カーボンハンドル・エアロハンドル交換時の3つの注意点

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※購買意欲がなんとなく湧いてしまうかもしれませんので、お財布の紐にご注意ください。


ロードバイクのハンドルは様々な種類ががあります。
素材、形状、サイズ等自分に合わせたものに交換できるのもロードバイクの楽しみの一つでもあります。

その中でも最近はやはりエアロダイナミクスに優れたカーボン製のエアロ系ハンドルが人気です。
というのもハンドルは車体前面に位置し、そのエアロ効果も車体の中でも比較的大きいということもあります。数年前のエアロハンドルはその形状か、重さが気になるものが多かったですが、最近ではエアロハンドルといえどもかなり軽量のものも見られるようになりました。
またエアロ効果だけでなく、アルミからカーボン製品に交換すればそのしなやかな乗り心地になるものが多いです。

しかしです。
いざエアロハンドルに交換しようとしたら、、、( д) ゚ ゚アボーン
ということが意外と少なくありません。

ということにならないためのお話、カーボンハンドル・エアロハンドル交換時の3つの注意点、そんなお話です。


▶①マウントに要注意
一体型ハンドルであれば、最近は規格が落ちついてきて汎用品も合うようなものも見られるようになってきました。しかしエアロハンドル単体ともなると、、、まだまだデス。
ステムで一体型同様の出てくれると良いと思いつつも構造的には少々厳しいかもしれません。

ということで

まず第一の問題がサイコン等のマウントです。
なんだそんなことかとお思いの方も多いと思いますが、実は意外と交換してみて、意外といけるかと思ったらギリギリでダメだった、、、ということが少なくない部分でもあります。
ということで詳細を見てみようと思います。

最近のロードバイク用のハンドルクランプ径はほぼ31.8mmです。
31.8mmの丸パイプ用のクランプタイプのマウントが多いです。

しかしです。
実際にものを見てみます。
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こちらシマノプロのVIBEエアロハンドルと、VIBEステムですが、とにかくギリギリの設計です。
この僅かなスペースにクランプできるマウントでなければなりません。

クランプの幅だけではありません。
レックマウントや一部のマウントでもある、スライドして組み合わせるタイプのマウントですが、あれも一見細身に見え幅だけ見れば付きそうな感じもしますが、注意点としてスライドさせるだけの幅が必要になりますので、付けれない場合もあります。
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ではVIBE同士(ハンドル・ステム)の組み合わせではマウントは使えないのでしょうか。

PROはそんなこともあろうかと、きちんと専用品をラインナップしてくれております。
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¥9,500也、、、( д) ゚ ゚アボーン

また通常のキャットアイ等のライトブラケットも丸型クランプ用の場合、つかなくなる場合があります。
利便性、汎用性と言う意味ではエアロハンドルは通常の丸型ハンドルよりも落ちるということです。

ワタクシの3Tのハンドルを例に見てみます。
DSC_4787
こうしてみてみると、このぐらいの形状であれば全然余裕がありそうにも見えますが。。。

InkedDSC_4792_LI
角度を変えて前から見てみるとかなりギリギリです。
基本的にはハンドル幅が狭ければ狭いほど、ものを取り付けるスペースも狭くなります。


▶Di2ジャンクションAに要注意
コレもかなり重要なところです。
①通常のステム下のジャンクションA
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汎用性の高い通常のステム下のジャンクションAであれば問題がない場合が多いです。
しかしです。

②インフォメーションディスプレイ ジャンクションA

SC-M9051、SC-MT800です。
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これらを使用している場合は、前述のようにインフォメーションディスプレイタイプのジャンクションAの場合、ハンドルの形状によってはつかない場合があります。特に最近流行りのエアロハンドルは要注意です。
ハンドルバーのステムクランプ位置の右側、真円部分が10mmぐらいは必要になります。
IMAG9883 (1)
クランプの問題を解決したとしても、最悪付きません。
というのも、、、
InkedIMAG1494_LI
このような形状であればディズプレイ部が確実に干渉してしまいます。

