組み換え時の作業 コンポーネントをきれいにする
rect1810-3-2-3

組み換え時の作業です。
かなり多いご依頼で、メインバイクに使用しているコンポーネントを新しいものに載せ替え、外したものを旧バイク(ローラー台用等)に載せ替えるというご依頼です。

メインのバイクはもちろん良いものを使用することになりますが。外したコンポもセカンドバイクにてしっかりとお役を果たしていただくということです。
しかしせっかく組み付けるのあればきれいであってほしいものです。

ということで今回は組み換え時の作業 コンポーネントをきれいにする、そんなお話です・



DSC_2443
今回お預かり中の外したコンポーネント一式です。

外したパーツはお預かり中に徹底的にクリーニングします。
いくらローラー用等のセカンドバイクに組みつけるとはいえ、せっかく組むのであれば、きれいな状態にして組み込むことは、気持ちが良いということはもちろんのこと、後のトラブル防止のためにも大切なことです

DSC_2444

汚れはトラブルのもとになるだけではなく、トラブルを隠してしまうこともあるからです。
またきれいにしているときに各所の摩耗や状態の確認もします。そして組み付けるときに注意点等をお話できるように準備をしておきます。
という前置きはこの辺にきれいにしていきます。

使うケミカルは主に二種類、ワコーズのパーツディグリーザーと、ヴィプロスのグゥーキンアルファです。当店ではこちらを適材適所使い分けで使用しております。

基本は適切なケミカルを使い、そしてブラッシング、そして最後はジャブジャブ水洗いで汚れを落としていきます。
DSC_2445
もうかなりきれいにな状態です。

汚れが落ちたあとは。そのままにしてまうとサビが発生してしまいますので。水分をしっかり拭き上げ、コンプレッサー等を持ちて水分を飛ばします。
そして最後に水置換性のあるラスペネで水抜きをします。
DSC_2447
水抜きだけではなく防錆効果もありますので、保存前も防錆剤としての使用をおすすめ致します。
更に多めにかけることで各所可動部の注油効果もあります。

DSC_2448
とてもきれいになりました。

キズは消せませんが、汚れは落とせます。
落とせる汚れを残しておく理由はありません。

ドライブトレイン系は油汚れがメインになりますので。ディグリーザー(油対策)で汚れをおとし、ブレーキ系は油汚れというよりもブレーキダスト系がメインの汚れになりますので、中性の洗剤を用いてきれいにします。

きれいにしたらお次はペダルです。
ペダルは、、、基本的に水洗いしません。

ペダルは少々やばい感じがしたのでばらしてきれいにすることにしました。
DSC_2450
バイスに挟んで軸を抜きます。

抜いた軸はと言うと、、、
DSC_2457
きれいな黄緑色のシマノのグリスは跡形も有りません。
完全に灰色で、粘度もサラサラ、変質しています。

ちなみにこの状態、ペダルはめちゃくちゃ回りますが、(未メンテで)空転が軽ければよいということでは有りません。

きれいにします。
DSC_2452

DSC_2454
きれいになりました。
玉あたりが悪くなければ無理に全部をバラす必要はありません。
むしろばらして時間をかければ良いという事でもありませんし、バラさなくてかなり綺麗にできます。
ちなみにこの状態、組み付ける前はガタが出ていてもOKです。

ペダルの内部もきれいにします。
DSC_2456
グリグリやればきれいになります。

マニュアル通りに約1.5gペダル体にグリスをぶりぶり詰め込みます。
DSC_2455
ペダル軸もグリスデコレーションします。

反対側も同様にきれいにします。
DSC_2460
劣化したグリスをきれいに落として、グリスをもりもりに組み上げます。

DSC_2462
少々溢れさせることで、劣化して内部(シール部に付着した)に残ったグリスをきれいな押し出してあげます。

DSC_2463
きれいになりました。
軸を回してガタがないか、またしっかりとしたグリスの手応えを確認します。



これで次回の組付けまでしばしお休みをしてもらいます。
そして組み付けた際にはきれいに動くように調整をしてあげればOKです。

コンポーネントはグレード、というよりもどちらかかと言うと、新しいほうが具合が良い場合が多いです。というのもコンポは基本的に消耗品だからです。

使用していく過程で、少しづつ、少しづつ具合が悪くなっていきます。
これはどんなにきれいに使用していたとしても避けられないことです。
得てして新しいコンポーネントは調子が良いものです。

しかしこう言った外したコンポーネントもセカンドバイク用としてはまだまだ使える場合もあります。
そんなときは組み付け時にきれいにして状態を確認しておくことで、不要なトラブルを避けることもできます。

コンポの組み換え、バラ完等お気軽にご相談下さい。
ということ今回は組み換え時の作業 コンポーネントをきれいにする、そんなお話でした。



++++++++++++++++++++++++++++
当ブログの運営費用の一部はアフィリエイト広告費用より補わせていただいております。

Wiggleをご利用の際はこちらからポチッとご購入いただけると当ブログ運営費用に補填させていただくことができます。。


Chain Reaction Cyclesはこちらからお願い致します。


+++++++++++++++++++++++++++
FF-Cycle(エフエフサイクル)
〒262-0019
千葉県千葉市花見川区朝日ヶ丘1-21-2
※当日の受付は18:00までとさせていただきます。
作業は18:00以降も行います。
TEL:043-376-1121
(整備中、接客中等 電話を受けれない場合は番号通知にておかけいただければ折り返しお電話をさせていただきます。)
E-Mail:ffcycle@outlook.jp
※ご連絡をいただく際には
・お名前
・ご連絡先
・ご希望の整備内容
・ご希望の日程
こちらをお申し付け下さい。
また整備内容によっては、車体メーカー、モデル名、ホイール、コンポーネントなども合わせてご連絡をお願い致します。
ロードバイクの健康診断・カスタマイズ相談的なこともお受けいたします。
当店の特徴・詳細ははこちらから