トレーニングをしているのに速くならない?、タイムが出ない原因とは!?

日々一生懸命トレーニングして、練習して、、、さぁ!タイムアタックだ!
と言う時でも初心者の頃、自転車の乗り始めであったり、ちょっと気合を入れて自転車に乗り出した頃、自分でも驚くほど速くなる時期があります。
乗れば乗るだけ速くなり、ほとんど毎週自己ベスト更新!最高です。

しかしです。
いつしかそんなことは叶わなくなります。

ちょっと今日は調子が悪いだけ、、、次週にはいけるはず、いや今日は風向きが。。。
不穏な影が忍び寄ります。
頑張って練習しているのに、なぜ?

そう、これこそプラトー!?
・・・ということでは無い。。。

これがいわゆる”壁”かと言われると、壁にぶつかっている状態ではなくてもタイムが出ないことがあるということです。

ということで今回はトレーニングをしているのに速くならない、タイムが出ない原因とは!?、そんなお話してみようと思います。



▶過剰な期待、結果を焦りは禁物
まずはこちらです。いわゆる短期的高すぎる目標というものです。
というのも乗り始めであったりちょっと速くなりたくなった際、トレーニングを初めたばかりの頃の成長は著しい場合が多々あります。
最近流行りのZwiftなどのスマートトレーナーを用いた、バーチャルライドの場合は特にです。どんどん数値は上がり、びっくりするぐらいの成長をとげる場合もあります。

しかしです。

トレーニングを重ねれば重ねるほど確実に成長は緩やかになってきます。
山の神 森本選手もこのように書いています。
「今の僕はパワーメーターはほとんど使わないし、タイムアタックも随分やっていません。やりたくないんですよ、精神的に。無意識的にわかっているんでしょうね。これ以上パワーがあがらないことは。」
最強ホビーレーサー6人が教える ロードバイクトレーニングより
(もちろん限界レベルまで追い込んでいる選手ならではお話ということもあると思います)

伸びしろがどのぐらいあるのかは個々に差が出るとは思いますが、トレーニングを重ね、速くなればなる程成長しなくなるものです。
初心者の頃と同じペースで永遠と成長し続けることができればかなり強くなると思いますが、あまり現実的なことでは有りません。
となるとある程度の急激な成長期を超えてしまうと、その後の成長はゆっくりになっていきます。

そのなかでいわゆる壁にぶつかりながらもブレイクスルーを繰り返し、少しずつ上がったり、時には下がったりしながら少しずつ成長して行く場合が多いと思います。
しかし見誤った自分への期待、過剰な期待で最初と同じペース成長を見込んでしまうことがあります。つまり自分はもっともっと速くなるはず、と結果を焦りすぎてしまっている場合です。

またこの”焦り”には加齢という問題もあります。
エージングによって概ねFTPは毎年約2%下がっていくと言われています。これは逆に言うと来年も今年と同じFTPが維持出来れば「自転車選手として年を取っていない」ことになります。
「パワーメーターはタイムマシン?」より

ほっとけば下がっていくという恐怖、、、年齢を重ねれば重ねるだけ結果を出すのは難しくなってきます。
するとどうしても目前にぶら下がっている物に目が行きがちですが、年齢を重ねれば重ねるほど、長期展望が必要になってくると思います。
継続は力なりと先人はよく言ったものです。
(その一方で50代でも 体力の重要指標であれるVo2MAXを若い頃と同程度に維持できるという話もあります。)

目標をもつことは大切なことだと思いますが、高すぎる目標、また短すぎる期間での高い結果は良いことでは有りません。

焦りが原因でもっともっと強度を上げる、もっともっと練習を、、、となってしまい、オーバーワークに陥ってしまったり、モチベーションの低下等の弊害が起きます。
ワタクシ自身この弊害を痛感したのは遠い記憶では有りません。

明日明後日の話ではなくて、もう少し中長期的な視点で判断していくと良いと思います。
おそらく真面目にコツコツと練習をしていれば、長い目で見てマイナスにはならないはずです。(と信じたい。)

そう、中長期的な目で見て成長はしている、はずなのにタイムが出ない、全然あり得ると考えております。というのが今回の本題です。

▶タイムを更新することは難しいこと
ワタクシ自身もタイム計測をしてみたり、データを集めていますが、その中でわかったことがあります。
練習をめちゃくちゃ頑張ったとしてもタイムを更新するのはかなり難しい、ということです。(練習方法に問題があるのかもしれませんが。。。((.;゚;:Д:;゚;.)))35も超えれば年々ほっておけばどんどん落ちていく一方でのぅぅぅ。。。というお話ではなくて(笑)

