バーテープを選ぶ時の話
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バーテープは消耗品です。
乗れば乗るほどボロボロになっていきますし、場合によっては汚れだけではなく、匂いが気になることも。。。
基本的に汚れたバーテープ、臭くなったバーテープは交換デス。
過去色々汚れ落としや、匂い落としのために試行錯誤したこともあります。しかし乾いたら元通りや、洗浄剤によって手触りが変わってしまったり、、、どれも決め手にかけ、何だ何だで時間をかけてごにょごにょするよりも、交換するのが手っ取り早いという結論に至っております

しかし周りをビビらせるのにあえてボロボロのバーテープを、、、という裏技は冗談です(笑)
とは言ってもやはり手で直接握るもの。あまりにも臭かったり、汚いのを握ることは気持ち的にも良いことでは有りません。

ということで今回はそんな、バーテープを選ぶ時の話です。



▶カラー
最近では従来のように単色なものだけではなく、おしゃれなデザインが入ったり、デュアルカラーやグラデーション、バーエンドとフラット部の色が違う色のモデルもあります。

基本的には白が一番汚れが目立ち、暗い色の方が汚れが目立たない傾向にあります。
また最近時々見かけるようになった、蛍光色ですがあれは少々面白く、近くでみると汚れているように見えて、遠くから見ると意外と汚れが目立たなかったりもします。

また最近流行りのマジョーラ(玉虫色)や輝くような色合いのバーテープは結構滑りやすいものが多いです。(特に濡れた時)

素材によっても汚れ方は差があり、つやつや系の濡れたら滑る系の素材は、汚れが目立ちにくい傾向にあります。(艶がなくなっていくものもあります。)逆にハイグリップ系の白、明るい色は汚れが非常に付きやすいです。
汚れはグローブをしているから汚れがつかないということはなく、素手でもグローブでもどちらも汚れていきます。

バーテープのカラーに関してはかなり好みが分かれるところですが、狙いすぎたカラーは飽きる可能性がありますが、おしゃれなものにも引かれます。
完全好みの問題にはなりますが、なかなかセンスの問われる難しいところです。

▶厚み
ざっくりとですが、現在の製品を見る限りスタンダードな厚みは2~2.5mmぐらいです。
~1mm台のものはいわゆる薄手タイプで、3mm~ぐらいの厚みとなると厚手タイプとなる場合が多いです。
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※バーテープは様々な厚みがあります。

薄いタイプはレース向けと言う設定のものが多く、ダイレクト感が出ますが、振動・衝撃の吸収はあまりよくありません。また握りが細くなりますので主に下ハンをもつ際に手にハンドルバーが食い込みやすくなり、ハンドルへの荷重がかかり気味の場合手が痛くなることがあります。

逆に厚手のバーテープはロングライド向け、振動・衝撃に吸収は良いものの、ダイレクト感は乏しく握りが太くなります。手が小さい方の場合は向かない場合もあります。

また薄手のバーテープを使って握りを細くしても、グローブに厚手のバッドが使われいるものであれば、握りがあまり細くはなりません。握りの感覚はグローブとの相性も含めて選択するのが良いかと思います。

とは言ってもライド中の殆どの場合、下ハンよりもフラット部よりもやはりブラケット部を持つことが多いと思います。ブラケット部を持っている時はバーテープの厚みの影響は大きくはありません。
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ですので一概にバーテープの厚み=ライドの快適性ということでもない場合もあります。ライド中にハンドルのどこを持ってどのように走っているのか、ということはバーテープ選びの検討材料になります。


▶巻きやすさ・巻直し
巻きやすさと言う意味では厚みはほぼ関係ありません。
そのバーテープ素材次第で、厚くてもよく伸びるものは巻きやすいですし、逆に伸びにくいものは巻きづらいです。素材の伸縮性によって巻きやすさが決まってくるように思われます。
また引っ張りに対しての強度も種類によって全然違います。
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巻く際に引っ張り過ぎには要注意です。

