過度なハンドル荷重をおすすめしない3つの理由
一見似通っているロードバイクの乗り方も、プロ選手をよく観察するとものすごく色々な乗り方があると感じております。
最近流行りのロードバイクの乗り方講座的なものでプロのように、また速く走るために、そのようなことはよく見つけることができると思います。
その中でも何が正しいかどうか、何が自分に合っているかの答えは様々だと思います。
しかしです。
ワタクシ自身の経験上、安全のためにはあまりやらないほうがいいと思うことがあります。
その中でも今回の表題でもある初心者の方がどうしてもやってしまいがちな危険な乗り方、それこそがハンドルにガッツリと乗っかって体重をかけた状態、別の言い方をすると上半身の重さをすべて腕でハンドルで支えているような状態、これこそが過度なハンドル荷重という状態です。
まずはどうしてそうなってしまうのか?そしてどうして危険なのか?そんなところのお話にさせていただこうと思います。
ということで今回はとてもありがちな表題でアレですが、ハンドル荷重をおすすめしない3つの理由、そんなお話です。
※もちろん全くハンドル荷重をかけてはいけないということではなく、あくまでも過度で過剰な、ということをご理解いただいた上でお読みいただけると幸いです。
▶ハンドル荷重になりがちな理由
主な原因は体幹で上半身を支えられていない、体幹が弱いからです。
と、これだけではありません。
後はポジション的なことも影響があります。
いきなりサドルハンドル落差を大きく取りすぎることでもなり得ます。
こんな状態はいわゆる自転車に”乗る”のではなくて、”乗せられている”状態です。
初心者の頃など特にですが、日常とは少々かけ離れた前傾姿勢のポジションを長時間取るのがきつかったりします。肩が凝ったり首が疲れたりします。
初心者だけではなく、体幹が弱かったり、ライド後半などで疲労がたまり綺麗な姿勢で乗れていない状態、またサドル-ハンドル落差をキツくとりすぎたり、ステムを長くしすぎたり、フィッテイングが合っていない状態では、上半身を体幹で支えることができずに腕で支えようとしてハンドルに体重を預けてしまいがちです。
これらが原因で、過剰なハンドル荷重は起こりやすくなります。
具体的には腕はビシッと伸ばして!ではありません。適度に肘を曲げゆとりをもち、肩の力を抜く、これができているかどうかでもハンドルにのっかってしまっているかの簡易的な判断になるかと思います。
これはすれ違う時に見てみるとわかりやすいです。肩に力が入って腕をピンと伸ばした状態です。
▶ハンドル荷重をおすすめしない理由
それではなぜこの過度なハンドル荷重をおすすめしないのか、その理由です。
なにもそれは”速く走るために”、とかそんな難しいお話ではありません。
もっともっと根底にあり、ベースとなるお話で”安全のため”です。
サイクリングでもトレーニングでもどちらでも安全性ということは趣味として楽しむうえで最も重要なことです。
ではなぜ過度なハンドル荷重は危険を伴うのか?というところです。
①急ブレーキで前転しやすい
いわゆる急ブレーキの姿勢、ググってもYou tubeでも沢山出てくると思います。
なぜあのような腰を後ろに引いた極端な姿勢になるかというと、、、というところです。
急ブレーキ時にはタイヤのグリップが保たれればフロントに強く荷重がかかります。急ブレーキ時の車体の動きとしては、いわゆる後輪が浮いたジャックナイフのような状態は想像がしやすいかと思います。
急ブレーキで後輪がまくり上がる状態を回避するために荷重を後方に持っていくポジションということです。
もしくはタイヤのグリップが限界を超えればフロントがスリップします。
前述のように急ブレーキ時にリアがまくり上がりやすい状態になりがちなのはというと、フロントに荷重がかかっている状態です。フロントに荷重がかかった状態はというと、、、ハンドルにガッツリと乗っかるとフロントに荷重をかけることができます。
ということは普段からフロントにガッツリと体重をかけて乗っていると、不意な急ブレーキ時に前転しやくすなります。
急ブレーキは基本的に反射です。頭で考える前に体が勝手に動きます。
その間0.4秒と言われています。
0.4秒の頭で考える時間が一切ない体の反射時間の間にがっつりと荷重の乗ったハンドルからサドル後方に腰を引いた急ブレーキの姿勢を取ることはかなり難しいと思います。