最近のStravaは便利で、走り終えたら走行ルートから”区間”の記録が出ます。
過去何回走って、タイムは、パワーは、、、更に最近のライドマッチと言う機能、つまり過去と現在の比較、結果がひと目でわかってしまう機能です。

これがまた場合によってはあまり良い機能ではないと思える時もあります。
記録が更新できないと、どうしても成長していないように思えてしまいますが、個人的には一概に成長していないということではないと考えております。(信じております。)

記録の更新はその区間を走る回数が多ければ多いほど、タイム計測にチャレンジする回数が多ければ多いほど難しいことです。というのも、走る回数が多い区間ほど過去、”なんでこんなに速いんだよっ!”という自分でも突っ込みたくなるような記録がある場合があります。
というのも、なぜかというとものすごく単純です。 
もちろん調子が良かったというのもあると思いますが、ロードバイクで計測するタイム(記録)は外的要因の影響が大きすぎる、ということです。
(外的要因をほぼ無効化できる、室内トレーニングは除きます。)

外的要因を考えてみます。
・単独か複数か?
複数人で走ると空気抵抗の削減となり、単独走以上に速く走れます。
それはプロレベルのスピード域で走行をする方々だけではなく、15~20km/hからでも恩恵が受けられるというように言われております。
また恩恵を受けられるのは、後続車だけでは有りません。
後続車がいる場合の前走車もパワーの削減になります。

・風向き、強さ
辛いのは向かい風だけではありません。横風も速度を大幅に落とす要因となります。
Swiss Side社の話にもありましたが、どんなに優秀なエアロダイナミクスがあっても、ハンドルが取られるパワーロスの影響はかなり大きい。ということです。

また追い風の場合速く走れますが、追い風時はパワーだけをみても高く出やすく、逆に向かい風の時はパワーが出づらい傾向にあります。

では周回や往復区間であれば条件はそろうのか?ということなんですが、これも有利不利があり、一定では有りません。周回や往復でも風向き、強さによってはものすごく有利になる場合もありますし、マイナスになる場合もあります。

風の影響を完全に取り去るには、室内ではないと厳しいと思います。

・気温・天気
気温は高いほうが空気抵抗は低くなります。
冬の寒い日は空気が重く、進みづらいです。

逆にあつすぎると今度は体側があつくなりすぎて、垂れてパワーが落ちます。
バランスが良いのが平地で25℃、ヒルクライムで18℃、、、ぐらいでしょうか。これは確実に個人差があることだと思います。

・車
公道を走れば車が通る場合もあります。
平地などの場合ですが、車が一台横を通るだけでものすごく楽に感じる場合もあります。感じるだけではなくて、速くなります。(一呼吸の差)

実際に外を走る場合、パッと上げただけでも、これだけのタイムに影響を与える要因が上げられます。
要は外を走れば全くビシッと同一条件でそろうということ自体、あまりあり得ることではないということです。
(外的要因だけではなく異常にパワーが出る日、とかもあるようです。界王拳デー??(笑))

それでもその中で記録を更新できた場合は、自分頑張った。最高!と考えます。そして記録が更新できない場合でも成長していないわけではない、ということを理解して、タイムはもちろん大切な指標となりますが、タイムだけに縛られすぎないということです。

また逆に一発のタイムでぶっちぎった時は、条件が良かったのかも、、、と考え、複数回タイムが出れば間違いなく成長を感じることができる、というように時には自分の都合のいい方向に考えることもモチベーションを維持するという観点では悪いことではないと思います。



▶まとめ
記録を更新し続けることは非常に困難なことです。
日々更新を続けることができたとしたらそれはものすごいことです
特に年齢を重ねれば重ねるほど難しくなりますし、練習もすればするほど伸びというものは緩やかになっていきます。

直ぐに結果が出ない、結果が数字に現れづらいということはモチベーションのためにもなかなか厳しいことでもあります。
それでも日々の練習、継続は力なりと自分の練習を信じて継続すること、1ヶ月では変わらない、下手したら3ヶ月続けても結果は出ないかもしれません。

しかしこれらを考慮して考えると、タイムが更新できないのは成長していないからだけではなくて、最速の時の条件が良すぎた可能性もあるということです。
これは明確な答えがあるものではありませんので、難しいことです。ただ単純にタイムが更新できないからと言って、速く走れる様になっていない、成長していないということではないと、頭において置くだけでも良いのではないかと思います。

ということで今回はトレーニングをしているのに速くならない?、タイムが出ない原因とは!?、そんなお話でした。



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