DURA-ACE BR-R9100とBR-R8000はどう違うのか?
追記いたしました。

ワタクシ自身、R8000系いわゆる現行型ULTEGRAグレードのブレーキはダイレクトマウントも含めて、かれこれ3年位使ってきたと思います。確か2018年にレッドのG7に乗り換えた際に8050を入れたと記憶しております。
ということでワタクシの中ではブレーキ=ULTEGRAの制動力、というのがすっかりと固定化されております。
そこでDURA-ACEです。
ブレーキをDURA-ACEグレードのBR-R9100に変えてみるとどう感じるのか?
身を持ってその差を体験すべく交換をしてみました。
ということで今回はDURA-ACE BR-R9100とULTEGRA BR-R8000はどう違うのか?そんなお話です。
▶開封~比較

箱代が無駄にかかっていそうなDURAのブレーキBR-R9100です。
んっ?なんか箱が小さい?
そう、ブレーキなんて前がしっかりしていればよいのです。ということにしておいて、、、
今回はフロントのみの交換です。
DURA-ACEのブレーキ、ノーマルタイプのBR-R9100のラインナップは全部で5種類があります。
・フロントのみ
・リアのみ
・フロントのみ(カーボンリム用シュー付属)
・リアのみ(カーボンリム用シュー付属)
・前後セット(アルミリム用シュー付属)
今回はフロントのみで、シューはスイスストップに変えてしまいますので、通常のアルミリム用のシューが付属したフロントのみを購入しました。
(アルテグラもバラ売りはありますが、カーボンリム用シュー付属のパッケージはありません。)
ULTEGRAのBR-R8000と比較してみます。
まずは重量から、

※枕頭ナット、ワッシャー類なしです。
BR-R9100のほうが22g軽いです。
軽いは軽いですが、その差は22g、持ってみたら微妙な軽さは感じますが、乗って感じる軽さでは有りません。(とは言っても軽量化は小さいことの積み重ねです。)
多めの画像で比較します。







少々汚いのはご容赦ください。
見た目的な面では構造は極めて似通っておりますし、ごん太のアーチも同じような太さです。
仕上げはDURAほうがきれいに見えるぐらいです。
お値段の差は、フロントのみで
BR-R8000:¥7,674
BR-R9100:¥19,130
倍以上の差です。
実売価格でみてもやはり倍以上の価格差があります。
あくまでも少々汚れたBR-R8000との比較ですが、触ってみれば、その違いが明確にわかります。
R8000でも不満があったわけでは有りませんが、実際に動かしてみるとR9100のほうが明らかになめらかに動きます。
内部の作りの差、これが触れば明らかな違いを感じることができます。
付属パーツも若干の違いがあります。
本体とフォークの間に挟まることになる滑り止めのワッシャーです。

※左がDURA、右がULTEGRAです。
DURAのほうがしっかりと食い込みそうなフォークには優しくなさそうな構造ですが、通常フォーク側は補強がしてあるはずで、きちんとしたメーカー品でこれが食い込むことを想定していない、すなわちDURA-ACEのブレーキが使えないフォークは、、、無いはずです。
交換します。

封印をときます。(笑)

