雨、土砂降り走行を繰り返した結果、ヘッドパーツはこうなったゾ!

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前回のメンテナンスは3月だったようです。


そして今回は前回から約4ヶ月、今季もひどいものです。
2週間連続で週末のライドはがっつりと雨!
最初の週は久留里付近から家まで終始雨!約2時間ぐらい、しっかりと降られました。
そして次の週は豪雨のヒルクライムとダウンヒル(笑)こちらも1時間半ぐらいは雨!もうどうしようもありません。
そして週中の朝練でもまさかの普通の雨。。。もうずぶ濡れの雨ラッシュです。

ということで今回は、靴の中までズブズブに濡れるぐらいの雨、土砂降り走行を何度も繰り返した結果、ヘッドパーツはこうなったゾ!。そんなお話でです。



今年のこの天気予報外の雨、普段は多少の雨ぐらいなら走りますが、例年まれに見るぐらいの土砂降りのライドを複数回経験できたという珍しい年でもあります。
どのぐらいの雨耐性があるのでしょうか。。。
というのも自分のバイクの整備は多少の雨風でも走りますので、そう簡単には具合が悪くならないぐらいの組み方をしております。

当店でもオーバーホールやグリスアップの際には、必ずオーナー様に使い方を聞くようにしております。使い方に合わせた整備が自転車を良い状態に保つ最大のヒントになるからです。

ということで早速開けてみます。
ズバリ、、、土砂降りの中を複数回走ったバイクのヘッドパーツの内部です。

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外側はきれいなものです。
洗車をすればピカピカ(艶消しですが!(笑))にできます。

トップキャップです。
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トップキャップ部からの浸水防止のために少しだけグリスを入れてありますが、変性はありません。
同じくボルト部にも水分の侵入の形跡はありませんでした。
優秀なものです。

コラム内部です。
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cervéloは金属スリーブ+スターファングルナットです。
こちらも全く問題有りません。

問題はココからです。
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どうでしょうか、、、

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ちょっとだけ怪しい色合いに、、、

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少し茶っぽくみえます。
グリスの粘度は十分に保てておりますが、少々怪しい感じがしてきております。

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内部はきれいなものです。
下ベアリングはというと、、、

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ドロドロ!(笑)
しかしこれは悪いことでは有りません。
あくまでも想定内です。

こうなることを想定してグリスを大量に入れてあります。

別角度から、
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キレイではありません。。。

外したパーツ類です。
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まぁそれなりにドロドロです。

磨きます。
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こうなります。
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美しいのでもう1枚。
※決してインチキをしているわけでは有りません。

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全く問題が有りません。
グリスがしっかりとベアリング類を守ってくれていたようです。

フォーク側もキレイにします。
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ついでといえばついでなので、ブレーキもキレイにします。
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アワアワです。

キレイにしたらまたいつ降るかもわからない、雨に備えて、もりもりとグリスを入れて組みます。
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これでまた行くたび重なる雨にも負けずにしっかりと動いてくれるはずです。



▶まとめ
ロードバイクの整備は実際の使い方に合わせて行う、ということが大切だと考えております。

基本的にはグリスは硬ければ水分に対して流れにくくもちは良い傾向にありますが、動きは重くなりがちです。逆に柔らかければ動きは軽いですがその分、流れやすい傾向にあります。またもちろん温度によっても変化があります。
というような事、また実際の使い方等を総合的に考えて、使い方にあった適切なものを選択をするのがベストです。

整備のためにもコミュニケーションをしっかりと取ること、大切だと考えております。

ともあれだめになったベアリングを復活させることはできませんので、交換するしか有りません。だめにならないために、寿命を伸ばすために適切な整備をしてあげる必要があります。

ということで今回は雨、土砂降り走行を繰り返した結果、ヘッドパーツはこうなったゾ!、そんなお話でした。

※ちなみに雨天走行後に水置換性のあるオイルを用いるというのは定番のメンテナンスですが、ヘッドパーツ等グリスが入っている部分に直接、大量につかうとグリスが流れてしまう場合があります。ケミカルの使い方は間違えないように注意が必要です。




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