シマノ PRO(プロ)サドル ステルス VS エアロフューエル 徹底比較!

シマノ プロの人気のサドル、ロード用の”ステルス”とTT用のエアロフューエルのラインナップがあります。ラインナップはありますが、それでも発売以来もうかれこれ1年半ぐらいたった気がしますが未だに、、、

超絶在庫欠品継続中!!(´・ω・`)ショボーン

ちなみに次回の入荷予定は、、、
ステルス:10月中旬
エアロフューエル:11月中旬
現在シマノ在庫ありなのはステルスカーボンのみです。(; ̄▽ ̄)ハハハ...

ということでワタクシ自身ステルスも狙ってはいたのですがまだ購入できていませんでした。。。というところなんですが、ひょんなことからご縁をいただきまして、、、ありがとうございます!手元にございますので早速インプレ記事を作成してみようと思います。



▶幅広ショートノーズサドル
IMAG4397

ロード用の”ステルス”とTT用のエアロフューエル、双方ともに今流行の”幅広ショートノーズ”形状のサドルです。
深い前傾姿勢にも対応して、何となくどことなく前乗りもしやすい、、、UCIのサドル位置規定(5cmルールとともに、確か申告のみでBB軸垂直上までOKとなったはず。。。)もクリアしやすくサドル位置を前方に持ってくることができるというものです。
まぁそもそも従来型のサドルでもあの長い先端に座ることはめったになかったので(そもそも刺さります。。。)バッサリと切り落としてしまえ~ぃ!みたいなことでしょうか。。。(笑)

このショートノーズ形状、有名所で言うとスペシャのパワーサドルが爆発的な人気で、その名の通りパワーが出る(・・・かもしれない)サドルに少々似ているのは内緒です。
更にS社の営業さんも”パワー”と読んでいたのはさらに内緒です(笑)

スペシャのパワーに始まり、プロはステルス、プロロゴのディメンション、Selle italiaはブーストなどなど、各社ラインナップが増えていきます。この幅広ショートノーズは今後スタンダードになってくる可能性は十分に高いのでは?そう考えております。


▶ステルスとエアロフューエル
では実際に比較です。

上記画像を見てわかるように幅、長さ、形状上から見るとほぼ同形状です。
IMAG4403

溝の幅等も極めて近いです。

これを横から見てみます。

IMAG4401

エアロフューエルサドルはサドル面がほぼフラットです。

image4166


エアロフューエルと比べてステルスは座面がカーブを描いています。

こう比べてみると①サドル先端、エアロフューエルは先端まで厚手のクッションがあるのに比べて、ステルスの先端はだいぶ貧相です(笑)
②のショルダー部分はステルスのほうがしっかりカーブを描いて下部まで伸びています。

セットするとこんな感じです。

IMAG4391

エアロフューエル

IMAG4407

比べてみるとやはりステルスのほうがシュッとしてスッキリとした印象です。


▶ステルスとエアロフューエルを双方乗り比べてみる
 

エアロフューエルはもうかれこれ2017年の3月頃の導入しておりますので1年半ぐらいは使用しております。もうワタクシのエアロフューエルはワタクシの尻の形になったというか、尻がエアロフューエルの形になったといいますか、、、(笑)
要は慣れ親しんだものからの変更ということです。
(駄目なら駄目でもとにもでせばいいや的なアレです。)

①座面の表面
サドル表面、パッド面の滑りについてです。
エアロフューエルは滑り止めがついています。
image4189
※丸の部分の斜めの線が滑り止めになっています。

しかしです。。。新品と比べてみるとわかりますが、比較的にすぐに滑り止めは消し飛びます(笑)なんかいつの間にか滑り止めっぽいものが消えてなくなります。模様は残るのですが、材質は他の滑るところ同じ様になってしまいます。

比べてステルスは全面に渡って表面の素材が滑りづらいです。さらに汗などでケツが濡れれば更にグリップ力が増します。この辺は好みの問題もあるとは思いますが、個人的には特にヒルクライムや高出力時はケツが滑らないほうがいいのでものすごくよかったです。
まだまだ使い始めで今後どの様に変化していくかは不明ですがステルスは本当に滑りません。前後の移動をしたい場合は総合的にみると滑りに関してはエアロフューエルのほうがオールラウンドに使えそうです。