どうしてもつかない場合はレックマウントから専用品が出ています。
そういったものが必要になる場合がありますのので、要注意です。

③バーエンドタイプのジャンクションA
EW-RS910というものです。
IMAG0566
こちらを使用している場合も注意が必要です。
まず新しいハンドルがDi2に対応しているか否かです。
もしも対応品であってもまだ安心はできません。

例えばDi2対応品と書いてあってもエンド部から5cmぐらいの位置に穴が空いているだけかもしれません。
IMAG0043
このように穴があいていればEW-RS910の取り付けは可能ですが、ケーブル類をすべては内装はできないものがあります。画像の製品のように溝が切ってあるタイプは、エンド部のみ内装、それ以外は外装となります。
Di2対応品というのはあくまでも取付運用が可能ということで、全て内装できるものがDi2対応品ということではない場合があります。

バーエンド型ジャンクションA、EW-RS910を用いてハンドルをフル内装にするためには、フル内装が可能なハンドルでないとできません。
ハンドルの内装可能な条件としては、最低4個の穴(赤い矢印)が必要になります。
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またハンドル内部が内装可能なものはきれいなものが多いです。
内装不可なものはケーブルを通すことを想定していませんので、バルーンの残り物とかがあって通らない場合もあります。

ですので、現在Di2を使っている場合はジャンクションAを何を使っているかにもより、選択肢が縮まってしまうこともある、と言うことです。

▶交換作業の注意点
①外装仕様
ケーブルをすべて外を通る構造のハンドルであれば、交換作業はケーブルを外す必要がない場合もあります。
しかしエアロハンドルの多くは外装仕様と言ってもハンドルバーに溝があり、アウターケーブルをきれいに這わせるタイプが多いです。

通常の真円タイプのハンドルからの交換の場合、この溝に綺麗に這わせる場合、ケーブルの長さが足りなくなる場合があり、要注意です。
当然長さが足りない場合はケーブルをマルっと交換することが必要になります。

②内装仕様
Di2の場合はエレクトリックケーブルをプチっと抜いて通してつなぐと言う作業になりますので、調整が不要な場合が多いです。
しかし機械式となると、、、少々大変です。
基本的にハンドル内部を通すためにすべてケーブル類を一度外して、ハンドル内を通して、組み付け作業が必要になります。

そして多くの場合が、ハンドル外装→内装に変えた場合、、、アウターの長さが足りなくなります。ケーブルの長さが足りない場合の方法として全交換が基本ですが、裏技的なお話も無いわけではありません。
アウターの長さが足りない場合は、ケーブルインラインアジャスターを利用してアウターを長くする。
アウターを延ばすことでリアはインナーケーブルが確実に足りなくなるので、リアをフロントにもってくる、リアのみ新品に変える。
という方法もあります。

とは言ってもケーブル類は消耗品ですので、あくまでもまだケーブルが新しい場合ぐらいの方法とお考えいただくのが良いかと思います。

③油圧内装は更に大変
ケーブル引き、機械式と違って油圧の場合は更に大変です。
一度ホースを外しますので、オイルやエア抜き等が必須作業として付随してきます。
また油圧ディスクの構造上のお話で、パッドが減っている場合のエア抜き作業はやり方を間違えると、その場は良いですが後々苦労することになりますので、注意が必要です。
またホースは外すたびに短くなりますので、ハンドル内装では更に長さが足りなくなる場合が多いです。コレが更に完全内装式となると、、、もうほぼ全バラぐらいの(笑)
パッと外して通して取り付けるだけのケーブル式と、油圧式ではおそらく手間が倍ぐらい変わってきます。

プロユース等で究極の性能を求めることは、利便性との両立は難しいことなのかもしれません。



▶まとめ
最近ではめっきり重量的なお話よりもエアロ、エアロと空力的なお話にかなり傾いているように感じます。
というのもヒルクライムレースでも無ければ、重量を軽くするよりも空力性能を上げたほうがタイムが縮まるというのも、最近の風洞実験等の技術の進歩で明らかになってきたことかもしれません。
利便性を多少落としたとしても、エアロハンドルを選択する目的、それは速さの追求に他なりません。

ということで今回はカーボンハンドル・エアロハンドル交換時の3つの注意点、そんなお話でした。
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