スキュワーを封印した理由 剛性とバランス

こっそりとスキュワーに変えて、、、こっそりとクイックレリーズに戻して、、、
そんなことをやっていたのですが、先日のコソ練の際にはしっかりとバレておりました。(´∀`;) よく見ていらっしゃる。。。(笑)

ということで現在は、、、
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スキュワーを止めました。オワ\(^o^)/ツタ

ホイールをガッチリ固定できる、スキュワーであったりくっそ高い例のアレだったり。。。
ある意味神格化されているようなところがあります。そう、ほぼ悪いようなお話を聞かないんです。

だがしかしドス。。。

たまには逆のお話も無いとつまらない。
今回はスキュワーを封印した理由 剛性とバランス、というお話にしてみようと思います。



▶はじめに
今回はスキュワーについて個人的に感じたネガティブなお話となります。
ネガティブな意見の商品は悪い商品、ポジティブな意見はいい商品ということではありません。
自分に取ってネガティブ・ポジティブを分ける最大の要因は、、、合う合わないです。どう感じるかは個人差が大きなところです。
どんなにいいパーツ、高価なパーツでも自分に合わなければ、意味がありません。
ということで今回はスキュワーですが全くもって悪い商品ということではなく、なんで自分にとってはなぜ合わなかったのか?そんなことを考えてみようかと思います。


▶たった一つのメリット・デメリット
最初に答えからデス。

”良くも悪くもスキュワーの固定力は強い。”

コレです。

前回の記事でも書いたように、カム式のクイックレリーズとは違いネジで締めていくスキュワーは締めれば締めるだけどんどん締まっていきます。もちろん限界はありますが、、、

ホイールの種類にもよるかとは思いますが、6Nmを超えるところ辺りから玉辺りが渋くなってきます。クイックレリーズでも全開で締めれば多少は渋くなりますが、遥かにその域を超えています。
コレが何よりもスキュワーの固定力の証明ということかと思います。 

スキュワーのポジティブなレビューなんかでは、、、
・踏んだ瞬間のレスポンスの向上
・カチッと感の向上
・足回りの剛性アップ
・コーナーリングがクイックになる
こんなお話を目にすることができます。

有名どころでいうとRWSというものがありますが、公式のDT Swiss Japanからの発表でも、
このスキュワー、いわゆるホイールをフレームに固定する際のクイックリリースの類になるのですが、普通のクイックリリースタイプの物ですと、カムを利用して固定するタイプのため、簡単に着脱ができます。
しかしながら、その固定力と実際の固定した後の剛性と言う点では、DT SWISS RWSスキュワーは通常のクイックリリースに比べ大幅に上回る性能を実現しています。
もちろんロードでもMTBでも同様に効果が見られ、一般的な5mmφシャフトの物でも、50%の剛性アップが認められるという事は、手軽なアップグレードにも最適。
ここ最近で、ロードバイクにも採用されつつあるスルーアクスルも意図は同じで、締結力を上げ、回転部の捻じれを抑制することでスムーズな回転を実現させていますので、RWSスキュワーを使う事によって、同じ効果が実現できます。
DT Swiss Japan 公式 フェイスブックより

ようは、、、
固定力が普通のクイックよりも高いです。エンドをがっちり固定できるためハブのねじれ抑制になり良く回るヨ!
ってのが売りということでしょう。

最後まで締めた状態で締め付けトルクの抜けるクイックレリーズと締め付けトルクが上がり続けるスキュワーとの構造的な違いが顕著に出ているのではないかと考えられます。

コレがメリットにもデメリットになって影響してくるというものです。

※クイックレリーズと違いスキュワーを締め付けをゆるく使うのは構造上少々コワイデス。


▶BBBスキュワーを使ってみて
先日クイックレリーズからスキュワーに変更して100㎞程度走ってまいりました。
その率直な感想から。

スキュワ-のクイックレリーズよりも強力な固定力の影響で、、、
・剛性が上がったことのメリット感じるよりも、乗り心地が悪くなりケツや手が痛くなるというデメリットのほうが明らかに大きかった。
・コーナーリングではG7 Proのしっとりとした猫脚感がなくなりバタつくようになった。

