ロードバイクのポジションセッティングでやらないほうがいいこと
ロードバイクのポジション調整です。
ロードバイクのポジションで悩む方もいるかとは思いますが、その場合大きく分けて3つのパターンにわけられます。
①初期のベースポジション
おそらくロードバイクを購入する際にお店で見てもらえると思います。しかし最近は通販で入手する機会が増えてきたことで初期のポジションでかなり悩まれている方が多いように思えます。
まずは初期ポジション、ベースのポジション出しが全くわからないという方もいると思います。
②体の変化
実はワタクシ自身も日々悩んでおります。
悩んでいると言っても一言で片付けるのは早計です。
自転車でトレーニングをしたり乗っていると体が変わってきます。ワタクシの場合は少しづつでも速く走れるようになりたいと考えておりますので、何も変わらないのであればトレーニング方法が間違っていることになります。幸いなことに間違っていなければ、変わってくる体に対して自転車は不変なので、そのままだとどうしても希望というか、こうしたい、こうあってほしいということが出てきます。
もう少しこうなって欲しい、もう少しこうであったりもっと良くなるかもしれない。。。そんなことを考えます。パーツ等ももっと硬いタイヤにしたいとか、ブレーキを強化したいとか、、、
それと同様にポジション的な要望ができてきます。
③怪我や痛み
これらはモチベーションをいとも簡単に奈落の底へと突き落とすものです。
痛みの解決のために、怪我をしないために、そんな目的でポジションをいじる場合もあると思います。
そんな時でもポジション的なものは専門の方もいるぐらい難しく、そして多種多様性に富んでおります。
はっきり言って、何が100%正しいのかはわかりません。
究極を言うならば、合う合わないは人それぞれ、正解は1つではないと思います。
それはそれは難しい答えです。
しかし逆にこれだけはやらないほうがいいゾ。ということがあるのは事実です。
ということでロードバイクのポジション的なお話で、逆に考えてみてロードバイクのポジションセッティングを行う上で、これだけはやらないほうがいいゾ、というお話です。
▶ロードバイクのポジションセッティングでやらないほうがいいこと
①サドル高
サドル高に関してもたくさんの説があります。
一例をご紹介いたしますと、、、
・下支点の時に膝の角度が140~150°
・ペダルが一番遠い位置でかかとがペダルに触れるぐらい
・股下×0.875~0.885ぐらい?
これらのことは多分どこかで見たことがあると思います。
しかし今回のテーマは全くの逆です。
ではこれらを総合的に考えて、やらないほうがいいことはというと、、、
下支点で膝が伸びきる高さ、つまり高すぎるサドル高ということです。
上の3つの方法どれもそうですが、共通するところはペダルが下支点の状態でも膝が曲がる高さ、ということです。
やらないほうがいいことはこれの反対で膝が伸び切ってしまう高さです。
これが実は意外と多いです。
サドルを上げるとペダリングがスムーズに行くように感じやすいです。
というのも高いサドル高は上支点の通過が低いサドル高に比べて楽です。上支点の通過が楽というのは足の上がりが低くてすみますし、柔軟性が低くても回せます。つまり誤魔化しやすいということです。
②ハンドル位置
これらもよく見るお話からです。
・上半身と腕の角度が90°
・ブラケットを持って肘が軽く曲がるぐらい
・体幹で支えられる上半身の角度から腕を伸ばしたところ
・サドル-ハンドル落差が初心者で5cm未満
このぐらいでしょうか。。。
ではこれを逆に考えてみます。
ハンドル位置はサドル高と同じく、
乗車姿勢、前傾姿勢を作りブラケットを持った状態で肘が伸び切るぐらい、遠く低すぎるハンドル位置。
ということです。
遠すぎるハンドル位置で更に腕で上半身を支えないとなるとそれはもう大変ですし、危険も伴います。
前述のサドルのお話と似ていますが、ハンドルが遠い場合は押したり引いたり力をかけるのが難しくなります。
ポジション的なお話というよりもフォーム的なお話になりますが、脇を開きまくるスポーツってないわけではないと思いますがあまり多くはありません。どちらかと言うと自然に脇を締めて、肘に溜めを作って、肩の力を抜いて、というのが多いの素早く、柔軟に、そして力強い動きのためには必要な要素だと思います。
逆にガッチガチに力を入れていたら柔軟で素早い動きは難しいです。
一例ですがコーナーリングで考えてみます。
遠すぎるハンドル位置と体幹の弱さが重なり、上半身の重さを支えるためにハンドルに荷重がガッツリのっかります。更にそれが遠ければ遠いいほど、低ければ低いほど上半身の重さを支えるためにハンドルを握る腕や肩に力が入ってしまいます。その状態でなめらかなコーナリングをすること、、、かなり難しいと思います。コーナーリングでブラケットを力強く握って曲がって見るとびっくりするぐらい曲がらないです。※危ないので絶対にやらないで下さい。
これがいわゆる恐怖でオーバーランしてしまう状態はまさに恐怖で体が固まった状態、曲がりきれないと思った瞬間からガードレールへ吸い込まれる現象です。そんな状態になりがちであるということです。
コーナーリングが苦手な方はまず体幹を意識して上半身の動きをなめらかに動けるようにするとコーナリングがうまくいくようになることもあります。(←これは体験談です。)
