将来の展望?2018 プロのバイクから見る今後の予想

プロの機材ロードバイクの機材のカスタムは将来的に一般マーケットに影響を与えることが多く、未発売品、プロトタイプ等楽しいものが盛りだくさん。そこには巨額のマネーが、特に世界に名だたる某社、、、( ゚д゚)ハッ!
これ以上はワタクシが闇に葬られる可能性がございますので(笑)

ということでちょっとだいぶ経ってしまいましたが、将来の展望?2018 プロのバイクから見る今後の予想、そんなところお話にしてみようと思います。



▶その1 コックピット(ハンドル~ヘッド部)周りの変化

ステム一体型のエアロ形状のハンドルが増えてきました。

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ケーブルの露出を最大限に抑えてたデザインが目立ちます。
空気抵抗を究極まで落とすシンプルデザインではありますが、それと引き換えに整備性は落ちる一方(笑)

前面でもろに空気抵抗を受けるハンドルの効果は結構な影響があるというお話ですがデメリットがかなりの勢いで多いものです。

一般人の場合はプロのように機材を供給してもらえることなんて一向にあるわけがありませんので、例えばポジション調整のたびにステムのみでは交換することができずにハンドルごと、数万円の出費を払って、、、というのはあまり現実的なお話ではありません。
また夜間の走行用のライト、スマホホルダー等の汎用マウントなんかも当然付けづらくなります。
プロとの違いで一般ライダーに普及するかと言うと少々課題が盛りだくさんイメージです。

このコックピット周りの内装化にはレベルがあります。
注)まったくもって個人的な見解です

ブロンズ:ハンドル内装型
いわゆるハンドル内を一部通るケーブルルーティング。ハンドルからケーブルが出たものがダウンチューブやヘッド部からフレームの内部に入っていく構造のものです。
またこの”ブロンズ”レベルであればいわゆる紐式(機械式)シフト、ブレーキでも組み方を気をつければフィーリングの低下を最大限に抑えられます。

シルバー:ハンドル+ステム内装型

ハンドル内部を通り、更にはそのままステム内部を通り本当にちょびっとしかケーブルが露出しないものです。
流石にブレーキケーブルの内装はなかなか難しいですが、シフトに関してはDi2ならば”ほぼ”内装で組める場合が多いですが、機械式では内装化が難しいというものも少なくありません。
ということでこの辺からシフトの機械式では内装が不可となる場合がでてきます。ムリポ(´・ω・`)ショボーン これはフレームの問題と言うよりかはハンドル+ステムの設計です。

ゴールド:完全内装型
もうケーブル露出は全くありません。
ハンドル+ステムの内部を通るだけではなく、ヘッド部の内部を通る構造になり、これはもうシフトもブレーキもケーブル引きではなかなか難しくなってきます。
ケーブル引きのブレーキであればブレーキ本体が専用設計になったりします。
主にブレーキは油圧ブレーキになり、組み上げカーブが多少きつくなろうとも油が流動できればOKというケーブル引きとは少し違ったイメージになってきます。
シフトはというと、、、実は機械式でも組めます(笑)というのはフレーム次第ですが、今後はハイエンドに関しては取り回し等の問題からDi2(電動)専用フレームという事になってくると予想ができます。
シマノも無線化してくるのかどうなのか。。。
基本的にこのレベル(ゴールド)になってくるとケーブル交換が必要なケーブル引きの整備性は鬼とか悪魔レベルです(笑)
何を得るために何を犠牲にするか、、、そういうことでしょう。


▶その2 ビッグプーリー

セラミックスピード社のビッグプーリーを採用しているバイクが増えたように思えます。

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※最後のアスタナのバイクはチェーン、スプロケはULTEGRAグレードだとか。。。

なんだか軽いビッグプーリーです。

こちらセラミックスピード社のビッグプーリーキットですが、お値段、、、64,000円~ということです。\(◎o◎)/!