主にこの2点です。

最近はロードバイクのお話で、”剛性”というものをよく目にします。
ホイールは横剛性、縦剛性、BB周りの剛性120%アップ、ヘッドは上下異型ヘッドで剛性向上等。なんかカタログをみると剛性なんか高けりゃすごいような気がしてしまいがちです。
しかしです。剛性はただただ高けりゃいいってもんでも無いというのがワタクシの考えるところです。BB周りなんかは高けりゃいいと思わないこともないですが、”剛性”と”しなり”の関係であったり”動くこと”のバランスってものすごく大切だと思います。

ワタクシが実際にスキュワーで締め付けて乗って体感したところによると、
前後エンドだけをハブ素材自体が圧縮されるほど(玉当たりは調整済み)の固く締め付けることで乗り心地は確実に固く悪くなった、その割に肝心の反応とかレスポンスとかはそこまでの変化を感じなかった(微増ぐらいか?)というのが正直なところです。これは剛性が上がったせいなのかどうかは不明です。
しかしエンド部分だけ剛性が上がればいいのかというと、おそらくブレーキングなんかの強烈な力がかかるときになんかは優位に働くことも考えられなくはありませんが、その弊害としてピンポイントで固めすぎたことによりしなやかなフォークやリア三角の動きが抑制されてしまっているような印象でした。
結果として上記、乗り心地の悪化、コーナリング時のバタつき、そしてバランスが悪くなった。こんなことを感じるようになってしまったのではと推測ができます。

”剛性”という言葉自体はねじれや曲げの力に対して変化が小さい場合に”高剛性”ということになります。しかし高剛性=優れている・速く走ることができる、というのはこの限りではないと思います。

ものすごく簡単に言うと、、、
しなやかに動くカーボンフォークとガッチガチでフル剛性仕様のストレートの鉄フォーク、
超高剛性の鉄フォークにハブ軸を溶接して、かなりのカッチカチ仕様にできるかと思いますが、コレが結果的に速いか、いいフロント周りか、というと、、、かなり疑問が残ります。フォークも
またフレーム、ヘッド周り等その他の剛性をまったくもってそのままにスルーアクスル化をしてエンド部だけの剛性を上げること、コレも剛性が上がってィェ━━v(o´∀`o)v━━ィッ ・・・一概にということではなくバランス的なことを考えるとあまりいいことではないのかもしれません。
(剛性のバランスのお話はただ単純にワタクシの扱う速度域が低かったら、ということも考えられます。)

こんなことを感じて総合的に考えてみた結果、今回の変更は実際に乗ってみてのデメリットを超えるメリットを見出すことができずにお蔵入りとなったということです。



ただ単純に”剛性”と一言で言っても本当に難しいです。
基本的にはBB周りやヘッド部は剛性が高いほうがいいとは思っておりますが、それ以外に関してはバランスがものすごく大切だと考えております。(もう少し細かくありますが、今回はざっくりと。。。)
今回はこのスキュワーというものである意味飛び道具的にピンポイントで剛性を上げるということ(になっていると推測できます)で感じたところはというと、はっきり言ってしまうと自分にとっては残念ながらいい印象はありませんでした。

というのはおそらくG7 Proの1台としてのバランスがものすごくいいのかもしれません。バランスがいいと言うと語弊があるかもしれません。キンキンに硬いことがワタクシの体や乗り方には合わなかっただけなのかもしれません。
それでもおそらくG7 Proという1台の自転車として、自分にとっては剛性が十分すぎるぐらいあり、スキュワーでピンポイントで更に剛性をあげることではメリットを見いだせない、むしろバランスが崩れてデメリットのほうが目立ってしまったということかと思います。
ワタクシは反応と乗り心地、コーナリング・ブレーキングのバランスこの辺のバランスを大切にしたいところです。特にG7 Proはこの感じが物凄く気持ちいいバイクです。

もちろんまた別のフレームであれば結果は変わってくることは十分にあると思います。
剛性が足りない場合や、バランスを変えてみるために導入してみるという意味ではやはりかっちり感はでてくるかとは思いますが、それにより犠牲になる場合なんかもあるということです。
これはクイックだけでなくて飛び道具的なパーツは多かれ少なかれあると思います。

何を求めて、何を得るか、この辺は個々に合う合わない等もありますのでなかなか難しいところです。

ということで今回はスキュワーを封印した理由 剛性とバランスそんなお話でした。


いい機材とは高いものでも、軽いものではなく、、、自分にあったものだと思います。
そんなことを一つ一つのパーツで自分好みに合わせていくことができるロードバイクってやっぱり楽しいです(๑•̀ㅂ•́)و✧

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