パイオニア SGY-PW510A80GL パワーセンサー 0W問題

使い始めのときから出ていた問題です。。
時々数秒間0Wとなる症状です。
その際はパイオニアに連絡してしばらく校正をして使ってみてということだったのですが、その後約半年、、、まずはその後どうなったのかというお話から、、、



▶主な症状
特に使い始めに頻発するわけですが、サイコンを見ていても時々0Wとなるわけです。
それはサイコンでもAnt+でつないでいるサイクリングアプリ上でも同じく0W問題はでます。

ということで、Rouvyを用いて検証してみたのですが、突然パワーメーターの接続が切れる、ということではないようです。
Rouvy上ではパワー項目とケイデンス項目どちらもなんですが、通信がなくなるとN/Aという表示になります。(かなりリニアに出ます。)しかし今回の0W問題はN/Aにはなりません。また同パワーメーターから出力されるケイデンスに関しは反応している状態です。
要はパワーのみ0Wとなるわけです。

それでもサイクリングアプリ上ではN/Aだろうが0W(通信が切れていない)だろうが要は0Wです。

どういう状態になるかと言うと、、、
別に外を走っている時はそこまで気にもなりません、多少データの下振れが出るぐらいです。大した問題ではありません。

しかしです。パワーメーターの数値が根幹であり命綱でもあるバーチャルサイクリングではそうは行きません。
ワタクシはRouvyでトレーニングをする時はバーチャルパートナーを入れて競う、またペーシングを考えながら走るわけですが、そこで起こるのが0W問題です。

ほんの数秒の0Wですが、その瞬間にぶっちぎられたり、差がぐんと広がったり。。。
逆に自分がバーチャルパートナーの時はというと、リードしているときなんかは急に差がぐんぐん開きます。∵:.(:.´艸`:.).:∵プププ 原因はパワメということはわかっていますがそこは自分に厳しく(?)勝負は勝負!メカトラも敗因となりえるぅぅぅ!と(笑)

これZwiftのレースとかだと結構不利になるようなイメージですし、ゴールスプリントとかで0Wで負けるとかかなり凹むでしょう。
ということでこの0W問題に対して再度パイオニアに問い合わせをしてみたというお話です。

▶パイオニアからの回答は?

まずはお電話から、、、

(´∇`*)|ョ モスモス…

「Zwift(←会話の便宜上)でチギられてしまうねん。。。」

「それはテメぇがおせぇからだっ!(#゚Д゚)ゴルァ!!」


((.;゚;:Д:;゚;.))オッシャルトオリデ…


というのは冗談です(笑)

パイオニアのカスターマーサービスはこの業界でも稀に見るぐらいきちんとした対応をしてくれます。やはり日本の企業はしっかりしてしますネ(๑•̀ㅂ•́)و✧

技術サポートにメールしてみてねってことでお問い合わせフォームから完結に。

で返ってきたメールをざっくりと。

なんでも通常パワーセンサーは(おそらく加速度計内蔵で)磁石が不要ということなのですが、
”乗車されるライダーによっては、そのペダリングの特徴/個性から、回転の検出を確実にするために、専用のマグネットを装着した方が望ましい場合がございます。”

なんだそれ?(ー'`ー;)ムムム…
特にこれと言って変な乗り方をしているわけではありませんが、どういうことなんでしょうか。。。

ということで更に簡潔にまとめると

解決策:マグネットをつけれ!

ということですがそれにしても、

マグネットは以下の製品をご利用ください。
「ペダリングモニターセンサー用パッチタイプマグネット2個入り」
 SGY-MG910P 税別価格1900円

磁石2個と両面テープで1900円かヨ。。。((.;゚;:Д:;゚;.))マジカヨ…

( ゚д゚)ハッ!

以前オーナー様が剥がれたやつをどこかにおいていってくれていたような。。。

^(・д・。)(。・д・)^ゴソゴソ

Σ((○゚∀゚σ)゚ハケーン!

