豪雨ライド後のコキコキ音の正体を追えの巻!今回は謎解き形式ダッ!( ゚д゚ )クワッ!!

前日の豪雨ライド後から少々気になる音が、、、
異音系は意外と得意分野でございますm(_ _)m
ということで今回は新たに発生したコキパキペキ音に対して謎解き形式的な記事にしてみようかと思います。
答えを想像しながら読み勧めていただければと思います。

最後には予想だにしなかった衝撃の展開が、、、!(多分ありません(笑))

ということで早速ですが、本題へ!



▶今回の症状
いつから始まったのか?
→豪雨ライド後
 特に何かを交換した等は一切ない
 発生要因は豪雨か?

音の発生源
→フレーム下部より発生しているように聞こえる

異音の詳細
・音の種類:ぺき、コキ、カキ、
・異音はカーボン(樹脂製品)の音(金属対金属ではない)
・ペダリングで発生
・緩いペダリング、力をかけないときはならない
・ダンシング、シッティングは関係なく発生


▶一時要因を考える
まずはこの上記の情報だけで考えてみます。
こういったのは面白いですよネ。
これを楽しいと思えるワタクシは変態少々変わり者かもしれませんが、大変興味深いです。
謎解きの開始です。

上記の情報だけを見れば確実に怪しいところがあります。








BBですネ。

はい、ということでBBを外してゴニョゴニョして返却。はい終わり!

・・・(((((;`Д´)≡⊃)´Д)、;'.・ハウワッ!!

可能性としてないわけではありませんが、これだけでは落第です。
典型的なだめパトゥーンです(笑)

さぁどこが悪かったのでしょうか。。。










ここで再度症状を見てみます。

なにかとっても大切なこと、症状として確認しなければいけないことが抜けています。

何でしょうか!??








これがわかったら第一段階突破です。

答えは”脚を止めても鳴るのか?”
ということですネ。

これはとても重要です。ペダルを回してないと出ない音であればドライブトレインが関係していることが考えやすいですが、足を止めても鳴るのであれば逆にドライブトレインは除外して考えたほうが近道の場合が多いです。

ここでの間違いはというと、、、
BBに処理を施すのは間違いではありません。
圧入式で左右結合型ではないBB、また左右結合型でも一部のBBは音が出やすい場合もあります。
ですのでBBに確認程度に処理を施して上げることは間違いではありませんが、過信してはだめということです。(特に今回はウィッシュボーンBB使用)
そういった不十分な情報からの誤った思い込みは最大の天敵です。
誤った思い込みは視野を狭くする直接的な要因になりますのでくれぐれも注意が必要です。

・今回は豪雨の中走った後に発生、
・車体下部から音が聞こえる気がする
これらの先行した情報によって視野が狭くなりがちだったということです。

また本記事の見出し画像もBB付近のものにすることでよりBBだという思い込みを強めてみました。

BB、、、BB、、、BB、、、٩(๑´0`๑)۶ウワーン,,,
ではなくて視野を広くみることが必要です。

ということで状態の確認程度にBBをいじってみますが、全く変化はありません。
やはりBBは外れということになります。




▶第2のアプローチ

第2のアプローチとしては、、、脚を止めても音が発生するということはある意味ラッキーです。

というのは脚を止めても鳴るということは作業で音を再現(発生)させることができる可能性が高いということす。
音を再現できれば走行しながら音を聞くよりも確実に原因が突き止められます。

ということで再現してみましょう。

ぐいっとフレームをしならせるように”ペダル”に荷重を掛けると止まっていても確かに異音は発生します。
「パキッ、」「ペキッ」っとなりますネ。
ということで意外と多いサドル・ピラー付近の可能性もゼロではありませんがかなり下がります。

止まっていても(停止状態)鳴る。ということは駆動系から発生している可能性も限りなく低くなります。

となると
・固定されている(回転体以外)
・金属同士の接触ではなく ”X” 対カーボンの接触点
・力が加わることでずれる
これらの条件に当てはまる怪しいところを探っていきます。