コーナーリングに関して余談ですが、これ様々な書籍を読み漁っておりますが、元プロ選手の書籍でも書いてあることが正反対、そんなこともあります。
しかしそんな正反対の事が書いてあっていても、共通していることはもあります。それはコーナーリング中の極端なフロント荷重はNGということです。
これらを総合的に考えても、やはり遠すぎる・低すぎるハンドル位置のメリットは多くないということでしょう。
③クリート
これは前回のお話にもちらっと出てきましたが、最近は膝がまっすぐ上下動ができるように。ということなのではないかと考えております。
では逆に考えると、
極端に内股、極端にガニ股にならないこと、これだと思います。
基本的につま先の方向から極端に外れた方向へ膝を曲げることはできません。
クリートが極端に開いてついていれば膝も開きますし、内側を向いていれば膝は絞られます。
また極端に前すぎるとふくらはぎを攣りやすくなる傾向にあります
クリートに関しては微妙で更に不具合もでやすいの部分でもあるので、プロに相談したり時間をかけて調整をしてくといいと思います。
▶フィジカルべースのポジションづくり
ポジションが”先”かフィジカルが”先”かというところも関係してきます。
しかしワタクシはフォームであり、フィジカル的なことを”先”とする、と考えております。
というのもフィジカルを後回しにするということは危険が伴うリスクがあるからです。
ロードバイクはスポーツだ!体幹で支えられなくてもきちんとしたポジションを作って乗って慣れろ!という意見もあるかもしれません。しかし慣れないキツイポジションでハンドルにもたれかかった乗り方しかできないようであればそれは安全性を犠牲にしている場合があります。いわゆる自転車に乗っているのではなくて、乗せられている状態です。
プロ選手や人生をかけているのであれば、それはそれで他人を巻き込まなければいいとは思いますが、家族があり、仕事があり、趣味としてロードバイクを楽しんでいる場合は安全性はなによりも大切であり、リスクは少しでも低いほうがよいです。
ということで考慮すれば、まずは安全性の高いポジションで体幹をしっかりと鍛える、その上で少しずつポジションを変えていく、という方法が良いのではと考えております。
もちろん当店でもそのようにお話をさせていただいております。
ちなみに初心者の方でよくある誤解ですが、ハンドル位置を遠く、低くしても速く走れるようになるわけではありません。むしろ極端すぎる場合は遅くなることもありますし、体に負担が大きく長距離乗るのが苦であったり、前述のように危険もともないます。
このハンドル位置と前傾の関係ですが、空力的には前面投影面積を小さくするために、肘を絞り前傾を深くしたほうが有利なのは確かです。。
有利なんですが、ハンドルが低くて遠くないと深い前傾姿勢を取れないなんてことはありません。
ハンドルの位置に関わらず、しっかりと伏せて走れるように体幹をしっかりと鍛える。そして体幹が強くなってくるとなぜ、あの位置にハンドルがあったほうが良いのか、がわかるようになると思います。それがわかるようになった状態で調整をするのが良いと思います。
プロのハンドルは低いですが、あの姿勢はハンドルが低いからあの姿勢になっているわけではなくて、低い姿勢を取るためにあの位置にハンドルが来ているということです。
またプロの機材なんかを紹介されているのを見るとステムが異常に長いとか、角度がすごいとかばかりが目立ちますが、珍しいから紹介されているということもあります。
普通の選手は普通の長さで普通の角度です。普通のものを普通に紹介しても、、、ので極端で珍しいものが目につくということです。
そしてその極端なステム長でのポジションが可能なのもプロの強靭な肉体があってのことです。
プロと同じ体の作りではないですし、勝ちに行くことが仕事であり、勝つことを余儀なくされるプロと、趣味で楽しむライダーが同じ方向性で、ということもないでしょう。
✓体幹の強さの確認
体幹の強さはプランク等でも確認できますが、それ以外で簡単な方法があります。
しっかりと上半身を体幹の力で支えられていると、ボトルを取るにもハンドサインを出すにも、乗車姿勢を崩さずにスッと片手をハンドルから離すことができます。
逆にハンドルから片手を離す際によっこいしょと反対側の手に荷重を移さないと離せない場合、手に荷重が乗ってしまっている状態です。
後方確認時のフラつきもハンドルにガッチリ荷重がかかっていると、振り向この動作時に上半身とともにハンドルも振られがちになります。後方確認が苦手というのも体の硬さもありますが、体幹の弱さから、ということも考えられます。
体幹体幹と最近良く見ますが、それだけ大切ということだと思います。
▶まとめ
ロードバイクのポジションの調整はなかなかに難しいと思います。
というのも、おそらくですがロードバイクって自転車に乗れる人であればポジションは二の次でもなんとなく乗れてしまうということからなのではないかと考えております。
しかしそれが正しいかどうか、安全かどうかはまた別のお話です。
ワタクシなど足元にも及ばないような様々な方にお話を聞く機会があります。
初心者の方が速く走れるようになりたい人はまず、何をしたらいいですか?と聞いてみました。
答えは何でしょう。。。
インターバル?高強度???
