【整備記録】BH ULTRA EVO 38 ホイールのベアリング打ち替え
ベアリングは消耗品です。
基本的には”あたり”が出た頃から寿命を迎えるまで、期間に多少の短長はあるもののその性能はなだらかに落ち続けます。そしてその寿命を迎える寸前、燃え尽きる前の電球のように異常なぐらいよく回りその寿命を全うします。
というお話なんですが、精度の良いベアリングは初めからものすごくよく回ります。
特に日本精工(NSK)のベアリングはそのなめらかな回転性能から当店でも交換用のベアリングとして重宝しております。
はっきり言って某~のベアリングよりも全然いい、、、というのは個人的な感想で小さな声で(´=ω=。)ホボソッ...と(笑)
ともあれ今回はベアリングのお話も少々織り交ぜながらの【整備記録】BH ULTRA EVO 38 ホイールのベアリング打ち替え、そんなお話にしてみようと思います。
▶ベアリングのお話
本題に入る前にベアリングのお話です。
今回は主にカートリッジベアリングのお話です。
コレばかりはもう完全に専門のサイトに勝ることはありません。
ということで”なんて滑らか”NTNのサイトです。
とても大切なことなのです。
さらっとだけ要点を掻い摘んで説明です。
・軸に圧入する際は内輪に均一に力をかける。
・ハウジングに圧入するときは外輪に力を均一にかける。
自転車の場合はというと、シェル(ハウジング)への圧入が多いです。ですので、その場合は基本にのっとり、外輪を均等に押す事ができる工具を使うということです。
・ベアリングは衝撃に弱い
ハンマーを用いての圧入は基本的にNGとなります。
抜き取るときに叩いて抜く場合はありますが、基本的に再利用不可で交換となります。
(圧入BBも種類によっては叩き方を間違わなければ叩いても直接ベアリングにダメージがいきずらい構造になっているものもあります。)
・ベアリングはゴミに弱い
錆、異物等はベアリングの天敵です。
・取り付け後の確認
音や感触、振動等で確認をします。この確認がとても大切です。
これらのことを踏まえての交換作業となります。
▶ULTRA EVO 38 ホイールのベアリング交換
ご来店時に何故かキーキー音がするとのことで確認、触ればすぐに分かります。
ベアリング、、、終わってます。
※ベアリングは消耗品です。
ということで早速ばらしてみます。

Ohhhhhh,,,,SAVITERU yo!

ベアリングの中までびっしりと錆びております。
片側はもう抜いたら回らないぐらいの状態でした。
むしろよくぞコレで回っていたなぁというぐらいの、(笑)コレは音がなるのが納得です。
もう長寿を全うしたような状態です。

ハウジングはきれいです。
カートリッジ式はコレができるから便利と思ってしまいます。
要はベアリングが寿命を全うしたとしても、新品をペチッと打ち替えれば新品のように良い状態に戻せるからです。

NSKのベアリング達です。
当店では通常のクロムのベアリングよりも少々お値段は高いですが、錆・腐食に強いステンレス製ベアリングの両側接触ゴムシール形を使用します。(非接触シールは回転性能こそ最高ですが、自転車で使うには外的要因の影響を大きく受けますしピーク時期が短すぎます。残念!適材適所ということでしょう。)
自転車は水分の影響を大きく受けますのでやはりクロムよりもステンレスをおすすめします。
そしてこのNSKのベアリング、超絶なめらかです。
世界中でもNSKのベアリングが支持
されるのがよくわかります。
今回はフロント用で6901番です。。
専用の工具でまっすぐ圧入します。

