例のポンプを使ってみた

ちょっと今更感が否めませんが、例のポンプです。

先日のつくば遠征のパンクの際に何度か繰り返してしまうという悲しいお話が。。。
そんなとき、ボンベは最終手段としてとっておいてやはり役に立つのは繰り返し使える携帯ポンプでした。


いや、わかっていたことなんですが、それでもやはりポンプはないと不自由だということを再度認識いたしました。フム(( ˘ω ˘ *))フム

ということで携帯ポンプを、ということなのですが。。。
Topeakのポンプは取り付けの問題もしかり、別のモデルもいかんせん高圧になると硬すぎた過去があり、それならばいっそのこと例のポンプを試してみようと考えたということです。

ということで今回は例のポンプを使ってみた、そんなお話です。



▶例のポンプとは?
おそらく某国製でAmazonで絶賛大量に発売中の商品でスペック的には300psi対応という驚異のスペックを持った携帯ポンプのことです。アマゾンで携帯ポンプと入れると結構は本数出てきます。

それにしても300psiはって、、、ということなんですがこれは実際に充填可能な空気圧ではなく、”商品の設計上耐えうる”ということ、というお話も。。。
それにしても300psiはBARにすれば20BAR!ヮ(゚д゚)ォ! そんなに入れたら色々爆発しちゃいます(笑)おそらくタイヤもホイールも耐えられません。

というお話は置いておいて、何がこのポンプっていいのかというと、高圧まで軽く入れられる。ということです。

長年幾度となくパンクの危機を救ってくれたトピークの携帯ポンプも5BARも入れればカッチカチなぐらいの印象です。
これがもっと軽々と入れられるのであれば、、、ということで例のポンプを買ってみました。


▶例のポンプ
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コレです。
そっくりな商品はたくさんありますが、おそらく名前が違うだけでどれも似たようなものかと思います。
ということを踏まえて、最近のアマゾンレビューは日本語に不安のあるものも多くあり少々信用性に掛けるというお約束を念頭において(笑)、バッと並べて一番値段の安いものを購入してみました。

中身はというと、、、
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・本体
・ホルダー
・説明書
・ボール用変換アダプター+ボルト
・タイヤレバー
・パッチ+謎のおろし金(笑)

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説明書は突っ込みどころが、、、
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あまり役に立つような情報は少ないです。。。

”4.ボールを投げます。”

∵:.(:.´艸`:.).:∵プププ

そして”5”の画像もそんなとこもってポンピングしたら手の肉が挟まれると思うのですが。。。
少々ツッコミどころ満載ですが、そんなことは想定内です。(覚悟の上でのご購入を(笑))

サイズ比較です。
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コレがまた微妙なサイズで、、、
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若干歪ませるとなんとかツールケースに入るサイズですが、あまり現実的ではないかと思います。
素直にホルダーで外装がいいと思います。

重量はというと
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82gという商品スペックにたいして、実測90gです。

▶携帯性
前述のようにツールケースの中に収めるには少々荷が重いです。
となるとやはり専用のホルダーを使ってみます。

IMAG0760_R
付きました。
肝心要のパワメトの干渉はというと、、、
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無事クリアーです。

このポンプは取手の部分がホルダーに固定されます。使用時は取手の部分が伸びるタイプなのでこの方向(ヘッド部が上)での取り付けがいいと思います。
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もしも振動等で取手の部分が伸びてしまったら、、、とホルダーの固定位置との関係を考えてポンプの取付方向を選ぶのがいいと思います。


▶実験!
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実験体:MICHELIN リチオン2 23c
こちらをぺたんこの状態から入れていこうと思います。

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仏式にするために銀色の部分だけを緩めて引き出します。

ぶすっとさしてコレまた銀色の部分をねじ込みます。
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どうやらバルブ本体のネジ山ではなくて、バルブキャップ用のネジ山を使用するようでバルブ自体にネジが切ってないタイプでも問題なく固定できました。

早速ポンピング開始です。
空気圧がほとんどない場合だと何の抵抗もありません。

300回ポンピングしました。
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50psiぐらいでしょうか、3.5BARです。
確かに軽いです。

続いてまた100回、 合計400回です。
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60psiを超えてきました。4.2BARぐらいです。

この辺から少々硬くなってきます。
台座を使って押し付けながらポンピングに切り替えます。

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更に頑張ること250回ぐらい。。。
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7BARに届かないぐらいです。

もうこうなったらやけくそです。
どこまでいけるかチャレンジです。

しかし問題が、、、7BARを超えるとポンプヘッドが熱くなってきます。
IMAG0781_R

ウエスで抑えて更に続けます。

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結構頑張って7.3BAR(107psiぐらい)でした。

もって死ぬ気でやればできないことはありませんが、むしろ”7BARも入れば十分だなっ。” ということに汗だくになりながら気がついてしまいココで終了となりました。



▶結論
例のポンプを実際に使用してみた感想です。

7BARまで軽々入る、なんてことはありません。
それなりに力は必要ですし、大変です。

しかし今まで使っていたトピークのポンプに比べればだいぶ楽です。
というのもまずポンプヘッドの固定がねじ切り式で脱着時にエア漏れが極力少なくイイです。

またこれは全くの好みの問題かとは思いますが、今回購入したものはいわゆるデュアルアクション方式ではありませんでした。(今回のポンプは押したときだけ空気が入るタイプ)コレが良かったです。

ポンピングの構造的なお話なのですが、ポンプは最後まで押し切らないと空気がうまいこと入っていきません。固くなってきた時点でなにか押し付けるものがあればかなり楽に作業が進みます。(ポンピングは最後空気を押し切るところが硬いです。)
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※このようにできるとだいぶ楽です。

これがデュアルアクション(引いたときも充填される)であると引くときも力がいりますので押す方向と引く方向どちらにも対応するようにポンプヘッドを保持する必要あります。
このポンプは小さなポンプヘッド故に抑えづらいというところが弱点としてあります。
この小さなポンプヘッドをがっちり握りるとポンピング時に指とか手のお肉を挟んでしまうことがありますし、前述のように高圧になると熱くなります。
お助けチューブを使用すればお話は変わりますが、ポンピング時にポンプヘッドのブレは空気が入れづらくなるだけではなくて、チューブ一番弱い部分、バルブ付近の破損にも繋がります。

まったくもっての個人的な感想ですが、ディアルアクション(押しても引いても充填できるタイプ)はそのメリットと引き換えに、バルブ付近が不安定になりやすいというデメリットがあります。そのバルブ付近の不安定を補うために、ディアルアクションのポンプであればお助けチューブがあったほうがいいと思います。

逆に通常の押したときのみ入るタイプのポンプは引くときは力がいらずにポンプヘッドが不安定に動きづらいです。押すときだけポンプヘッドを押さえればいいので、上の画像のようなやり方でも可能です。

どちらがいいかは一長一短で好みの問題かと思います。

ということで今回は例のポンプを使ってみた、そんなお話でした。



▶おまけ
3ヶ月毎に潤滑油を落として下さい。
と謎のメッセージが説明説明書にありますが、書いてあるので塗布したほうが良いと思います。
特にメーカー指定があるわけではありませんが、想像してみます。
シリンダー付近Oリングかなんかが入っているかも、樹脂性かも、と仮定するとその素材への攻撃性を考えてシリコンもしくはフッ素が良いのではないかと思います。

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