腹圧呼吸(IAP呼吸)と体幹の安定の重要性

腹式呼吸ではありません。今回のお題はIAP呼吸とか腹圧呼吸と言います。
IAP呼吸なんかでぐぐってみると”スタンフォード式 疲れない体” こんな書籍ができてきますが、今回は疲れない体ではなく、主にスポーツでどう活用していくか。なぜ腹圧呼吸なのか。
”腹圧”でぐぐってみると新城幸也選手のお腹の画像がいっぱいでてきます。なんであんな動きをするのか、何がいいのか?そんなお話ですが、今回は別にロードバイクでどうやって、とかまで突っ込んだ内容ではなく、主に仕組み等”入りの部分”のお話にしてみようと思います。



▶3種類の呼吸法

まずは呼吸法の種類の説明からです。
①胸式呼吸
これは一番簡単です。いわゆる胸・腕を広げて深呼吸、ラジオ体操の深呼吸です。
これは胸郭を広げて吸う、胸郭を閉じて吐く、一番スタンダードで誰でも簡単にできる呼吸法です。

②腹式呼吸
ココから少しだけ難しくなります。通常仰向けで寝ているときは自然に腹式呼吸になることが多いです。
”腹式呼吸”は胸郭(胸)を膨らませたり縮めたりせずに、お腹(へそ周り)を動かすことで呼吸をします。(腕を胸の前でギュッと組み胸を圧迫するようにすると腹式になりやすい場合もあります。)もう少しつっこんで言うと横隔膜の上下運動で空気を取り入れる、こんな呼吸法です。
簡単にいうと吸気時は腹が膨らむ、呼気は腹が凹む、胸はどちらも動かない、というものです。

③腹圧呼吸
イメージとして複式呼吸ができないと難しいと思いますのでまずは腹式呼吸のイメージを掴んでからのほうがいいと思います。
意識をした腹式呼吸で一番吸い込んだ状態。お腹が一番張った状態、お腹が前に出た状態、別の言い方ではお腹の外の方向に向かって力を入れた状態、この状態をキープしたまま息を吐きます。
イメージ的にはまさに風船、お腹の中の風船を膨らませたまま呼吸をする(外部へ圧力がかかったまま)ということです。

腹圧をかけるということは体幹が安定することになります。(詳細は後述)
つまり体幹の安定のために腹圧呼吸を行うということです。

~ちょっと寄り道~
できないと諦める前に、

腹式呼吸でもそうなんですが、体の使い方って難しいです。あの人は簡単にできたのに自分はできない。。。こんなことが多々あります。
これは呼吸法だけではありませんが、もしも全然できない、イメージがつかない、そんな場合は色々なやり方を試してみるといいと思います。主に腹式呼吸の方法として、
・仰向けで深呼吸
・寝っ転がって横向きで深呼吸
・ソファで寄っかかって、
・腕を組んで、
色々な方法からはじまり、
・お腹を突き出すように
・叩いても耐えられるように力を入れる
・お腹を回して持ち上げるように。。。等など
色々な意識の仕方もあります。
どの方法がやりやすくイメージをつかみやすいか、それは人それぞれですので一つの方法でできないと諦めること無く、いろいろな方法をチャレンジしてみるといいと思います。



本題に戻りではなんで腹圧がかかっていると体幹が安定するのかというお話です。

▶腹圧と体幹の安定
腹圧とは内部から外部方向にかかる圧力、腹部のコントロールすることで圧力をかけることです。
では腹圧、腹部に圧力を掛けることでどんな効果があるのかということです。

これはイメージをしやすいようによく風船が使われます。
ということで早速、ウチのおもちゃ箱を。。。(笑

IMAG4576

これを体幹だとします。

空気が入っていない状態、いわば圧力がない状態、フリーな状態です。
この状態だと、、、

IMAG4578

こんなになったり、、、

IMAG4577

吹けば折れる、、、まさにそんな状態です。

ではこれに空気をパンパンに入れます。

IMAG4580

叩いたって折れません。もとに戻ります。

もうまさにこれと同じ原理ということです。
お腹に圧をかけること、お腹を凹ませるのではなくて、ふくらませることで腹部の圧を掛ける、結果的に体幹を安定させる事ができるということです。


▶なぜ体幹の安定?

ロードバイクでもサッカーでもゴルフでもテニスでも、、、
体幹(コア)の重要性はココ数年でものすごく一般的なものになってきています。サッカーの長友選手も体幹トレなんかをかなり積極的に取り入れているというのをテレビで見たことがあります。

というのもこれもとっつきやすくものすごく簡単に説明いたします。
なぜ体幹?ということですが、
車で例えます。”エンジンだけパワーアップしてもフレームが弱ければパワーが発揮できない。”これに尽きます。
巨大なパワーを支えられなければフレームは破綻してしまうということですネ。

土台がしっかりしているからこそ、大きなパワーを受け止められますし、発生したパワーを伝えることができる、ということです。
本来は100ある力をどこまで発揮できるかは土台次第で、弱い土台ではパワーが発揮できないだけではなくて、自身のパワーで土台が壊れてしまうこともあり得るということです。

つまり体幹の安定は競技におけるパフォーマンス向上だけではなく、怪我の予防にもなると言われています。

これは特にですが、瞬発系のパワーを発揮させる際なんかではわかりやすいと思います。
”ガッ”と力を入れる瞬間、まさにその瞬間に体幹がダラダラで力を入れたって力なんて発揮できないどころではなくまさにぎっくり腰とか、、、(´∀`;)
そうならない様に腹圧をかけて体幹を安定させて力を出すということです。
スポーツ選手体力測定なんかでは瞬発系の測定が多くありますのでこういったときにも、体を壊さないための方法として選択するというものありだと思います。

これが例えばロードバイクだとスプリントを掛けるときに体幹がフラフラしていたりしたらパワーがあっちゃこっちゃととっ散らかってしまいますし、スプリントだけではなくてシッティングでもダンシングもそうですネ。繰り返し回す、踏む、そんな運動でも脚から発生したペダルを押し込むという力が体幹が安定しない、ふらつくことで押し込んだ力のうち体幹が支えられない分が自分の方に返ってきてしまうことになるのでは、そう考えております。
不安定な足場でパワーショベルがひっくり返ってしまう、、、アレですネ。



▶まとめ
スポーツの各分野でも体幹トレーニングは非常に重要視させてきています。
それは前述のように体を安定させてパフォーマンスを向上させるだけではなく、体の怪我の予防にもなり得るというなんとも万能のようなものです。
その体幹の安定のための一つの手段として、腹圧、腹圧呼吸こんな方法が取られることがあるということです。(ドローインとかこの辺は色々ありますが、その中でも今回はIAP呼吸というものでした。)
ワタクシ自身もつい最近取り入れ始めたのでまだまだ効果の程は未知数的なところばかりです。これをやったら速くなれるんかい?と聞かれたら、謎は多いですが体幹を安定させて悪いことは無いと思いますヨ。
できないからやらないんじゃないくて色々と試してみる!その中からいい方法をかいつまんでいくといいと思います。

とは言ってもワタクシ自身まだ良くわかっていないというのが正直なところです。このへんも含めて要継続ということでm(_ _)m
ということで腹圧呼吸(IAP呼吸)と体幹の安定の重要性そんなお話でした。


尚現在ワタクシもペダリング大幅矯正中でこのIPA呼吸で体幹を意識して、要は体幹から踏んでいくということの実践中です。これは身をもって実践中ですのでしばし続けて追って結果をお伝えさせていただこうと思いますm(_ _)m

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