IMAG6657

その説はありがとうございます。
しっかり使用させていただきます。

ということで早速取り付けます。


▶取り付け
公式のマニュアルに通りに取り付けをします。

IMAG6662

クランクセンターから53mmの位置を確認します。
この位置に取り付けとなります。

IMAG6659

_(꒪_꒪ )…


ゴリゴリこすってやがる。。。ヾ(- -;)オイオイ

パイオニアってセンサー部のデカさといいやはり主張が激しいらしいです(笑)

ということで裏側のクッションテープを引剥がしましょう。

IMAG6661

どう考えても普通の磁石がでてきます(笑)

それでもこの磁石は通常の各種センサーに用いるような磁石は裏表でN極S極となっているようですが、これとは少々違うらしく両端にN極S極となっているらしいです。
とは言っても多分普通の磁石のような気も、、、(
ダウンロード
両端にN極S極ですヨネ。
かくなる上はこの磁石を∵:.(:.´艸`:.).:∵プププ

これを、、、ではなくて、きちんとパイオニアのものをくっつけます。
両面テープで直接というのはセンスもありませんので、表面保護テープ越しに貼り付ければ剥がれなくて困ることも無いでしょう。

取り付けはこんな感じです。

IMAG6664

IMAG6665

クリアランスも公式マニュアル通りの1.5~10mmでOKです。

で取り付けが完了したら、電池を入れ替えてマグネットを検出(認識?)させます。
マグネットの検出は電池を入れ替えてから5分以内に、クランクを回します。
正しき認識されればクランクが1回転ごとに緑色に点灯します。

IMAG6666

これでOKということです。

ということで早速乗ってみましょう、そうしましょう。

▶実証
以前、磁石を取り付け前のログを見てみると、、、
image5571

image5560

こんな感じにくっきりスッキリ0W表示が確認できます。

これをマグネットを取り付けて見るとどうなるのかというところです。

ドンッ!( ゚д゚ )!!

image5635

_(꒪_꒪ )…


イヤイヤ(; ̄▽ ̄)ハハハ...

(つд⊂)ゴシゴシ


_(꒪_꒪ )…








(゚^∀^゚)゚。ギャーハッハッハッ!!


・・・というのは冗談です。

実際に乗ってみれば一目瞭然、0Wになることは今の所皆無でした。

というのもこのグラフを少々拡大してみます

image5708

こちらマグネット装着前のグラフの落ち込み部を拡大したものです。
確実に0Wとなっております。

お次はマグネット装着後です。

image5663

グラフが落ち込んでもこちらは0Wということではありません。
数十Wはでておりますので、これはおそらくシフトチェンジ等の抜いた瞬間のパワーまでしっかりと細かく拾っているためだと思われます。

1段づつの変速ではあれば瞬間的に終わりますが、バーチャルサイクリング上での勾配の変化が大きい場合には数段一気にシフトチェンジをする必要があります。その際の落ち込みまできれいに検出できるようになっているということかと思います。



▶まとめ
パイオニアのパワーセンサー(左側のみ)SGY-PW510A80GLを使用して、パワーが途切れる場合は1900円払って純正の磁石を取り付ける!
これで途切れなくなる可能性は高い。ということでした。

むしろ途切れなくても磁石を付けたほうがデータとして細かくでてくるのではないか、とも思いました。そこまでの精度のデータが必要か?と言われるとバーチャルサイクリング以外ではあまり必要はないかとは思いますが。。。

Amazonなんかのレビューにはなんだか磁石、磁石とあり意味がわかりませんでした。しかし今回問い合わせをしてみて、やっと理解ができました。
このパイオニアのパワーメーター(パワーセンサー)は磁石なしでも運用できるが、磁石があったほうが具合(精度)がいい、ということがわかりました。

と最初っから商品ページとかに記載してくれるといいと思うのですが、、、
何やら少ない事例ではなさそうなので。

ということで今回はパイオニア SGY-PW510A80GL パワーセンサー 0W問題と解決方法というお話でした。



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