いやいや、そのようなことではないです。
「まずは自転車にたくさん乗って、自転車を思うように操作できるようにする。」
何よりもこれが大切だと言われました。
なぜポジションをいじりたいのか。
なぜポジションをいじる必要があるのか。
これがわからないうちはベーシックである程度余裕があり無理のないポジションでしっかりと走る、そしてその中でもっと速く走るためには、もっと遠くに行くには、もっと安全にコントロールを、、、と希望が出てくるはずです。その希望を叶えることこそがポジション調整の本当に意味ではないかと思います。
ということでまったくもって個人的な意見ですが、一つの結論です。
まずは自転車に乗ろう!
ということでした。
今回はロードバイクのポジションセッティングでやらないほうがいいこと、そんなお話でした。
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・お名前
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・ご希望の日程
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ロードバイクのポジション調整です。
ロードバイクのポジションで悩む方もいるかとは思いますが、その場合大きく分けて3つのパターンにわけられます。
①初期のベースポジション
おそらくロードバイクを購入する際にお店で見てもらえると思います。しかし最近は通販で入手する機会が増えてきたことで初期のポジションでかなり悩まれている方が多いように思えます。
まずは初期ポジション、ベースのポジション出しが全くわからないという方もいると思います。
②体の変化
実はワタクシ自身も日々悩んでおります。
悩んでいると言っても一言で片付けるのは早計です。
自転車でトレーニングをしたり乗っていると体が変わってきます。ワタクシの場合は少しづつでも速く走れるようになりたいと考えておりますので、何も変わらないのであればトレーニング方法が間違っていることになります。幸いなことに間違っていなければ、変わってくる体に対して自転車は不変なので、そのままだとどうしても希望というか、こうしたい、こうあってほしいということが出てきます。
もう少しこうなって欲しい、もう少しこうであったりもっと良くなるかもしれない。。。そんなことを考えます。パーツ等ももっと硬いタイヤにしたいとか、ブレーキを強化したいとか、、、
それと同様にポジション的な要望ができてきます。
③怪我や痛み
これらはモチベーションをいとも簡単に奈落の底へと突き落とすものです。
痛みの解決のために、怪我をしないために、そんな目的でポジションをいじる場合もあると思います。
そんな時でもポジション的なものは専門の方もいるぐらい難しく、そして多種多様性に富んでおります。
はっきり言って、何が100%正しいのかはわかりません。
究極を言うならば、合う合わないは人それぞれ、正解は1つではないと思います。
それはそれは難しい答えです。
しかし逆にこれだけはやらないほうがいいゾ。ということがあるのは事実です。
ということでロードバイクのポジション的なお話で、逆に考えてみてロードバイクのポジションセッティングを行う上で、これだけはやらないほうがいいゾ、というお話です。
▶ロードバイクのポジションセッティングでやらないほうがいいこと
①サドル高
サドル高に関してもたくさんの説があります。
一例をご紹介いたしますと、、、
・下支点の時に膝の角度が140~150°
・ペダルが一番遠い位置でかかとがペダルに触れるぐらい
・股下×0.875~0.885ぐらい?
