ペダリングで気をつけている3つのこと
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ロードバイクのペダリングのお話しです。
気がつけばかなりお久しぶりのペダリングの話です。
と言うのもワタクシ自身乗れば乗るほどに悩んだり、迷ったり、、、まだまだ日々の練習で気がつく瞬間、発見がありますし、確立されたものでもありません。そもそもそこまで速く走れるわけではありません。

しかしその日々の練習の中でもペダリングはいつものごとく多種多様であり、様々な方法があると考えております。あの人はこう言って、別の人はこう言って、、、どっちが正解か悩むときもあると思いますが、ある意味それが答えなのかもしれません。
というのも自分にあったものこそよいことであり、答えは無数にある、ということでも良いのではないかと思います。

今回は3つですが、ワタクシが実際にペダリングで気をつけていることを、ご紹介させていただこうと思います。



気をつけているとは言っても、実際にゴリゴリ走るときは無理です。
タイムアタックとかで、本当に100%、とか120%とかで走っているときにはこれ以上落ちないように我慢する、一刻も早くゴールに辿り着くことを祈るしかありません。
ですのでゴリゴリ走るときでは無いとき、強度が低い練習(LSD~SST位)のときにしっかりと意識をして確認するように、確認をして修正、そしてまた試す、そんなことをするようにしております。
ということを踏まえた上で、

①回転運動を意識する
ペダリングは一回の踏むと言う動作で完結するわけではありませんので、あくまでも持続する回転運動として考え、イメージを持つようしております。
イメージ的には一踏み一踏みで”ぐいぐい”進んでいくというよりも、ブーーーンと回すようなイメージです。。。ブーーーーーンです。ブーーーーーンと(笑)

一踏みで”ぐいっ”とやってしまうと、一見力強く進んでいる感はでるのですが、どうしても次もぐいっと一踏みになってしまうからです。(グイグイ踏むよりもきれいに回すほうが難しいと思います、ですので回す練習をしておけば、どちらが正解だったとしても良いか、ということもあります。)この踏み方はパワーを出したい場合、瞬間的なパワーは高く出ますが、実際にやってみると思いの外、疲れるわりには進みません。加速・減速を繰り返しているような感じで、トータルで見ると効率が悪く感じてしまうからです。

本当にきつかったり、かなりバテるまで踏んでいる際、特にヒルクライムではつらそうに体を振ったり、、、どうしてもこうなりがちになっていまうのですが、これが本当に効率が良いのか、と言われると、、、どうなのでしょうか。あまり良くないと思います。

それよりも体幹を入れてきれいに回すほうがパワーの数値は多少低くても進んでいるような気がすしますし、効率の良さも感じるからです。
速く走れる人は後ろから見ると、楽に上っているように見えることがあります。というのもきつそうにギッシギッシ体を振るのはどう見ても楽には見えません。逆に体感は安定してきれいに回すことそこ、効率よく速いことではないかと思います。(もがいているときは除きます。)ですので速い人が楽に上っているように見えるのは、体幹が安定しきれいなペダリングができているから、と考えております。

ダンシングもそうです。
のんびり休みながらのときは何でもいいと思いますが、加速するときや、上りで使うとき、できるだけよっこいしょ、どっこらしょ、と一踏みづつ完結しないように気をつけています。
あくまでも回転運動、それは下半身だけではなくて、ハンドルを持つ上半身もできるだけ回転運動になるように回すように振ることを心がけていると、少しづつ回転運動っぽく、、、なってきているといいなぁと。。。(笑)


このきれいな回転のために、次のことを気にしています。

②”つまり”をなくす体幹の入れ方

”つまり”とは上死点、太もも・膝を上げた際にお腹と太ももの接触と言うか、(お腹のお肉が、ということだけではなく)体の硬さ・柔軟性等にも起因するお腹につまる、ということです。
キャプチャ
※背中(体)が硬い人間デス。。。

つまっている状態だと、どうしても上支点の通過がうまくいかずに体が暴れてしまいます。
結果的に、回転運動がとっちらかってうまくいきません。
ということで、上支点の通過をうまくするために、つまらない程度に骨盤を引き起こし体幹を入れるようなイメージです。
fffffrrf

別のイメージ的には、お腹を叩かれても大丈夫なようにお腹を少し丸めると言うか、腹筋を後ろに引っ張るように少し背中を丸めつつ、腹筋を締めます。
このようにすることで、骨盤がベちょっとつぶれた状態(だらしない前傾)になりずらいです。。