巻直しに関しては、基本的にあまり多いことでは有りませんが、裏側がテープのものは基本的に厳しいです。しかし傾向的にはハイグリップタイプのバーテープはバーテーブ同士がお互いに滑り止めの役割を果たすこともあるので、粘着成分がそこまで強くないものが多く、比較的新しい状態であれば可能な場合もあります。
また裏側がテープではなくてシリコン等で滑り止めの役割を果たすもの、これは巻き直しがしやすい傾向にあります。

しかしシリコンでもテープでもそうですが、巻いてから長い期間 経過してしまうと、テープやシリコンが張り付いて剥がす時にバーテープ自体がボロボロになってしまう場合もあります。

長い期間使っていれば巻き直しは厳しい場合が多く、消耗品という事を考慮しても、交換対象となる場合が多いです。


▶素材
昔のバーテープといえばコルク(またはレザー)、いわゆるさらっとした手触りのタイプが主流でしたが、最近はハイグリップタイプがかなりの人気です。
というのも各メーカーのグレードが高い完成車に付属してくるバーテープもハイグリップ素材のものが増えてきました。

ハイグリップ系のバーテープは滑りづらく力が入りやすいので、安全性も高いということもあります。
しかし難点もあります。ハイグリップ系のバーテープは原則、寿命が短い傾向にある、ということがあります。

表面が破れてしまう物、汚れでそのグリップ力が低下してしまうもの、基本的に非常に良い状態の時間が短い傾向にあります。

また別の注意点として、最近のバーテープは多彩なカラーバリエーションで広い選択肢がありますが、同じ種類でも色によってグリップ力(さわり心地等)が変わるものが結構あります。
通常の黒色のグリップを期待して他の色にしたら、グリップ力が落ちた。ということも少ないことでは有りません。
デュアルカラーも同様で、上部の色はハイグリップ、下部の色は滑りやすいと言うこともよくあることです。
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※色によって手触りに差が出る製品があります。


▶耐水性
ハイグリップ系は特にですが、水分に対して、雨や大量の汗で濡れた時にものすごく滑るようになるものもあります。
基本的に水分を吸うものは、濡れても幾分滑りにくい傾向にあり、水分を吸わないような素材のほうが濡れた時に滑りやすいものが多いです。

濡れてもグリップが良いのはいいことですが、最大の難点は、、、臭くなりやすいです。

というのも、水分をある程度吸収することで、滑りづらくなるのは良いことですが、水分を含んだバーテープは非常に乾きづらいです。いわゆる濡れたまま放置すると臭くなる雑巾現象です。
それが今のような梅雨の時期であったり、日々汗にまみれるローラー台等での使用ともなると、とても臭くなりやすいです。
ワタクシモ、、、
2週間でダメにしました。。。


▶コスト
前述のように気合を入れて変えたとしても2週間、、、
あまりに高いものを巻いてもすぐに臭くなってしまうと、少々悲しくなります。

また期間は短くとも、例えば転んでしまったり、立て掛けていた時に擦れて破れてしまった、と言うこともあります。

ですので個人的な意見ではありますが、だめになったらすぐに変えれる、ぐらいの心構えで選択するのも精神衛生上は良いかと思います。

ともあれあまりにもぼろぼろだったり、濡れたり、古くなってくると、緩みやすくなったりちぎれてきたりと、危険が伴う場合もあります。

そして何より悲しいかな、バーテープは高級品だか長持ちする、ということはない場合が多いです。
あまりケチりすぎずに使える範囲のものを選択するのが良いと思います。



▶まとめ
昨今のバーテープ、なかなかよいお値段の製品が増えてきました。
とは言っても、バーテープはあくまでも消耗品です。

できるだけキレイに保ちたいとは思っても使えば使うだけぼろぼろになってきますし、汚れだけではなく、匂いも気になりだすこともあります。
それは決して悪いことではなく、それだけ練習を頑張った、ということにして。。。

そんな時は気分一新、新品のきれいなものに変えればモチベーションもUPです。
ということで今回はバーテープ選びのいろは、そんなお話でした。

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