【新フレーム組】細かい作業と組み上がり後に気がつく、一筋縄ではいかんぜよ cervélo R3

これまでのニューバイクネタはこちら↓↓↓

昨日の記事で無事に組み上がったように見えたニューバイク cervéloのR3ですが、まだまだ問題は山積みです。

ということで今回は引き続きニューバイクネタ、【新フレーム組】細かい作業と組み上がり後に気がつく、一筋縄ではいかんぜよ cervélo R3、そんなお話にしてみようと思います。



▶組み上げ後に微調整したところ
昨日の記事ではあまりにもサクッとしすぎていおりましたので、再度詳細をご紹介させていただこうと思います。

①チェーンの継ぎ足し
チェーンステー長はG7の402mm→R3で410mmとなりました。
その差は8mmですが、やはりと言えばやはりアウターローでちょっときつめに。(一周16mm増?)
チェーンは駆動抵抗感などを考慮しても短めよりも長めの方が好きです。

ということで1コマ(2リンク)分継ぎ足してあげました。
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適正な長さはというと、前述のようにチェーンステー長だけではなくてものすごく繊細なもので自転車によっても差が出てきますので実写に合わせて調整をして適正な長さに合わせる、これが大切です。

②お決まりの変速調整
合わせて変速調整もおこなります。
Di2だからといってポン付けOKということはあまりありません。
それでもDi2はケーブルよりも調整は時間がかかりません。

特にDi2の場合は一見調子がいいように見えてもしっかりとバイクに合わせて調整してあげないと思わぬトラブルに見舞われる場合もあります。
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そしてよく見ればチェーンキャッチャーも、、、個人的には不要はなのですが、cervéloは標準装備で付属であったのでなんとなく取り付けています。

③チェーンステーガードの貼り付け
チェーンの暴れでチェーンステーに傷がつくのを防ぐためのものです。
個人的にはこれは必須だと思いますが、メーカーに寄っては付属がない場合があります。そんなときでも表面保護テープ等は張っておいたほうがいいと思います。(ページ最下部にリンクあり)
基本的に多くのフレームに付属のチェーンステーガードはシールタイプのものが多いですが、R3はガッツリと樹脂製のガードでした。
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柔らかい素材でクニクニ動きます。
これを両面テープが裏側にびっしり(笑)
チェーンステーに貼り付けるわけですが、いかんせん梱包状態からの巻きぐせが、、、(((;゚д゚;)))

とりあえず貼り付けはしたんですが、巻グセの部分が浮いてしまっていますので気が向いたら巻グセを直して再度張り直しをしたほうがいいかもしれません。
物自体は軽量で全然OKなんですが、巻グセのみ残念でした。

④ブレーキの調整
ブレーキはノーマルのシューからカーボン用のシューに交換してシュー位置の調整をしました。
自分で使うのは久しぶりのノーマルタイプのブレーキキャリパーですが、整備性はやはりノーマルのブレーキのほうが良いような気がします。
ノーマルのキャリパーは本体を外してもバラバラにならないですし(笑)

シューの抜け落ち防止のボルト(フィキシングボルト)もダイレクトマウントでは後方に設置できないため船の前方へ移動しております。このためシューの溝の関係で一部シューが使えない場合もあります。
BR
こう見てみるとダイレクトマウント方式のブレーキはフォークとの一体感がナウいです。(死語?w)

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ダイレクトマウントに対応しているブレーキシューは上部のもののようにシュー前方にも”欠け”がありますが、下のダイレクトマウントに対応していないシューはシュー前方に”欠け”がありません。
非対応品はフィキシングボルトでの固定ができませんので使用することができません。

⑤禁断のバリアスコートリキッド
あくまでも非公式のことですが、安全性に関わることではございませんので実験をしてみました。
バリアスコートリキッドはマット塗装ではどうなるのか、というところです。
※本当はだめということですので、あくまでも自己責任の範囲です。

結果、、、問題ありませんでした。

液剤を塗布しているとき(乾くまで)はツヤッツヤになって、少し焦りましたが乾けばマット塗装の深みが出て、黒がはっきりとしたようなイメージでした。
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それにしてもグロス(艶あり)に比べてマットはコーティングしてある感・した感が乏しいといいますが、、、(グロスのほうがつやっつやになるのでわかりやすいです。)

いやいやそれでもしっとりとした黒の深みが生まれます、

そもそもコーティングは見た目のためだけではなく、表面の保護目的と考えれば、、、いいかと。


~おまけ~
ついでにですが、ちょっと前に新しいモデルに変えたBHのホイールですが、個体差の問題かラチェット音が少々やかましかったので、超静音化しておきました。
やはり静かな方が心が穏やかななめらかに動いている感じがします(←完全に個人的な好みの問題です。)