せっかくなので気分一新ケーブルも交換しました。
もちろん日泉です。
個人的なアレですが、日泉ケーブル意外の選択肢はありません。
▶実走インプレ
R8000系のブレーキはダイレクトマウント、ノーマルタイプを含めて3年ぐらいは使ってきてブレーキといえばULTEGRA、というワタクシです。
それからR9100に変えると、ということですが、、、
がこれではアレなので、詳細です。
確実にDURA-ACEのほうが良いのですが、状況が限られます。
というのもパッと乗るようないわゆる街乗りのような低い速度域で走っているとき、余程の急ブレーキでなければ両者の差は明確にわかるものでは有りません。
ですのでDURA-ACEもULTEGRAも大きな差はない、と言うのはある意味間違いではないと思います。
しかしです。
速度域がググッと上がったときには両者の差ははっきりと見えてきます。剛性感、コントロール性、ストッピングパワー、全てにおいてDURA-ACEのほうが上に感じました。
DURA-ACEとULTEGRAの違いのイメージ的にはシマノの純正シューとスイスストップのような違いです。
レバーを握り込んでいった際の制動力の立ち上がり方が極めて自然で、握れば握っただけしっかりと制動力が自然に立ち上がり、強い制動力をかけていてもコントロールがしやすいです。ロック寸前までコントローラブル、そのような感じです。
決してULTEGRAで不満があったわけでは有りません。DURA-ACEが良すぎるだけです。
具体的には40km/hとか50km/hぐらいからの強いブレーキング時のコントロールが非常によいです。(それ以上は危ないので不明です。)このぐらいの速度域でかつ、ブレーキをしっかりと使うような状況で比べれば性能に大きな差はない、と言う感想にはならないはずです。
ただしです。ブレーキをDURA-ACEにしたからと言って、指一本で簡単にロックさせられるようなものではありません。(ディスクでも制動力をコントロールしやすいように調整してある、ということです。)ロードバイク用のブレーキの特性として求められることは、あくまでも速く走るためのスピードコントロールのしやすさではない無いかと、考えております。
またリムブレーキが油圧ブレーキのような効きになるわけでは有りません。
BR-R9100はあくまでもリムブレーキとしての最高峰に近い効きになるというものです。(おそらくリムブレーキの最高峰はDURA-ACEのダイレクトマウントのブレーキ)
ではどのような人にDURA-ACEのブレーキがおすすめかと言うと、、、
ブレーキのグレードアップを考えていて、お財布事情に余裕があるのであれば確実にDURA-ACEを選んでおけば間違い有りません。(かなりコストは掛かりますが)最高のフィーリングを手に入れられます。
また下りをよく走る方(ヒルクライム好き:登りと下りはセットです)で体重がある方の場合は、軽量な方よりも恩恵を受けられると思います。
しかしお安いものでは有りませんので、例えば平地でのんびりサイクリング、ということであれば必要性は高くないと思います。
また山が多くとも、速度が上がっても、DURA-ACEでなければ絶対にダメな状況はそうそうあるものでは無いと思います。現に今までULTEGRAで大きな不満もなく普通に走れておりましたし、たとえレースでもそうだと思います。しかし余裕があれば、確実にDURA-ACEです。唯一無二のDURA-ACEってそのような存在だと感じました。
しかし注意点として、全くロードバイクの初心者で乗り方もわから無いうちに、強力なブレーキを付けてしまうと、かえって危ないこともありますので、そこは要注意かと思います。
▶まとめ
昨今のリムブレーキはもうすっかり淘汰されそうな勢いで、各種メディアでもディスク推し推しの雰囲気が漂っております。
しかしロード用のディスクブレーキはまだまだ改善点も少なくないと感じております。
実際に使用しての不具合が置き去りにされている感がないわけでは有りません。
というのはショップとしてのお話で、問題がなければ基本的にショップに持っていくことはない場合もありますので、問題事例が集まってしまうのかもしれません。
またブレーキが効くと言う仕組み、これはブレーキの性能だけではありません。どんなに優秀な油圧ブレーキでもタイヤの性能以上のストッピングパワーを得ることはできません。
ブレーキの強化だけではなく、タイヤや調整もしかり、そして後は強力なブレーキングに対してのスキルも同時に考える必要はあると思います。
ということで今回はDURA-ACE BR-R9100とULTEGRA BR-R8000はどう違うのか?というお話でした。
ー追記ー
肝心要の制動力です。
本当にギリギリ位、例えばです。
不意な飛び出しに対応するための急制動の場合で、DURA-ACE BR-R9100とULTEGRA BR-R8000ではその制動距離に差が出るのか否か、ということころですが、、、
制動距離に差はほぼ出ないと感じました。
というのも急制動はもちろんスキル的な問題もあるとは思いますが、ある程度のブレーキの性能と反射神経(判断能力)が重要になってくると思います。
本当の急制動時はコントロールなんてしている余裕はありません。
となるとある程度の剛性、ストッピングパワーを得られるブレーキであればほぼ差はなく、後は路面状況と運に任せるしか、、、というところが正直なところです。
これも例えばSORAとDURA-ACEだったら差が出るのかもしれません。制動力の立ち上がり方が違うからです。しかし今回の少なくともDURA-ACEのR9100とULTEGRAのR8000であれば大きな差は出ないと思いました。※ワタクシ自身のスキル問題もあるとは思います。
しかし実際の急制動、10cmでも手前で止まることができれば接触を防ぐことができる場合もあります。となると微妙な差でも心の保険的に導入しておく選択も良いと思います。
またそこまでの急制動ではない場合です。
基本的にブレーキの効きが良い、軽い力で高い制動力を得られる、ということはロックさせやすい、という面もあります。
ロックさせやすい強力なブレーキはどんな路面状況、どんな状況下においても使用しやすいかと言うと、その限りではないと思いました。
しっかりウエット路面で実際に使ってみました。
”よぉ~し!ヅラブレーキ入れたからウエットでも頑張っちゃうゾ♪”
と、考えなくはないのですが、実際に走ってみると想像以上にウエットの路面でスピードを出すことは怖かったです(不慣れも)。むしろウエット路面の際は各操作、加速や減速、コーナーリングも含めてすべてが丁寧に行う必要があり、また極端なことはできませんでした。(雨は降っていなかったので、路面はウエットでしたが、ブレーキはドライ同様の効きでした。)
そもそもウエット路面ってドライと比べてかなり滑りやすいですし、公道であればマンホール、グレーチングなどの路面もありますす。
ブレーキを強化したと言う心の中のポジティブな強みというか、そういったものがあったのですが、実際に走ってみたらいくらブレーキが強くなってもタイヤの性能以上の走りはできない、むしろブレーキやタイヤを使い切るよりも先に心のブレーキが効きまくる。。。という結果に終わりました。
とは言っても安全第一が原則ですので。(と言う強がりで御免!)
ブレーキの選択って難しいと再度実感致しました。
普通に乗っている時は軽い力で効くブレーキってものすごく優秀なブレーキに感じます。しかし乗り方や乗る場所、乗り手によっては危険な場合もあるということです。
現在ではニーズに合わせて選択肢が幅広くあるのは良いことだと思います。
そしてやはりなんと言ってもブレーキ、コーナー、加速全てにおいてタイヤです。
リムだろうが、油圧だろうがタイヤです。
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〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
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こちらをお申し付け下さい。
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追記いたしました。

