行き場を失ったジャンクションAをどうにかする 構想編
先日ステムをカーボン製に変えて依頼ちょっとした悩みが。。。
カーボンの形状上うまいことジャンクションAのバンドが付きません。
結果、、、

OHhhhhh,,,,((.;゚;:Д:;゚;.))
これぞまさにやっつけ仕事ってやつです(笑)
ジャンクションA先輩が完全に行き場をなくして挙句の果てにはビニテでアウターに括るという始末。。。いただけません。
ということで今回は行き場を失ったジャンクションAをどうにかする 構想編、そんなお話です。
▶そもそもジャンクションAって?
SHIMANOの電動コンポーネント、Di2の基本校正は
・ディレイラー・コントロールレバー
・エレクトリックケーブル
・バッテリー・ジャンクション
こちらからなります。
各種のパーツを繋ぐのがエレクトリックケーブル、そしてエレクトリックケーブルの連結や分配を行う部分のことです。
ジャンクションBは基本的に1本を3本に分配する役割ですが、ジャンクションAには別途大切な機能があります。
その機能とは、充電+ボタン+インジケーター(LED表示)です。
ボタンは1ボタン式でシフトモードの切替、各種調整、無線関係とかなりの役割を担っております。
▶Di2の基本的な考え方
Di2は電気の延長コードと考えていただくとわかりやすいかと思います。
ものすごく単純に言ってしまうと、各所がつながってさえいれば動く。ということです。
これがまた面白いところです。
バッテリーとかジャンクションAはないと流石に駄目ですが、要はエレクトリックケーブルは電気+信号を通すだけなので、多少変なつなぎ方であっても繋がりさえしていれば動かすことはできます。
確かですがスプリンタースイッチだけでは難しかったような気がしますが(そもそも刺さらないでした。。。)、サテライトだけだったらコントロールレバーがなくても動いたような気がします。またリアだけ電動、フロントだけ電動、そんな絶対に使わないであろう組み合わせでも動かすことができたりもします。
▶現在の仕様
現在は通常の5ポートジャンクションAを使っています。
教科書のような何の変哲もないDi2配線です(笑)

スプリンター+サテライトでジャンクションAは5ポート空きが2ポートです。
この校正であればさらに9160も増やすことができます。

もうDi2のならではの機能、飛び道スイッチをふんだんに盛り込んだ”欲張り仕様”です(笑)
▶ジャンクションAの種類
①通常のステム下のジャンクションA
通常はステムの下部に取り付けるタイプです。

シンプルイズベスト!
整備性、拡張性等を考えてもやはりとても良いです。
ステムの変更がなければ問題なく使い続けていたでしょう。
②ディスプレイタイプジャンクションA
コレはなかなか便利なものです。

ハンドルバーに固定するいわゆるディスプレイ型のジャンクションAです。
バッテリー残量やシフトモード、ギア位置が表示できます。
更に無線ユニットも内蔵しているというなんとも便利な多機能ジャンクションAです。
(むしろなんで上のジャンクションAに無線ユニットを組み込まなかったのかが謎なぐらいです)

ただしです。
原則取り付けはステム右側のハンドルバー(真円部)のみ(改造は別ですが)。昨今ハンドル周りの変化、エアロハンドルが究極の天敵です(笑)(後方のせり出しが干渉します)
形状によっては取り付けが不可のハンドルもあり、というか真円以外のハンドルの場合は要注意です。

このハンドル、クランプ部の幅もさることながら、ステムの右側につけると後方にせり出したフラット部の影響で、ディスプレイが見えないぐらいの角度になります(笑)
(PRO製品のハンドルでもつかないと、、、)
③ハンドルバーエンドタイプのジャンクションA

最近の主流はほぼこちらです。
ハンドルに穴があいていれば基本的には内装できるものが多いです。
基本的にはバーエンドに付きますが、フレームの種類によっては別の場所に配置されることもあります。ドグマはダウンチューブに、ベンジはシートポストに、などフル内装仕様でも役に立つものです。
▶構想