まず1つ目の過剰なハンドル荷重をおすすめしない理由として、過度なハンドル荷重は急ブレーキの際のリスクを上げる、ということです。
②路面のキャップ・うねりの影響
ハンドルに荷重をかけた状態、ハンドルにのっかった状態はどういう状態かと言うと、大体の場合は肘を真っすぐ伸ばしてつっぱった状態です。(いわゆる腕立て伏せの開始の状態)
手をがっつりハンドルに付いてピンと伸ばした状態、上半身を一番楽に支えられる形です。
この状態で路面のギャップに突っ込むとどうなるのかというと、フロントからの不意な強い突き上げ感や衝撃が加わります。。
この路面からの衝撃は手を突っ張った状態だと得にですが、モロに体に伝わります。
体が痛いとかで済めば幸いですが、それだけではありません。
過度なハンドル荷重からは素早い動きが取りづらいので、抜重が間に合わずに強い衝撃でパンクをしてしまうこともあります。
また場合によってはガッツリと荷重の乗ったフロントからの強い衝撃は体を持ち上げたり、ハンドルから手が外れてしまうこともあります。
上半身の体重が乗った手がハンドルから外れると、文字通り落車、まさに自転車から落っこちてしまいます。腕立て伏せの状態で手を払われたら、、、顔を打ちます。これが自転車の上でも起こるということです。
これは目に見えるギャップ、車道と歩道の段差とかであればすぐに気が付きますし、気がつけば前もって準備ができるので問題はないかと思いますが、路面の荒れや場合によってはうねり、などは目で見ても分かりづらい場合もあり不意に強い突き上げ感や衝撃が来ることがあります。
荒れた路面の場合もそうですし、初めての道や夜間の場合なんかでは特に不意なギャップや穴等の発見が遅れる場合もあります。そんな場合ガッツリとハンドルに荷重が乗った状態だと危険です。
2つ目の過剰なハンドル荷重をおすすめしない理由として、過度なハンドル荷重は路面からの影響をもろに受けることになることでの危険がある、ということです。
※これはスピードが上がれば上がるほど衝撃が大きくなります、
③ハンドルの動きを阻害する
腕立て伏せの状態で手を素早く動かしてください、と言われても上半身の重みをどうにかしないと自由に動かすことができないと思います。
これと似たような状態です。
ガッツリとハンドルに上半身をもたれかけた状態でハンドルの自然な動きを妨げない、また素早くデリケートなハンドル操作をしてくださいと言われてもなかなか難しいです。
またコーナーリングでも自転車は車体を傾けて曲がりますが、車体を傾けるとハンドルが自然な角度に切れていきます。これが2輪の特性です。
しかしハンドルに荷重がかかってせっかくハンドルが曲がる方向に動いていこうとするの動きを阻害するとスムーズに曲がりません。
自転車が曲がろうとしているのに、上に乗っかっている人間がハンドリングの邪魔をすることで曲がらない危険な状況を作ります。
特にコーナーリングが苦手な方は、このハンドルの自然な動きを妨げてしまう上半身の硬さがある傾向にあります。更には恐怖心で上半身が固まってしまう状態、ハンドルに荷重がかかりハンドルは自由に動かずにガードレールへGo!となります。
本能的な自然な反応として、怖いと思うと身構えて体を固めます。これこそがコーナーリングで失敗する要因で、ガードレールを見てしまうと吸い込まれる現象です。
これ以外にもコーナーリング中のブレーキの挙動が、、、などなどお話はありますが、今回は簡単に理解しやすくということで端折ります。
▶最も危ないハンドル荷重
では反対に危険なことのご紹介です。これはズバリ上ハンをサル握り(親指をかけない握り)でがっつりとハンドルに荷重を掛ける、これが一番危ないです。

ブラケットで親指を欠けずに握る場合はあまりないと思いますが、上ハンは時々見かけます。
昨今ではエアロハンドルの影響でバーテープをまかない場合もあり、滑りやすいということもあります。
上ハン(フラット部に)をサル握り、握っているというか手を置いているような状態だけではなくて、腕に上半身預けるようによっかかった状態です。
路面からの不意な衝撃でいとも簡単に手が外れますので落車の危険性が非常に高いです。
(手が不意に外れてしまっても体幹で上半身を支えられればいいのですが、そもそも上半身を支えられる方は下からの衝撃が合っても手が外れることはほぼありません。)
更に危険となる状況は片手運転です。
常時片手ということはないと思いますが、ボトルやハンドサインの時です。
