【鈍器】FSA K-Force light カーボンステムを使ってみた話

先日お客様よりご連絡をいただきました。
”使う予定のないステムを試してみませんか?”
(; ・`ω・´)ナン…desuト!?
いつも本当にありがとうございますっっっ!!m(_ _)m

ということで全く予定のなかったカスタムですが、カーボンステムに変更することとなりました。
そんなお話、【鈍器】FSA K-Force light カーボンステムを使ってみた系デス。



▶カーボンステムの印象は?
カーボンステムの印象ははっきり言ってしまうと全然ストライクゾーンから外れていました。
というのも、下記の記事です。



概ねアルミ製ステムの上位モデル、110mm前後では軒並み150g以下のものが多いです。

ではカーボンはというと、、、大して差がありません。
大体同じ具合~むしろちょっと重いぐらい。

そして何よりそのお値段、、、
アルミの上位モデルが1~1.5万円ぐらいに対して、フルカーボンステムはと言うと軒並み3万円オーバー!( д) ゚ ゚アボーン。なんと言うバブリーな価格設定。

倍以上の値段がするもののスペック的には大幅に違うなんてことはありません。1万円ちょっとで130g、3万円で150gとか、、、はっきり言ってなんでこんなものが商品としてあるのか、存在意義を疑うぐらいの謎っぷりでした。。。使うまでは、、、デス

ということで個人的な軽量化ブームの中、重量が増えるということもあり特段メリットというメリットを見出せておりませんでした。

なのですが、今回せっかくのご機会、ご厚意に甘えさせていただきカーボンステムへと進化する流れとなりました。いつも本当にありがとうございます。


▶FSA K-Force Lightステム
実物はこちらです。
IMAG0125_R

ふとい、、、

IMAG0124_R

こいつぁ、イカついです。
モノコックカーボンボディにチタンボルトというハイスペックなステムです。
これだけ太いステムですが、コラム部のスタックは40mmで3Tと同様です。

下の画像はいつも見慣れたアルミのステムです。
IMAG4547

比べてみてのアルミ製をステムと見るならばカーボン製はまさに鈍器!(笑)
ウォーキング・デッド的には多分武器として使えるぐらいの出で立ちです。

このK-Force lightステムは1-1/4コラム(31.8mm)にも対応しております。1-1/8コラム(28.6mm)で使うとき(普通はこちらのサイズです)は専用のシムを使うことで対応できるというものです。

重量は実測で110mm 6°、シムも込みで156gでした。

早速交換していきます。
IMAG0136_R

サイズはスペック上は同じの110mm 6°の3T ARKⅡAL 7075 T6 のステムです。
ちなみにこちらは110mmで129g(実測値)です。

IMAG0137_R

特に不満はありませんでしが、唯一不満があるとするとボルトです。
ボルトがトルクスということです。コラムクランプ部はT30、ハンドルクランプ部はT25で工具的には変なサイズではないのですが、携帯工具でT30はあまりなくてですネ。。。

取り外したものを持ってみるとやはり軽いです。
130g程度のものですが、150gを超えてているものと比べてみると微々たる差ではありますが、それでも軽いものは軽いです。

IMAG0140_R
ちょ、、、

そしてこうなります。
IMAG0144_R

(((( ;゚д゚)))アワワワ

・・・イカつイィッッッ!!

IMAG0151_R

どうみてもイカついです。

IMAG0150_R

この3Tのハンドルにライバル社のFSAステムを組み合わせるというドS的な(笑)

とりあえず見た目はわかりました。
めちゃんこかっこいいデス。(●´ω`●)

しかし難点が、、、

行き場を無くしたジャンクションAェェェ・・・

どうしましょう。
ステムが太くなる+ステム下部にくぼみがあってきれいにつかないです。。。まぁ後ほど対策を考えましょう。

ということで実走へ

▶FSA K-Force light カーボンステムのインプレ
乗ったらすぐに分かります。
50mぐらい、当店からの上り坂ですぐに違いがわかりました。

”こらぁイイッ!”です。

その後週末のライドと使ってきたところの感想です。

まず重量的なお話ですが、ステムが20~30g重くなったって乗ってその重量増に気がつくわけありません。重量的な重さ、アドバンテージは一切感じないです。

で前述の”イイ”ですが何がいいかというと、

”パリッとして剛性高し!”
ということです。

今まで使用してた3TのARKⅡはAL 7075 超々ジュラルミンと呼ばれるアルミの中でもかなり硬めの素材を使用しているものでした。

しかしです。
それよりも上を行く硬さだと感じました。

ダンシングでグイグイ力をかけたときのたわみ感が全くありません。”パリッ!”としています。

繰り替しになりますが、3Tのステムでもたわんでいる感があったなんてことは全然ありませんでした。
しかしこのK-Force Lightにしたら更にシャキッと感というか、パリッと感が比較しても増しています。

主にダンシング、ぐいっとハンドルと引っ張った瞬間、また車体を振ったときのねじれ剛性アップによりパワー伝達がよりリニアになりました。

そしてその硬さが嫌な硬さではないということに気が付きます。

しっかりとした硬さであるわけですが、不思議なことにアルミのときに感じた細かい振動がマイルドになると感じることができました。
アルミ製は基本的に固くなればなるほどに細かい振動をきれいに拾ってくれるようになりますが(笑)、そこはカーボンの恩恵があると感じることができました。

それはフレームでもそうですが、アルミフレームでは出せないカーボンフレームならではの恩恵は確実にありますが、それをステムでも感じることができました。
また罪なものを知ってしまったということです。。。



▶まとめ
※あくまでも個人的な感想です。
カーボン製のステム FSA K-FORCE LIGHT ある意味、ステム単体てはゴールのような存在だと感じました。

その剛性感もたせながらも、衝撃をマイルドにしてくれるカーボン素材の恩恵?を感じました。硬いのに不快な感じがないという感覚です。
それはフレームのカーボン、ハンドルのカーボン、そしてステムのカーボンがまるで一体になって動いているような気持ちよさを味わうこともできます。その感覚は一度味わうとアルミステムでは満足できなくなってしまいそうな恐ろしいものです。

コレはお値段が多少高くても使う人の気持ちが納得できました。

シマノプロやZIPPの製品でも超剛性を求められるステムでもハイエンドモデルは軒並みカーボン製です。特にアルミを得意とするシマノプロでもハイエンドモデルはカーボンモデルもあります。これがある意味結論なのかもしれません。
また勝手な想像ですが、最近爆発的に増えたフルカーボンの一体型ハンドルもエアロ効果ももちろんあるとは思いますが、ハンドル+ステム周りにトータル剛性バランス等を考慮して作れるということこそが、ある意味ゴールのような存在なのかもしれないと思いました。。

ということ今回は【鈍器】FSA K-Force light カーボンステムを使ってみた話、ガチで良かった。そんなお話でした。

僭越ながら当店でFSAカーボンステム、お取り寄せ可能でございます。
お気軽にお問い合わせください。。

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