ヒルクライム時におけるドラフティングの効果は?
ドラフティング、いわゆるトレインなどと呼ぼあれたりするものです。
自転車では前走車がいる場合、空気抵抗が低くなることでパワーが抑えられる、一人で走るよりも速い速度で走ることが可能となります。
またドラフティングの力は偉大で、その恩恵を受けるのは後続者だけでなく、前走者も4%の削減になるという話です。これは軽視できません。
しかしこれらは主にスピードの出る平地でのお話です。
ではこれがヒルクライムの場合は、といういうと、、、
ということで今回はヒルクライム時におけるドラフティングの効果は?そんなお話です。
ネタ元は世界のGCNの動画デス。
こちらをネタ元にまだまたカンバって翻訳してみようと思います。
また誤訳の部分はご指定いただければと思います。m(_ _)m
早速本題へ。
まずはエアロダイナミクスの専門家にお話を聞いてみた。ということです。

前走者の大きさ、前走者との距離、速度、風向き等でも変わってきます。
ドラフィングの恩恵を最大にしたい場合は前走者との距離、これを近づけて下さい。
エアロダイナミクスの触りのようなお話です。

15km/hでも多少の差はありますが、

20km/hを超える頃にはその差がはっきりと見えてくるということです。

しかし短すぎる上りではそこまで大きな差はないということです。

長いヒルクライムで見てみます。

コース:マヨルカ島 サ・カロブラ
距離:9.44km
平均勾配:7%
獲得標高:668m
総重量:76kg(バイク+人間)
総パワー:330W

8.5Wの削減、もしくは3秒(?)の削減です。
(3秒のところがよくわかりませんでした。m(_ _)m)

近所の坂道です。


Strava上に同区間が発見できませんでしたので、ゴールとスタートが逆向きの同区間の情報です。
公道で下りの区間設定とか、、、完全封鎖のレースでもない限り。。。
こちらを見る限りやはり前半がかなりきつい勾配で、後半は極めて緩やかな勾配です。

1300mで約9%、スタートすぐは10%を超える部分もあります。

後半は1.6%勾配、ほぼ平地です。
▶推測

やはりエアロダイナミクスは平地での影響が大きいようです。


※KPH=km/h
前半は20kmだとして、~12W削減。

-5秒です。

しかし後半は40km/hで90Wの削減と考えられます。
前半のマージンは10W程度ですので、コーナリングやギアチェンジ等に依存します。
後半は10~20秒程度は変わると期待しています。
しかしそれは実際に走った時の風の影響を大きく受けます。
というのが推測ということです。
▶実走実験

ハンクが3回登ります。
1回目、320W:ドラフティングなし(ベースライン)
2回目、同じパワーを目標にする:モーターバイクのドラフティング
3回目、ドラフティングの際と同じ速度にする:ドラフティングなし(←鬼です(笑))

結果がどうなるかというものです。
▶結果!

ドラフティングなしのベースとなるデータです。

モーターサイクル(ダディ)のドラフティング入ります。
パワーは低いですが、タイムは短縮されております。
19秒ですヨ、、、これはやはり馬鹿にできないデス。

最後はドラフティングなしで同じ速度を目指したチャレンジです。
これは相当きついと思います。
驚きの339W!
それでもドラフティングアリに遠く及ばず、、、デス。
2分割(激坂区間、緩勾配)で結果を見ます。

前半は320W1回目とほぼ同様ですが、後半のフラット区間(緩勾配)が明らかにパワーが低いです。
この数値を覚えておいて、、、

3回目ドラフティングなしです。
激坂区間343W、15km/hぐらいです。
それでもドラフティング有りのほうが速いです。
そして後半の平地区間、約80Wの削減、80Wですよ。。。それでいて速度はドラフティングの勝利です。
3回目はわずかな向かい風だったということですが、結論的には、、、
上りであってもドラフティングは重要。ということでした。
ドラフティングにおける心理的な優位であったり、ペースメーカーとしても良い影響がある、ということでした。
しかし10km/h以下の上りであれば、、、そこまで影響はないかもしれません。です。
▶まとめ
これらのエアロダイナミクスの専門家の推測と、実験結果よりの答えですが、ヒルクライムでも勾配がきつすぎなければドラフティングの効果はある、という結果でした。
またヒルクライムだけで完結せずに平地もあるとなるとやはりドラフティング恩恵は計り知れません。
ということでローカルネタ 鹿野山で考えてみると、、、
鹿野山、メジャーな4本の上り、マザー牧場、福岡、宝竜寺はおろか、そしてあの秋元でさえもドラフティングの効果はある、ということになります。
また勾配にもよりますが、ヒルクライムレース等でもドラフティングの重要性は十分に考慮するべきこと、と言うことになります。恐るべし空気的抵抗です。
ということで今回はヒルクライム時におけるドラフティングの効果は?そんなお話でした。
元動画はこちらから。
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Wiggleをご利用の際はこちらからポチッとご購入いただけると当ブログ運営費用に補填させていただくことができます。。
Chain Reaction Cyclesはこちらからお願い致します。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
・駐車場の要否
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから
ドラフティング、いわゆるトレインなどと呼ぼあれたりするものです。
自転車では前走車がいる場合、空気抵抗が低くなることでパワーが抑えられる、一人で走るよりも速い速度で走ることが可能となります。
またドラフティングの力は偉大で、その恩恵を受けるのは後続者だけでなく、前走者も4%の削減になるという話です。これは軽視できません。
しかしこれらは主にスピードの出る平地でのお話です。
ではこれがヒルクライムの場合は、といういうと、、、
ということで今回はヒルクライム時におけるドラフティングの効果は?そんなお話です。
ネタ元は世界のGCNの動画デス。
こちらをネタ元にまだまたカンバって翻訳してみようと思います。
また誤訳の部分はご指定いただければと思います。m(_ _)m
早速本題へ。
まずはエアロダイナミクスの専門家にお話を聞いてみた。ということです。