体幹に力が入らずに骨盤がべちょっと潰れた、実際に潰れるわけではありませんが(上半身の前傾を体幹で支えられずに潰れた状態 )、体幹の力が抜けて上半身の前傾に合わせて、骨盤もだらしなく前傾して体幹の力が抜けたこの状態は危険もともなります。
というのも、初心者にありがちなハンドルに乗っかった状態になりやすいのが、この骨盤が潰れた、状態です。
ハンドルの荷重を減らすためには、まずはしっかりと体幹(腹筋)に力が入っている、上半身の前傾を体幹で支えられている状態が必要だからです。(足に体重を乗せる、ということもありますが実際にはライド中ずっと足に荷重を載せ続けることはかなり厳しいことです。)

またこのいわゆる潰れた状態は、サドルの前の方に荷重がかかります。結果的に前のほうが痛くなったり、大事なところのしびれ、ライド後の排尿痛などに繋がることも。これが”骨盤が潰れてサドルに乗っかってる状態です。逆に体幹が入ってしっかりとサドルに座れている場合は、サドルの面には均一な荷重がかかり、お尻が痛くなりづらいです。

でお話は戻りますが、潰れた状態では前述の(一踏み完結型の)踏み込み主体のペダリングになりがちです。
骨盤が潰れている→上支点でつまる→足がきれいに上がらない→体が暴れる→回転運動がうまくいかない。と言う流れです。

骨盤が潰れている、前傾している状態で足をあげるのはかなりきついです。
というのもちょっと大げさですが、背中をまっすぐか反らせて前傾姿勢を作って、そのまま膝(腿)を上げると驚くほど上がらないと思います。骨盤が前傾している(潰れた)状態では膝が上がってきません。
では膝をきれいにあげるためにはどうするのか、というのが上支点の通過をうまくするコツで、骨盤をすこし起こして体幹を入れる、体幹で足を引き上げると言う状態です。

おそらくですが、片足ペダリングとかも体幹の入った状態を経験したり、体感し鍛える、回転運動ために行う練習なのではないかと考えられます。3本ローラーで片足ペダリングをしてみるとわかると思います。
というのも片足ペダリングは回転運動の肝になる引き足の状態、引っ張るときには推進力になるほどの力を入れるわけではありませんが、足を回転させるという意味での引き足、これには体幹を使いますので、骨盤が潰れていたり、体幹が弱いと異常にやりづらいです。
そしてぐいっ、ぐいっ、と踏むのではなく円運動、きれいに回すから片足でもふらつかずにペダリングができる、ということです。

特にこれはサドルを低くしてみるとよく分かると思います。
サドルが高くないときれいに回せない状態は、いわゆるつまりが起こっている、骨盤が潰れている可能性があると考えられます。
つまり太ももしっかりと上げる意識、というものは要はつまらないように骨盤を潰さないようにして体幹をしっかりといれる、このような目的があると考えております。
このために、足をしっかりと上げて回す、ということは非常によく言われることですが、結果的には体幹を入れる、ということにつながっているのではないのか、ということです。


③疲れたときこそきれいに回す
これもものすごく意識しています。
きつい、しんどい、と考えたらすぐに、そうだ、今こそきれいに回す!と自分に言い聞かせております。

きついとき、体幹が疎かになってしまうと、ペダリングがとっちらかって進まなくなります。進まないのにもっと速く走りたくて、滅茶苦茶に踏んでしまうと。。。まさに悪循環です。

そんなときは、きついからきれいに回す、きれいに回す、しっかりと体幹入れて、、、と頭ではもう呪文のように唱えつつも、体は暴れると(笑)
まだまだ練習が足りないようです。



▶まとめ
体幹の入れ方、こればかりどのように意識をしたらわかりやすいのか、個人差は少なからずあるところだと思います。

ワタクシの場合はすこし骨盤を腹筋で引くように力を入れて、とか腹筋を後方に引っ張るようにとか、ですが、人によってはまた別の捉え方、意識の仕方があると思います。
そして体幹がしっかりと入った状態は、路面からの不意な衝撃があったり、突風が吹いたとしても、車体がふらつくこともありませんし、お尻が痛くなったりすることもありません。
体幹を入れるということは、ペダリングのためだけではなくて、サドルに乗っかっているような状態ではなく、サドルにしっかりと座っている状態を作るためにも大切なことだと考えております。

こう言ったことは様々な方法、説明の仕方、乗り方があっていいのだと思います。
その中から本当に自分にあっていること、そして速く走れるだけではなく、なによりも安全に走れる走り方、を自分なりに見つけられると良いのではないかと思います。

ということで今回は全てはつながる ペダリングで気をつけている3つのこと、そんなお話でした。



おまけです。


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