ワタクシ自身、R8000系いわゆる現行型ULTEGRAグレードのブレーキはダイレクトマウントも含めて、かれこれ3年位使ってきたと思います。確か2018年にレッドのG7に乗り換えた際に8050を入れたと記憶しております。
ということでワタクシの中ではブレーキ=ULTEGRAの制動力、というのがすっかりと固定化されております。
そこでDURA-ACEです。
ブレーキをDURA-ACEグレードのBR-R9100に変えてみるとどう感じるのか?
身を持ってその差を体験すべく交換をしてみました。
ということで今回はDURA-ACE BR-R9100とULTEGRA BR-R8000はどう違うのか?そんなお話です。
▶開封~比較

んっ?なんか箱が小さい?
今回はフロントのみの交換です。
DURA-ACEのブレーキ、ノーマルタイプのBR-R9100のラインナップは全部で5種類があります。
・フロントのみ
・リアのみ
・フロントのみ(カーボンリム用シュー付属)
・リアのみ(カーボンリム用シュー付属)
・前後セット(アルミリム用シュー付属)
今回はフロントのみで、シューはスイスストップに変えてしまいますので、通常のアルミリム用のシューが付属したフロントのみを購入しました。
(アルテグラもバラ売りはありますが、カーボンリム用シュー付属のパッケージはありません。)
ULTEGRAのBR-R8000と比較してみます。
まずは重量から、

※枕頭ナット、ワッシャー類なしです。
BR-R9100のほうが22g軽いです。
軽いは軽いですが、その差は22g、持ってみたら微妙な軽さは感じますが、乗って感じる軽さでは有りません。(とは言っても軽量化は小さいことの積み重ねです。)
多めの画像で比較します。







少々汚いのはご容赦ください。
見た目的な面では構造は極めて似通っておりますし、ごん太のアーチも同じような太さです。
仕上げはDURAほうがきれいに見えるぐらいです。
お値段の差は、フロントのみで
BR-R8000:¥7,674
BR-R9100:¥19,130
倍以上の差です。
実売価格でみてもやはり倍以上の価格差があります。
あくまでも少々汚れたBR-R8000との比較ですが、触ってみれば、その違いが明確にわかります。
R8000でも不満があったわけでは有りませんが、実際に動かしてみるとR9100のほうが明らかになめらかに動きます。
内部の作りの差、これが触れば明らかな違いを感じることができます。
付属パーツも若干の違いがあります。
本体とフォークの間に挟まることになる滑り止めのワッシャーです。

※左がDURA、右がULTEGRAです。
DURAのほうがしっかりと食い込みそうなフォークには優しくなさそうな構造ですが、通常フォーク側は補強がしてあるはずで、きちんとしたメーカー品でこれが食い込むことを想定していない、すなわちDURA-ACEのブレーキが使えないフォークは、、、無いはずです。
交換します。

封印をときます。(笑)

