ズイフト全盛期!? だからこそクラシックな室内トレーニングをしてみた
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最近ではめっきり実走ばかりで、ローラー台はホコリを被っている状態で(笑)
Rouvyの支払いだけ垂れ流してるという、ひどい状態です。。。

今年は大寒波が何発も到来しているそうで、千葉もとにかく寒いです。
寒いならまだしも、昨日はとんでもない爆風で、、、
風もそこまで嫌いでもないのですが、あまりにも強すぎると練習どころではありません。
というのも向かい風はいくら強くても問題ありません。エアロの練習になりますし、スピードが出ないだけです。しかし本当に怖いのは追風です。一定のレベルを超えるとペダリングをしなくてもとんでもないスピードが出てしまいますので、危険すぎて練習になりません。
往復のコースともなれば、下手すれば半分は練習にならない、ということになってしまいます。

そうだ!3本ローラーだ!
ということで今回は、ズイフト全盛期!? だからこそクラシックなトレーニングをしてみた、そんなお話をダラダラと書いてみようと思います。



3本ローラーをやるときは基本的に負荷最大です。
別売りのオプション負荷マグユニットというもので負荷をかけます。
というのも理由は簡単、回しきってしまうということではなく、単純に騒音対策です。

昼間であればある程度はアレですが、それでも自分で乗っていてもうるさいと感じます。
基本的にローラー台はイヤホンをして音楽爆音で乗っているので、あまり気になりませんが、外したときの音を聞いたときにやっぱりびっくりするので、静音のためにも最大負荷です。

最大負荷で乗っている際は150Wぐらいだと全然スピードも出ませんので、更に丁寧にペダリングをしないといけないので、バランス感覚やペダリングのスキルの向上につながる、、、かもしれません。


3本ローラーは飛行機と似ている(←??)と考えております。
離陸(スタート)と着陸時は特に要注意ですが、安定してしまえば比較的安心ができます。
3本ローラー練習は実は、ものすごく久しぶりで記録を見る限りでは最後に乗ったのが、なんと2020年3月、そのときも雨で実走ができなかったため、回復走で1時間ぐらいダラダラと乗ったものでした。
真面目に乗った最後の記録はというと、2019年(一昨年)10月13日、20分 284Wといういうことでした。。。
ということでものすごく久しぶりです。

速攻で落っこちたら早速ネタに、、、といういやらしさも(笑)というのは冗談で、3本ローラーも自転車の乗り方と同じようなもので、一度覚えてしまえば1年や2年ぐらい乗らなかったとしても、乗れなくはならないものでした。体で覚えるようなものです。

ということで早速フライト開始、離陸です。
200Wぐらいで3分、
240wぐらいで2分、
5分経過して、心拍150bpmとかだったので、もう少しだけ、、、と何故かノリノリの雰囲気に(笑)当初は全然ゴリゴリ回す予定ではなかったのですが。

5分間300位を目安に回してみます。
意外といけるぅ!
5分後で心拍175bpmぐらいでまだまだ行けそうな雰囲気です。

その後10分間250Wで、と考えていたのですが、段々と飽きてきました。
これはまずい、、、

急遽20分間走に変更です。
SST位を狙っていましたが、もう少しでてしまい、300W以下ぐらいになってしまったみたいです。
20分間は290Wちょっとでした。
この時期なのに、汗がポッタポタでいい汗かきました。

で30秒ぐらいダラダラ回して休んだら回復したので、次は400W(L6)インターバルをしました。
15秒レスト(150Wぐらい?)
15秒準備(240Wぐらい)
30秒(L6、400W超)
これを4回、最後に30秒ぐらい回して終了です。
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なんて書いていますが、結構適当にいきあたりばったり的なメニューでした。というのも久しぶりすぎてどのぐらい踏めるのかよくわからなかったからです。。。

久しぶりに3本ローラーを乗ってみましたが、やはり全然嫌いではありません。
むしろ楽しかったと言うか、練習になった感じがあります。

なんといってもこの時期なのに、寒くない!
これにつきます。
この時期は外を走れば、すぐに足の先が寒さで痛くなったりしますし、走り出しも寒いですし、汗をかいても寒いです。もうそれが無いだけでもものすごく良いと思いました。

負荷の質、に関してはスマートトレーナーの負荷のかかり方というか、負荷の重さ、ネットリとした負荷感が実走に近く感じます。3本ローラーの負荷はガサツというか、もう負荷かかってます。負荷かけてます!的な感じが満載です。最近のスマートトレーナーってすごいゾ!