ディスプレイ型も考えたのですが、どう考えてもきつい。。。
右側サテライトスイッチが押しづらくなってしまいます。
将来的にエアロ系のハンドルにシフトしていくことも考えられます。。。
となるとバーエンドタイプ一択となります。
そしてバーエンドタイプは組み方が色々あります。
ベースはこちらになります。

この組み方だとJC130という三つ又の特殊なケーブルが必要になります。
しかしです。
そうそうつながればいいので、三つ又を使わずして一番シンプルな組み方です。
cervéloのマニュアル記載の組み方です。
しかしコレの弱点とすると、Rレバーのポートをすでに2つ使ってしまいますので、右側のサテライトが組めません。
スプリンター+サテライトで2ポート、残りLRで1ポートずつの空きということを大前提として考える必要があります。
そして上の図にある、EW-WU111(無線ユニット:9000円ぐらい)はD-Fry対応のサイコンを使っていないとあまり必要性を感じません。(更新書き換えは有線で。)実はここはエレクトリックケーブルがただつながればいいので1-1のジャンクションB(EW-JC200:2000円ぐらい)でもOKです。
しかしこの3つまたのJC130 の長さが微妙なんです。
せっかくだったら見栄えの良くないもの(つなぎとなるJC200もしくはWU111)は内装したいと考えてしまうわけです。
これらのことを欲張りに消去法で考えていくと、、、
正攻法でマニュアル通りの組み方、もしくはジャンクションBをハンドル内に持ってくる等、方法をじっくりと考えてみようと思います。
▶まとめ
Di2は組んでしまえば後は整備的な楽しみが、、、というのは実際に組むまでのお話で組んでみればあーでもないこーでもない、色々と出てくるものです。
それでも拡張性が意外と広く、いろいろとできそうなことが多いのは良いことだと思います。
個人的な希望とすると、JC130は汎用性にとんだ長さのラインナップをしてくれるといいかなと思います。m(_ _)m

50mmの部分が350mmとかあるともう完璧だと思うのですが、、、
ともあれまだまだ悩んでスッキリさせたいと思います。
ということで今回は行き場を失ったジャンクションAをどうにかする構想編、そんなお話でした。
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※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
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・お名前
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・ご希望の日程
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当店の特徴・詳細ははこちらから
先日ステムをカーボン製に変えて依頼ちょっとした悩みが。。。
カーボンの形状上うまいことジャンクションAのバンドが付きません。
結果、、、

OHhhhhh,,,,((.;゚;:Д:;゚;.))
ジャンクションA先輩が完全に行き場をなくして挙句の果てにはビニテでアウターに括るという始末。。。いただけません。
ということで今回は行き場を失ったジャンクションAをどうにかする 構想編、そんなお話です。
▶そもそもジャンクションAって?
SHIMANOの電動コンポーネント、Di2の基本校正は
・ディレイラー・コントロールレバー
・エレクトリックケーブル
・バッテリー・ジャンクション
こちらからなります。
各種のパーツを繋ぐのがエレクトリックケーブル、そしてエレクトリックケーブルの連結や分配を行う部分のことです。
ジャンクションBは基本的に1本を3本に分配する役割ですが、ジャンクションAには別途大切な機能があります。
その機能とは、充電+ボタン+インジケーター(LED表示)です。
ボタンは1ボタン式でシフトモードの切替、各種調整、無線関係とかなりの役割を担っております。
▶Di2の基本的な考え方
Di2は電気の延長コードと考えていただくとわかりやすいかと思います。
ものすごく単純に言ってしまうと、各所がつながってさえいれば動く。ということです。
これがまた面白いところです。
バッテリーとかジャンクションAはないと流石に駄目ですが、要はエレクトリックケーブルは電気+信号を通すだけなので、多少変なつなぎ方であっても繋がりさえしていれば動かすことはできます。
確かですがスプリンタースイッチだけでは難しかったような気がしますが(そもそも刺さらないでした。。。)、サテライトだけだったらコントロールレバーがなくても動いたような気がします。またリアだけ電動、フロントだけ電動、そんな絶対に使わないであろう組み合わせでも動かすことができたりもします。
▶現在の仕様
現在は通常の5ポートジャンクションAを使っています。
教科書のような何の変哲もないDi2配線です(笑)

