OGK PRO-FIT BT-06 超薄手バーテープ 0.7mmの美学

バーテープは直接素肌に触れることのあるロードバイク唯一のパーツです。
握る、手で触るということはものすごく敏感に変化を感じるところでもあります。個人的にはものすごく大切な一部だと考えております。
日々のローラー台で酷使されているバーテープもすっきりと新しいものに変えてしまおうというモチベーションアップのための策略です(笑)

従来品クラシックモデルではコルクタイプや革の様なタイプが主流ではありますが、最近ではハイグリップタイプと呼ばれるいわゆる”滑らないタイプ”人気となっております。

完全に好みの問題にはなりますが、ワタクシ自身がバーテープに求めることといえば、やはり雨でもどんな状況でも極力滑らないことを重視しております。
その他の優先事項として、、、
太さ:太くなりすぎることもないように厚み的にはどんなに厚くても2.0mm以下ぐらいがいいというのは、握りが細いほうが好みというところです。

握り心地:バーテープ自体にソフトなクッションがあるものは下ハン持ってガッと力を入れたと気にグニュッとなってしまうので気持ち悪くて苦手です。どちらかと言えばしっかりかっちり感があったほうが好きです。

耐久性:ハイグリップタイプの宿命と言えば宿命ですが従来のコルクとかよりもハイグリップのほうが短命であるものが多いです。1年とはいいませんが、せめて数カ月は持ってほしい。。。

コスト:ハイグリップタイプは少々高すぎる製品が多いんですヨ。。。(;´д`)トホホ… 通常のバーテープが2000円ぐらいが相場だとすると、ハイグリップタイプは軒並み4000円ぐらいです。
結構高いです。 しかしハイグリップタイプは想像ですが、表面が滑りづらい素材のため粘着成分を弱くできます。そのため巻直しはしやすいイメージです。
それでも巻き直しがしやすいよりも、安くて新品にしたほうがスッキリする気も。。。(´ε`;)ウーン…
高い製品で汚くなるまで使うのであれば、安くても頻繁に変えてきれいな方が気持ちもいいと思ってしまいます。



ということで今回選んだのはこちらです。

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OGKの超薄手タイプ BT-06です。

なんでも一部のガチ勢の方や生粋のヒルクライマーに絶大な人気を誇っているとか。。。

通常バーテープの厚みとしてはだいたい2.0mm~3.2mmぐらいのものが多い中こちらのBT-06、超薄手タイプでその厚みなんと0.7mm!Σ(゚Д゚)!
薄いは正義だ!サ@ミオリジナル!(笑)
多分この厚みのバーテープは他にはあまりないぐらいの薄さです。

お値段も1,800円(税抜き)と良心的な平均的な価格帯です。

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圧倒的な薄さのせいで通常のバーテープのようなパッケージは無理だったのでしょう。
トイレットペーパーのように新に巻かれている状態です。

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もうぺらっぺらの布の様な状態です(笑)

早速巻いていきましょう。。。
とその前に、、、
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バーテープの下巻きにハンドルにビニテを巻いておきます。
これをすることで振動の吸収が驚くほど、、、というのは冗談です(笑)

OGKのバーテープは糊が結構強くて剥がしたあとのベタベタがものすごく剥がしにくいですし、汚くなりやすいです。下巻きをしておけばベタベタが残ってもビニールテープを剥がせばいいだけなので、次回交換時に時短になります。
この辺は好みの問題でもありますが、ベタベタの残りを気にされる方は下巻きをしておくといいと思います。(最近のハイグリップ素材のRザードS金とかスパ数とかはベタベタは極めて残りにくいですネ。)

とココまで準備をしてから巻き始めます。

・・・
巻き始めてからは集中しておりますので一切画像はございませんm(_ _;)m

こちらのOGK BT06超薄ですが、結構癖が強いです。
引っ張りにはかなり強度があるように思えます。
(リンタースイッチの部分の小窓を開けた部分、RS金よりも切れづらかったです。)
しかしです。。。
伸びは非常に少ないです。この素材は引っ張りすぎるとバーテープの両端がくりんと丸まってしまいます工エエェェ(´д`)ェェエエ工。 おそらくこの薄さのためかと思います。この”端くるりんぱ”を防止するためには、短く持って巻くことである程度抑えられました。
また多少緩めに巻くことでもきれいに見えるのですが、フルパワーを欠けてもズレないようにということを考えるとしっかりとテンションをかけて巻いたほうがいいような気がしてしまいます。

流石にこの伸縮性ではスプリンタースイッチの部分が少々怪しい感じありましたので、ちょいと切れ端を作り細工をしておきました。

ブラケット部分は通常の8の字巻きだとどうしてもシワがよりやすかったので通常よりも1週多く巻くことでできるだけシワを抑えてみました。

あとテープの成分がかなり強力なので巻き直しは原則できません。(; ̄▽ ̄)ハハハ...一発勝負のバーテープです(笑)

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最後はサテライトスイッチを縛って終了です。

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コリャァ(;・`д・́)...確かに超薄です。

ということで実走へ。。。



実走は距離にして100kmちょっとのコソ練ライドです。大きな登りこそありませんがアップダウンのある千葉の田舎道を楽しんできました。グローブも真冬用ではなくてちょっと薄めのロンググローブ、使用3年目で完全にパッドのクッション成分はへたってほぼただの布状態(笑)、このライド中に穴が空いているのを発見してちょっと悲しくなりました(; ̄▽ ̄)ハハハ...

グリップ:全く問題ないです。いわゆる最近のハイグリップ系とはちょっと違う感じではありますが、しっかり滑りずらいです。

太さ:下ハン、フラット部ともに細身で非常に握りやすいです。
好みの問題もありますが、細身が好きな方にはかなりいいと思います。細身が好きなワタクシとしてはとてもいい印象でした。

振動:まぁ極厚品と比べればそれなりに振動はありますが、100km程度ではまったく問題ありませんでした。また走行中の8割ぐらいはブラケットを握っているので、、、(笑)

当然走る道の路面状況や一度に走る走行距離にもよるかとは思いますが、振動で手が痛くて仕方がない場合はバーテープ云々よりもポジション等も含めて、乗り方を一度見直してみるといいと思います。
またハンドルバーにがっつりと体重をかけて乗るのは手が痛いだけではなくて、危険を伴う場合もあります。体幹を鍛えるということで少なくともマイナスなることはほぼ無いと考えております。

ということで100kmちょっとのライドでは全く問題のなく、むしろしっかりとしたグリップと握りやすい細身の握りはかなりいい印象でした。
これから走行距離もガンガン増える時期ではありますのでどんどん乗り込んで耐久性なんかも見ていきたいと思います。

OGK PRO-FIT BT-06 超薄手バーテープはと言うと、、、
巻き直しは多分かなり厳しいと思います。
巻くのも結構癖があって失敗したら多分修正は無理です。
きちんと上半身を体幹で支えられないと手が痛くなるかもしれません。
太い握りが好みの方は多分合わないと思います。

そのかわりかなり軽量でダイレクト感も高く、グリップもかなり高めです。かなりこだわりの詰まったマニアックなバーテープ、まさに0.7mmの美学!そう感じました。

ということで今回はOGK PRO-FIT BT-06 超薄手バーテープ 0.7mmの美学 そんなお話でした。



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