通常の走行時と比べても注意力は更に散漫になりがちで、そんな時に上半身の荷重がかかり支えている片手がハンドルから外れたら、高い確率で落っこちます。
※力強く握るということではなく、あくまでも荷重を欠けすぎない、体幹でしっかり上半身を支えるということです。
▶まとめ
今回のお話は一般的にロードバイクを使用したサイクリングを安全に走る方法の一つです。
少しでも危険、リスクを減らすための一方法としてのお話です。
ではどうやってハンドルにガッツリ乗らないようにするかと言うと、、、体幹です。
フィジカル的な面では体幹でしっかりと上半身を支えてあげるということ、そしてハード的な面ではいきなり無理なポジションにしないということです。
体幹の力が弱く体を支えられないのに、無理にハンドルを下げたりキツイポジションを作るというのはリスクを伴います。
無理のあるキツイポジションで変な乗り方をしているのであれば、余裕をもったポジションで綺麗に乗ったほうが安全ですしかっこよく見えるものです。
ワタクシ自身毎年1万km以上走るイチライダーとしても思うのは、いわゆる速く走れるための講座もいいのですが、もっと前段階として正しいロードバイクの乗り方であったり安全のためのテクニック等がもっともっとあっても良いのでは、と長いこと思っています。・・・実はあっても速くなれる講座のほうが人気があるというお話も。。。
ということで今回は過度なハンドル荷重をおすすめしない3つの理由、そんなお話でした。
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※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
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(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
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・お名前
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一見似通っているロードバイクの乗り方も、プロ選手をよく観察するとものすごく色々な乗り方があると感じております。
最近流行りのロードバイクの乗り方講座的なものでプロのように、また速く走るために、そのようなことはよく見つけることができると思います。
その中でも何が正しいかどうか、何が自分に合っているかの答えは様々だと思います。
しかしです。
ワタクシ自身の経験上、安全のためにはあまりやらないほうがいいと思うことがあります。
その中でも今回の表題でもある初心者の方がどうしてもやってしまいがちな危険な乗り方、それこそがハンドルにガッツリと乗っかって体重をかけた状態、別の言い方をすると上半身の重さをすべて腕でハンドルで支えているような状態、これこそが過度なハンドル荷重という状態です。
まずはどうしてそうなってしまうのか?そしてどうして危険なのか?そんなところのお話にさせていただこうと思います。
ということで今回はとてもありがちな表題でアレですが、ハンドル荷重をおすすめしない3つの理由、そんなお話です。
※もちろん全くハンドル荷重をかけてはいけないということではなく、あくまでも過度で過剰な、ということをご理解いただいた上でお読みいただけると幸いです。
▶ハンドル荷重になりがちな理由
主な原因は体幹で上半身を支えられていない、体幹が弱いからです。
と、これだけではありません。
後はポジション的なことも影響があります。
いきなりサドルハンドル落差を大きく取りすぎることでもなり得ます。
こんな状態はいわゆる自転車に”乗る”のではなくて、”乗せられている”状態です。
初心者の頃など特にですが、日常とは少々かけ離れた前傾姿勢のポジションを長時間取るのがきつかったりします。肩が凝ったり首が疲れたりします。
初心者だけではなく、体幹が弱かったり、ライド後半などで疲労がたまり綺麗な姿勢で乗れていない状態、またサドル-ハンドル落差をキツくとりすぎたり、ステムを長くしすぎたり、フィッテイングが合っていない状態では、上半身を体幹で支えることができずに腕で支えようとしてハンドルに体重を預けてしまいがちです。
これらが原因で、過剰なハンドル荷重は起こりやすくなります。
