【フレーム組み換え】cervélo R3を組み上げる

これまでのニューバイクネタはこちら↓↓↓
フレームが手元に来た以上、床の間に飾っておくわけには行きません。

早速御開帳です。
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このバカでかいダンボールホチキスを外す作業のワクワク感が大好きです。

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さぁ作業に入りましょう。

ということで今回は【フレーム組み換え】cervélo R3を組み上げる、そんなお話です。



実際に組み上げるにあたって確認しておくことがあります。

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ヘッドべアリングの型番です。
めちゃくちゃ短命ということではありませんが、やはり消耗品ですので記録をしておけばだめになったとき、まただめになりそうなときに交換パーツの注文に困りません。
36°というちょっと少ない規格でした。。。

▶cervélo R3の実測重量
と組み上げ前の重要ポイントもう一つ、重量測定です。
何でもR3とR5は重量的な面では数十g程度の差というお話でした。
cervéloは公開されている重量はフレーム塗装、小物類も含めたものだとかなんとかどこかで聞いたことが有るような記憶がほんのりあったのですが、公式ページにはありませんでした。
まぁ実際に測ってしまえばいいのであまり気にせずに、1000g切っていればいいかなぁぐらいのつもりでした。
そうそう、重量よりも大切なものをたくさんありますからネ。。。

そもそもこの業界の重量的なものはだいぶ当てにならないというのは、あるあるすぎているお話です。
重量を気にする場合が多い中、とても高額な割に意外とアバウトな重量、、、それならば公開してくれないほうがいいような気もしないこともありませんが。。。
フレームにしても各メーカー未塗装状態であったり、サイズによっても違いが出てきます。(ETRTOとまでは言いませんが、)この辺も各メーカー統一してくれるといいような気がしないこともありません。

オートバイなんかではワタクシが乗っていた頃は乾燥重量でしたし、最近では装備重量というなんとなく統一されている表記があるようです。

とは言っても現状はバラバラ、
となるとあとは実測のみ、、、

ということで全然期待していませんが、実測です。

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Σ(゚д゚) エッ!?

(つд⊂)ゴシゴシ

(つд⊂)ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ・・・

イクゾ…

845gッ!! ※サイズ54

( д) ゚ ゚アボーン

まじかヲ。。。

これちなみにエンドとか、クランプとか、ケーブル小物パーツ全て込みです。
ちょっと取り乱しましたが、どんどん勧めましょう。

▶スタックの謎
あと昨日の答え合わせです。
R3のほうがヘッドチューブが短いのにスタックが高いのはな~んで?というお話ですが、、、
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ヘッドチューブ下部の部分、赤線の部分の高さが全然違います。
スタック比較

G7で15mm程度ですが、R3では40mm以上あります。
ダイレクトマウントの利点でも有るのかもしれません。
ここだけではなく、BBハイトとの関係もありますが、BBハイト以上にここが大きく違うところでした。

▶細かい所の比較
✓ダウンチューブ
全然違います。
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G7はエアロ形状、カムテール型でBB部のみ広がりを見せる形状です。

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比べてR3は基本的にはかなりごん太です。

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ダウンチューブの形状を見るだけでもフレームのコンセプトの違いを明確に見て取れます。



✓チェーンステー
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G7のチェーンステーも非対称ですがそこまで大きな非対称ではありません。
よく見なければわからないぐらいです。

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一方のR3は一目瞭然な非対称っぷりです。
BBも全然違いますのでこうなるのかと、、、

✓シートステー
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どちらもシートステーは極細です。
ゼリウスもしかり、センプレもでしたがここはかなり細身のモデルが多いです。

✓トップチューブ
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G7は完全に三角形▽です。
R3は台型の型です。

✓リア三角
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コンパクトに纏められたG7に比べてR3のほうがだいぶ広めに作られています。
チェーンステー長も402mmと410mmなのでこの違いがどう出るか、、、楽しみなところです。

ということで見た目の比較はこの辺にして組み上げ開始です。

▶組み上げ開始
新車のコラムはえらいこと長いです。
まずはコラムカットをしてヘッド部を組み上げます。

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今回はいきなりベタ切りはせずに少しだけ余裕を持って残しておきました。

