2020~2021年と今後のロードバイク情勢をつらつらと考える
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ロードバイクの進化は止まりません。
ディスク化というよりも、スルーアクスルのほうが影響が大きいように思えます。スルーアクスルでリムブレーキ、クイックリリースの限界を越えたとも、考えられます。
重量もディスクでも軽量であったり、エアロダイナミクスの研究もここ数年でかなり変わってきたと感じております。

ということで今回は、2020~2021年と今後のロードバイク情勢をつらつらと考える、そんなお話です。
※かなり主観的な内容になります、勝手に考えていることをつらつらと書いてみただけですので、ご容赦下さい。



▶急速に進むディスク化
まず2019年頃から2020年、そして2021年モデルで大きく変わったこと、と言えばびっくりするぐらいの速度でディスク化が急に進んだイメージです。
2020年、2021年でリムブレーキモデルがなくなった(特にハイエンドモデル)メーカーも多々有りました。
良くも悪くも保守的な部分の多々多々タタタあるこの業界では珍しいぐらいの、その急激な変化は少し異常なぐらいの印象を受けました。

なぜ?というところはある意味”パンドラの箱的な何か”、”強大な力”があるのかもしれません(笑)
が、まさに真相は闇の中です。

このディスク化の流れについては明日明後日の近いお話ではなく、この先3年ぐらいすると答えが見えてくるのではないかと考えております。

現在はこの情勢も合って、2021年はディスク1本に絞っている各メーカーも、今後はプロからの要望次第、というところもあるようです。ですので、世界が少しで落ち着いてきた頃、どうなっていくのか、と考えております。


▶ディスクホイールの取扱い
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ディスクが出ていたので、ついでにディスクホイールについてです。
ディスクホイールも初期はハイエンドでも基本的に重量が重めのものが多かったですが、最近ではかなり軽いモデルも見られるようになってきました。
そしてリム形状もクリンチャーからチューブレスレディリムが増えています。
軽量ディスクホイールのお約束として、パンクをしたらすぐに止まる(リム打ち等に要注意)ということがあります。(クリンチャーだから走っていいということではありませんが、、、)軽量ディスクホイールはリムブレーキホイールよりもリム外周が軽く、薄く作られていることで、パンクをしたまま走ったりすると壊れる危険性が、、、ということです。
しかし下りでスピードの出ている状態からでは、パンクをしてから止まるまである程度時間がかかることもあります。こう言ったことからも安全性の面を考慮してメーカーとしてはたとえパンクをしたとしても、一気に空気の抜けることの少ないチューブレスレディを推奨したいのかもしれません。(通常のパンクはチューブレスのほうが空気の抜けが遅い傾向にあります。)

今後フックレスや、より軽量でリム重量の軽いモデルが出てくるとも考えられます。超軽量ディスクホイールならではの注意点のようなことも重要かと思われます。
(ディスク用軽量フックレスで超低圧運用時のリム打ちとか少々不安が残ります。)


▶フレームの新モデルに関して
通常新しいモデルをバンバン出していくるメーカーはごく一部で、多くのメーカーが3年ぐらいは同モデルの色を変えたり、細かなマイナーチェンジで@@年モデルとして発売しているメーカーが多いです。
2021年モデルはなかなかモデルチェンジがうまく行かずに持ち越し、と言うモデルも多いような気がしております。
これはポジティブに捉えれば、型落ち品(カラーだけ)で安くなっていても、性能的には同じということもあります。お得に購入できる可能性あり、悪いことではありません。

フレームの進化と今後ついては、S社がある意味、答え的なものを出してしまったのではないかと思います。
コテコテのエアロ形状のバイクよりも、オールラウンド形状でもエアロ性能の高いモデル、これが主体になってくると予想ができます。
個人的にはカッツカツのエアロモデルもかっこいいですし、嫌いではありませんが、癖がなく使い勝手が良いのはやはりオールラウンド系の軽量且つ空力特性の高いモデルかと思われます。

