冬場はタイムもスピードもが出にくい? 冬場のライドは何かと重い気がするゾ。。。

経験的にこんなことを感じている方、多いのではないでしょうか?
夏場に比べて冬場はどうしてもスピードがでにくい、なぜか体・機材が重く感じる。そして進まない、、、
なんでこんな事が起こるのか、そんなところのお話です。



▶気温差による空気の密度と空気抵抗
気温20℃の差で約5%の抵抗差が出ると言います。
詳細はこちらの記事にあります。
Why do we ride slower in the cold?

この記事によると、、、
気温6.9℃のときの空気の密度は、1平方メートルにつき約1.27kg。
気温20.9℃のときの空気の密度は、1平方メートルにつき約1.20kg。
その差は約5%もあると言います。
空気の密度が約5%増加すると、空気抵抗も約5%増加するというお話です。

この辺の計算はものすごく難しいので完全に他力本願ですが、体感的に1~2km/hぐらいの差が出てくるのではというお話です。(下の方のことも含まれる夏と冬との総合的な差のお話かと思います。)

(^Д^;)フHAHAHA!

(つд⊂)ゴシゴシ

マジカ…(;・`д・́)...ゴクリ


結構な差ですネ。



▶ウェアによる差

昨年ぐらいのサイスポでトラックを使った40km/hのパワーの差の実験を行っておりました。
その時の差がウインドブレーカー着用で約6%の差というものでした。
これらはウェアの違いによる空気抵抗の差ということです。

これにプラスして、ウェアを半パン(ビブ・パンツ)から防風素材のウェアにすることで1割ほど回転効率が落ちるというお話まで、、、(当然ウェアの種類とか、サイズ感とかにもよるかと思います。)
こちらはウェアの差による回転効率、というお話です。
やはり半パン・ビブよりもウインドブレークタイツなんかは記事が固く動きづらいです。着るものが増えると動きづらくもなりますし、空気抵抗も増えるということです。

ロードバイクの科学には実験がありました。

・半袖ジャージ+生足(夏用レーシング)
35km/h:188W

・冬用防寒ウェア上下
35km/h:204W
(ロードバイクの科学より)
(こちらも他力本願ではありますが、流石に自分で実験は今の季節はつらすぎますので、、、(´∀`;))

結果から35km/h時の出力で16Wの違いです。
おそらくではありますが、気温は考えず同日に計測したものかと思います。

16Wの削減と考えるか、16Wパワーアップと考えるか。。。

.';・(;゚;ж;゚; )ブッ .';・その差、、、

恐るべし冬ウェアの呪い(笑)ではなくて、やはりその差はかなり大きいということみたいです。

▶これら以外に考えられる差

主に先程のこちらの記事よりです。
Why do we ride slower in the cold?
※ワタクシの拙い語学力で訳が間違っていたらごめんなさい。こちらも修正させていただきますm(_ _)m

①気温によるタイヤのコンパウンドの硬さの変化
気温(路面温度)が高ければ高いほど、タイヤのコンパウンドは柔らかくなり路面抵抗が増えるというものです。
しかしこれはロードバイクの走行時にかかる全体の抵抗の中でもはるかに小さい値ということで、1%以下のごくわずかな差ではないかというお話もあります。

②気温と筋肉関係
寒いときは一見筋肉の動きが悪くなりがちだとは思わなくはありませんが、それでもウェアなんかでしっかりと対策をすることで夏同様のパフォーマンスが出せるのでは、ということです。
確かに駅伝等は夏場にはほとんどやらないです。

しかしやはりウェアの選択を誤ったり体が冷えすぎてしまう、逆に暑すぎてしまうというのはどうしても同パフォーマンスが発揮できるとは考えづらいです。寒さ対する強さや、暑さに対する強さなんかでももちろんパフォーマンスに差がでてくると考えられます。
また寒すぎるときの無理は怪我や故障の原因にもなりますので要注意だと思います。

上記HP以外で考えられることですが、、、
③重量増
特にヒルクライムでは影響があると思いますが、
・ウェアの重量増
冬用のジャケット+ビブで約800g
夏用上下ジャージで約300g
もちろんこれ以外でもグローブ、インナー、各所ウォーマーなんかも冬場は増えていくと思います。
・背中の重量増
寒さ対策のウインドブレーカー・カイロなんかも厳密に言えば重量増です。
・ボトルの重さ
夏場は保冷ボトルであったり、2本態勢であったり、こちらは結構な重量増です。
・車体の重さ
日照時間が短くなる冬場は場合によってはライト、反射板等夏場よりも装備が増えることも考えられなくはありません。

なんだかんだでざっと見積もっても、ワタクシの場合は冬場は夏場に比べて全体で2kg程度は重くなっています。(更に厳冬はバックパックを持つときもあります。)



▶まとめ

冬は夏にくらべて、、、
①気温が下がることで、空気抵抗が大きくなる
②ウェアが代わることでも、空気抵抗が増える
③ウェアが変わることでの、回転抵抗が増える
(④気温差による体の状態の変化)
(⑤重量の変化)

これらのことを踏まえても、冬場にタイムがでない、体が重くなった、なんだか進まない感じがする。こんな実際には十分にあり得るということです。
その差は今回のことを考慮すると夏と冬では総合的に見て遅くなり、タイムが出にくい傾向にあるということです。

それでもお正月をダラダラ過ごして、食べまくって、、、これでは実際に重くなっていると思いますので要注意を。(; ̄▽ ̄)ハハハ...

ということで冬場にタイムアタックをしてタイムが出なかったら、、、声を大にして、季節のせいにしましょう(笑)冬場はタイムもスピードもが出にくい? 冬場のライドは何かと重い気がするゾ。。。
そんなお話でした。

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