雨走行の後遺症!? ブレーキの効きが異常に悪い時のメンテナンス
先日ひさしぶりにがっつりと雨の中のライドを楽しんでまいりました(笑)
ブレーキはとても繊細な動きをしますので握りでわかりやすいですが、もうキャリパーからジャリッジャリッと音が出るぐらいしっかりと細かい砂利を噛んでしまいます。
このまま使っていて気持ちが悪いだけではなく、各所にダメージを与えしまいます。ブレーキがジャリジャリしているのにディレイラーなどの可動部がきれいなわけがありません。雨の走行後は特に細かいところにまで入り込んだ汚れを取ってあげることをおすすめ致します。
そしてです。あの雨の走行から際立った不調があります。
ブレーキがヌルヌルして全然効かない。。。
もう効きが悪いのが明らかです。
ということで今回は雨走行の後遺症!? ブレーキの効きが異常に悪い時のメンテナンス、そんなお話です。
▶ブレーキメンテナンスで重要なこと
メンテナンス後の良い状態のブレーキの効きを覚えておくということです。
基本的にケーブルやシューを交換したり、ブレーキをキレイに洗浄した後の動き、そしてブレーキの効きは非常に良いです。
(厳密に言うとブレーキとリムが新品の場合は”あたり”が出るまで効きにムラが出たり、タッチがかっちりしない時があります。)
ディレイラーでも何でもそうなんですが、決定的な一撃がない場合、徐々に具合が悪くなっていく場合がほとんどです。徐々にというのが厄介で、体がなれてしまいがちで、異常が普通になってしまう場合もあります。
ですので調子が良い時の状態をしっかりと覚えておくことをおすすめ致します。
例えばですがブレーキであれば、、、
・引きはなめらかか?
・握った時の感触は悪くないか?
・レバーの戻りはスムーズか?
・当て効きはスムーズに調整ができているか?
・ブレーキの効きは?
これらの良い状態を知ること、忘れないことはとても大切なことです。
まったくもって個人的な見解ですが、カーボンリムでもリムにもよりますが、最近のカーボンリムはアルミリムとさほど変わらず、ブレーキの効きは非常によいものが多いです。
▶雨天走行の状態
雨の日に効きが悪いのはもう致し方が有りません。
しかしです。
雨が終わって、次はドライの走行となっても効きが、、、悪いのはいただけません。
控えめに言っても全然効きません。
どのような状態かというと、いつもとは違うリムの音がすこーしだけ、ヒュルヒュル聞こえます。
そして効きに関してはヌルヌルです。リムになにか油なんかがついてしまったのでは無いかと思うぐらい効きが悪くムラが出ます。
ここまで完全に制動力が落ちると非常にわかりやすく、明らかに要メンテ状態です。
▶カーボンリムとブレーキシューの確認とメンテナンス
ブレーキの効きが悪い場合、多くの場合の原因はリムかシューです。
ということで確認します。

リムに異常は有りません。
洗車をした後ですので、雨で溶けたブレーキダストが溜まっていることもありませんが、念の為脱脂をしておきます。(カーボンのリムはアルミのように削ることはできませんので、異常がないか確認、そしてキレイにするぐらいしかできません。)
そしてシューです。


Ohhhhhh......
画像だと非常に見づらくて申し訳有りませんが、異変は明らかです。
シューのブレーキ面(接触面)にテカリとブツブツ(ザラザラ)ができてしまっています。
リアも見てみます。


リアのほうが顕著です。
テッカテカ、そしてザラザラです。
ブラックプリンスは元の色が黒で分かりづらいですが、このテカりとザラつき、ブツブツが出た状態ではブレーキの効きが著しく落ちます。
どうするかというと、それは単純なものでこのテカってブツブツした悪い状態の面をヤスリで削り取り、きれいな面を出してあげます。

フロント:ブラックプリンス

リア:シマノ R55C4 カーボン
キレイになりました。
でどうかというと、、、乗り出せばすぐに分かります。びっくりするぐらい全然違います。
新品では有りませんが、あたりが出た当初のものすごい良い効きに戻ります。
こんなに効いていたのかと思うぐらいの効きで、安心感が違います。
研磨後に少し距離を走れば更に良い状態になります。