というのもcervéloのフォークはスターファングルナット入りのアルミの筒をエポキシで接着するというなんとも男仕様で(笑)過去の3Tと同様のものです。
接着も剥がす方法がないわけではないようですが、まずはポジション出るまではアンカーナットで調整をします。
というのもかなりジオメトリはかなり変わっておりますので、一発でポジションが出る気がしなかったための措置です。

そしてお次はDi2配線です。

cervéloのBBは少々特殊なBB Rightという規格です。
シェル幅79mmでシマノクランクを使う場合は、基本的には左側ベアリングはフレーム内部に、右側ベアリングはフレーム外部にというものです。いわゆるよくあるチェーンステーの左右非対称だけではなく、フレーム自体がかなりの非対称設計ということです。

そして内部はというと、、
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殆ど見えません。
開口部の狭さもかなり狭めかと思います。

そして他社メーカーのフレームとの違いはというと、、、
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BBシェルが完全に独立型で、要は筒が入っている状態です。
ってことはフレームの内部にアクセスしたいときにBBを外しても何も意味がありません(笑)
例えばケーブルの行き先が迷子になってしまっても、フレーム内部にスモールパーツを落っことしても、BBを外しても何も解決になりません。
これは剛性のための設計と考えられなくもありません。

ちなみにG7はこんな感じです。
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※BBシェルは筒ではなくて穴が空いており、ダウンチューブ、シートチューブ、チェーンステーに内部よりアクセスできるようになっております。(年式によって差があります。)

ゼリウスなんかもBBシェル内部の構造的にかなり広く取られているため、ダウンチューブ下部にDi2バッテリーを内蔵することができます。(トラップドアテクノロジー)

なにはともあれまずはウィッシュボーンの組み込みます。
ケーブルを通すとか通さないとかBBシェルが独立しているので意味がありませんので面倒くさい作業はちゃっちゃと終わらせます。

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今回の組み上げの中で一番大変な作業でした。

しかしこうして見てみると完全左右非対称、すごいBB規格です。

続いてDi2の配線です。
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特に苦労をすることはありませんが、やはりBB下部の出口付近が狭いので1本づつの作業となり少々時間がかかってしまいました。

で収納ですが、、、
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ここがまた狭いです。
ジャンクションBがかなりギリギリの通るぐらいの広さで、カタカタ音鳴り防止加工をちょっと少なめに減らして詰め込みました。
外すときはヘッド部からの方がいいかもしれません。

それにしても内部を指でもいじっているわけですが(●´ω`●)、カーボンがものすごくなめらかでグッドです。。

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BB下はDi2専用パーツ、きちんと水抜きの穴がついているところも好印象です。

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クランク・チェーンを付けてドライブトレインは完了。

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ブレーキはG7が前後ダイレクトマウントだったので、BR-R8000を新調いたしました。
久しぶりのノーマル形状は新鮮です。
R3のケーブル小物はわかりやすいですし、ブレーキケーブルルートもよく考えられています。
ケーブルを張ってサドルをつければ全容が見えてきます。

なんだかカッコええです。(●´ω`●)

微調整をして重量測定をしてみましょう。

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一個上の状態ですのでボトルケージは付ける前、ライトとかつけっぱなしでした(笑)

アルテ組で約6.9kg(ペダル込み)

( д) ゚ ゚アボーン

DURA-ACEで組んだら、、、ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ



ここまででタイムオーバーとなってしまいました。
フレーム2本並べて写真を撮って~、とかな感じであっちゃいき、こっちゃやり色々とやりながらの作業でしたが、約2時間程度での組み上げとなりました。

このあともう少し調整をしました。

変速調整やブレーキの調整、ボトルケージやチェーンガード、フレームプロテクターシールをつけたり、そしてチェーンステーが伸びたことでチェーン長がちょっとパッツンパッツンだったので少し足してあげたり、

しかしです( ゚д゚ )クワッ!!

R3、、、一筋縄ではいきません!
ということが多々ありまして、、、

そんなお話は次回に持ち越しとさせていただこうと思います。

ということで今回は【フレーム組み換え】cervélo R3を比較をしながら組み上げる、そんなお話でした。


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