものがついていると特定がものすごくしづらくなってしまうことが多々あります。。
そんなときは多少時間はかかりますが、めんどくさいと思わずに外せるものは全て外してしまいます。
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・周期的になる音の正体は携帯ポンプとの干渉だった
こんなことは非常によくあることです。
自分の中で原因がこれと信じ込んでしまう。これが異音の原因・根源を見つけられない要因になっていることは少なくないということです。
まずはすべてを疑ってみる、これは大切なことだと思います。
それでもヘッド周りなんかはそれでも音を聞きやすいですし、フレーム内に反響するようなことにもなりにくいですので特定しやすいです。
特定をしやすいのですが、解決はなかなか大変なこともあります。
というのもヘッド周りは小さなパーツの集合体だからですネ。
BB周りからの異音だったら、ボトムブラケット、フレーム、、、このぐらいしかありませんが、ヘッド周りとなるとハンドル、トップキャップ、ステム、アンカーナット、スペーサー、ダストカバー、シム、ベアリング、割入りワッシャー、クラウンレース、、、その他諸々、、、色んなパーツが組み合わさっています。
そんなときは、、、こちらも外せるものは外して判断というのが基本になると思います。
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今回は再現が比較的に簡単にできます。
ブラケット先端をつかんで下方向に力を掛けることで”チッ、、、チキッ、、、”と音を出すことができます。音が出せれば原因がわかりやすいです。
ヘッドパーツの構造を理解することで解決方法をいろいろ考えやすいです。
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①トップキャップ
②アンカーナット
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トップキャップで解決しない場合はアンカー、スペーサーと一個ずつ試していくということです。
とはいっても今回は大体検討がついていました。。。
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①取り付け手技の問題
②ステム自信の問題
9割このどちらかです。
専用のトップキャップが付いているので怪しいなぁとは思っていたのですが、、、
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トップキャップを外せば音が出ないのであればトップキャップが異音の発生に絡んでいることは間違いありません。
VIBEステムのトップキャップです。
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画像では少々見づらい(というかほぼ見えません)ですがマルの4箇所に擦り傷のような後があります。
音の質としては非常に高く金属と金属がずれる?戻る?のときに出る音のような感じでした。
おそらくこの擦り傷がつているところ当たりが原因となっていると推測できます。
ということでこの4箇所を、、、どうしましょう。
基本的には擦れたりして音が出ている可能性があるときは何かを挟んでしまうというのがセオリーですが、場所によっては少々難しいことも。。。今回は少々難しいですネ。
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とこれで解決です!ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ
普通の真円形のトップキャップでは突起などはありませんが、ティアドロップ型の特有の形のため突起がないと回転してしまうということでのこの設計だと思いますが、多分この突起と締まり具合なんかがうまいこと重なるとこの異音につながるのでは無いかと思います。
また通常の真円形のトップキャップでは同様の症状に出くわしたことはないのでやはりこの形状の特有の異音、そんな事が考えられますネ。。。
ということで今回は”シマノプロ VIBE ステムの異音(”チッ、、、チッ、、、”)を消すの巻”そんなお話でした。
あと6日、、、
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コメント
コメント一覧 (3)
…あっ‼︎💡
(ΦωΦ)フフフ…
いつも困った時に拝見しております。
同じくチッ...チッ...という音にVIBEステム で悩んでおりました。全て適正トルクで締めてネジ山にはグリスを塗っているのに...と。
トップキャップは盲点でした。帰宅してから早速試してみます!記事ありがとうございます😊