これらのことは多分どこかで見たことがあると思います。
しかし今回のテーマは全くの逆です。
ではこれらを総合的に考えて、やらないほうがいいことはというと、、、
下支点で膝が伸びきる高さ、つまり高すぎるサドル高ということです。
上の3つの方法どれもそうですが、共通するところはペダルが下支点の状態でも膝が曲がる高さ、ということです。
やらないほうがいいことはこれの反対で膝が伸び切ってしまう高さです。
これが実は意外と多いです。
サドルを上げるとペダリングがスムーズに行くように感じやすいです。
というのも高いサドル高は上支点の通過が低いサドル高に比べて楽です。上支点の通過が楽というのは足の上がりが低くてすみますし、柔軟性が低くても回せます。つまり誤魔化しやすいということです。
しかし高すぎるサドル高は膝や腰を痛めやすいということは非常によく言われることです。
また使う筋肉の偏りが出たり、下支点付近で足首の必要以上のアンクリングがでたり、あまり良いことではありません。
他のスポーツでもそうですが、反復して膝が伸び切る動きが良とする、また力をかける動き、柔軟な動き、素早い動きを求める時に関節を伸ばしきりましょう!というスポーツはあまり多くありません。
また使う筋肉の偏りが出たり、下支点付近で足首の必要以上のアンクリングがでたり、あまり良いことではありません。
他のスポーツでもそうですが、反復して膝が伸び切る動きが良とする、また力をかける動き、柔軟な動き、素早い動きを求める時に関節を伸ばしきりましょう!というスポーツはあまり多くありません。
いわゆる”ため”の重要性ということだと考えおります。
②ハンドル位置
これらもよく見るお話からです。
・上半身と腕の角度が90°
・ブラケットを持って肘が軽く曲がるぐらい
・体幹で支えられる上半身の角度から腕を伸ばしたところ
・サドル-ハンドル落差が初心者で5cm未満
このぐらいでしょうか。。。
ではこれを逆に考えてみます。
ハンドル位置はサドル高と同じく、
乗車姿勢、前傾姿勢を作りブラケットを持った状態で肘が伸び切るぐらい、遠く低すぎるハンドル位置。
ということです。
遠すぎるハンドル位置で更に腕で上半身を支えないとなるとそれはもう大変ですし、危険も伴います。
前述のサドルのお話と似ていますが、ハンドルが遠い場合は押したり引いたり力をかけるのが難しくなります。
ポジション的なお話というよりもフォーム的なお話になりますが、脇を開きまくるスポーツってないわけではないと思いますがあまり多くはありません。どちらかと言うと自然に脇を締めて、肘に溜めを作って、肩の力を抜いて、というのが多いの素早く、柔軟に、そして力強い動きのためには必要な要素だと思います。
逆にガッチガチに力を入れていたら柔軟で素早い動きは難しいです。
一例ですがコーナーリングで考えてみます。
遠すぎるハンドル位置と体幹の弱さが重なり、上半身の重さを支えるためにハンドルに荷重がガッツリのっかります。更にそれが遠ければ遠いいほど、低ければ低いほど上半身の重さを支えるためにハンドルを握る腕や肩に力が入ってしまいます。その状態でなめらかなコーナリングをすること、、、かなり難しいと思います。コーナーリングでブラケットを力強く握って曲がって見るとびっくりするぐらい曲がらないです。※危ないので絶対にやらないで下さい。
これがいわゆる恐怖でオーバーランしてしまう状態はまさに恐怖で体が固まった状態、曲がりきれないと思った瞬間からガードレールへ吸い込まれる現象です。そんな状態になりがちであるということです。
コーナーリングが苦手な方はまず体幹を意識して上半身の動きをなめらかに動けるようにするとコーナリングがうまくいくようになることもあります。(←これは体験談です。)
コーナーリングに関して余談ですが、これ様々な書籍を読み漁っておりますが、元プロ選手の書籍でも書いてあることが正反対、そんなこともあります。
しかしそんな正反対の事が書いてあっていても、共通していることはもあります。それはコーナーリング中の極端なフロント荷重はNGということです。
これらを総合的に考えても、やはり遠すぎる・低すぎるハンドル位置のメリットは多くないということでしょう。
③クリート
これは前回のお話にもちらっと出てきましたが、最近は膝がまっすぐ上下動ができるように。ということなのではないかと考えております。
では逆に考えると、
極端に内股、極端にガニ股にならないこと、これだと思います。
基本的につま先の方向から極端に外れた方向へ膝を曲げることはできません。
クリートが極端に開いてついていれば膝も開きますし、内側を向いていれば膝は絞られます。
また極端に前すぎるとふくらはぎを攣りやすくなる傾向にあります
クリートに関しては微妙で更に不具合もでやすいの部分でもあるので、プロに相談したり時間をかけて調整をしてくといいと思います。
▶フィジカルべースのポジションづくり