ちなみにリアディレイラーのお値段、
機械式:22,000円ぐらい
電動:65,000円
リアディレイラー本体よりも、パーツ代のほうが下手したら高いという、、、(; ̄▽ ̄)ハハハ...

しかしこれほどに各チームが取り入れているところを考えると少なからず効果があるのかもしれません。
メーカーの公式の見解ですが、、
チェーンの曲がりによる摩擦抵抗を極限までおさえたプーリー
純正のプーリーより30-60%パワーセーブが可能
ということです。
しかし難点もあります。
※輪行用のバッグを使用される場合は、アーレンキーを使って、リアディレイラーごとフレームから取り外してください。ケージが破損する恐れがあります。
やはり先日の記事のように取り扱いは要注意となるようですネ。


▶その3 なんといってもディスクブレーキ

某社(どこでしょうか?(ΦωΦ)フフフ…(笑))は巨大な権力でディスクブレーキ化をビシバシ進めようとしているのはUCIの解禁の理由にもあると思います。

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ディスクブレーキ、間違いなくいいものということは理解しております。

いいものではあることはわかりますが、導入にあたってはなかなか課題も多くあります。
時代の流れには逆らえないのか、それとも日本のマーケットではガラパゴス化が進んでいくのか。。。

なかなか難しいところだと思います。

というのはプロでは無い一般消費者ならでは問題が山積みです。
①お財布事情
導入にあたっては現在使用しているパーツが使えなくなることがあります。
つまり初めて購入するときは完成車としての購入が必要になる場合がほとんどだと思います。そうなると、フレームセット購入載せ替えよりも完成車としての購入となりますので出費がかさみます。
またローラー台なんかもスルー対応のものでない場合は、、、大変です。。。

②気候の問題
気候の乾燥しているヨーロッパとジメジメの日本では少々勝手が違います。
日本とあまりに違いすぎてビックリ!世界の驚くべき「傘」事情
・空気が乾燥しているため濡れてもすぐに乾く
・雨が長く降り続かない。
ということです。
雨マークが付いていたらわざわざ外に走りに行かない人が多い日本とはこういった違いもあるのかもしれません。

③そもそも必要性が、、、
海外のように長期休暇を利用して気高い山々へグランフォンド、ほとんど車通りのない広く環境の良いスポットへ、、、なかなか難しいかもしれません。
というか日本は道がも狭いし、車も多い。
そもそも論として”そんなにスピード出さないし、、、”という意見も。

やはりいいものという認識があってもどうしても導入にはなかなか課題も多くワタクシ自身もそうですが、まだまだ足踏み状態で。。。
今後の展開は要注目です。



▶まとめ
プロのレースで導入されている技術は一般人に取っても良い技術ではあるとは思いますが、その一方で昨今の技術はプロ専用、プロでないと使いづらい技術、これらの技術はレース志向が色濃く出てきていると感じております。

まさに”何を得るために何を犠牲にするか”、ということで、もう削るところを究極に削りまくった結果であり、カリッカリのフルチューンのレーシングマシンを一般的な公道で走るということ自体すこし勝手が違っている時代が来ているのかもしれません。
・ケーブルのフル内装やビッグプーリーどれだけパワー削減になるのか、
・ステムとハンドル一体化することでどれほどのメリットがあるのか、というか汎用マウントはほぼ使えなく。。。
・エアロ形状のフラット部はバーテープを最後まで巻こうとすると多分長さが足りないし、まかないと滑るし、そもそもものすごく握りにくいゾ(笑)
極端なお話ではありますが、F1のマシンが公道で走って楽しい、整備性も高いということだけではないと思います。

ということで今回は予想、、、というお話でしたが、プロのバイクはより完全レース志向が強くなって来ており、それが一般的な使用にとってもいいものなのかというとなかなか難しいところがあると感じました。

とはいっても速いとか、軽いとか、気持ちがいいとか言われると何故か素直に欲しくなってしまう、、、これがロードバイクの魔力です。(笑)

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