具体的には腕はビシッと伸ばして!ではありません。適度に肘を曲げゆとりをもち、肩の力を抜く、これができているかどうかでもハンドルにのっかってしまっているかの簡易的な判断になるかと思います。
これはすれ違う時に見てみるとわかりやすいです。肩に力が入って腕をピンと伸ばした状態です。
▶ハンドル荷重をおすすめしない理由
それではなぜこの過度なハンドル荷重をおすすめしないのか、その理由です。
なにもそれは”速く走るために”、とかそんな難しいお話ではありません。
もっともっと根底にあり、ベースとなるお話で”安全のため”です。
サイクリングでもトレーニングでもどちらでも安全性ということは趣味として楽しむうえで最も重要なことです。
ではなぜ過度なハンドル荷重は危険を伴うのか?というところです。
①急ブレーキで前転しやすい
いわゆる急ブレーキの姿勢、ググってもYou tubeでも沢山出てくると思います。
なぜあのような腰を後ろに引いた極端な姿勢になるかというと、、、というところです。
急ブレーキ時にはタイヤのグリップが保たれればフロントに強く荷重がかかります。急ブレーキ時の車体の動きとしては、いわゆる後輪が浮いたジャックナイフのような状態は想像がしやすいかと思います。
急ブレーキで後輪がまくり上がる状態を回避するために荷重を後方に持っていくポジションということです。
もしくはタイヤのグリップが限界を超えればフロントがスリップします。
前述のように急ブレーキ時にリアがまくり上がりやすい状態になりがちなのはというと、フロントに荷重がかかっている状態です。フロントに荷重がかかった状態はというと、、、ハンドルにガッツリと乗っかるとフロントに荷重をかけることができます。
ということは普段からフロントにガッツリと体重をかけて乗っていると、不意な急ブレーキ時に前転しやくすなります。
急ブレーキは基本的に反射です。頭で考える前に体が勝手に動きます。
その間0.4秒と言われています。
0.4秒の頭で考える時間が一切ない体の反射時間の間にがっつりと荷重の乗ったハンドルからサドル後方に腰を引いた急ブレーキの姿勢を取ることはかなり難しいと思います。
まず1つ目の過剰なハンドル荷重をおすすめしない理由として、過度なハンドル荷重は急ブレーキの際のリスクを上げる、ということです。
②路面のキャップ・うねりの影響
ハンドルに荷重をかけた状態、ハンドルにのっかった状態はどういう状態かと言うと、大体の場合は肘を真っすぐ伸ばしてつっぱった状態です。(いわゆる腕立て伏せの開始の状態)
手をがっつりハンドルに付いてピンと伸ばした状態、上半身を一番楽に支えられる形です。
この状態で路面のギャップに突っ込むとどうなるのかというと、フロントからの不意な強い突き上げ感や衝撃が加わります。。
この路面からの衝撃は手を突っ張った状態だと得にですが、モロに体に伝わります。
体が痛いとかで済めば幸いですが、それだけではありません。
過度なハンドル荷重からは素早い動きが取りづらいので、抜重が間に合わずに強い衝撃でパンクをしてしまうこともあります。
また場合によってはガッツリと荷重の乗ったフロントからの強い衝撃は体を持ち上げたり、ハンドルから手が外れてしまうこともあります。
上半身の体重が乗った手がハンドルから外れると、文字通り落車、まさに自転車から落っこちてしまいます。腕立て伏せの状態で手を払われたら、、、顔を打ちます。これが自転車の上でも起こるということです。
これは目に見えるギャップ、車道と歩道の段差とかであればすぐに気が付きますし、気がつけば前もって準備ができるので問題はないかと思いますが、路面の荒れや場合によってはうねり、などは目で見ても分かりづらい場合もあり不意に強い突き上げ感や衝撃が来ることがあります。
荒れた路面の場合もそうですし、初めての道や夜間の場合なんかでは特に不意なギャップや穴等の発見が遅れる場合もあります。そんな場合ガッツリとハンドルに荷重が乗った状態だと危険です。
2つ目の過剰なハンドル荷重をおすすめしない理由として、過度なハンドル荷重は路面からの影響をもろに受けることになることでの危険がある、ということです。
※これはスピードが上がれば上がるほど衝撃が大きくなります、
③ハンドルの動きを阻害する
腕立て伏せの状態で手を素早く動かしてください、と言われても上半身の重みをどうにかしないと自由に動かすことができないと思います。
これと似たような状態です。
ガッツリとハンドルに上半身をもたれかけた状態でハンドルの自然な動きを妨げない、また素早くデリケートなハンドル操作をしてくださいと言われてもなかなか難しいです。