ポジションが”先”かフィジカルが”先”かというところも関係してきます。
しかしワタクシはフォームであり、フィジカル的なことを”先”とする、と考えております。
というのもフィジカルを後回しにするということは危険が伴うリスクがあるからです。
ロードバイクはスポーツだ!体幹で支えられなくてもきちんとしたポジションを作って乗って慣れろ!という意見もあるかもしれません。しかし慣れないキツイポジションでハンドルにもたれかかった乗り方しかできないようであればそれは安全性を犠牲にしている場合があります。いわゆる自転車に乗っているのではなくて、乗せられている状態です。
プロ選手や人生をかけているのであれば、それはそれで他人を巻き込まなければいいとは思いますが、家族があり、仕事があり、趣味としてロードバイクを楽しんでいる場合は安全性はなによりも大切であり、リスクは少しでも低いほうがよいです。
ということで考慮すれば、まずは安全性の高いポジションで体幹をしっかりと鍛える、その上で少しずつポジションを変えていく、という方法が良いのではと考えております。
もちろん当店でもそのようにお話をさせていただいております。
ちなみに初心者の方でよくある誤解ですが、ハンドル位置を遠く、低くしても速く走れるようになるわけではありません。むしろ極端すぎる場合は遅くなることもありますし、体に負担が大きく長距離乗るのが苦であったり、前述のように危険もともないます。
このハンドル位置と前傾の関係ですが、空力的には前面投影面積を小さくするために、肘を絞り前傾を深くしたほうが有利なのは確かです。。
有利なんですが、ハンドルが低くて遠くないと深い前傾姿勢を取れないなんてことはありません。
ハンドルの位置に関わらず、しっかりと伏せて走れるように体幹をしっかりと鍛える。そして体幹が強くなってくるとなぜ、あの位置にハンドルがあったほうが良いのか、がわかるようになると思います。それがわかるようになった状態で調整をするのが良いと思います。
プロのハンドルは低いですが、あの姿勢はハンドルが低いからあの姿勢になっているわけではなくて、低い姿勢を取るためにあの位置にハンドルが来ているということです。
またプロの機材なんかを紹介されているのを見るとステムが異常に長いとか、角度がすごいとかばかりが目立ちますが、珍しいから紹介されているということもあります。
普通の選手は普通の長さで普通の角度です。普通のものを普通に紹介しても、、、ので極端で珍しいものが目につくということです。
そしてその極端なステム長でのポジションが可能なのもプロの強靭な肉体があってのことです。
プロと同じ体の作りではないですし、勝ちに行くことが仕事であり、勝つことを余儀なくされるプロと、趣味で楽しむライダーが同じ方向性で、ということもないでしょう。
✓体幹の強さの確認
体幹の強さはプランク等でも確認できますが、それ以外で簡単な方法があります。
しっかりと上半身を体幹の力で支えられていると、ボトルを取るにもハンドサインを出すにも、乗車姿勢を崩さずにスッと片手をハンドルから離すことができます。
逆にハンドルから片手を離す際によっこいしょと反対側の手に荷重を移さないと離せない場合、手に荷重が乗ってしまっている状態です。
後方確認時のフラつきもハンドルにガッチリ荷重がかかっていると、振り向この動作時に上半身とともにハンドルも振られがちになります。後方確認が苦手というのも体の硬さもありますが、体幹の弱さから、ということも考えられます。
体幹体幹と最近良く見ますが、それだけ大切ということだと思います。
▶まとめ
ロードバイクのポジションの調整はなかなかに難しいと思います。
というのも、おそらくですがロードバイクって自転車に乗れる人であればポジションは二の次でもなんとなく乗れてしまうということからなのではないかと考えております。
しかしそれが正しいかどうか、安全かどうかはまた別のお話です。
ワタクシなど足元にも及ばないような様々な方にお話を聞く機会があります。
初心者の方が速く走れるようになりたい人はまず、何をしたらいいですか?と聞いてみました。
答えは何でしょう。。。
インターバル?高強度???
いやいや、そのようなことではないです。
「まずは自転車にたくさん乗って、自転車を思うように操作できるようにする。」
何よりもこれが大切だと言われました。
なぜポジションをいじりたいのか。
なぜポジションをいじる必要があるのか。
これがわからないうちはベーシックである程度余裕があり無理のないポジションでしっかりと走る、そしてその中でもっと速く走るためには、もっと遠くに行くには、もっと安全にコントロールを、、、と希望が出てくるはずです。その希望を叶えることこそがポジション調整の本当に意味ではないかと思います。
ということでまったくもって個人的な意見ですが、一つの結論です。
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