意外と多いのはペダル(クリート)ですが。違います。
クランクも音の質が違う、ガタ・緩み等一切ないため除外。
ヘッドパーツも非常に音の発生として多い場所ではあります。
というのもヘッドパーツ部からの異音の確認方法がいくつかありますが、それを行っても異音を再現することはできません。ということでヘッドパーツである可能性は非常に低いので後回しにします。 除外をすることで大量にある可能性を少しでも絞り込んでいきます。

となるともう限られてきます。








・フレーム ー ディレイラーハンガー
・ディレイラーハンガー - リアディレイラー
・FD - フレーム

どこでしょうか。。。










※この段階でもう最終段階、ファイナルアンサーです。


そうもう一つ決定的なところを忘れてはいけませんネ。

ホイールです。

クイックレリーズの締め付け、これは意外と忘れがちです。
しっかりと締め付けているつもりでも、物によっては固定力が少々低いものがあります。

この時使用していたものはBHのホイールに付属してくる超軽量チタンシャフトのクイックです。
IMAG2115

軽くてかっこいいのですが、固定力には少々不安がありました。

異音が発生するようになってからかなり強めにつめつけてみても解決ならずで、だめでした。

確かホイールの記事でも空きたらDURAのクイックにでも変えようかなぁと書いていた気がします。。。(; ̄▽ ̄)ハハハ...
飽きる前に交換することになりました。

交換でサクッと問題解決です。

勝手な印象ではありますが、やはり軽量すぎるものは固定力に不安があります。
というのも比べてみるとシャフトの太さも長さも、、、結構違うんですネ。
やはりシマノ製は全然軽かったり飛び道具的なお話はほとんどありませんが、安定した安心感はダンチです。
(とは言っても最初は問題がなかったのでなにかの原因があるはずです。おそらくの検討はついてはいまるが検証がまだ少々不足しております。原因を探るのもまた楽しい作業ですので時間があるときに探ってみましょう。)

そういえば・・・DURAごとクイックも売っちゃったの忘れてました(笑)(; ̄▽ ̄)ハハハ...
ということで、、、
IMAG3500
RS81のクイックです。
というのもシマノに固定力とか剛性とか差があるか問い合わせをしたのですが、特に差はないそうです。
だったら少しでも軽いRS81モデルでいいかと。。。DURAのクイックのほうが重いんです。DURAのほうがかっこいいんですどネ(≧∇≦)b それでも性能が同じでお値段倍となると、、、



ということで今回は異音系のトラブルをお話でしたが、車体下部からの「ペキ、」とか「ポキ」とか、、、そんな異音がする時、
そしてペダルの回転に関係なく異音が出る時、
そんなときはクイックもしっかりと確認してみる。
・締め付けの力加減は?
・レバーがちゃんと閉じているか?
・方向は適切か?
これでも間違いがない場合は別の種類のクイックを試してみると言うのも方法としてはいいと思います。今回の原因はクイックでした。

そしてシマノだけではなくカンパ、マビック、この辺の大手のクイックは異常に軽いものではありませんが、やはりこういったトラブルは少ないように思えます。

特にシマノ製品です。
車体の異音系のトラブルでシマノ製のものが原因のことは少ないです。
変速調整不足とかではありませんヨ。。。(; ̄▽ ̄)ハハハ...
今回の様にクイックもそうですし、クランクなんかもそうですし、レバークランプなんかも構造的には意外と不具合ありそうな感じはしますが、全く問題ありませんネ。
こういったトラブルをよく見る側の人間としてはシマノの製品の信頼性というものがよくわかります。

そして異音系のトラブル解決のための方法として大切なことはコミュニケーションです。(`・ω・´)ゞ
・・・いや冗談ではなくてかなり本気です。
まずはお話をよく聞くことで解決まで道のりを確実に近くすることができます。

ということで今回は、豪雨ライド後のコキコキ音の正体を追えの巻!今回は謎解き形式ダッ!( ゚д゚ )クワッ!! そんなお話でした。


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