シマノ 油圧ディスク用 専用工具TL-BH62のご紹介
ディスクブレーキの整備ってケーブルとは全然違います。
びっくりするぐらい別物です。
構造が全然違うので当たり前といえば当たり前ですが、、、
シマノもディスクブレーキをきれいに、そして早く組むための専用工具があります。
今回はその専用工具について実際に使ってみて、また専用工具がない場合、、、そんなお話にしてみようと思います。
▶TL-BH62とは?
油圧ディスクブレーキのシステムの整備にあたって、必ず起こり得るものがケーブルの取り外しを伴う調整です。フレームやサイズによっても変わってくるものです。
その調整用の専用の工具です。
実物はこんな感じです。

なんかメカメカしい感じで、これがトランスフォーム?(逆か?)します。(笑)

例のごとくお値段少々します。(; ̄▽ ̄)ハハハ...
9,000円ぐらいだったと思います。
しかしこれかなり使い勝手がいいので、お店的にはいわゆる”買っとけもっとけ”工具の一種です。
▶TL-BH62のたった2つの機能
まずは油圧ディスクブレーキの整備ですが、前述のようにライン(ホース)の長さ調整が必須です。
TL-BH62も正式名称は”ディスクブレーキホース カット & セット工具”といいます。
まさに読んで字のごとしですが、2つの機能です。
①ホースのカット
ディスクのホースはこんな感じのものです。

ディーラーマニュアルなんかにはカッターでともありますが、結構固くて切るのが大変です。
ということでTL-BH62を使います。

シャキッと刃が飛び出しカットしてくれるというものです。
マニュアル通りにやってみましょう。

(あまりココまで短くカットすることは無いと思いますが、、、)
カットしたいところとマークを合わせます。
そしてトランスフォームします。

これでガチャコンです。

スパッと切れます。
ちなみに替刃もついておりますので、切れ味が悪くなったら交換です。

断面はさすが専用工具で、まさにスパっと切れております。
、、、が、
少々斜めってしまっている気がします。(´ε`;)ウーン…

基本はこちらです。。。
というのもですネ、

ホースは新品だろうが組まれたものだろうが真っ直ぐでは無いからです。
巻きぐせや組グセが付いていると多少なりとも工具内での遊びで曲がりが出ます。
この遊び分の曲がりが合体したあとでは目視で確認できません。
結果気持ち斜めになってしまうことがあるということです。
しかし実は、、、

直でまっすぐセットしてカットしたほうがきれいに行くような気も、(笑)

いや、マニュアル通りにやりましょう。
②コネクトインサートの挿入
ブレーキホース断面に突っ込むものです。

このピースにOリングがハマっています。

微妙な挟み込まれ具合で保持されます。
ホースをカットした状態でインサートを挿入できます。

これは圧倒的に便利です。
握り込むだけでぬるっと入ります。

マニュアル通りきれいにできます。
これは楽しいです。
▶TL-BH62を使わない場合
①ホースのカット
いろいろなもので切ってみました。

ニッパー

潰れてケバケバです。。。これではちょっと。

ケーブルカッター

やはりキレイくありません。
ニッパーのほうがまだマシなような気がします。
よく切れるハサミ

多分純正工具以外では一番きれいに切れた気がします。
それでもやはりTL-BH62と比べるとあらさが目立ちますが、ニッパー、ケーブルカッターよりもキレイです。
②コネクトインサートの挿入
TL-BH62がない場合はTL-BH61なるものを使います。

型番”1”違いでこの差っ(笑)
2コでホースを挟みます。

でバイスなどで挟んで、トンカチでコネクトインサートを叩き込みます。
これはゆっくりやればBH61でも失敗するようなことは無いとは思いますが、早さ、正確さ等を考えてもTL-BH62が圧倒的に楽です。
▶まとめ
油圧ディスクブレーキは主にホースの交換、コンポの交換だけではなく、ケーブルの長さ調整であったり、内部通過のハンドルなどの交換のときにもホースを外す必要があります。
そんな一度ホースを外さないといけない整備ではオリーブの再利用はできません。
そして一度使用したオリーブはケーブルに食い込んでいることが多いです。と言うかほとんど、、、

