GCNの風洞実験 エアロダイナミクス効果

関連記事はこちらから。








4回に渡って記事にしてきたSwiss Side社のエアロダイナミクスのお話です。

今回はSwiss Side社から少し離れて、GCNの風洞実験です。
GCNもSwiss sideと同様に25km/h、35km/h、45km/hでの風洞実験を行った動画が2本ありました。
こちらをネタ元にして、今回はGCNの風洞実験 エアロダイナミクス効果、そんなお話メインにまとめて見ようと思います。



▶レトロバイク(エディ・メルクス)と現代のバイク(F12)
キャプチャ3]

まずはRiderなし、バイク単体での場合です。
キャプチャ11

自転車単体でこの速度を出すための必要パワーということです。
速度が上がるにつれて抗力係数(CDA)は上昇します。
簡単に言うとこの数値は低いほうが空力学的に優れている、ということです。

35km/h:15W差
45km/h:31.7W差
となります。

これは明確な理由があり、動画内でもサラッとお話がありますが、空力学の本を開くとまずシリンダー(円柱)の空力は最悪です的な事が書かれています。ということです。
つまり、旧型(レトロバイク)のパイプ形状のフレームは空理的にはかなり不利だったということです。

続いてModern kitでの比較です。
Modern kit:空力的に優れたエアロスーツ+エアロヘルメット(ロード用)
キャプチャ12
こちらはもちろん人間込です。
35km/h:21W差
45km/h:25W差
やはりと言えばやはりですが、ウェアによる抵抗の差はかなり大きいです。
20Wとか全然追いつけない差です。
それでも人間が乗ることでバイク単体の差程は開きが出ないということでした。

動画内の解説でもSwiss sideと同様のことを述べておりましたが、絶対的なパワーが低くても同じコースを走る場合はかかる時間も長いため、パワーの節約自体は少なくとも恩恵は十分にあるということです。

お次はRetro kitに着替えました。
Retro kit:レトロフィット(少々緩め)のサイクルジャージ’(ちょっとファスナーを下げてはだけさせる)+カスク??
キャプチャf

これでレトロバイクで計測します。
するととんでもない位の差が生まれます。
キャプチャ13
F12+エアロスーツ+エアロヘルメットとの差ですが、
35km/h:46W差
45km/h:78W差
カテゴリー違いどころの話ではないぐらいの差です。。。
実験なので変な数値ではないかと思いますが、ありえないぐらいの差です。

本動画の最後でも語られておりますが、他のライダーとのギャップをいかに作れるか、これが重要になるということです。例えば空力的に有利なウェアを着ているか。着ていないか。この差が大切だということです。
ロードバイクは機材スポーツですが、ウェアも重要な要素ということです。


▶GCNの風洞実験 別の動画
F12を使用してコストを含めたエアロアップグレードを紹介しておりますが、今回はコストではなくエアロ効果です。
まずは基本となるベースです。
Base
基本セットは以下のとおりです。
・ピナレロ F12
・標準的なブラケットポジション
・普通のサイクルジャージ(結構ぴったりサイズ)
こちらの数値が基準になります。

エアロヘルメット(ロード用)です。
Aerohelmets

続いてはガチTT用ヘルメットと、
+で肘を90°に曲げ前傾の深いエアロポジションです。(Aero Hoods)
HH+AEROHOOD

GCNもポジション(フォーム)の重要性を話しています。
キャプチャdd

次はF12+スキンスーツ+エアロロードヘルメットです。
F12

続いてホイールです。
DeepHheel

ホイールに関しては値が低いです。
しかしこのように言っています。
Sailng1

Saling3

Saling2

Saling5

Saling8

Saling7

前回のお話にも出てきたディープリムホイールの帆走効果です。
これは今回の実験ではその検証を行うことができなかった、というお話でした。
それだけホイールの帆走効果、この影響は大きく無視できるものではないということかと思います。

続いてロードバイクにTTバーを付けた場合です。
注意として、ここからロードバイクが変わります。
おそらくドグマのコックピットが一体型ハンドルだったため、クリップオンバーが付けられなかったため??
それでもドグマのリムブレーキから、オルベアのディスクになってしまうのでちょっと数値の影響は、、、ピナレロの開発者の話ではディスクよりもダイレクマウントブレーキのほうが空力的に優れているというお話です。詳細は最下部のリンクより
TTBAR2
上のHorizontalは腕を水平にした状態です。

下のVerticalの状態は肘を大きく曲げ、手が多少上がったポジション(下の画像)です。
キャプチwwャ

お次はTTバイク+通常のジャージです。
TTBAR3
下はロードにクリップオンバーで肘を曲げた姿勢です。
TTバイクの差がそこまで大きくなかったということです。

続いてTTバイク+TTヘルメット+スキンスーツです。
キャプチャ6
45km/hで167Wって、、、
35km/hの75Wもかなりすごいですが。。。

という結果から、
キャプチャ7

F12+ノーマルポジション+普通のジャージ(結構フィットしている)
TTバイク+TTヘルメット+スキンスーツ、そしてなによりもTTバーを使ったTTポジションです。
45km/hの際のパワー差は、167Wという結果でした。



▶まとめ
兎にも角にもGCNの動画内でもお話がありましたが、空力的に有利なエアロポジションもパワーが落ちてしまえば意味がありませんし、前を見ることができなければ危険極まりないです。
TTはロードレースのように集団で走ることはないという性質、またコースなどを考慮してあのポジションがあるのかもしれません。

それにしてもエアロダイナミクスに関してはまだまだ発展途上と言うか、これからも進歩を続けることかと思います。
というのも肝心なところはSwiss sideのジャンポール・バラード氏も述べておりましたが、エアロダイナミクスは見えないということです。
現在ではパワーやスピードは数値化することができますが、エアロ効果を数値化することは大掛かりな実験装置がないとできない、そしてその効果を数値化することはできますが、効果をみることは非常に難しいことです。

それでも昨今のフレーム形状は各メーカー非常に似通った部分が多いものになってきているような気もしますし、ホイールもワイド化はどこのメーカーも進めてきているところです。
空力とロードバイク、まだまだ奥が深そうです。

ということで今回はGCNの風洞実験 エアロダイナミクス効果、そんなお話でした。



※参考動画・参考ページ






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