スプリンター+サテライトでジャンクションAは5ポート空きが2ポートです。
この校正であればさらに9160も増やすことができます。

もうDi2のならではの機能、飛び道スイッチをふんだんに盛り込んだ”欲張り仕様”です(笑)
▶ジャンクションAの種類
①通常のステム下のジャンクションA
通常はステムの下部に取り付けるタイプです。

シンプルイズベスト!
整備性、拡張性等を考えてもやはりとても良いです。
ステムの変更がなければ問題なく使い続けていたでしょう。
②ディスプレイタイプジャンクションA
コレはなかなか便利なものです。

ハンドルバーに固定するいわゆるディスプレイ型のジャンクションAです。
バッテリー残量やシフトモード、ギア位置が表示できます。
更に無線ユニットも内蔵しているというなんとも便利な多機能ジャンクションAです。
(むしろなんで上のジャンクションAに無線ユニットを組み込まなかったのかが謎なぐらいです)

ただしです。
原則取り付けはステム右側のハンドルバー(真円部)のみ(改造は別ですが)。昨今ハンドル周りの変化、エアロハンドルが究極の天敵です(笑)(後方のせり出しが干渉します)
形状によっては取り付けが不可のハンドルもあり、というか真円以外のハンドルの場合は要注意です。

このハンドル、クランプ部の幅もさることながら、ステムの右側につけると後方にせり出したフラット部の影響で、ディスプレイが見えないぐらいの角度になります(笑)
③ハンドルバーエンドタイプのジャンクションA

最近の主流はほぼこちらです。
ハンドルに穴があいていれば基本的には内装できるものが多いです。
基本的にはバーエンドに付きますが、フレームの種類によっては別の場所に配置されることもあります。ドグマはダウンチューブに、ベンジはシートポストに、などフル内装仕様でも役に立つものです。
▶構想

ディスプレイ型も考えたのですが、どう考えてもきつい。。。
右側サテライトスイッチが押しづらくなってしまいます。
将来的にエアロ系のハンドルにシフトしていくことも考えられます。。。
となるとバーエンドタイプ一択となります。
そしてバーエンドタイプは組み方が色々あります。
ベースはこちらになります。

この組み方だとJC130という三つ又の特殊なケーブルが必要になります。
しかしです。
Teppei-Y@ff_cycle
RS910仕様時
2019/10/29 14:00:49
拡張性はないけれど、どう考えもこれが一番シンプルな気がする。シマノ非公式法(笑) https://t.co/DfjuAEtKlq
そうそうつながればいいので、三つ又を使わずして一番シンプルな組み方です。
cervéloのマニュアル記載の組み方です。
しかしコレの弱点とすると、Rレバーのポートをすでに2つ使ってしまいますので、右側のサテライトが組めません。
スプリンター+サテライトで2ポート、残りLRで1ポートずつの空きということを大前提として考える必要があります。
そして上の図にある、EW-WU111(無線ユニット:9000円ぐらい)はD-Fry対応のサイコンを使っていないとあまり必要性を感じません。(更新書き換えは有線で。)実はここはエレクトリックケーブルがただつながればいいので1-1のジャンクションB(EW-JC200:2000円ぐらい)でもOKです。
しかしこの3つまたのJC130 の長さが微妙なんです。
せっかくだったら見栄えの良くないもの(つなぎとなるJC200もしくはWU111)は内装したいと考えてしまうわけです。
これらのことを欲張りに消去法で考えていくと、、、
正攻法でマニュアル通りの組み方、もしくはジャンクションBをハンドル内に持ってくる等、方法をじっくりと考えてみようと思います。
▶まとめ
Di2は組んでしまえば後は整備的な楽しみが、、、というのは実際に組むまでのお話で組んでみればあーでもないこーでもない、色々と出てくるものです。
それでも拡張性が意外と広く、いろいろとできそうなことが多いのは良いことだと思います。
個人的な希望とすると、JC130は汎用性にとんだ長さのラインナップをしてくれるといいかなと思います。m(_ _)m

50mmの部分が350mmとかあるともう完璧だと思うのですが、、、
ともあれまだまだ悩んでスッキリさせたいと思います。
ということで今回は行き場を失ったジャンクションAをどうにかする構想編、そんなお話でした。
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