圧入のときの手応え、コレも非常に大切です。
きれいに入りました。

この状態できちんとベアリングの状態を確認をします。
どこのホイールとはいいませんが、この確認で気づけよっていう状態のホイール、、、時々見かけます。
だからあそこのホイールはちょっと。。。というのは小さな声で。。。(´=ω=。)ホボソッ...と(笑)
圧入がうまくいっていないホイールは最悪です。
セラミックであろうが、何であろうがゴミのような回転になります。
そして組み付けるときはバラしたときの状態から組み付け方を考えて組み付けます。
そして完成品を再度確認します。
確認作業は大切です。
超絶気持ちイイです。
NSKの新品のベアリングの感覚はものすごいです。
もうまさに氷の上を滑っていくような滑らかさです。
▶まとめ
ベアリングは基本的に消耗品です。
だめになったら交換で超絶なめらか最高のフィーリングに戻ります。
カップアンドコーンの場合は定期的なメンテナンスが必要になります。
どちらが優れているとかということはまだまだ永遠のテーマとしてマビックとシマノのようなイメージがありますが、双方メリット・デメリットを理解し適切なメンテナンスを行うこと、これが大切だと思います。
定期的なメンテナンスでその回転体の性能をしっかりと発揮できるようにすること、コレにつきます。。
ということで今回は【整備記録】BH ULTRA EVO 38 ホイールのベアリング打ち替え、そんなお話でした。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
ベアリングは消耗品です。
基本的には”あたり”が出た頃から寿命を迎えるまで、期間に多少の短長はあるもののその性能はなだらかに落ち続けます。そしてその寿命を迎える寸前、燃え尽きる前の電球のように異常なぐらいよく回りその寿命を全うします。
というお話なんですが、精度の良いベアリングは初めからものすごくよく回ります。
特に日本精工(NSK)のベアリングはそのなめらかな回転性能から当店でも交換用のベアリングとして重宝しております。
ともあれ今回はベアリングのお話も少々織り交ぜながらの【整備記録】BH ULTRA EVO 38 ホイールのベアリング打ち替え、そんなお話にしてみようと思います。
▶ベアリングのお話
本題に入る前にベアリングのお話です。
今回は主にカートリッジベアリングのお話です。
コレばかりはもう完全に専門のサイトに勝ることはありません。
ということで”なんて滑らか”NTNのサイトです。
とても大切なことなのです。
さらっとだけ要点を掻い摘んで説明です。
・軸に圧入する際は内輪に均一に力をかける。
・ハウジングに圧入するときは外輪に力を均一にかける。
自転車の場合はというと、シェル(ハウジング)への圧入が多いです。ですので、その場合は基本にのっとり、外輪を均等に押す事ができる工具を使うということです。
・ベアリングは衝撃に弱い
ハンマーを用いての圧入は基本的にNGとなります。
抜き取るときに叩いて抜く場合はありますが、基本的に再利用不可で交換となります。
(圧入BBも種類によっては叩き方を間違わなければ叩いても直接ベアリングにダメージがいきずらい構造になっているものもあります。)
・ベアリングはゴミに弱い
錆、異物等はベアリングの天敵です。
・取り付け後の確認
音や感触、振動等で確認をします。この確認がとても大切です。
これらのことを踏まえての交換作業となります。
▶ULTRA EVO 38 ホイールのベアリング交換
ご来店時に何故かキーキー音がするとのことで確認、触ればすぐに分かります。
ベアリング、、、終わってます。
※ベアリングは消耗品です。
ということで早速ばらしてみます。

Ohhhhhh,,,,SAVITERU yo!

ベアリングの中までびっしりと錆びております。
片側はもう抜いたら回らないぐらいの状態でした。
むしろよくぞコレで回っていたなぁというぐらいの、(笑)コレは音がなるのが納得です。
もう長寿を全うしたような状態です。

ハウジングはきれいです。
カートリッジ式はコレができるから便利と思ってしまいます。
要はベアリングが寿命を全うしたとしても、新品をペチッと打ち替えれば新品のように良い状態に戻せるからです。

NSKのベアリング達です。
当店では通常のクロムのベアリングよりも少々お値段は高いですが、錆・腐食に強いステンレス製ベアリングの両側接触ゴムシール形を使用します。(非接触シールは回転性能こそ最高ですが、自転車で使うには外的要因の影響を大きく受けますしピーク時期が短すぎます。残念!適材適所ということでしょう。)
自転車は水分の影響を大きく受けますのでやはりクロムよりもステンレスをおすすめします。
そしてこのNSKのベアリング、超絶なめらかです。
世界中でもNSKのベアリングが支持
されるのがよくわかります。
今回はフロント用で6901番です。。
専用の工具でまっすぐ圧入します。

圧入のときの手応え、コレも非常に大切です。
きれいに入りました。

この状態できちんとベアリングの状態を確認をします。
だからあそこのホイールはちょっと。。。というのは小さな声で。。。(´=ω=。)ホボソッ...と(笑)
圧入がうまくいっていないホイールは最悪です。
セラミックであろうが、何であろうがゴミのような回転になります。
そして組み付けるときはバラしたときの状態から組み付け方を考えて組み付けます。
そして完成品を再度確認します。
確認作業は大切です。
超絶気持ちイイです。
NSKの新品のベアリングの感覚はものすごいです。
もうまさに氷の上を滑っていくような滑らかさです。
▶まとめ
ベアリングは基本的に消耗品です。
だめになったら交換で超絶なめらか最高のフィーリングに戻ります。
カップアンドコーンの場合は定期的なメンテナンスが必要になります。
どちらが優れているとかということはまだまだ永遠のテーマとしてマビックとシマノのようなイメージがありますが、双方メリット・デメリットを理解し適切なメンテナンスを行うこと、これが大切だと思います。
定期的なメンテナンスでその回転体の性能をしっかりと発揮できるようにすること、コレにつきます。。
ということで今回は【整備記録】BH ULTRA EVO 38 ホイールのベアリング打ち替え、そんなお話でした。
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