これでバッチリです。
▶まとめ
良い状態の効きを覚えておき、効きに不安を感じたら、対処をしてあげるのが良いです。
最初にも書きましたが、効きは徐々に落ちてきます。特に自分の自転車は”慣れ”が出てしまい分かりづらいものです。
わからない場合は、わからないまま放置することはせずに、お店に持っていって確認をしてもらうと良いと思います。
シューは基本的に消耗品で、削れていくもの更に削るのに抵抗があるかもしれませんが、効かないものをくっつけているぐらいであれば、少しぐらい摩耗が進行したとしても効きが良いほうがいいと思います。
ということで。今回は雨走行の後遺症!? ブレーキの効きが異常に悪い時のメンテナンス、ブレーキシューの面だしそんなお話でした。
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〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
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(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
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先日ひさしぶりにがっつりと雨の中のライドを楽しんでまいりました(笑)
しっかりと雨走行の後は洗車をしました。Teppei-Y@ff_cycle
土砂降りのライドで、あれだけ濡れたのに帰宅後に更に洗車をするという謎深き行動(笑)・・・でも大切です。
2020/07/06 07:42:37
ブレーキはとても繊細な動きをしますので握りでわかりやすいですが、もうキャリパーからジャリッジャリッと音が出るぐらいしっかりと細かい砂利を噛んでしまいます。
このまま使っていて気持ちが悪いだけではなく、各所にダメージを与えしまいます。ブレーキがジャリジャリしているのにディレイラーなどの可動部がきれいなわけがありません。雨の走行後は特に細かいところにまで入り込んだ汚れを取ってあげることをおすすめ致します。
そしてです。あの雨の走行から際立った不調があります。
ブレーキがヌルヌルして全然効かない。。。
もう効きが悪いのが明らかです。
ということで今回は雨走行の後遺症!? ブレーキの効きが異常に悪い時のメンテナンス、そんなお話です。
▶ブレーキメンテナンスで重要なこと
メンテナンス後の良い状態のブレーキの効きを覚えておくということです。
基本的にケーブルやシューを交換したり、ブレーキをキレイに洗浄した後の動き、そしてブレーキの効きは非常に良いです。
(厳密に言うとブレーキとリムが新品の場合は”あたり”が出るまで効きにムラが出たり、タッチがかっちりしない時があります。)
ディレイラーでも何でもそうなんですが、決定的な一撃がない場合、徐々に具合が悪くなっていく場合がほとんどです。徐々にというのが厄介で、体がなれてしまいがちで、異常が普通になってしまう場合もあります。
ですので調子が良い時の状態をしっかりと覚えておくことをおすすめ致します。
例えばですがブレーキであれば、、、
・引きはなめらかか?
・握った時の感触は悪くないか?
・レバーの戻りはスムーズか?
・当て効きはスムーズに調整ができているか?
・ブレーキの効きは?
これらの良い状態を知ること、忘れないことはとても大切なことです。
まったくもって個人的な見解ですが、カーボンリムでもリムにもよりますが、最近のカーボンリムはアルミリムとさほど変わらず、ブレーキの効きは非常によいものが多いです。
▶雨天走行の状態
雨の日に効きが悪いのはもう致し方が有りません。
しかしです。
雨が終わって、次はドライの走行となっても効きが、、、悪いのはいただけません。
控えめに言っても全然効きません。
どのような状態かというと、いつもとは違うリムの音がすこーしだけ、ヒュルヒュル聞こえます。
そして効きに関してはヌルヌルです。リムになにか油なんかがついてしまったのでは無いかと思うぐらい効きが悪くムラが出ます。
ここまで完全に制動力が落ちると非常にわかりやすく、明らかに要メンテ状態です。
▶カーボンリムとブレーキシューの確認とメンテナンス
ブレーキの効きが悪い場合、多くの場合の原因はリムかシューです。
ということで確認します。

リムに異常は有りません。
洗車をした後ですので、雨で溶けたブレーキダストが溜まっていることもありませんが、念の為脱脂をしておきます。(カーボンのリムはアルミのように削ることはできませんので、異常がないか確認、そしてキレイにするぐらいしかできません。)
そしてシューです。


Ohhhhhh......
画像だと非常に見づらくて申し訳有りませんが、異変は明らかです。
シューのブレーキ面(接触面)にテカリとブツブツ(ザラザラ)ができてしまっています。
リアも見てみます。


リアのほうが顕著です。
テッカテカ、そしてザラザラです。
ブラックプリンスは元の色が黒で分かりづらいですが、このテカりとザラつき、ブツブツが出た状態ではブレーキの効きが著しく落ちます。
どうするかというと、それは単純なものでこのテカってブツブツした悪い状態の面をヤスリで削り取り、きれいな面を出してあげます。

フロント:ブラックプリンス

リア:シマノ R55C4 カーボン
キレイになりました。
でどうかというと、、、乗り出せばすぐに分かります。びっくりするぐらい全然違います。
新品では有りませんが、あたりが出た当初のものすごい良い効きに戻ります。
こんなに効いていたのかと思うぐらいの効きで、安心感が違います。
研磨後に少し距離を走れば更に良い状態になります。

これでバッチリです。
▶まとめ
良い状態の効きを覚えておき、効きに不安を感じたら、対処をしてあげるのが良いです。
最初にも書きましたが、効きは徐々に落ちてきます。特に自分の自転車は”慣れ”が出てしまい分かりづらいものです。
わからない場合は、わからないまま放置することはせずに、お店に持っていって確認をしてもらうと良いと思います。
シューは基本的に消耗品で、削れていくもの更に削るのに抵抗があるかもしれませんが、効かないものをくっつけているぐらいであれば、少しぐらい摩耗が進行したとしても効きが良いほうがいいと思います。
ということで。今回は雨走行の後遺症!? ブレーキの効きが異常に悪い時のメンテナンス、ブレーキシューの面だしそんなお話でした。
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コメント
コメント一覧 (2)
そんなこんなで、MTBを持ち出した日には花見川サイクリングロードのグラベル(砂利)を爆走して楽しむ訳です。大雨の後は印旛沼SRにも大きな水たまりが出来てますよね。八千代側の最初の所に。こんな水たまりもMTBなら全速で突っ込んで行って洗車ができます・・・・って、凄い水の抵抗で危うく転びそうになったよ・・・。あそこロードで越えるのはちょっとね・・。
そんな、こんなでMTBはイイなーと思いながら翌日見たら、後輪見事にパンクしてました。スローパンク・・・。Vブレーキも砂利だらけで、戻りが悪い。結局、洗車が必用なのはMTBもロードも一緒ですね。
印旛沼CRは千葉川からカッパ手前、カッパ横断歩道、マンモス手前に雨の後は必ず水たまりができます。中でもカッパ横断歩道はただの水ではなくて茶色い溜り水。。。ソロリソロリをお勧めします。それと現在風車とマンモスのマンモスよりのところが倒木もありです。
ローカルネタ、失礼いたしましたm(_ _)m
MTBもグラベルでもやはり雨とかウエットとかはその後のお掃除は必須、ということで。