▶左右非対称故に、、、
完全に左右非対称故のお話です。
これワタクシ自身もびっくりしましたが、先日のチェーンステーの非対称っぷりなんてまだまだ(笑)
ちなみにBBの非対称っぷりはこちらの画像でご確認いただけたと思います。

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この画像の少しだけ隠れているのですが、もう少し上の方を見てみると、、、

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なんかおかしいです。。。米子、ヨネ。

ボトルケージ台座の位置、、、(つд⊂)ゴシゴシ
もうなんか穴あける位置を間違えたのかと言わんばかりの位置です(笑)
おそらくここが車体のセンターということだと思うのですが、ちょっとこれでは、、、

通常のボトルケージをつける分には問題がありませんが、、、
まずはこちら

①携帯ポンプがつかない
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シートチューブは全く取り付けられる余地がありません。

完全に見栄えと好み問題とポンプのヘッド部の主張が、ダウンチューブの取り付けにはちょっと気が引けています。
ということで現在はポンプ無しでドキドキしながら走っております。。。
最悪パンクの際には口で全力で吹き込んで(笑)
というのは冗談でシーラントもりもりぶっこんであるので、多少のパンクなら問題ないでしょう。
ロングライドとなるとポンプの置き場所を真剣に考えないとです。

②パワーメーターが・・・
こちら めつぁ~んこ焦りました。((.;゚;:Д:;゚;.))

このギリギリ感!(笑)
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クリアランス数mmです。

しかしです。(´;ω;`)ショボーン

流石にこれだけのクリアランスだとアレが無理なんですヨ。。。

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これです。

パイオニアのパワーセンサーですが、磁石がなしでも運用ができるようにはなっておりますが、実は磁石が合った方が反応が良かったり正確に取れます。
特にバーチャルサイクリングでは磁石なしでは突然の0W問題が起きかなり不利です。


この数mmのクリアランスではたとえばらして磁石のみに状態でも付けれませんでした。。。

ダウンチューブにという事も考えなくはありませんが、ちょっとビジュアル的な主張(これまた重要です(笑))が少々強すぎて戸惑っております。
またダウンチューブはただでさえシールの粘着成分が付きづらいマット塗装にくわえて、曲面ということで更に剥がれやすいという最強コンボを叩き出しております。

かくなる上はと、チェーンステー内部に埋め込んでやろうかと思ったんですが、
そう言えば、、、

BB外したって意味がないやんけ、、、!!

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この狭さでは人差し指すら入れることが難しく・・・

計画は頓挫しております。

またまたのしかしですが、、、
そもそもだめなのネ。。。


~おまけ~
残したコラムが邪魔をする

いつも不要な部分はスッキリカットしてしまうんですが、ちょっと今回は長めに残してみました。
というのもジオメトリの変更に伴いポジション調整の余地を残すということ、なんだか長めの方が調整中みたいな慣れていない感じがして、新鮮な(笑)(というのはかなり適当な理由です)
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こいつがあるからです。。。
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遠出の必需品、スマホホルダーはステムの最前方へと移動させられます。

するとどうなるかと言うと、、、

ジャンクションAが取り付けられなくなります。
maunto
ちなみに従来まではこんな感じです。
ジャンクションAは最前方、ホルダーは最後方へでギリギリでピッタリと収まっている感じにしておりました。

しかし今回は飛び出したコラムのせいで、行き場を失ったジャンクションはというと、、、
IMAG9265

サイコンマウントに移動を余儀なくさせられると言う、、、

とっととぶった切りたいのはやまやまなんですが、ポジションをもう少し煮詰めたい感じもあり、、、
こちらも近々なんとかしないとです。



今回実際に組んでみてのお話でしたが、組まないとわからないこと結構ありました。
リアのダイレクトマントトブレーキが干渉してパワーメーターがつかない、というもの最近非常によくあることです。
今回のR3はは干渉とまでは行きませんでしたが、磁石を貼り付ける余地は全くありませんでした。
干渉といえばエアロフレーム的なイメージはありますが、オールラウンドタイプのR3 でもキッツキツということもあるんだなぁと。。。

また携帯ポンプに関しては、やはり持たないというのは少々怖すぎるので細めのものを買ってみるか、サドルバッグに取り付ける(中に入れる)か、、、この辺も実際にやってみないとわからないというのが、手間のかかることでひょっとしたら買ってもすぐにお蔵入りになる可能性も。。。
となると選びはかなり慎重になります。

各フレームごと、ちょっとしたことですが多分結構あります。
ということで販売店としても、こういった特殊な事例を理解することができただけでも乗り換えた意味があったと感じております。

ということで今回は【新フレーム組】細かい作業と組み上がりを見て気がつく、一筋縄ではいかんぜよ cervélo R3、そんなお話でした。


次回ワンクッション置くかもしれませんが、ご希望の多いインプレ的なお話を作成してみようと思います。
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