BBシェル?BB内部?への水の侵入

ロードバイクは消耗品の塊です。
そしてメンテナンスも怠ることができません。
先日もBBを確認しようとしたところ、ペダルちょっと、、、などとBBまで取り掛かることができずに(笑)そしてようやくBBまでたどり着けました。
BBまでたどりついて、ベアリング打ち替えて、BBを変えたらついでにチェーン、、、伸びてる。
チェーンも交換して。
お金も手間もかかります。
そんなこんなのメンテナンスをしているときに気がつきました。
ということで今回はBBシェル?BB内部?への水の侵入、そんなお話です。
先日ホイールも変わりスッキリとしたところで、ついでに回転系をきれいにしようと、ペダルに引き続きBBベアリングの交換をしました。
BBはもちろん安定のWISHBONEです。
ベアリングがだめになってもお好みのベアリングに打ち替えられるので、ある意味かなりの長寿命で使えるとても良心的な構造のBBです。
ベアリング交換も横着してフレームに装着したままやってみようとしたわけですが、やはり失敗、素直に諦めてBBを外したときでした。
水が”ボタボタボタッ”と漏れ出てきました。
数滴のポタポタではない、もう少し多い量です。
cervélo R3のBBシェルです。

※cervélo R3のBBシェル(BB-Right)
完全にカーボン製の筒が入る形状で、筒に穴等は一切ありません。
フレームの種類によってはシェルに穴があるものもあります。

※BH-G7 PROのBBシェル(BB386EVO)
このように穴があいていればフレーム・シェル内部に水が入る事も考えられます。
しかしR3のBBシェルに穴一切なく、ある意味密閉されていると思しき普通にカーボン製の筒です。
ではどこから入ったのか、ということを考えます。

①フレームとBBの隙間
②BBカップとベアリングの隙間
③クランク軸とBBベアリングシールの隙間
この3種類しか構造的に水が入る経路はありません。
※厳密に言えばベアリングシール(WISHBONEアルミ製)とベアリングの隙間もあります。
①の場合はBBシェル内部に水がたまります。
②③の場合は、WISHBONE BBの内部に水がたまります。
どちらに水が溜まっていたかは定かでは有りません。(もう少しちゃんみておけばよかったと後悔です。)
というのも外した瞬間にボタボタボタッと出てきたので、どちらかが不明でした。
しかし構造と自分の組み方を考えてみます。
①の隙間です。
こちらははっきり言ってかなり考えづらいです。
というのも、

BBとフレームの間は基本的にグリスがあふれるぐらい塗っています。
(日本人の心”盛りこぼし”??(笑))
外す時のグリスの残り具合、さらにシェル内径とBB外径の差等を考慮してもココから入るのは非常に考えづらいです。

※洗車程度の水には負けません。
残るは②③です。
②と③の差を考えると②のほうが遥かに隙間が狭いです。
というのも②のBBカップにベアリングは圧入されておりますが、③のクランク軸をBBに差し込むときは手で入ります。というのが各所の径の差です。
となるとおそらくですが、③の経路が一番怪しいです。
もちろんクランク軸にも必ずグリスを入れております。
それでもです。
度重なる雨の中を走るとこうなります。

ベアリング奥部に薄っすらとサビが出ております。
組付けの際にしっかりとグリスを入れて(こちらもしっかり盛りこぼし(笑))、長期間このまま使用をしていることがなければ、きれいにすることは可能です。
抜いたベアリングを見てもこう言ったサビはほぼありません。