で室内トレーニングをしてみて再度感じましたが、実走との違いです。

①パワーが命のスマトレ病

バイクが動かないというのもあると思いますが、固定ローラーと実走は回し方、踏み方に違いがあると思います。このような内容はだいぶ前にも記事内に書いたと思いますが、とにかくパワーを高く出すという固定のローラー台特有のパワーの出し方、というものがあると感じております。
おそらく体の使い方が上手い人ほど、この固定ローラー用の踏み方、回し方を器用に体が覚えてしまうと思います。
パワーは出てもタイムが出なかったり、実走だと早く走れていないように感じたりするのも、いわゆる”スマトレ病”発症気味かもしれません。
(実走ともなると乱暴な言い方をしてしまえば、パワーはどのぐらいでもよく、スピードが出ればよいということです。)

これはおそらく固定ローラー中心で実走がおろそかになっている場合に現れる症状です。
ワタクシ自身もRouvy全盛期だった際に少なからず感じていました。

この傾向は明らかに3本ローラーのほうが少ないです。


②外的要因への対応力不足
ローラー台は良くも悪くもお上品なイメージです。
実走ならではの風、傾斜、路面の状況等様々な外的要因に弱くなります。
こう言った外的要因はいわゆる、ガサツで荒々しいものです。
ものすごくわかりやすく言うと風の強い日の実走が苦手な方もいると思いますが、それは風の強い日の練習が少なくて、風の強い日の走り方ができていないからだと考えております。
ワタクシも以前はそうでした。要は練習をしていない状況は得意にはならない、ということでもあります。

パワーで見てみるとわかりやすいです。
例えば自動負荷のスマートトレーナーを用いた場合でも300W平均であれば、パワーの振れは290~310W程度だと思います。
しかしこれが実際に外を走ると、300W平均といっても、250Wぐらいから場合によっては400W以上が必要なときも出てきます。

※もちろんワタクシの上り方が下手、ということも十分に考慮して、、、という大前提ですが。

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同じようなヒルクライムのパワーデータですが、比べてみれば一目瞭然です。
明らかに上のグラフのほうがパワーの”振れ”が少ないですが、上のグラフのほうが振れが非常に大きいです。
これが実際のスマートトレーナーを用いたバーチャルサイクリング(上のグラフ)と実走のヒルクライム(下のグラフ)のパワーデータの違いです。

実走は目に見える勾配の変化だけではなく、トラクションの抜ける路面や、目で見ることのできない風、等自分ではどうにもならない外的要因の影響に負けない走りが必要になるのが実走です。

この感覚を忘れてしまうほど、室内オンリーになってしまうと、実走との違いが大きく開いてしまうと考えております。


で3本ローラーはと言うと、固定ローラーと同じような状況になることは十分に考えられます。
しかしです。
実際にワタクシが経験したお話からすると、3本ローラーのほうがいわゆるスマトレ病のほうが起きづらいです。
というのも、前述の②に関してては固定でも3本ローラーでもどちらでも同じ傾向にありますが、①に関しては明らかに3本ローラーのほうが実走感に近く、特殊な乗り方はできないと感じております。



余談ですが、、、3本ローラーもしばらく乗っていると大切な部分が少々しびれてきます。
お尻を上げて血流の確保、とか考えるのですが、最大負荷をかけて300Wとかで回しているときはお尻を上げた瞬間に後輪がズルっと滑ります。。。
ということはサドルに荷重がかかっている状態が如何にリアに荷重がかかっているのか、ということがわかります。



▶まとめ
ではどうしたら良いのか?ということまとめ的なお話ですが、
少なからず実走のフィーリング、乗り方、回し方を忘れないように、ある程度の実走をはさみつつ、ローラー台で練習する、これが良いかと思います。
実走の感覚と、ローラー台の感覚のズレという意味では、3本ローラーのほうが少ないと感じました。(しかし3本は飽きる!(笑)スマートトレーナーのほうが楽しいので長い時間できるのは、スマートトレーナーの最大の利点です。)

そしてこういったスマトレ病に陥らないようにうまく練習ができる人は得てして、外での乗り方がうまかったり、外での練習をしっかりしてきた上級者であることが多いです。逆に初心者の方などは練習が偏りすぎないように注意が必要かとも思います。

ということで久しぶりに3本ローラーに乗ってみましたが、なんだかんだで3本ローラーって良い練習になると感じました。爆風とか冬の雨の日はこっちのほうが良いかも。。。ズイフト全盛期!? だからこそクラシックなトレーニングをしてみた、そんなお話でした。
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