続 IRC 新FORMULA PRO TUBELESS S-Light 2ヶ月経過後の話

前回の記事はこちらから。


前回組み付けてから早2ヶ月、内外含めて3000km以上は使用してきました。
今回はフロントのみで使用しておりますが、組み付け時、初期の感想と少し変わったところもあります。

ということとで今回は続 IRC 新FORMULA PRO TUBELESS S-Light 2ヶ月経過後の話、そんなお話です。



▶走行距離2ヶ月3000km超経過
①摩耗具合

旧型RBCCを二ヶ月(2000km)使ってみた、という過去の記事がありましたので、そちらと比較をしながらのお話です。若干旧型の方が走行距離が短いです。
また旧RBCCと新型のS-Lightの比較ですが、新型のS-Lightは新RBCCとコンパウンドは同様のものを使っているということです。

ちなみに新型は耐摩耗性、耐候性が大幅に向上とあります。

その前評判は如何に!?・・・と書いてしまうと少々ハードルが上がりそうですが、期待を込めてです。

まずは旧型から見てみようと思います。
IMAG3103
2000kmちょっとの状態です。
フロントの方が減りが遅いということを踏まえてもまだまだ使えそうです。

まずは新型のS-Lightの新品の状態です。
IMAG0581
これから3000km以上走ると、、、

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摩耗レベル280%向上、、、
いや多分です、、、あの280%という数値がハードルを上げすぎているような気がしないわけではありまえせん。コンパウンドの摩耗試験では、、、ということで実走の耐久性では有りません。
それでも冷静に見て、2000kmと3000kmの差としては確かに耐摩耗性は上がっていると感じます。

②タイヤの変化
新品の状態です。
IMAG0571
ほぼ25mmというのもです。

2ヶ月後には、、、
DSC_0556
ほぼ変わらずです。
この辺は流石というところかと思います。

最近の傾向として、海外のメーカーもだいぶ太さが落ち着いてきたメーカーと、未だにだいぶ太めのメーカーと、、、フレームメーカーが@@cまで対応、というのもタイヤごとであれだけ差があると大変なことだと思います。。。

③ひび割れ
前作はひび割れがかなり早い段階で出るということが多々有りました。
IMAG3107
※旧RBCCで使用2ヶ月の状態です。

こちらは耐候性、ひび割れのしにくさが3~4倍となっているというお話です。これもだいぶハードルを上げていると思うのですが、、、

S-Lightです。
DSC_0540
ところどころ不穏な雰囲気が、、、

DSC_0541
画面ではお伝えしづらいですが、表面の一層が割れ始めています。(ズーム推奨)
これの状態をメーカーに問い合わせたところ、ベロっと剥がれなければ問題がないということでした。要経過観察かと思われます。

④組み付け、再装着等
組み付けです。
まずは新品からの一発目の組付けです。
前回の記事から何本も組み付けを行いましたところ、組み付けはかなり楽になっていると感じました。何本も、何回も様々なホイールで行った結果で、わかったことでした。ごめんなさい m(_ _)m
もちろんホイールの種類、要はホイールとの相性の問題もありますが、間違いなく前作よりも今回のものほうがRBCCもS-Lightもどちらも組み付けが楽になっています。

そして二回目以降のビード上げです。
前作は使う期間が長ければ長いほど、ビードが上がりづらく、折りたたんだりひっくり返してしばらくおいてから出ないとだめな場合が多かったです。
しかし新型の場合は、2回目以降も折りたたんだり逆さまにしなくてもビードが上がりやすくなった気がします。下手すればフロアポンプでも上がるものも有りました。

しかし注意としてビード上げの際、空気は漏れづらいのですが、前作よりも若干ビードが引っかかりやすく、一部分が最後まで上がらない、上がりきらないような場合がありますので、石鹸水等をつかったりしっかりと規定圧まで上げる、その後ビードの嵌合の確認等は必須かと思われます。

▶その他
当初は7BARから初めて現在は6.6BARで落ち着いております。
というのもIRCは空気圧はある程度落としても腰砕けになりづらく、転がりも悪くならない、また荒れた路面の安心等を総合的に判断して6.6となりました。他社のタイヤだとココまで落としたくないものも有りましたが、腰のあるIRCはこのぐらいが良かったです。
もちろん好みの問題が大きいと思います。m(_ _)m

というのもフレームやホイールと同様に、タイヤの空気圧も走る速度域によって適正な数値が変わると感じました。
例えばでワタクシの場合ですが、強度を上げる練習は何日も連続では続けませんので、強度を上げる日に6.6BARまで入れます。多少硬いほうがしっかりとして速度があった際の反応が良いような気がしております。
そしてその後強度を落とした日が2日間ぐらいありますので、その日には空気を入れずに自然に落ちてきてちょうどいい感じなります。

空気圧の減少は3日間使って4日目に補充で大体6BAR前後になりますので前作よりもかなり少ない減少幅です。もちろんチューブレスレディですので、シーラントの種類、状態等々でも変わってくるかと思います。

それ以外では雨の日、ヒルクライム・ダウンヒル、かなり荒れた路面、ローラー台等様々な場面で使ってきましたが、グリップ力や転がり抵抗等不満は有りません。
ブレーキング性能や倒し込みの安定感等かなり高く安心感があります。

しかしです。
よく事だけではなく、なんとなくですが、晴れている日は全然問題有りませんが、雨の日・完全ウエット路面ではカットや異物がトレッドに入り込むこと、そしてパンクが少々多いように思えます。ですのでウエットは少々おとなしめにしております。
(もし新型のRBCCを使用されている方でウエット路面をよく走る方がおられましたら傷等についての感想などのコメントを頂けると嬉しいです。m(_ _)m)
※ドライの場合はむしろ傷つきにくく強いです。



▶まとめ
まとめとして、前評判というかあの摩耗レベル280%(あくまでもコンパウンド摩耗試験上)とか、耐候性230%とかのグラフの影響もありかなりハードルが上がって期待値が高くなってしまいがちです。
実際に使って摩耗レベル3倍あるのか、と言われればもちろん実走では3倍は厳しいと思います。(3倍とかどんだけ、、、(笑))しかしそれでもあの280%という数値がなければ、たしかに耐摩耗性は向上していると思います。
耐候性(ヒビ)に関してはまた使用期間が短いのでなんともいいづらいですが、経過を観察して行く必要があると思います。

それでも個人的な好みの問題ですが、チューブレスレディの運用がやはり好きですし、重量的なアドバンテージもチューブレスよりも高いので今後使用は続けていくつもりです。

ということで今回は続 IRC 新FORMULA PRO TUBELESS S-Light 2ヶ月経過後の話、そんなお話でした。


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