前走者の大きさ、前走者との距離、速度、風向き等でも変わってきます。
ドラフィングの恩恵を最大にしたい場合は前走者との距離、これを近づけて下さい。
エアロダイナミクスの触りのようなお話です。

15km/hでも多少の差はありますが、

20km/hを超える頃にはその差がはっきりと見えてくるということです。

しかし短すぎる上りではそこまで大きな差はないということです。

長いヒルクライムで見てみます。

コース:マヨルカ島 サ・カロブラ
距離:9.44km
平均勾配:7%
獲得標高:668m
総重量:76kg(バイク+人間)
総パワー:330W

8.5Wの削減、もしくは3秒(?)の削減です。
(3秒のところがよくわかりませんでした。m(_ _)m)

近所の坂道です。


Strava上に同区間が発見できませんでしたので、ゴールとスタートが逆向きの同区間の情報です。
公道で下りの区間設定とか、、、完全封鎖のレースでもない限り。。。
こちらを見る限りやはり前半がかなりきつい勾配で、後半は極めて緩やかな勾配です。

1300mで約9%、スタートすぐは10%を超える部分もあります。

後半は1.6%勾配、ほぼ平地です。
▶推測

やはりエアロダイナミクスは平地での影響が大きいようです。


※KPH=km/h
前半は20kmだとして、~12W削減。

-5秒です。

しかし後半は40km/hで90Wの削減と考えられます。
前半のマージンは10W程度ですので、コーナリングやギアチェンジ等に依存します。
後半は10~20秒程度は変わると期待しています。
しかしそれは実際に走った時の風の影響を大きく受けます。
というのが推測ということです。
▶実走実験

ハンクが3回登ります。
1回目、320W:ドラフティングなし(ベースライン)
2回目、同じパワーを目標にする:モーターバイクのドラフティング
3回目、ドラフティングの際と同じ速度にする:ドラフティングなし(←鬼です(笑))

結果がどうなるかというものです。
▶結果!

ドラフティングなしのベースとなるデータです。

モーターサイクル(ダディ)のドラフティング入ります。
パワーは低いですが、タイムは短縮されております。
19秒ですヨ、、、これはやはり馬鹿にできないデス。

最後はドラフティングなしで同じ速度を目指したチャレンジです。
これは相当きついと思います。
驚きの339W!
それでもドラフティングアリに遠く及ばず、、、デス。
2分割(激坂区間、緩勾配)で結果を見ます。

前半は320W1回目とほぼ同様ですが、後半のフラット区間(緩勾配)が明らかにパワーが低いです。
この数値を覚えておいて、、、

3回目ドラフティングなしです。
激坂区間343W、15km/hぐらいです。
それでもドラフティング有りのほうが速いです。
そして後半の平地区間、約80Wの削減、80Wですよ。。。それでいて速度はドラフティングの勝利です。
3回目はわずかな向かい風だったということですが、結論的には、、、
上りであってもドラフティングは重要。ということでした。
ドラフティングにおける心理的な優位であったり、ペースメーカーとしても良い影響がある、ということでした。
しかし10km/h以下の上りであれば、、、そこまで影響はないかもしれません。です。
▶まとめ
これらのエアロダイナミクスの専門家の推測と、実験結果よりの答えですが、ヒルクライムでも勾配がきつすぎなければドラフティングの効果はある、という結果でした。
またヒルクライムだけで完結せずに平地もあるとなるとやはりドラフティング恩恵は計り知れません。
ということでローカルネタ 鹿野山で考えてみると、、、
鹿野山、メジャーな4本の上り、マザー牧場、福岡、宝竜寺はおろか、そしてあの秋元でさえもドラフティングの効果はある、ということになります。
また勾配にもよりますが、ヒルクライムレース等でもドラフティングの重要性は十分に考慮するべきこと、と言うことになります。恐るべし空気的抵抗です。
ということで今回はヒルクライム時におけるドラフティングの効果は?そんなお話でした。
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