※少々見づらいですが、ベアリング外側に錆はありません。
あくまでも結果論とはなりますが、水分は③の経路、ベアリングとクランク軸の隙間からBB内部へと侵入した。と考えるのが素直なことだと思います。(水分の侵入の100%が③のみということは言い切れません。)BBシェル内であればクランク軸は錆びません。クランク軸が錆びるということはBBの内部に水が侵入したということです。
これは社外製のBBの多くはクランク軸と、BBの接触面が金属であることが多いです。ベアリングに直でクランク軸を指すタイプ、TOKENやKCNC、プラクシス等内径24mmの特殊なサイズのベアリングを使用している場合と、WISHBONEのようにベアリングに厚み0.5mm程度のカバーを付けてクランク軸を通すタイプ(シマノの圧入式はこの構造)の2種類があります。
比べてシマノのBBはBB側の接触面は樹脂製でできております。
シマノのBBを使用している方が水分の侵入が少なく感じます。というのもシマノの樹脂製のBBは、クランク軸を入れる際にかたい(入れづらい)ものが多いです。おそらく樹脂製で作られているので、多少きつくても水分が入りにくくなるように多少なりとも狭め、きつめに作られていると考えられます。シマノの思想に沿っている感じがします。
と思って実測してみたところ、DURAでおよそ23.8mmm,72で23.6~23.8mmぐらいでやはり狭めの構造でした。
どちらの構造が絶対、ということではないと思います。
パーツ自体は少ないほうが音対策にはなりますが、耐久性や利便性等を考慮するとカバーは多いほうが良い場合もあります。あとはカバーの寸法です。シマノのカバー狭いから悪いのではなくて、メーカーとしての思想の結果、ということだと考えられます。
では内部に侵入してしまったものはどうするのか、、、開けて抜くしか有りません。
クランク軸を外した際に確認をしたり、BBベアリングは消耗品ですので、その際に水の侵入があるかいなか、そして水の侵入があったときはどのように対策を取るべきなのか、それは十分に考慮する必要があると思います。
▶まとめ
フレーム内部もそうですが、組み付け時にどんなに気をつけていても、どうしても水が入ってしまう場合もあります。
そんな場合はどうするのか、ということですが定期的にメンテナンスをすることです。
シマノのBBはその耐久性、そして高いシールド性を持つ一方回転が若干重くもあります。決して悪いBBということでは有りません。逆に社外製のBBは回転は軽いですが、シマノ製ほどシールド性能が強く有りません。何をもとめて、何を選択するかの自由はあります。
しかしです。
フレームによっては、選択の自由がないフレームもあります。
ということで今回はBBシェル?BB内部?への水の侵入、そんなお話でした。
次回、BB90 の救世主現る!?デス。
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FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
当店の特徴・詳細ははこちらから

ロードバイクは消耗品の塊です。
そしてメンテナンスも怠ることができません。
先日もBBを確認しようとしたところ、ペダルちょっと、、、などとBBまで取り掛かることができずに(笑)そしてようやくBBまでたどり着けました。
BBまでたどりついて、ベアリング打ち替えて、BBを変えたらついでにチェーン、、、伸びてる。
チェーンも交換して。
お金も手間もかかります。
そんなこんなのメンテナンスをしているときに気がつきました。
ということで今回はBBシェル?BB内部?への水の侵入、そんなお話です。
先日ホイールも変わりスッキリとしたところで、ついでに回転系をきれいにしようと、ペダルに引き続きBBベアリングの交換をしました。
BBはもちろん安定のWISHBONEです。
ベアリングがだめになってもお好みのベアリングに打ち替えられるので、ある意味かなりの長寿命で使えるとても良心的な構造のBBです。
ベアリング交換も横着してフレームに装着したままやってみようとしたわけですが、やはり失敗、素直に諦めてBBを外したときでした。
水が”ボタボタボタッ”と漏れ出てきました。
数滴のポタポタではない、もう少し多い量です。
cervélo R3のBBシェルです。

※cervélo R3のBBシェル(BB-Right)
完全にカーボン製の筒が入る形状で、筒に穴等は一切ありません。
フレームの種類によってはシェルに穴があるものもあります。

※BH-G7 PROのBBシェル(BB386EVO)
このように穴があいていればフレーム・シェル内部に水が入る事も考えられます。
しかしR3のBBシェルに穴一切なく、ある意味密閉されていると思しき普通にカーボン製の筒です。
ではどこから入ったのか、ということを考えます。