またコーナーリングでも自転車は車体を傾けて曲がりますが、車体を傾けるとハンドルが自然な角度に切れていきます。これが2輪の特性です。
しかしハンドルに荷重がかかってせっかくハンドルが曲がる方向に動いていこうとするの動きを阻害するとスムーズに曲がりません。
自転車が曲がろうとしているのに、上に乗っかっている人間がハンドリングの邪魔をすることで曲がらない危険な状況を作ります。
特にコーナーリングが苦手な方は、このハンドルの自然な動きを妨げてしまう上半身の硬さがある傾向にあります。更には恐怖心で上半身が固まってしまう状態、ハンドルに荷重がかかりハンドルは自由に動かずにガードレールへGo!となります。
本能的な自然な反応として、怖いと思うと身構えて体を固めます。これこそがコーナーリングで失敗する要因で、ガードレールを見てしまうと吸い込まれる現象です。
3つ目の過剰なハンドル荷重をおすすめしない理由として、過度なハンドル荷重は素早くなめらかなハンドリング操作の妨げになる、ということです。
これ以外にもコーナーリング中のブレーキの挙動が、、、などなどお話はありますが、今回は簡単に理解しやすくということで端折ります。
▶最も危ないハンドル荷重
では反対に危険なことのご紹介です。これはズバリ上ハンをサル握り(親指をかけない握り)でがっつりとハンドルに荷重を掛ける、これが一番危ないです。

ブラケットで親指を欠けずに握る場合はあまりないと思いますが、上ハンは時々見かけます。
昨今ではエアロハンドルの影響でバーテープをまかない場合もあり、滑りやすいということもあります。
上ハン(フラット部に)をサル握り、握っているというか手を置いているような状態だけではなくて、腕に上半身預けるようによっかかった状態です。
路面からの不意な衝撃でいとも簡単に手が外れますので落車の危険性が非常に高いです。
(手が不意に外れてしまっても体幹で上半身を支えられればいいのですが、そもそも上半身を支えられる方は下からの衝撃が合っても手が外れることはほぼありません。)
更に危険となる状況は片手運転です。
常時片手ということはないと思いますが、ボトルやハンドサインの時です。
通常の走行時と比べても注意力は更に散漫になりがちで、そんな時に上半身の荷重がかかり支えている片手がハンドルから外れたら、高い確率で落っこちます。
※力強く握るということではなく、あくまでも荷重を欠けすぎない、体幹でしっかり上半身を支えるということです。
▶まとめ
今回のお話は一般的にロードバイクを使用したサイクリングを安全に走る方法の一つです。
少しでも危険、リスクを減らすための一方法としてのお話です。
ではどうやってハンドルにガッツリ乗らないようにするかと言うと、、、体幹です。
フィジカル的な面では体幹でしっかりと上半身を支えてあげるということ、そしてハード的な面ではいきなり無理なポジションにしないということです。
体幹の力が弱く体を支えられないのに、無理にハンドルを下げたりキツイポジションを作るというのはリスクを伴います。
無理のあるキツイポジションで変な乗り方をしているのであれば、余裕をもったポジションで綺麗に乗ったほうが安全ですしかっこよく見えるものです。
ワタクシ自身毎年1万km以上走るイチライダーとしても思うのは、いわゆる速く走れるための講座もいいのですが、もっと前段階として正しいロードバイクの乗り方であったり安全のためのテクニック等がもっともっとあっても良いのでは、と長いこと思っています。・・・実はあっても速くなれる講座のほうが人気があるというお話も。。。
ということで今回は過度なハンドル荷重をおすすめしない3つの理由、そんなお話でした。
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コメント
コメント一覧 (5)
暖かいお言葉、誠にありがとうございます。
次回は停車車両の右側を走行する時に何故道交法では1.5m間隔を取らないといけないかの解説を是非希望します。
ベテランも含めて皆さん停車車両ギリギリをすり抜けて行かれますが、突然のドア開けや、車の影から配達員が出てきた経験は無いのでしょうか。
多分、ママチャも含め、一番危険性が高いシチュエーションかと思います。
承知いたしました(`・ω・´)ゞ
交通ルール的なお話の記事内にて作成をさせていただこうと思います。しばしお時間をm(_ _)m