というのもピナレロ、ビアンキはほぼ1モデルで戦っています。(リッシマさんッッ!(笑))
1モデルでも勝ちを量産してきました。
万能なバイクは1台で勝てる、ということなのかもしれません。
もちろん勝つのはバイクでなはく、選手ですが。

最近の空力的な研究ではフレームのエアロ性能はもちろん効果がないわけではありませんが、機材面ではハンドルやホイールのほうが重視される傾向にあるようです。
ホイールとハンドルをバリッバリに空力的に有利なものを使うだけでかなり良い数値を出すとか。。。

風洞実験の研究の進歩はまだまだ進みそうです。

▶フル内装化
ハイエンド油圧ディスクモデルのフル内装使用はもうスタンダードですが、今後速度はゆっくりだと思いますが、ミドルグレードぐらいまで進んでいくと思います。
というのもまずフル内装システムは油圧ブレーキ+電動シフトでないと、悩ましい点が何点かあります。

またシマノが油圧ブレーキを下の方のグレードでラインナップするのか、というところもあります。シマノが発売すればそれに追従するように、フレームメーカーも開発するようになるかもしれませんが。
本当は油圧ディスクは下位グレードのほうが、利点を感じられる場面が多いように思えます。というのも、雨でも使う通勤車や、商用車などでは多少重くなったとしても単純にブレーキ性能が落ちにくい、安定した油圧ディスクのメリットが活かしやすいからです。

しかし問題もあります。
こう言った通勤などにもラフに使う下位グレードの完成車等でフル内装にしてしまうと、メンテナンス費用が高額になってしまうことが考えられます。たとえば年1回のオーバーホールでウン万円となると、それならば調整が悪くなっても限界を迎えるまで我慢して、、、というのも逆に安全性が低くなることも考えれます。油圧はなかなか複雑なところがあって、リムの方が単純ということもあります。
この辺のバランスは難しいところですので、やはり下位グレード品はメンテナンス費用を安く抑えたりするという意味では、外装のままであることも十分に考えられます。


▶タイヤについて
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タイヤなんかでもそうです。
究極の転がり抵抗でその第三者機関のテストでも軒並み最高の数値を叩き出してきた、某タイヤがあります。
しかしあれは某氏のお話の中にもありましたが、パンクが少々多く、、、通常のレースではあまり使えないという、少々残念なものもありました。

そういえば某メーカーではなぜかハイエンドとの重量逆転してしまい、エア漏れの影響もあってか、マイナーチェンジ??で泣く子も黙る50g以上の大幅増量タイヤもありました。

某社のエア漏れで発売中止になったタイヤも、もうあれから1年以上音沙汰がありません。ということからもチューブレスレディと言うシステムが、なかなか難しいのかもしれません。
現在チューブレスレディとしての運用、製品としても完璧なレベルのものはやはりそこまで多くは無いような印象があります。

しかし今後の流れとして、安全性というものは競技をするにあたっても重要なってくるポイントですので、クリンチャーよりもチューブレスということはあり得ると思います。
これらのことを考慮しても、チューブレス、レディのタイヤの技術はまだまだ発展登場であるとも考えられます。

今後もっともっと利便性が高く(装着、メンテナンス性の向上)、軽量かつ安全なチューブレスタイヤができることを期待します。



▶まとめ

現在の世界的な情勢を考えても、なかなか難しいことがたくさんあると思います。
メーカー品に至っては入荷の目処、不明というものもあります。
少しでも早く世界的な平穏を取り戻せることを切に願っております。

2021年の目玉といえば、やはりシマノの新型DURA-ACE!
・3月発表!?
・無線化!?
・12速!?
様々な憶測が飛び交っておりますが、どれも噂でしかありません。
楽しみに待つしかありません。

ということで例のごとくかなり主観的なお話ではありますが、2020~2021年と今後のロードバイク情勢をつらつらと考える、そんなお話でした。




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