せっかくなので気分一新ケーブルも交換しました。
もちろん日泉です。
個人的なアレですが、日泉ケーブル意外の選択肢はありません。
▶実走インプレ
R8000系のブレーキはダイレクトマウント、ノーマルタイプを含めて3年ぐらいは使ってきてブレーキといえばULTEGRA、というワタクシです。
それからR9100に変えると、ということですが、、、
一言でいうとこんな感じです。。。Teppei-Y@ff_cycle
どう考えても全然違うわ! https://t.co/EIAp2HRKna
2020/08/25 13:44:21
がこれではアレなので、詳細です。
確実にDURA-ACEのほうが良いのですが、状況が限られます。
というのもパッと乗るようないわゆる街乗りのような低い速度域で走っているとき、余程の急ブレーキでなければ両者の差は明確にわかるものでは有りません。
ですのでDURA-ACEもULTEGRAも大きな差はない、と言うのはある意味間違いではないと思います。
しかしです。
速度域がググッと上がったときには両者の差ははっきりと見えてきます。剛性感、コントロール性、ストッピングパワー、全てにおいてDURA-ACEのほうが上に感じました。
DURA-ACEとULTEGRAの違いのイメージ的にはシマノの純正シューとスイスストップのような違いです。
レバーを握り込んでいった際の制動力の立ち上がり方が極めて自然で、握れば握っただけしっかりと制動力が自然に立ち上がり、強い制動力をかけていてもコントロールがしやすいです。ロック寸前までコントローラブル、そのような感じです。
決してULTEGRAで不満があったわけでは有りません。DURA-ACEが良すぎるだけです。
具体的には40km/hとか50km/hぐらいからの強いブレーキング時のコントロールが非常によいです。(それ以上は危ないので不明です。)このぐらいの速度域でかつ、ブレーキをしっかりと使うような状況で比べれば性能に大きな差はない、と言う感想にはならないはずです。
ただしです。ブレーキをDURA-ACEにしたからと言って、指一本で簡単にロックさせられるようなものではありません。(ディスクでも制動力をコントロールしやすいように調整してある、ということです。)ロードバイク用のブレーキの特性として求められることは、あくまでも速く走るためのスピードコントロールのしやすさではない無いかと、考えております。
またリムブレーキが油圧ブレーキのような効きになるわけでは有りません。
BR-R9100はあくまでもリムブレーキとしての最高峰に近い効きになるというものです。(おそらくリムブレーキの最高峰はDURA-ACEのダイレクトマウントのブレーキ)
ではどのような人にDURA-ACEのブレーキがおすすめかと言うと、、、
ブレーキのグレードアップを考えていて、お財布事情に余裕があるのであれば確実にDURA-ACEを選んでおけば間違い有りません。(かなりコストは掛かりますが)最高のフィーリングを手に入れられます。
また下りをよく走る方(ヒルクライム好き:登りと下りはセットです)で体重がある方の場合は、軽量な方よりも恩恵を受けられると思います。
しかしお安いものでは有りませんので、例えば平地でのんびりサイクリング、ということであれば必要性は高くないと思います。
また山が多くとも、速度が上がっても、DURA-ACEでなければ絶対にダメな状況はそうそうあるものでは無いと思います。現に今までULTEGRAで大きな不満もなく普通に走れておりましたし、たとえレースでもそうだと思います。しかし余裕があれば、確実にDURA-ACEです。唯一無二のDURA-ACEってそのような存在だと感じました。
しかし注意点として、全くロードバイクの初心者で乗り方もわから無いうちに、強力なブレーキを付けてしまうと、かえって危ないこともありますので、そこは要注意かと思います。
▶まとめ
昨今のリムブレーキはもうすっかり淘汰されそうな勢いで、各種メディアでもディスク推し推しの雰囲気が漂っております。
しかしロード用のディスクブレーキはまだまだ改善点も少なくないと感じております。
実際に使用しての不具合が置き去りにされている感がないわけでは有りません。
というのはショップとしてのお話で、問題がなければ基本的にショップに持っていくことはない場合もありますので、問題事例が集まってしまうのかもしれません。
またブレーキが効くと言う仕組み、これはブレーキの性能だけではありません。どんなに優秀な油圧ブレーキでもタイヤの性能以上のストッピングパワーを得ることはできません。
ブレーキの強化だけではなく、タイヤや調整もしかり、そして後は強力なブレーキングに対してのスキルも同時に考える必要はあると思います。
