シマノのボトムブラケットの寿命を目で見る

BBもベアリングですので触ることで良し悪しを見ることができます。
大切なのはメンテナンスやオーバーホールの際に”確認”をすることです。

シマノのBBは以前のお話でもあったようにかなり長寿命です。


しかしです。
今回意外と貴重なぐらい、見事にOhhhh...となっているシマノの純正BBがありました。

ということで今回はシマノのボトムブラケットの寿命を目で見る、というお話です。



試用期間は5年とかでは有りません。
2~3年ぐらい?というお話だったような。。。

触ればすぐに分かります。
感覚的にはグリスは残っていなくないぐらいに感じますが、明らかにゴリ感を感じます。
サクサクばらします。

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シマノの屈強なシールドの内部にサビが発生しています。
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ウエスを見ても一目瞭然です。
グリスの残りもなくは有りませんが、少々少ないです。

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ココまでばらして内部を観察します。

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外輪です。
見事にフレーキングが発生しております。

フレーキングとは:

いわゆる自転車業界では”虫食い”とか呼ばれることが多いです。(虫食いとググると主に自転車のベアリングが出てきます。)ベアリングではフレーキングというようです。
キャプチャ1
https://www.ntn.co.jp/japan/products/care/damage/rah-rahking.htmlより

どちらにせよ、同じような現象で内輪、外輪のダメージということです。

お話を戻して内輪です。
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内輪は外輪とは違い、点状の傷が確認できます。

ボールはというと、
IMAG0299
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きれいでした。

このようにばらしてみると非常にわかりやすいですが、今回のBBは、
”内輪・外輪共にフレーキングが発生していた。”
ということで明らかに寿命を迎えていた、ということが目で見ることができました。



今回のものはシマノのBBとしては比較的寿命が短いほうだとは感じましたが、基本的にベアリングの寿命は使い方等いろいろな要因で、ものすごく差が出るところです。
シマノのBBは他社製の回転が軽いBBと比べても、非常に高耐久・長寿命ではありますが、一概に何年、何キロとかは難しいところです。

と今回のBBのようにならないためには、、、というのはシマノのBBの場合は正直なところ実際には手があまり有りません。そもそもメンテフリーの構造は逆に言えばメンテナンスが非常に厳しい、ということですし、何度もつけ外しを繰り返すようなものでも有りません。となると、定期的な点検をしてだめになったら交換、これがシマノの圧入BBを使用する場合のメンテナンスということになります。

ということで今回は、シマノのボトムブラケットの寿命を目で見る、そんなお話でした。


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