①フレームとBBの隙間
②BBカップとベアリングの隙間
③クランク軸とBBベアリングシールの隙間
この3種類しか構造的に水が入る経路はありません。
※厳密に言えばベアリングシール(WISHBONEアルミ製)とベアリングの隙間もあります。
①の場合はBBシェル内部に水がたまります。
②③の場合は、WISHBONE BBの内部に水がたまります。
どちらに水が溜まっていたかは定かでは有りません。(もう少しちゃんみておけばよかったと後悔です。)
というのも外した瞬間にボタボタボタッと出てきたので、どちらかが不明でした。
しかし構造と自分の組み方を考えてみます。
①の隙間です。
こちらははっきり言ってかなり考えづらいです。
というのも、

BBとフレームの間は基本的にグリスがあふれるぐらい塗っています。
(日本人の心”盛りこぼし”??(笑))
外す時のグリスの残り具合、さらにシェル内径とBB外径の差等を考慮してもココから入るのは非常に考えづらいです。

※洗車程度の水には負けません。
残るは②③です。
②と③の差を考えると②のほうが遥かに隙間が狭いです。
というのも②のBBカップにベアリングは圧入されておりますが、③のクランク軸をBBに差し込むときは手で入ります。というのが各所の径の差です。
となるとおそらくですが、③の経路が一番怪しいです。
もちろんクランク軸にも必ずグリスを入れております。
それでもです。
度重なる雨の中を走るとこうなります。

ベアリング奥部に薄っすらとサビが出ております。
組付けの際にしっかりとグリスを入れて(こちらもしっかり盛りこぼし(笑))、長期間このまま使用をしていることがなければ、きれいにすることは可能です。
抜いたベアリングを見てもこう言ったサビはほぼありません。

※少々見づらいですが、ベアリング外側に錆はありません。
あくまでも結果論とはなりますが、水分は③の経路、ベアリングとクランク軸の隙間からBB内部へと侵入した。と考えるのが素直なことだと思います。(水分の侵入の100%が③のみということは言い切れません。)BBシェル内であればクランク軸は錆びません。クランク軸が錆びるということはBBの内部に水が侵入したということです。
これは社外製のBBの多くはクランク軸と、BBの接触面が金属であることが多いです。ベアリングに直でクランク軸を指すタイプ、TOKENやKCNC、プラクシス等内径24mmの特殊なサイズのベアリングを使用している場合と、WISHBONEのようにベアリングに厚み0.5mm程度のカバーを付けてクランク軸を通すタイプ(シマノの圧入式はこの構造)の2種類があります。
比べてシマノのBBはBB側の接触面は樹脂製でできております。
シマノのBBを使用している方が水分の侵入が少なく感じます。というのもシマノの樹脂製のBBは、クランク軸を入れる際にかたい(入れづらい)ものが多いです。おそらく樹脂製で作られているので、多少きつくても水分が入りにくくなるように多少なりとも狭め、きつめに作られていると考えられます。シマノの思想に沿っている感じがします。
と思って実測してみたところ、DURAでおよそ23.8mmm,72で23.6~23.8mmぐらいでやはり狭めの構造でした。
どちらの構造が絶対、ということではないと思います。
パーツ自体は少ないほうが音対策にはなりますが、耐久性や利便性等を考慮するとカバーは多いほうが良い場合もあります。あとはカバーの寸法です。シマノのカバー狭いから悪いのではなくて、メーカーとしての思想の結果、ということだと考えられます。
では内部に侵入してしまったものはどうするのか、、、開けて抜くしか有りません。
クランク軸を外した際に確認をしたり、BBベアリングは消耗品ですので、その際に水の侵入があるかいなか、そして水の侵入があったときはどのように対策を取るべきなのか、それは十分に考慮する必要があると思います。
▶まとめ
フレーム内部もそうですが、組み付け時にどんなに気をつけていても、どうしても水が入ってしまう場合もあります。
そんな場合はどうするのか、ということですが定期的にメンテナンスをすることです。
シマノのBBはその耐久性、そして高いシールド性を持つ一方回転が若干重くもあります。決して悪いBBということでは有りません。逆に社外製のBBは回転は軽いですが、シマノ製ほどシールド性能が強く有りません。何をもとめて、何を選択するかの自由はあります。
しかしです。
フレームによっては、選択の自由がないフレームもあります。
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