ということで今回はDURA-ACE BR-R9100とULTEGRA BR-R8000はどう違うのか?というお話でした。
ー追記ー
肝心要の制動力です。
本当にギリギリ位、例えばです。
不意な飛び出しに対応するための急制動の場合で、DURA-ACE BR-R9100とULTEGRA BR-R8000ではその制動距離に差が出るのか否か、ということころですが、、、
制動距離に差はほぼ出ないと感じました。
というのも急制動はもちろんスキル的な問題もあるとは思いますが、ある程度のブレーキの性能と反射神経(判断能力)が重要になってくると思います。
本当の急制動時はコントロールなんてしている余裕はありません。
となるとある程度の剛性、ストッピングパワーを得られるブレーキであればほぼ差はなく、後は路面状況と運に任せるしか、、、というところが正直なところです。
これも例えばSORAとDURA-ACEだったら差が出るのかもしれません。制動力の立ち上がり方が違うからです。しかし今回の少なくともDURA-ACEのR9100とULTEGRAのR8000であれば大きな差は出ないと思いました。※ワタクシ自身のスキル問題もあるとは思います。
しかし実際の急制動、10cmでも手前で止まることができれば接触を防ぐことができる場合もあります。となると微妙な差でも心の保険的に導入しておく選択も良いと思います。
またそこまでの急制動ではない場合です。
基本的にブレーキの効きが良い、軽い力で高い制動力を得られる、ということはロックさせやすい、という面もあります。
ロックさせやすい強力なブレーキはどんな路面状況、どんな状況下においても使用しやすいかと言うと、その限りではないと思いました。
しっかりウエット路面で実際に使ってみました。
率直な感想です。Teppei-Y@ff_cycle
追記
2020/08/28 07:45:23
ウエット路面を走ってみて思った。
雨の日でも安定して効くブレーキは良いと思っていたけど、そもそも雨の公道で攻めるような走り方しない…というかブレーキがいくら効いてもタイヤの性能以上の走りはできないし(コーナーも含めて)、ウエ… https://t.co/iniSisbQmv
”よぉ~し!ヅラブレーキ入れたからウエットでも頑張っちゃうゾ♪”
と、考えなくはないのですが、実際に走ってみると想像以上にウエットの路面でスピードを出すことは怖かったです(不慣れも)。むしろウエット路面の際は各操作、加速や減速、コーナーリングも含めてすべてが丁寧に行う必要があり、また極端なことはできませんでした。(雨は降っていなかったので、路面はウエットでしたが、ブレーキはドライ同様の効きでした。)
そもそもウエット路面ってドライと比べてかなり滑りやすいですし、公道であればマンホール、グレーチングなどの路面もありますす。
ブレーキを強化したと言う心の中のポジティブな強みというか、そういったものがあったのですが、実際に走ってみたらいくらブレーキが強くなってもタイヤの性能以上の走りはできない、むしろブレーキやタイヤを使い切るよりも先に心のブレーキが効きまくる。。。という結果に終わりました。
とは言っても安全第一が原則ですので。(と言う強がりで御免!)
ブレーキの選択って難しいと再度実感致しました。
普通に乗っている時は軽い力で効くブレーキってものすごく優秀なブレーキに感じます。しかし乗り方や乗る場所、乗り手によっては危険な場合もあるということです。
現在ではニーズに合わせて選択肢が幅広くあるのは良いことだと思います。
そしてやはりなんと言ってもブレーキ、コーナー、加速全てにおいてタイヤです。
リムだろうが、油圧だろうがタイヤです。
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コメント
コメント一覧 (1)
慣れもありますが、シマノは苦手。アレ、レバーの支点の位置が悪いんじゃないのかな?ブレーキ専用レバーを使うと、兼用レバーの不自然さが気になります。
昔に比べてシマノのブレーキ操作って相当軽くなりましたが、やはり200kmを超えるライドで握力が低下すると怖い。レースでガツンと効かせるブレーキと、素人がツーリングやロングライドで使い易いブレーキって違うと思うのです。注意力が景色に持ってかれたり、疲れて集中力が失われても危険で無いブレーキはレース用のピーキーな機材とは逆のベクトルなんですよね。
そうは言ってもカンパも12sからはスケルトンブレーキを捨ててガッツリ効く方向に舵を切って来ました。レース機材としてはそれが正解なのでしょう。
今後主流になるであろうディスクブレーキは、扱いもデリケートですし、失うモノも多い機材だと思って様子見です。3分で自転車畳んで、電車に飛び乗るなんて事は絶対に無理そうですし...。