チェーンが曲がった!ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!! 対処方法のご紹介

チェーンの整備って、、、意外と多いものです。
チェーンなんてかなり固くて手でこじったぐらいではびくともしませんが、それでも脚のパワーってすごいみたいです。
チェーン落ちやチェーンづまりでゴスっと踏むといとも簡単に曲がってしまいます。
曲がってしまったチェーンはどうするかというと、、、
今回はそんなお話です。



▶曲がったチェーンはどうするのか?

基本的によほどの応急処置ではなければ交換するのが手っ取り早いです。というか交換しないと直りません。

ということなんですが、交換には2つの方法があります。
①全交換
②部分交換

全交換というのはまるっと交換、シンプルイズベスト!わかりやすいですネ

逆に部分交換というのはだめになったところだけ交換するという方法です。

どちらにするかはチェーンの状態次第です。

きれいとか汚いとかではなく、現在使用しているチェーンがどの程度使っているものかで判断するのがいいと思います。ダルンダルンに伸びているのであればわざわざ一部だけきれいなチェーンを繋げて延命を図ることもないでしょう。
逆にまだまだ新しい状態であれば、、、勿体無いのでだめになった一部を交換、ということがいいと思います。


▶曲がったチェーンは?
実際に曲がったチェーンです。
IMAG3354
上のチェーンの中心が曲がって(よじれて)います。
何故か曲がるのはインナーリンクの場合が多いです。

下は健康なチェーンです。

こうなるともうこの部分は基本的には使えません。

ギアに乗っかるたびにフロント側でも、カタッ、、、リア側でカタカタ、、、
カタッ!まで行かなくてもなんかちょっとした異音が発生することもあります。
ともあれもうムリポです。



▶チェーンの修理(チェーンピン使用)
修理と言っても交換になるわけですが、もう結構伸びてしまっていて全交換する際はまるっと交換そんな場合は、下記の記事の約束事をご確認ください。
ロードバイクのチェーン交換 3つの約束事と不具合報告

今回のメインは修理(一部交換)ということです。
image4445
上記画像の矢印はチェーンの進行方向です。
以下の説明の場所はチェーン整備で主にいじる黄色枠の部分でのお話です。
(チェーンステーの上下でチェーンの進行方向が逆になるためチェーンステー下部位置での説明となります。)

ということでつなぎ合わせです。
rect4435
黄色部分が曲がり箇所とします。

今回はチェーンをつなぐものは自由度の高いチェーンピンを使用します。

というのも、、、
クイックリンクはインナーリンク+インナーリンクでしか繋げないということです。

rect4435-5-9
ということはどうしてもチェーンが短くなってします。
または、、、
rect5365
クイックリンクまみれに、、、これでもやはり短くなります。

要はつなぐ際にインナー+インナーで切らなければいけなのでチェーンピンと差が出てしまうということです。

とても便利なクイックリンクですが、 
便利が故にこういった不便なところもあるということです。

これに比べてチェーンピンであれば切った長さとドンピシャでつなぐことができます。

rect4435-5
ここで切ることはできなくはありませんが、つなぐのが少々大変なことに、、、(´∀`;)
これはイマイチですので、、、

rect44335-5
最低この位置からです。

rect4435-5-4
こうなりますネ。
ここに同じものを入れてチェーンピンでつなぎます。これならばつなげますネ。
とこのつなぎが一番カンタンでわかりやすいです。

しかし何か違和感が出ます。。。

というのもチェーンのつなぎ方で強度の出やすいつなぎ方があります。
チェーンの進行方向に向かってアウターリンク前側の穴を使いつなぐ
この言葉が少々分かりづらいですが、要はチェーンステー下側では左側にインナーリンク、右側にアウターリンクが来るようにつなぐとより強度が出るというものです。

となると、、、
rect4435-5-4
この様に繋ぐ方法がベストということになります。
それでも緊急的な措置とするとどちらでも問題ありません。
シマノに確認をしたところ、上記方法はより強度が出るが逆でも強度的に問題があるわけではない。ということでした。

アウターリンクの穴をイジくりたくないのはカンパの影響なのかもしれませんが、シマノ製品の場合は問題ないということです。



▶出先でのチェーン曲がり。。。
困っちゃいますネ。
つなぐにもチェーンの切れ端なんてない場合があります。
そんなときも自走をしないと行けない場合は緊急措置をします。
rect4435-5-4

だめになったリンクを中心に最小単位で切ります。
その際にインナーとインナーとなるようにカットです。

ここをミッシングリンクで繋げば走行は可能となります。

注意点としてはだめになったリンク数、実際にカットしたリンク数にもよりますが、チェーンが短くなります。
アウターローに入らなくなる可能性があります。
たすき掛けは禁物デス。

これらはチェーンカッターがないとなんともできません。
携帯チェーンカッターとクイックリンクはチェーン整備ができるのであればぜひ、ツールケースに忍ばせておくのがいいと思います。

チェーンカッター付きのマルチツールの詳細はコチラから
”携帯マルチツール” シマノプロ ミニツール 15 ファンクションのご紹介


▶まとめ
チェーントラブルの原因とはというと、、、
操作ミスと変速調整不足がほとんどです、、、後は社外、、、いろいろです。

チェーンが曲がるほとんどの原因はチェーン落ちから起こる、チェーンづまりです。
トラブルが発生して、どこかでチェーンがつまって動かなくなっているのに気が付かなかったり勢いが止まらないため踏んでしまう、そしてメリッと。。。
いつもどおりのことを普通に行っているときはあまりトラブルってあまり起きませんが、何かいつもとちょっと違うことをやろうとしたり、故意ではなくても不意にやってしまったり、、、その原因は様々ですが、トラブルってそんなときにやってくるものです。

整備面で問題のない場合でのチェーン落ちなどからくるチェーンづまりは繰り返す人は何度も繰り返してしまう傾向にあるようです。
操作方法に癖みたいなものがあるのかもしれません。
全く同じ調整の同じ機材をつかっても落ちる人と落ちない人は出てくるものです。

また機材的な面もあります、どこの~とはとても言えませんが、プーリーや楕円なんかも物によっては変速性能が落ちてしまうものもあります。
これも人によって落ちるという方と落ちないという方に別れます。

合う合わない、変速操作方法と様々な次第ということなのだと思います。

ともあれシマノのFDの、、、レバー側でした、の構造の変化でアウター→インナーの際にはチェーン落ちがかなりしづらくなっています。
最近で多いのは逆のパターンです。
インナー→アウターの切り替えの際に 一発で上がりきらなかったときにジャラジャラしている間に落ちてしまうと。。。
こんな場合、やはり一発でシャキッと上がらないときはやはり何かが変だとしっかりと確認をしたほうがいいです。
現行FDは特にケーブルの張り具合がひと目で分かるようになっていますし確認をすることは難しくありません。

ということで、チェーントラブルの防止策としては、、、
・ケーブルの張り等変速調整をしっかりと行う
・操作をきちんとするクセをつける
・なにか変だと思ったら無理をしない
これらのことが大切だと思います。

ということで今回はチェーンが曲がった!ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!! 対処方法のご紹介、そんなお話でした。


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