②座面と尻のフィット感
IMAG4402

パッドの厚みでだいぶ差があるのでアレですが、、、エアロフューエルのほうが柔らかいです。
乗ればすぐに分かるレベルで違いがあります。

特に前乗りをしたときに差は一目瞭然です。

エアロフューエル:前乗りウェルカム!さすが前乗り用のTTサドル!
ステルス:前乗り、、、できなくはないカモ。(´ε`;)ウーン…

このぐらいの違いです。
あくまでのステルスはロード用のサドルで、前乗りが従来品(幅、ノーズノーマル品)よりかはできなくはないと言うぐらいです。

だがしかしです。。。

そこはシマノ プロ社、そんな悪いものなわけはありません。
幾多のライダーデータと、ライダーの意見をもとに作り出されたフラグシップモデルです。

後ろ乗りほどでもないですが、ピンポイントでケツがハマったときの座り心地は最強レベルです。あの感じ、、、座面のカーブはそこまできつくないのに、まるでSella SMPの例のあのサドルのようなぴったり加減です。ピタッとハマるとペダリング時の骨盤の落ち着き加減、落ち着きと言うか安定感、、、スッゲェーです。
それでも角度、前後位置等の調整は十分に時間をかけて行ったほうがいいでしょう。ほんの少し角度が違うだけで会陰部に突き刺さり三角木馬拷問サドルに、、、(笑)

座面のイメージですが、
エアロフューエル:スイートスポットが広くどこでも乗れるが安定感はステルスよりも低い。
ステルス:安定感はピカイチだがスイートスポットが狭い

これはまさにペダリングや乗り方の好みで選ぶといいのではと思います。
サドルで前後に結構動かしたい場合はエアロフューエル、どっしりと安定させたい場合はステルス、こんなイメージで間違いないかと思います。


③幅広サドルはペダリング時に気になるのか?

a.ショルダー
※なんて呼ぶのだか不明なため便宜上”ショルダー”と表記させていただいております。
IMAG4394


エアロフューエルよりもステルスのほうが気になりました。

エアロフューエルのほうが浅いです。
rect4205

この部分に下支点通過時に気になるほどではありませんが、ステルスのほうが腿と尻の中間ぐらいの位置が若干触れる・当たる感じがあります。もちろん着座位置の関係なんかもあるかと思います。
ギリギリで擦れるか擦れないかぐらいのところの広い面積と適切なカーブでケツをホールドすることで安定感とパワーの”かかり”を良くしているのではないか、と考えられます。
ステルスはこの安定感と言うかスピートスポット中心の”収まり感”は本当に素晴らしいです。ただしは範囲は狭いですが。。。

b.先端(ノーズ)
エアロフューエルもステルスも双方ですが、これとは全く反対に先端の幅広のノーズ部分、意外とこの太さが内股に当たりそうですが、コチラに関しては全く問題ありませんでした。

しかしです。

内股のペダリングをすると多少内ももが当たります。
とは言っても内股ペダリングよりも、膝の上下はできるだけまっすぐ、いわゆるまっすぐの軌道を描きペダル軸まで垂直に、、、というのが効率の観点から見てもいいと考えています。
足の太さとか筋肉の付き方にもよるかとは思いますが、内股ペダリングと幅広ノーズは相性が悪いということでしょう。



▶まとめ
エアロフューエルもステルスも双方使ってみての感想ですが、個人的にはものすごくいいものでした。どっちがいいものと言うことではなく、まさに前述の通り乗り方に合わせて選択をするのがいいと思います。
エアロフューエルはTT用でありながら200gというかなりの軽量で¥15,000(税抜き)だいぶお安く、ロードで使用しても重量的なハンディは少ないです。(TT用で200g前後のものはかなり高額な傾向)
またステルスもフラグシップで¥14,000(税抜き)(カーボンレールは高いですが、)やはりシマノ プロのコスパはかなりいいのでは、と思います。

あとは供給さえ安定すれば、、、(; ̄▽ ̄)ハハハ...

またおしりの傷みでサドル沼へと浸かっていく方も非常に多いですが、お尻の傷みはサドルだけが問題の場合は意外と多くはなく、乗り方、ポジション出し、ペダリング等々、他にも原因がある場合は多いです。サドルだけの原因と決めつけずに、乗り手側の原因も客観的に見てみることで意外な解決策が見つかるかもしれません。

ということで今回はシマノ PRO(プロ)サドル ステルス VS エアロフューエル 徹底比較! そんなお話しでした。

いい機会なのでポジション、ペダリング等大修正を致します。(`・ω・´)ゞ
++++++++++++++++++++++++++++
当ブログの運営費用の一部はアフィリエイト広告費用より補わせていただいております。

Wiggleをご利用の際はこちらからポチッとご購入いただけると当ブログ運営費用に補填させていただくことができます。。


サイクリングエクスプレスはこちらからお願い致します。


+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから



★フォーマルハウトは当店オリジナルのサイクルウェアです★

2017モデル入荷致しました。


★レディースウェアも新作入荷です。


★イチオシアイテム★
★レディースウェアも充実のラインナップ★

★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります