BR-5800 要否の判断と分解清掃をするの巻
BR-5800がぼちぼち具合が悪くなってくる時期が来たということです。
2014年4月の発売だったでしょうか。。。月日が流れるのは早いものです。。。
まずは公式マニュアルから確認です。
この様に記載があります。
マニュアルにないどころのお話ではありません。
シマノ公式 BR-5800展開より
展開図でもこれ以上の分解はありません。
ということはこれ以上はバラしてくれるなよ。というのがシマノ公式の見解です。
ですのでこれ以上の分解となるとあくまでも自己責任ということですのでくれぐれもご注意ください。
重々に心得た上でのお話とさせていただきます。
▶BR-5800 分解清掃の要否の判断
まず判断よりももっと前の段階のお話として大切なことです。
”なんでもかんでもバラせば具合が良くなるとは思わないこと。”
(シマノ製品なんかは特にです。)
少なくとも各所の”ガタ”という状態が確実理解できていないのであれば分解は止めたほうがいいと思います。
まずは状態を知るということですが、これはいっぱい色々なブレーキを触るしか無いといえば無いわけですが、代表的な一番簡単な判断方法です。
ニギニギします。。。
ケーブルの固定を解除した上で本体(可動部)の動きが悪くないかどうかの判断をするということです。
このニギニギで、硬かったり、ざらついたり、戻りが悪かったり、異音がなかったり、ガタもなけくなめらかに動いていれば、、、分解することにメリットはほぼないとも言えます。繰り返しになりますが、シマノは分解してくれるな、と言うことです。具合が悪くなる前に手を入れておくという考え方もありますが、こればかりは公式がだめというのことは基本的にはおすすめいたしません。
しかしこのニギニギをしたときに、
・キコキコ変な音がする
・手を離したときの戻りが悪い・戻らない
・ガタがある
こんな症状があったときにはどうするかというと、原則交換ということです。
あくまでも上記のことを御理解の上で分解清掃という手もなくはないということでご紹介です。
▶分解清掃(オーバーホール)
※ちなみに展開図以上の分解はスモールパーツもありません。交換が必要な場合はやはり本体の買い替えしかありません。
では早速。
見た目はキレイですね。。。
動きが凝ったま悪いので分解することにしました。
怪しい感じがプンプンしています。。。
最前方アーチ(左側)から分解します。
ロックナットを外してボルトを抜きます。
右側に見えるのはベアリングです。
105以上のグレードだと1ローラー、2ベアリングというシステムだったような気が。。。
で少々ひどい状態のものだとどうなっているかと言うと、、、
Σ(゚д゚) …エッ!?
こいつはやべぇです。。。もはやベアリングが錆ているとかではありません。ベアリングが錆と化しています(笑 もうこればベアリングではありませんね。。。
もうこうなったら完全にシボンヌとかオワコンとかって、要交換です。
こうなったら交換ですネ。
ココまでひどくない場合は、、、
掃除でもかなり綺麗にできます。
ベアリングはばらして徹底的にキレイにします。
この極小のボール、なくなったら終わりです。(笑 ご注意ください。
ベアリング、軸には適量グリスを入れます。
残りの左アーチも分解します。
同じくロックナットを外して軸ボルトを抜くとベアリングがでてきます。
これで完全にバラバラになります。
このぐらいの状態だと、手で本体を動かしたときに若干の異音、キコキコ言うことがあります。
ベアリング内部は錆び始めています。
これで完全にばらばらになりますので、思う存分キレイにします。
あとは元の手順で組み込んでいくのですが、バネの力がありますので左手の5本の指をフル動員したり、いろいろな工具を便利に使って元通りに組み上げます。
分解清掃後の組み上げはガタなどはないように、また軸ボルトとロックナットでの玉当たり調整に注意をして組み上げれば分解清掃終了です。
ということで今回はBR-5800 要否の判断と分解清掃をするの巻、そんなお話でした。
しかし最初の方にも書きましたが、最近はネット等で情報があふれかえるようになりました。知識や経験よりも先に情報だけがどんどん入ってきてしまう時代です。
何でもかんでもむやみに分解すればOK、好きなグリスを入れればOK、いい状態を保てる。一概にそうではなくて正確に言うと、分解清掃をしたほうがいい場合に限りしかるべく処置をすることでいい状態を保てる、回復することができることもあることです。
まずは状態の確認をしっかりとして、本当にその作業が必要かどうか、公式の見解を無視してまでもその作業を行うことのメリット、デメリットをしっかりと考えてから行うということは大切なことです。
逆に分解することでかえって具合が悪くなることも多々ある、こんなことをしっかりと頭においておくことも大切です。
ともあれ105ぐらいのグレードであればあえて分解なんかを考えずにだめになったら上位グレードに買い替え、、、このぐらいの考えでいいと思います。ULTEGRAでも1万ちょっと程度なので。。。
新世代のブレーキはかっちり感(剛性感)がUP傾向にありますヨ(≧∇≦)b
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
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★イチオシアイテム★
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★シマノ純正パーツもすべてOK!お見積り承ります
BR-5800がぼちぼち具合が悪くなってくる時期が来たということです。
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まずは公式マニュアルから確認です。
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マニュアルにないどころのお話ではありません。
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展開図でもこれ以上の分解はありません。
ということはこれ以上はバラしてくれるなよ。というのがシマノ公式の見解です。
ですのでこれ以上の分解となるとあくまでも自己責任ということですのでくれぐれもご注意ください。
重々に心得た上でのお話とさせていただきます。
▶BR-5800 分解清掃の要否の判断
まず判断よりももっと前の段階のお話として大切なことです。
”なんでもかんでもバラせば具合が良くなるとは思わないこと。”
(シマノ製品なんかは特にです。)
少なくとも各所の”ガタ”という状態が確実理解できていないのであれば分解は止めたほうがいいと思います。
まずは状態を知るということですが、これはいっぱい色々なブレーキを触るしか無いといえば無いわけですが、代表的な一番簡単な判断方法です。
ニギニギします。。。
ケーブルの固定を解除した上で本体(可動部)の動きが悪くないかどうかの判断をするということです。
このニギニギで、硬かったり、ざらついたり、戻りが悪かったり、異音がなかったり、ガタもなけくなめらかに動いていれば、、、分解することにメリットはほぼないとも言えます。繰り返しになりますが、シマノは分解してくれるな、と言うことです。具合が悪くなる前に手を入れておくという考え方もありますが、こればかりは公式がだめというのことは基本的にはおすすめいたしません。
しかしこのニギニギをしたときに、
・キコキコ変な音がする
・手を離したときの戻りが悪い・戻らない
・ガタがある
こんな症状があったときにはどうするかというと、原則交換ということです。
あくまでも上記のことを御理解の上で分解清掃という手もなくはないということでご紹介です。
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※ちなみに展開図以上の分解はスモールパーツもありません。交換が必要な場合はやはり本体の買い替えしかありません。
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見た目はキレイですね。。。
動きが凝ったま悪いので分解することにしました。
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最前方アーチ(左側)から分解します。
ロックナットを外してボルトを抜きます。
右側に見えるのはベアリングです。
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で少々ひどい状態のものだとどうなっているかと言うと、、、
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こいつはやべぇです。。。もはやベアリングが錆ているとかではありません。ベアリングが錆と化しています(笑 もうこればベアリングではありませんね。。。
もうこうなったら完全に
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ココまでひどくない場合は、、、
掃除でもかなり綺麗にできます。
ベアリングはばらして徹底的にキレイにします。
この極小のボール、なくなったら終わりです。(笑 ご注意ください。
ベアリング、軸には適量グリスを入れます。
残りの左アーチも分解します。
同じくロックナットを外して軸ボルトを抜くとベアリングがでてきます。
これで完全にバラバラになります。
このぐらいの状態だと、手で本体を動かしたときに若干の異音、キコキコ言うことがあります。
ベアリング内部は錆び始めています。
これで完全にばらばらになりますので、思う存分キレイにします。
あとは元の手順で組み込んでいくのですが、バネの力がありますので左手の5本の指をフル動員したり、いろいろな工具を便利に使って元通りに組み上げます。
分解清掃後の組み上げはガタなどはないように、また軸ボルトとロックナットでの玉当たり調整に注意をして組み上げれば分解清掃終了です。
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しかし最初の方にも書きましたが、最近はネット等で情報があふれかえるようになりました。知識や経験よりも先に情報だけがどんどん入ってきてしまう時代です。
何でもかんでもむやみに分解すればOK、好きなグリスを入れればOK、いい状態を保てる。一概にそうではなくて正確に言うと、分解清掃をしたほうがいい場合に限りしかるべく処置をすることでいい状態を保てる、回復することができることもあることです。
まずは状態の確認をしっかりとして、本当にその作業が必要かどうか、公式の見解を無視してまでもその作業を行うことのメリット、デメリットをしっかりと考えてから行うということは大切なことです。
逆に分解することでかえって具合が悪くなることも多々ある、こんなことをしっかりと頭においておくことも大切です。
ともあれ105ぐらいのグレードであればあえて分解なんかを考えずにだめになったら上位グレードに買い替え、、、このぐらいの考えでいいと思います。ULTEGRAでも1万ちょっと程度なので。。。
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