傷つけること無くインサートだけ取るというのはなかなか手間がかかります。
そもそもホース自体も変形しますし、スモールパーツとしてもオリーブ+コネクトインサートはセットでしかありません。
となると基本カットして新しくコネクトインサートを挿入してオリーブも新しいものを、ということになります。となると、、、ホースがどんどん短くなる、、、
ケーブル引きよりかは少々お手間がかかりますが、油圧は構造上仕方がないところです。
そんなときでも、少々お高いですがやはり専用工具は使いやすい、ということでした。
ということで今回はシマノ 油圧ディスク 専用工具TL-BH62のご紹介、そんなお話でした。
油圧ディスク関連の整備もお気軽にご相談お待ちしております。
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〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
ディスクブレーキの整備ってケーブルとは全然違います。
びっくりするぐらい別物です。
構造が全然違うので当たり前といえば当たり前ですが、、、
シマノもディスクブレーキをきれいに、そして早く組むための専用工具があります。
今回はその専用工具について実際に使ってみて、また専用工具がない場合、、、そんなお話にしてみようと思います。
▶TL-BH62とは?
油圧ディスクブレーキのシステムの整備にあたって、必ず起こり得るものがケーブルの取り外しを伴う調整です。フレームやサイズによっても変わってくるものです。
その調整用の専用の工具です。
実物はこんな感じです。

なんかメカメカしい感じで、これがトランスフォーム

例のごとくお値段少々します。(; ̄▽ ̄)ハハハ...
9,000円ぐらいだったと思います。
しかしこれかなり使い勝手がいいので、お店的にはいわゆる”買っとけもっとけ”工具の一種です。
▶TL-BH62のたった2つの機能
まずは油圧ディスクブレーキの整備ですが、前述のようにライン(ホース)の長さ調整が必須です。
TL-BH62も正式名称は”ディスクブレーキホース カット & セット工具”といいます。
まさに読んで字のごとしですが、2つの機能です。
①ホースのカット
ディスクのホースはこんな感じのものです。

ディーラーマニュアルなんかにはカッターでともありますが、結構固くて切るのが大変です。
ということでTL-BH62を使います。

シャキッと刃が飛び出しカットしてくれるというものです。
マニュアル通りにやってみましょう。

(あまりココまで短くカットすることは無いと思いますが、、、)
カットしたいところとマークを合わせます。
そしてトランスフォームします。

これでガチャコンです。

スパッと切れます。
ちなみに替刃もついておりますので、切れ味が悪くなったら交換です。

断面はさすが専用工具で、まさにスパっと切れております。
、、、が、
少々斜めってしまっている気がします。(´ε`;)ウーン…

基本はこちらです。。。
というのもですネ、

ホースは新品だろうが組まれたものだろうが真っ直ぐでは無いからです。
巻きぐせや組グセが付いていると多少なりとも工具内での遊びで曲がりが出ます。
この遊び分の曲がりが合体したあとでは目視で確認できません。
結果気持ち斜めになってしまうことがあるということです。
しかし実は、、、


いや、マニュアル通りにやりましょう。
②コネクトインサートの挿入
ブレーキホース断面に突っ込むものです。

このピースにOリングがハマっています。

微妙な挟み込まれ具合で保持されます。
ホースをカットした状態でインサートを挿入できます。

これは圧倒的に便利です。
握り込むだけでぬるっと入ります。

マニュアル通りきれいにできます。
これは楽しいです。
▶TL-BH62を使わない場合
①ホースのカット
いろいろなもので切ってみました。

ニッパー

潰れてケバケバです。。。これではちょっと。

ケーブルカッター

やはりキレイくありません。
ニッパーのほうがまだマシなような気がします。
よく切れるハサミ

多分純正工具以外では一番きれいに切れた気がします。
それでもやはりTL-BH62と比べるとあらさが目立ちますが、ニッパー、ケーブルカッターよりもキレイです。
②コネクトインサートの挿入
TL-BH62がない場合はTL-BH61なるものを使います。

型番”1”違いでこの差っ(笑)
2コでホースを挟みます。

でバイスなどで挟んで、トンカチでコネクトインサートを叩き込みます。
これはゆっくりやればBH61でも失敗するようなことは無いとは思いますが、早さ、正確さ等を考えてもTL-BH62が圧倒的に楽です。
▶まとめ
油圧ディスクブレーキは主にホースの交換、コンポの交換だけではなく、ケーブルの長さ調整であったり、内部通過のハンドルなどの交換のときにもホースを外す必要があります。
そんな一度ホースを外さないといけない整備ではオリーブの再利用はできません。
そして一度使用したオリーブはケーブルに食い込んでいることが多いです。と言うかほとんど、、、

傷つけること無くインサートだけ取るというのはなかなか手間がかかります。
そもそもホース自体も変形しますし、スモールパーツとしてもオリーブ+コネクトインサートはセットでしかありません。
となると基本カットして新しくコネクトインサートを挿入してオリーブも新しいものを、ということになります。となると、、、ホースがどんどん短くなる、、、
ケーブル引きよりかは少々お手間がかかりますが、油圧は構造上仕方がないところです。
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ということで今回はシマノ 油圧ディスク 専用工具TL-BH62のご紹介、そんなお話でした。
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